![]() ▲ TOP PAGE 『悟真庵』水路 石川虚舟 2016~ デュシャン・ガーデンズ Duchamp Gardens 《太極台》 『悟真庵』庭園 《盛砂》 《谷神》無の用 《谷神》天地根 離火の孔 内丹園への小径 玄牝坂 せせらぎの径 石庭内経図 稲荷来迎 仙人の郷 |
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![]() 石川虚舟《瓢箪と鯰》2017〜 photo 2018. 5. 30 如拙の《瓢鮎図》(妙心寺退蔵院蔵)の主題は、「瓢箪で鯰をおさえとることができるか」という公案(禅問答)である。2017年9月、その「捕らえ所のない」公案を題材に、《悟真庵》水路に「瓢箪」と「鯰」を彫り始める。 「瓢箪で鯰をおさえとる」行為は、まずは「滑稽」な状況を想起させる。しかし、「鮎魚竹竿に上る」という中国の諺の如く、努力すればなんとかなる。すべすべした竹竿にも節があり、猿回しの猿は、節を利用して竹竿を巧みに上り下りする。 《瓢鮎図》に描かれる「山並み」は波打ち、稜線が天空と大地を区切る。 その稜線の起伏に似た「瓢箪」は、その空洞が「壺中天」として崇められる。「鯰」は壷中天の気分で葦の繁る「沼」を住処とするが、「葦の髄から天井を覗く」(いろはかるた)日常である。 その沼に注ぐ「谷川」は岩が節をなし、紆余曲折して「天空」に上る。 くびれた瓢箪を鯉のごとく操り、「鯰」を「天空」へと誘導する戦略はいかに。鯉は龍魚となり、さらに龍となって「天空」に登るが、鯰には鯉を仲間とみなす習性がある。 ⇒ 如拙《瓢鮎図》(妙心寺退蔵院蔵) |
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![]() 前方奥に《谷神》、中程に「舟石」 photo 2018. 5. 30 2017年 7月初旬、《青龍》を制作。右山裾の石組を改修。 同年 9月27日、《舟石》を移設。 2018年 5月、《青龍》胴体を緑色凝灰岩で改修。 ⇒ 石川虚舟《折れた右肱に代えて》2015 |
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