Photoshop7.0
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※文字が灰色のものは解説を省略しました。

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◆ここに解説文が出ます◆

モード

モノクロ2階調
白黒2色のみ。連続した階調を網点に置き換える(これをスクリーニングという)もので、漫画や図表などモノクロ印刷物で使われる。2階調のみなのでデータが軽い。
モノクロ写真画像の場合はグレースケールを使う。
テキストは入力できず、文字型の選択範囲となる。

グレースケール
画像を256階調の光度で表したもの(8bit/pixcelの場合。16bitなら65536階調)。モノクロでは最も高画質。

ダブルトーン
単色刷り(K版+他の色版1枚)の手法をいうが、PhotoshopではK版+複数の色版(4版まで)を重ねられる。
通常はK版+特色版の場合が多い。

インデックスカラー
決められた色数(インデックス)をピクセル毎に割り振っていく。画質は落ちるがデータ量は軽くなる。256色のものが多い(GIFなど)が、Webセーフカラーは216色。また「ローカル」などでは色数を任意に指定できる。
テキストは入力できず、文字型の選択範囲となる。

RGBカラー
Red,Green,Blueの三原色を重ねて色を作る。それぞれの色の値は0~255。全て255にする(全ての色=光を重ね合わせる)と白になる。逆に全て0にする(どの色も使わない)と黒になる。黒に三原色(光)を加えて色を作っていくことから、加法混色と呼ばれる。
CMYKより色域が広いので、Web用など非印刷画像はRGBモードでレタッチする。

CMYKカラー
シアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色を重ねて色を作る。それぞれの色の値は0~100%。CMYを全て100%にすると黒になる。黒からCMYを引いて色を作っていくことから、減法混色と呼ばれる。
印刷用画像をレタッチする時のカラーモード。

Labカラー
明るさ(Lightness 0~100)
緑〜赤(aカラー -120〜120)青〜黄(bカラー -120〜120)
3つの値を増減して色を座標指定する。RGBより色域が広く、システム間での色調のずれが少ない(他と違ってデバイスに依存せず、理論値=座標で色を指定する)ので、画像CDなどで使われる。

マルチチャンネル
CMYの3つの色成分チャンネルで表現(通常はRGBの3チャンネルで表現している)。Kがないためくすんだ色合いになる。ダブルトーン画像を作る前段階に用いるらしい(CMY各版にきちんと色を割り振る)。
テキストは入力できず、文字型の選択範囲となる。

8bit/チャンネル
24ビットカラー(8ビット×RGB3チャンネル)で画像を表現。写真画像の標準設定。
1ピクセルにつき8ビットの階調情報(256色)をもち、1677万色を表現できる。
※CMYKの場合もこれに設定されているが、CMYKはその色域内でしか印刷出力されないので、ここでの色数は意味がない。

16bit/チャンネル
48ビットカラー(16ビット×RGB3チャンネル)で画像を表現。
1ピクセルにつき16ビットの階調情報(256×256=65536色)をもち、281兆色を表現できる。最高のカラーモードだが、ファイルサイズがすさまじく重くなる。また本モードではレイヤーが使用できない。また、使えるツールも制限される(重すぎるからと思われる)。

カラーテーブル
インデックスカラーモードの時のみ使える。インデックスカラーの色分布パネル(つまりカラーテーブル)が表示され、任意の色を変換することができる。

カラーテーブル上で連続したカラーをドラッグ選択すると、「最初の色」「最後の色」を選んで、その区間の色をグラデーション化する。滑らかな階調を作るのに良い。

プロファイルの指定/プロファイル変換
画像のカラープロファイルを変更する。カラープロファイルとは、色出力に関する個別設定のようなもの。画像ファイルの各デバイスでの出力をできるだけ均質にしたい場合は、あらかじめこのカラープロファイルを指定しておく。

「指定」はプロファイルを無効にすることもできる。「変換」はオプションで各プロファイルの詳細設定ができる。

色調補正

レベル補正
全体に暗すぎる、または明るすぎる画像を補正。

ヒストグラム
縦軸は各カラーのピクセル総数を表している。

部分を選択した状態でヒストグラムを表示すると、その範囲内だけのヒストグラムとなる。

中央が谷、両端が山→コントラストが強い

中央が山→コントラストが弱い

左端がほとんどない→シャドウがなく「黒の締まりがない」

右端がほとんどない→ハイライトがなく「白抜けが悪い」

入力レベル
ヒストグラム直下のスライダを「入力レベル」スライダという。

値が両端まで届いていない(=明確なシャドウ・ハイライトが無い)場合は両端の三角スライダを山のふもとまで動かす。するとシャドウ・ハイライトができてメリハリのある画像になる。その後中央の中間調スライダを動かしてバランスを調整。

