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見学はできますか?
見学は可能です。ただし、毎日火を使う仕事をしているわけではありませんので折り返し鍛錬をご覧になりたい場合は事前に
連絡(メール)して下さい。特に夏場は火を使わない仕事や炭切りをしています。
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刀を所持するのに許可は要りますか?
登録証(都道府県の教育委員会が発行)の付いている刀を所持するのに許可は必要ありません。
美術品として壺や掛け軸のようにどなたでも購入する事ができます。
新たに購入された時は登録証を発行した教育委員会にハガキ等で「所有者変更届」を出すだけです。
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家に錆びた刀があります。砥いでもらえるでしょうか?
私は刀鍛冶ですので刀身を作り鍛冶押し(荒砥ぎ)までが仕事です。日本刀の研磨は他の刃物とは異なり
ただ切れる様に砥ぐのでは無く、刃紋や地金の美しさを引き出すように砥ぎ上げます。
したがって日本刀の研磨は、専門の研ぎ師さんがおこないます。
刀剣の研磨が必要な方には研ぎ師さんを紹介いたします。ただし登録してある刀に限ります。
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博物館で刀を観た時に刃を上にして展示してある物と下にして展示している物がありましたが、どうしてですか?
それは、刀(打刀)と太刀の違いです。 刃を上にして展示しているのが刀で下にして展示してあるのが太刀です。
日本刀を身に着ける場合、刀は刃を上にして帯に指し、太刀は刃を下にして帯から吊り下げます。
日本刀には、表と裏があり身に着けた場合身体の外側になる面が表になりその面に作者の銘が切ってあります
(一部例外もあります)。
展示をする場合、必ず切先を右にしますので銘が見える様にすると刀が上向き、太刀が下向きになります。
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日本刀の材料は何ですか?
日本刀は玉鋼(たまはがね)という砂鉄から木炭を燃料として低温で還元、浸炭させて作った鋼を材料として作られています。
玉鋼は低温で処理されている為、硫黄や燐などの不純物が少なく出来上がった刀がとても錆びにくいです。
それ以外にも古い鉄(釘やかすがいなど)を卸して(半溶融状態にして炭素量を調節する)鋼の塊にして使うこともあります。
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あいくちとはどの様な刀ですか?
合口とは本来拵え(外装)の名前です。鍔の無い拵えを“合口拵え”といいます。
短刀に多く用いられる為、短刀の事を“あいくち”と呼ぶことがあります。
匕首と表記される事がありますが、匕首とは中国の隠し持ち用の短剣の事です。
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ドスとはどの様な刀ですか?
ドスの語源には色々な説がありますが、「道中指」が変化したという説があります。
江戸時代、武士以外の帯刀は厳しく制限されておりましたが、伊勢参りなどの旅に出る時は護身用として1尺8寸以下の脇指
を帯刀する事が許されておりました。
時代劇などで宿場にたむろしているやくざが指している刀は建前上は道中指です。
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るろうに剣心に出てくる「逆刃刀」を作ることは出来ますか?
技術的には可能ですが登録する事は出来ないでしょうでしょう。
日本刀として登録する事が出来るのは伝統的な姿をしていなければいけません。
ですから、たとえ玉鋼を鍛錬して作っても外国の刀剣やゲームに出てくるような刀剣は登録の対象にはなりません。
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硼砂などの鍛接剤は使いますか?
てこ棒の継ぎ足しやてこ皿を着ける時の仮付けに自作の鉄ロウ(硼砂、硼酸、ヤスリ粉)を使います。
また、造りこみ(皮金と芯金を着ける)の仮付けでも使用します。
しかし、あくまで仮付に使うのであってその後十分に沸かして(これを仮付けに対し本沸かしといいます)完全に着けます。
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旧軍の軍刀には半鍛と呼ばれる作り方をした刀がありますが、どの様な作り方をした刀のことですか?
半鍛とは、半古式鍛錬の略であり半古式鍛錬とは、機械ハンマーを用いて鍛錬することです。
第二次大戦中、各地で軍刀が作られておりましたが一部地域では、大鎚を振るう先手の不足から機械ハンマーが
導入されました。
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一枚鍛えとはどのようなものですか?
一枚鍛えなる刀剣用語は聞いたことがありません。もしかしたら、造りこみの種類の三枚(本三枚、折り返し本三枚)
に対して芯金を入れずに一種類の鋼で作る我々が無垢と呼ぶ物のことかもしれません
刀や太刀には必ず芯金を入れますが、1尺5寸以下の脇指や短刀は芯金を入れずに単一材(無垢)で作ります。
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