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賃貸不動産経営管理士試験2023|試験日・申し込み・試験内容などの概要

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賃貸不動産経営管理士試験の試験日
【申し込み方法や試験内容まで徹底解説!】

更新日:2023年7月25日

賃貸不動産経営管理士の試験日【2023年度】

2023年度(令和5年度)の賃貸不動産経営管理士試験は、下記の日程で実施されます。

  • 【申込期間】令和5年8月1日(火)〜9月28日(木)
  • 【試験日】令和5年11月19日(日) 13時〜15時

※ 日程の詳細は、当ページ内の「試験日程(2023年度)」をご参照ください。

 賃貸不動産経営管理士試験をこれから受験しようとお考えの皆さんは、試験はいつ実施されるの?どうやって申し込むの?どんな試験科目が出題されるの?など、気になっているのではないでしょうか。

 そこで、このページでは、賃貸不動産経営管理士試験の試験日や申込み方法、試験内容などの概要について、ご紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。賃貸不動産経営管理士のほか、宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者紹介

賃貸不動産経営管理士試験の試験日

賃貸不動産経営管理士試験の試験日程

 それでは、賃貸不動産経営管理士試験の試験日程について、ご紹介していきます。

試験日は年1回・11月の第3日曜日

 賃貸不動産経営管理士の試験は、年に1回だけ、11月の第3日曜日に実施されます。

 チャンスは年に1度しかありませんので、十分な準備をして試験に臨む必要がありますね。

試験日程(申し込み・試験日・合格発表)【2023年度】

 2023年度(令和5年度)の賃貸不動産経営管理士試験は、以下の試験日程で実施されます。

賃貸不動産経営管理士試験の試験日程【2023年度】
資料請求

令和5年8月1日(火)〜9月21日(木)12:00まで
(一社)賃貸不動産経営管理士協議会外部リンク

申し込み期間

令和5年8月1日(火)〜9月28日(木)

試験日

令和5年11月19日(日)

試験時間

13:00〜15:00(120分間)

合格発表

令和5年12月26日(火) (予定)

受験料

12,000円

申し込み方法

賃貸不動産経営管理士試験の申し込み方法

 賃貸不動産経営管理士試験は、「インターネット」又は「郵送」のいずれかで申し込むことができます。

 インターネットで申し込む方が簡単で便利ですので、特に事情がない限りは、インターネットによる申し込みをおススメします。

インターネットによる申し込み

 インターネットで 申し込む場合は、以下の手順になります。

  1. 「顔写真のデータ」と「メールアドレス」を用意し、(一社)賃貸不動産経営管理士協議会外部リンクのホームページから申し込み
  2. クレジットカード、ペイジー又はコンビニ払いで受験手数料の支払い

郵送による申し込み

 郵送で申し込む場合は、以下の手順になります。

  1. 「受験案内・申込書(願書)」をWeb・FAX・配布場所(書店)のいずれかの方法で入手 ⇒(一社)賃貸不動産経営管理士協議会外部リンク
  2. 「顔写真」を用意
  3. 「受験申込書」に必要事項を記入
  4. 「受験手数料」を払込用紙により郵便局又は銀行で払込み
  5. 「顔写真」と「払込受付証明書」を貼り付けた「受験申込書」を「簡易書留郵便」で郵送
    【申し込み先】
    〒270-1391 日本郵便株式会社 印西郵便局私書箱7号
    一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会 受付センター

申し込む際の注意事項

 賃貸不動産経営管理士講習(試験の一部免除)の修了者は、出題50問のうち5問が免除されますので、申し込みの際に、「免除申請欄」にチェックを入れるのを忘れないようにしましょう。

賃貸不動産経営管理士試験の受験資格その他概要

 次は、賃貸不動産経営管理士試験の受験資格や試験会場などについてご紹介します。

受験資格に制約はない

 賃貸不動産経営管理士試験は、年齢、性別、学歴等の制約はありません

 国家試験の中には、実務経験が必要など受験資格が定められているものもありますが、賃貸不動産経営管理士試験にはそのような制約、条件等は一切ありませんので、誰でも受験することができます。

試験会場は全国35地域で実施

 2023年度の賃貸不動産経営管理士試験は、以下の全国35地域で実施されます。

北海道、岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、奈良、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、福岡、熊本、長崎、大分、鹿児島、沖縄

賃貸不動産経営管理士の試験内容

 次は、賃貸不動産経営管理士試験の試験科目出題形式・出題数などの試験内容について、ご紹介していきます。

試験科目

 賃貸不動産経営管理士試験の出題範囲は、以下のとおり公表されています。

  1. イ 管理受託契約に関する事項
  2. ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項
  3. ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項
  4. ニ 賃貸住宅の賃貸借に関する事項
  5. ホ 法に関する事項
  6. ヘ イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項
 
試験科目 出題内容
イ 管理受託契約に関する事項

管理受託契約の締結前の書面の交付、管理受託契約の締結時の書面の交付、管理受託契約における受任者の権利・義務、賃貸住宅標準管理委託契約書 等

ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項

建築物の構造及び概要、建築設備の概要、賃貸住宅の維持保全に関する管理実務及び知識、原状回復 等

ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項

家賃、敷金、共益費その他の金銭の意義、分別管理 等

ニ 賃貸住宅の賃貸借に関する事項

賃貸借契約の成立、契約期間と更新、賃貸借契約の終了、保証、賃貸住宅標準契約書、サブリース住宅標準契約書 等

ホ 法に関する事項

賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律、サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン、特定賃貸借標準契約書 等

へ イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項

賃貸不動産の管理業務を行うに当たり関連する法令、賃貸不動産管理の意義と社会的情勢、賃貸不動産経営管理士のあり方、入居者の募集、賃貸業への支援業務 等

出題形式・出題数

 賃貸不動産経営管理士の試験は、四肢択一式(マークシート方式)で50問が出題される筆記試験です。

※ ただし、免除講習(当年度・前年度)修了者は45問です。

賃貸不動産経営管理士試験の難易度・合格率・合格点は?