シャドウスライダを右に動かすと、シャドウになるカラーが増えるので画像は暗くなる。ハイライトスライダを左に動かすと、ハイライトになるカラーが増えるので画像は明るくなる。
※ただしハイライト・シャドウを増やすということはカラーピクセルをつぶしていくということであり、階調が損なわれてしまう。なので普通は中間調スライダで明度を調節する。

出力レベル
シャドウ〜ハイライトの出力範囲を設定する。

シャドウスライダを右に動かすと、スライダより左のシャドウは出力されなくなるので画像は明るくなる。ハイライトスライダを左に動かすと、スライダより右のハイライトは出力されなくなるので画像は暗くなる。
いずれにしても、シャドウ〜ハイライトの範囲が狭くなる(差が少なくなる)ので、コントラストは弱くなる。

オプション(自動カラー補正オプション)
「トーンカーブ」のオプションと共通。

アルゴリズム>モノクロコントラストを強調
全てのカラーチャンネルで一斉にハイライト・シャドウ値を増減。微妙な階調は失われるが、全体の統一感を維持したままコントラストを増減できる。

アルゴリズム>チャンネルごとのコントラストを強調
各カラーチャンネルごとにハイライト・シャドウ値を増減。微妙な階調を表現できるが、特定のカラーがきつくなる、または弱くなることがある。

アルゴリズム>カラーの明るさと暗さの平均値による調整
画像内の最も明るいピクセルをハイライト、最も暗いピクセルをシャドウとし、コントラストを最大限に強くする。(通常は本当のホワイト・ブラックよりやや暗い/明るいピクセルをハイライト・シャドウに設定することにより、色のバランスが極端になることを避けている)

中間色にスナップ
ONにするとPhotoshopが自動的に中間色を設定。「自動カラー補正」の処理に影響するらしい(なぜここにこのメニューがあるのか・・)。

ターゲットカラーをクリッピング
初期設定では、ホワイトとブラックのピクセルが0.5%ずつ切り捨てられる。つまり、画像の最も明るいピクセルと最も暗いピクセルを識別する時に、両端の0.5%ずつのピクセルが無視される。これにより、ホワイトとブラックの値が極端なピクセル値ではなく、妥当なピクセル値に基づいて設定される。0.5〜1%にしておくのが良い。

自動補正
自動カラー補正オプションの選択アルゴリズムを反映。
モノクロコントラストを強調→「自動コントラスト」と同じ。
チャンネルごとのコントラストを強調→「自動レベル補正」と同じ。
カラーの明るさと暗さの平均値による調整→「自動カラー補正」と同じ。

自動レベル補正
全体に暗すぎる、または明るすぎる画像を一発補正。

自動コントラスト
コントラストがきつすぎる、または弱すぎる画像を一発補正。

自動カラー補正
1色がきつすぎるような画像を一発補正。

トーンカーブ
ハイライトとシャドウを増減し、コントラストを調整して「ねむい画像」を補正。

S字カーブ→コントラストが強くなる。
逆S字カーブ→コントラストが弱くなる。

「チャンネル」で赤、青、緑のいずれかの色みを強調することもできる。

オプション(自動カラー補正オプション)
「レベル補正」のオプションと共通。

アルゴリズム>モノクロコントラストを強調
全てのカラーチャンネルで一斉にハイライト・シャドウ値を増減。微妙な階調は失われるが、全体の統一感を維持したままコントラストを増減できる。

アルゴリズム>チャンネルごとのコントラストを強調
各カラーチャンネルごとにハイライト・シャドウ値を増減。微妙な階調を表現できるが、特定のカラーがきつくなる、または弱くなることがある。

アルゴリズム>カラーの明るさと暗さの平均値による調整
画像内の最も明るいピクセルをハイライト、最も暗いピクセルをシャドウとし、コントラストを最大限に強くする。(通常は本当のホワイト・ブラックよりやや暗い/明るいピクセルをハイライト・シャドウに設定することにより、色のバランスが極端になることを避けている)

中間色にスナップ
ONにするとPhotoshopが自動的に中間色を設定。「自動カラー補正」の処理に影響するらしい(なぜここにこのメニューがあるのか・・)。

ターゲットカラーをクリッピング
初期設定では、ホワイトとブラックのピクセルが0.5%ずつ切り捨てられる。つまり、画像の最も明るいピクセルと最も暗いピクセルを識別する時に、両端の0.5%ずつのピクセルが無視される。これにより、ホワイトとブラックの値が極端なピクセル値ではなく、妥当なピクセル値に基づいて設定される。0.5〜1%にしておくのが良い。

自動補正
自動カラー補正オプションの選択アルゴリズムを反映。
モノクロコントラストを強調→「自動コントラスト」と同じ。
チャンネルごとのコントラストを強調→「自動レベル補正」と同じ。
カラーの明るさと暗さの平均値による調整→「自動カラー補正」と同じ。

