石川虚舟
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《マルセルの小屋》
Marcel's Cottage

デュシャン・ガーデンズ
Duchamp Gardens
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《マルセルの庭》
《黄庭 No.2》
仙人の郷
《布袋道》
洞天
輝く気
石庭内経図
上丹田(泥丸)
《太極台》
九鬼周造『時間論』 Ⅱ
石川虚舟の造形作品
野外工房/
古法華の丘
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左前方は《マルセルの庭》、
奥に《洞天》
photo 2021. 7. 27
2020年2月上旬、「無限軌道」装備の石材運搬車を、石彫アトリエ館倉庫から移動。《折れた右肱に代えて No.2》と命名し、その車庫兼用で宿泊可能な《マルセルの小屋》(Marcel's Cottage)の制作開始。間口182cm、奥行248cmの2×4工法。パネルを木ネジとボルトで接合し、金具で補強する試行錯誤の作業。居住スペースは182×121cmとし、床は杉板張り。
⇒ 石川虚舟《折れた右肱に代えて》2015
松尾芭蕉は『幻住庵記』で『方丈記』を偲ぶが、「方丈」は約3m四方。ただ、鴨長明は「東の際(きわ)に蕨(わらび)のほとろを敷きて、夜の床とす」と記すので、《マルセルの小屋》の「東の際の床ばり」も同等の広さでは・・・。
鑿戸牖以為室、当其無有室之用、
故有之以為利、無之以為用、
戸口や窓の穴をあけて、家をつくる。
その無の空間に家の用がある。
ゆえに用(有用性)が利をなすことになる。
無の用である。
『老子』 第11章
⇒ 『無用』
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《マルセルの小屋》北側
photo 2021. 10. 7
⇒ 石川虚舟《イヴ・クラインに捧ぐ》2021
⇒ 石川虚舟《眼と精神》2021
⇒ 石川虚舟 《不繋之舟 No.2》2021
2021年 2月16日、『石彫アトリエ館/workshop』の掲示。3月、北側壁面を『ギャラリー』仕様にする案が浮上。
3月に、《太極台》から緑色凝灰岩(左上写真)を移動。その石材は、英語名が green tuff で、パワー・ストーンとして人気があるらしい。耐水性サンドペイパーで磨けば、那智黒石のような触感になる。ハンマードリルで部分的にカットし、それらの断片でいくつかの作品を習作。今後、本体を持続的に研磨し、作品として時塾させる予定。
7月20日、ソーラーパネル導入。
8月10日、杉板の内装工事。
10月7日、外壁完成。
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