ある日、ポイポイと紙くずなどを投げ捨てていて、それらが 偶然 面白いかたちになっていることを発見したことから
コラージュにはまりこんでいったのですが、いちから手で描いてゆく場合と異なって、すでにそれなりのかたちと色を持って現存している「物」を、置くだけで何かになる、組み合わせ方ひとつで、思いがけない表現になるところに引きこまれたからです。
また、接着するまでは、何回でもやり直しが効くのも大きなが利点です。自分が、どういう感じを嫌い、どういうイメージを求めているのかを、知ってゆくことができる、とてもいい方法だと思いました。
しかし、この方法も、続けてゆくうちには意識が勝ってゆき、使えそうだと思える小物を集めて、部屋中散らかし、それでも足りず結局、構成に必要な小物を手作りしなければならないというはめに陥って、大変な手間がかかってくるのでした。