カラーバランス
CMY・RGBの合成チャンネルを操作し、赤・緑・黄・青等の色みがかった画像にできる。非現実的な風合いの画像を作るのに良い。(ここでのC~R、M~G、Y~Bを合成チャンネルという。Rチャンネル、Gチャンネル、BチャンネルにCMYを合成しているから)
元画像を変更したくない場合は、調整レイヤーの同メニューを使って処理すればよい。

全体に赤っぽい、または青っぽい「色かぶり」の画像を修正するのにも使える。

このメニューでは合成チャンネルのカラー操作しかできない。各チャンネルごとに操作する場合は「チャンネルミキサー」を使う。

明るさ・コントラスト
レベル補正・トーンカーブの簡易版。画質にこだわる必要がなければこれでレタッチ。

色相・彩度
選択レイヤーの全ての色、または特定のカラー範囲について、色相・彩度・明度(HSB)を調整する。画像合成時の微調整などに使う。

色相
Hue:色合い。色相環0°〜360°で表される。
(ここでは「色彩の統一」にチェックを入れていなければ-180〜180)

彩度
Saturation:鮮やかさ。 0%~100% 0%でグレー、100%で原色。
(ここでは「色彩の統一」にチェックを入れていなければ-100〜100)

明度
Brightness:明るさ。 0%~100% 0%で黒、100%で白。
(※ただし、ここでは-100で黒、100で白となっている)

「色彩の統一」にチェックを入れて色相を増減すれば、グレースケールに単色で色づけしたようなセピア調になる。(ダブルトーン?)

彩度を下げる
彩度を0にする。彩度0=グレー。RGBモードのままグレースケール画像にできる。

色の置き換え
コントラストの強過ぎる画像について、個々の色を選択して別の色に変え、雰囲気をやわらげる。

特定色域の選択
C,M,Y,K,R,G,B,グレー、ホワイトの各色域から1つを選択し、任意の色に変更できる。
色違いキャラクターを作る時などに。

チャンネルミキサー
R,G,Bの各カラーチャンネルの使用率を増減させて色調を変える。
色つきレンズで撮ったような風合いに。暖かみ、もしくは冷たさを演出する時に使う。

各チャンネルは、レッドならレッド値が100%になっており、あと2つには任意の割合が与えられている。チャンネルのこれらの値を入れ替えれば、レッドチャンネルをブルーチャンネル化することもできる。(しかし、それをしてどうするのか??)

調整したカラーチャンネルをチャンネルファイル(.cha)として保存したり、保存したカラーチャンネル(というかそのバランス設定)を読み込むことができる。

平行調整
スライダで各カラーチャンネルの適用割合を増減できる。
(-200~200で、初期値は0。そのカラーチャンネルを適用するカラーピクセル数を増減する)

モノクロ
ONにすると、画像をグレースケールに変換。カラーチャンネルの混合比率を変えることによって、通常のグレースケールモードとは違う独自のグレースケールが作れる。
(しかし、作ってどうするのか??)

グラデーションマップ
画像をいったんグレースケール化し、グラデーションを適用してグラデーションの色のみで構成された画像にする。普通のグラデーションは元画像にグラデーションを上からかけたようになるが、これは 画像の色そのものが変わる。

階調の反転
色が全て補色(反対の色)に変わる。白黒画像なら黒白に反転する。レントゲン写真のような効果。レイヤーマスク使用時はマスク部分を反転させ、背景の透過関係を逆にする。合成で多用。

空と建物などの境界線の複雑な切り抜きは、複雑な部分を大まかに長方形選択してコピー、アルファチャンネルにペーストするとモノクロ化されるので、そこで「階調の反転」を使って空を黒にし、「レベル補正」で複雑な部分のハイライト値を調節して、きれいに抜けるようになったら選択範囲に変換する。

平均化(イコライズ)
明るさの分布が偏っている(明暗差が激しい)画像を、シャドウとハイライトの明暗差を縮めて全体に均等化する。ストロボ写真の補正によいらしい。

2階調化
白黒のみ(グレーは一切無し)の画像に変換できる。版画のような風合いに。白黒のバランスはスライダで変更できる。

ポスタリゼーション
色数をわざと少なくして、画像を絵画(ポスター)風にする。数値を小さくするほど単純な絵のようになる。

バリエーション
CMY、RGB、明暗の8項目について増加した画像をサムネールで比較表示する。

複製

画像を複製する。「新規ウィンドウ」と違い、複製なので処理が両方に及ばない(画像を別名保存して2つ並べたのと同じ)。レイヤーの複製ではできない処理をする時の保険に便利。