賃貸不動産経営管理士試験の合格率の推移グラフ

 賃貸不動産経営管理士試験の難易度は、かつては合格率50%程度の易しい試験でしたが、2021年度の国家資格化に向けて、2019年度36.8%まで一気に下がり、さらに2020年度・2021年度にはおよそ30%に下がるなど、難化傾向が進んでいます。

 一方、国家資格化に伴い人気は急上昇しており、受験者数30,000人を超え、ここ数年で急激に増加しています。

 難易度や合格率については、賃貸不動産経営管理士試験の難易度・合格率のページで詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。

 また、合格点は、21点〜29点(40点満点の2019年度まで)、34点〜40点(50点満点の2020年度以降)で、おおむね7割〜8割程度が合格ラインとなっています。

 合格点・合格ラインの詳細については、賃貸不動産経営管理士試験の合格ライン・合格点予想のページで解説しています。

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
40点満点
平成25年
(2013年)
3,946 3,386 85.8% 28点
平成26年
(2014年)
4,188 3,219 76.9% 21点
平成27年
(2015年)
4,908 2,679 54.6% 25点
平成28年
(2016年)
13,149 7,350 55.9% 28点
平成29年
(2017年)
16,624 8,033 48.3% 27点
平成30年
(2018年)
18,488 9,379 50.7% 29点
令和1年
(2019年)
23,605 8,698 36.8% 29点
年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
50点満点
令和2年
(2020年)
27,338 8,146 29.8% 34点
令和3年
(2021年)
32,459 10,240 31.5% 40点
令和4年
(2022年)
31,687 8,774 27.7% 34点

賃貸不動産経営管理士は独学でも合格できる?

 賃貸不動産経営管理士試験は、国家資格化に伴い難化したとはいえ、他の不動産系国家資格(宅建・管理業務主任者・マンション管理士など)に比べると難易度は低く、合格しやすい試験ですので、独学でも十分に合格可能です。

勉強時間は100時間が目安

 賃貸不動産経営管理士試験に合格するためには、一般的に、100時間程度の勉強時間が必要と言われています。

 仮に、1日の勉強時間が1時間の場合なら、3ヶ月程度の勉強期間になりますし、2時間なら1ヶ月半程度3時間なら1ヶ月程度の勉強期間になりますね。

 なお、これは初心者の場合の話ですので、既に宅建の資格を持っているような方の場合は、半分ぐらい(50時間)の勉強時間があれば、十分に合格できると思います。

 勉強時間の詳細については賃貸不動産経営管理士の独学に必要な勉強時間は? のページをご参照ください。

独学におすすめの勉強方法

 私がおすすめする勉強方法については、賃貸不動産経営管理士の独学におすすめの勉強方法のページで詳しく解説していますが、そのポイントを記載すると、以下のようになります。

賃貸不動産経営管理士の勉強法
  • テキストを通読し、全体像を把握する。
  • 章ごとにテキストを読み、そこに対応する過去問を解く。
  • 問題集のみを解いていく(最低3回は解く)。
  • (模試を受験する、又は予想問題集を解く。)

 このように、賃貸不動産経営管理士試験は、独学であってもテキスト1冊をしっかりと読み、問題集(過去問)を複数回繰り返すだけで、短期合格も十分に可能な資格です。

 独学用のテキストや問題集については、賃貸不動産経営管理士の独学におすすめのテキスト・問題集のページでご紹介していますので、そちらを参考にしてください。

国家試験となった”賃貸不動産経営管理士試験”

 賃貸不動産経営管理士試験は、「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」が、登録証明事業実施機関として国土交通大臣の登録を受けて、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」第12条第4項の知識及び能力を有すると認められることを証明する登録試験として実施されています。

一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル17階
TEL:03-3548-8331
FAX:03-3548-8332
一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会(公式サイト) 外部リンク

2021年度に国家資格へ

 賃貸不動産経営管理士は、2021年度に国家資格になりました。

 国家試験としての賃貸不動産経営管理士試験の位置づけなどについては、賃貸不動産経営管理士は国家資格へ!のページをご参照ください。

賃貸不動産経営管理士に独占業務はある?意味ない?

 賃貸不動産経営管理士そのものには独占業務はありませんが、賃貸不動産経営管理士(又は講習を修了した宅建士)のみがなることができる「業務管理者」には独占業務があります。

 つまり、遠まわしに言えば、賃貸不動産経営管理士には独占業務がある。ということになります。ただし、この業務は、賃貸不動産経営管理士と講習を受けた宅建士の二者の独占業務になります。

 この独占業務については、賃貸不動産経営管理士とは?独占業務や仕事内容を解説!のページで解説していますので、そちらをご参照ください。


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