石川虚舟
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《輝く気》
石川虚舟 2013
 
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石川虚舟 《 輝く気 》 2013  
photo 2013.10.30
 
マルセル・デュシャン《遺作》 (Given:  1. The Waterfall   2. The Illuminating Gas, 1946-1966) では「落ちる水」(滝、The Waterfall)、つまり「精」は、洞窟内で 「気」(The Gas) と融合し輝く。しかし、その「輝く気」の様(The Illuminating Gas)は「照明用ガス」と誤訳されてきた。
 
因に「Waterfall」と「Illuminating Gas」は、「坎」と「離」に対応する。  
  ⇒ 「坎」&「離」 
 
 
一般に「死への存在」というようなものは「諦念を基礎とする意気」という形で明瞭にあらわれている。死は生を殺すものではない。死が生を本当の意味で生かしているのである。無力と超力とは唯一不二のものとなっている。諦念は意気の中に見られる否定的契機として欠くことのできないものである。・・・例えば道元は・・・「ただ思い切って身心ともに放下すべきなり」とかいうように、よく「思い切る」ということを言うが、それが無力と超力との合一である。
 九鬼周造『人間と実存』岩波文庫、p.309
 
 
 

    気は天空へ
 photo 2020. 4. 6
 
 ⇒  石川虚舟《明るみ No.2》2012
 ⇒  マルセル・デュシャン  《遺作》(部分) 1946-1966