画像操作

非アクティブな画像のチャンネルやレイヤーを、アクティブな画像に合成する。合成するので、アクティブ・非アクティブともにレイヤーやチャンネルがないと使えない。
※両画像とも同じピクセル寸法でないと「元の画像」に非アクティブ画像名が表示されない。
※両画像のカラーモードが違う場合は、合成チャンネルのコピーができない。(各カラーチャンネルのコピーは可能)
※画像がJPEGである場合、レイヤーをサポートしていないため、作業上でレイヤーを作成していても読み込むことができない。

合成するレイヤー・しないレイヤーを選ぶことができ、描画モード・不透明度・マスクなども任意に設定できて、さらにプレビューもできる。いろいろな画像合成を試してみたい時に便利。

ダイアログの「元の画像」で選ぶのは、非アクティブの画像(レイヤーを提供する画像)である。

演算

複数の画像の2つのチャンネルを合成し、新規チャンネルを作る。合成するので、アクティブ・非アクティブともにチャンネルがないと使えない。
※両画像とも同じピクセル寸法でないと「元の画像」に非アクティブ画像名が表示されない。
※両画像のカラーモードが違う場合は、合成チャンネルのコピーができない。(各カラーチャンネルのコピーは可能)

画像解像度

解像度(dpi=dot per inch)
1インチ四方に入るピクセル数。値を下げると画質が下がり、値を上げると画質が上がる(※)。つまり解像度と画質は比例する。

※ただし「再サンプル」の場合は元画像の解像度を超えて上げることはできないし、「再サンプル」でない場合は画質は上がるがドキュメントサイズが小さくなるので、「解像度を上げる」ことは実際にはあまりない。

Webでは96dpiを基本とする。(Windowsのモニター解像度)
印刷では350dpi。(通常のスクリーン線数が175であり、その倍数。1つの網点に2×2のピクセルが必要で、縦横がそれぞれ2倍となるから)

画像を合成する時は、合成する画像同士の解像度を合わせないと、大きさが食い違ってしまう。

ファイルサイズ(ピクセル)
画像の総ピクセル数。ピクセル数は画像ファイルのデータ量に比例する(1ピクセルのデータ量つまりビット数は、画像モードによって変わる)。

ドキュメントサイズ(cm,pointなど)
もともと設定されている、印刷時の大きさ。

◆「画像の再サンプル」をONにした場合

解像度を増減
ファイルサイズが比例して増減。ドキュメントサイズは変わらない。
解像度が高すぎるファイルは下げてファイルを軽くする。

ファイルサイズを増減
ドキュメントサイズが比例して増減。解像度は変わらない。

ドキュメントサイズを増減
ファイルサイズが比例して増減。解像度は変わらない。

◆「画像の再サンプル」をOFFにした場合

解像度を増減
ドキュメントサイズが反比例して増減。ファイルサイズは変わらない(変えられない)。
ドキュメントサイズが変わるので、印刷用の画像は注意が必要。

ドキュメントサイズを増減
解像度が反比例して増減。

カンバスサイズ

任意の辺に枠をつけるのに使う。幅・高さの数値を増やすと、その増分の枠が形成される。枠の色は背景色となる。

幅と高さの数値を減らし、基準位置を指定すると、そこを中心に切り抜くこともできる。
(切り抜きツールでも同じことができるが、中央を基準にしたい場合はこちらの方が速い)

カンバスを回転

画像(全てのレイヤー)を回転させる。
※個々のレイヤーを選択して回転させるには「編集メニュー>変形>回転」で。

切り抜き

選択範囲の幅・高さで画像を切り抜く。切り抜きツールと同じだが、選択範囲をそのまま切り抜きに使う時には、ツールより多少ラク。

トリミング

枠付きの画像の枠を一発で消す。

すべての領域を表示

画像の枠外に出た部分も表示する。
切り抜きツールのツールオプションで「隠す」を選択した場合や、ベクトルシェイプを画像枠内を越えて描画した場合、通常では表示されない部分(しかし画像データとしては存在する)ができてしまうが、それらを表示するのに使う。
枠外に出たベクトルシェイプを修正したり、オブジェクトが枠外から飛び込む/枠外に飛び出すアニメーションを作る時に、始点/終点の位置を確認するのに便利。

ヒストグラム

ヒストグラムを表示する。細かい数値まで分かる。(編集はレベル補正で)

トラッピング

印刷時に版ずれが起こるのを防ぐために、エッジに数ピクセルの塗り増しをする設定。Illustratorのトラップと同じ。CMYKモードでないと使えない。また、写真画像は階調が連続しているので使う意味がない。

Photoshopの既定では、濃いカラーのトラップを明るいカラーの上に重ねる(塗りが重なった時、その方が都合が良いから)。