報告書No.815 “お舅さん”(by えあっちさん 2006/02/25)
「バルサTV」チェルシー×バルサ戦
52分。モッタが倒されて以降もプレーを続けたチェルシーの選手たち。
これのお詫びからか。モウリーニョがライカールトのところを突然訪れ、
謝罪と思われることをひとことふたこと。
それを見た倉敷氏…
倉敷「あっ、これは何を…」
金子「おぉ!(両監督のツーショットに驚いた様子)」
倉敷「後ろにヘンク・テン・カーテがいるのが、
何かお舅さんが聞いているみたいでおかしいですねぇ(笑)」
報告書No.816 “イナバウアー”(by えあっちさん 2006/02/25)
「バルサTV」チェルシー×バルサ戦
71分。ジョン・テリーのオウンゴールでバルサ同点!
このリプレイ映像を見ながら…
倉敷「あぁ、テリーのイメージと違う方向にボールが変化してきて、
フリックオンしたつもりが仕切れなかったっていう感じですねぇ」
金子「難易度Eのヘディングシュートになってしまいましたね」
倉敷「そうですねぇ。イナバウアーのようにこう、上体を反らす…(笑)」
金子「あははは」
報告書No.817 “ハムカツ”(by えあっちさん 2006/03/10)
CL 決勝ラウンド1回戦 2nd Leg
アーセナル×R.マドリー戦。
アーセナル、フレブについて。
倉敷「薄い胸のなんかこう、天才って感じのフレブ。
アーセナルに来てあまりいいこと無かったみたいですけど、今日は素晴らしいですねぇ」
金子「そうですね。評価も上げているんじゃないですか。これで」
倉敷「はい」
金子「ねぇ。倉敷さんに『ハムカツ』とまで言われたしまったフレブですけどもね。以前」
倉敷「あはは(苦笑)…そういう風に言いましたっけ?
言い直さなくちゃいけませんねぇ。『高級店の』って言わなきゃいけないのかな?」
その直後の53分、「ハムカツ」フレブがロベカルとが激しいマッチアップ。
金子「いやーしかし、フレブとロベルト・カルロスの対決は見ごたえありますねぇー。今日は」
倉敷「面白いですねぇ。全然タイプが違うのに面白いですねぇ」
金子「はい。ハムカツ対フランクフルトってな感じですね」
倉敷「あはは。いい感じですねぇ。あとはソースの味で勝負って感じですね。
フランクフルトはケチャップかな?あはは。つまらないことが気になるのですが」
報告書No.818 “レム睡眠”(by えあっちさん 2006/03/10)
CL 決勝トーナメント 2nd Leg
アーセナル×R.マドリー
56分。選手交代のタイミングなど熟考しているのか?
腕組みしながらベンチに座っているR.マドリー監督ロペス・カロの姿が映る。
倉敷「どうする?ロペス・カロ」
金子「心中か?ロナウドと」
倉敷「うーん。今ね、ボールが止まっているのに
ロペス・カロさんの目がキョロキョロキョロキョロしていましたよね。
一生懸命考えているのでしょうね」
金子「うーん」
倉敷「起きながらのレム睡眠って感じですかね(笑)」
金子「うふふ」
報告書No.819 “山本リンダ”(by えあっちさん 2006/04/15)
バルサTV UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2nd leg バルサ×ベンフィカ戦
後半開始直後のやりとり
倉敷「バルセローナのですね、ここまでのコンディションというのを
金子さんはどうご覧になります?」
金子「悪くはないですね」
倉敷「クラシコが間にありましたけど」
金子「はい。悪くはないのですが、
どうにも止まらないというような印象はちょっと薄れてきている感じはしますね」
倉敷「そうですね。どうにも止まらないけど、どーでしょう。ジンジンさせてくれるでしょうか?」
金子「あんまりさせてくれないですねぇ」
倉敷「させてくれない。狙い撃ちな感じはありますか?」
金子「ありませんねぇー」
倉敷「困っちゃうなはありますか?」
金子「ありますねぇー」
倉敷「ありますか(笑)」
山本リンダのヒット曲で話を繋げ、きっちりオチつける。上手い。
報告書No.820 “ヨコシマン”(by おくまさん 2006/05/05)
05/06ブンデス第32節
バイエルン×シュトゥットガルトにて
この日出場停止のバラックが映る。その左側にきれいなおネエさんも映る。
金子さんはバラックの右側にいたおネエさんがいなくなったことに言及しているのに、
倉敷さんは別のおネエさんに変わっているのだと勘違いしている。
金子「さっきまで隣にいたおネエさんが」
倉敷「変わりましたね、おネエさんが」
金子「あの〜、(今映っているおネエさんは)さっきからこっちにはいたんですが、
サンドイッチ状態だったのが」
倉敷「はっはぁ〜」
少しの間。ここで自分の勘違いとバラックのシャツの柄に気が付く。
倉敷「よこしまな、・・・、シャツを着ています。・・・、シャツですからねぇ」
金子「うひゃひゃひゃ」
倉敷さん、それを言うなら「よこじま(横縞)のシャツ」ですよぉ〜。
「よこしま(邪)」なのは、「バラックがおネエさんを取っかえ引っかえして遊んでいる!」
という倉敷さんの考えですよぉ〜。(^o^;;
報告書No.820 “カメラワーク”(by スーペルクラシコさん 2006/05/07)
『カイザースラウテルン×バイエルン』
前半18分50秒ごろの映像にて
倉敷「フェリックス・マガト監督です」
このあと25秒ぐらい監督のアップが映って
倉敷「今日は長いですね。アップの時間が」
金子「クドイですね」
倉敷「はい。彼のお母さんでもない限り、こんなに長くは見ていたくないような気がします」
金子「う〜ん。なかなか喜んでくださる方は少ない絵だったでしょうね」
報告書No.821 “カメラワーク2”(by えあっちさん 2006/05/07)
同じくカイザースラウテルン×バイエルン・ミュンヘン。
前半15分ごろ
(いきなり取材カメラのドアップ映像)
倉敷「今日はやたらと寄ってますね。カメラがね」
金子「うーん」
倉敷「そんなに面白い絵だと思わない…(苦笑)」
(中略)
金子「いやでも、スポーツカメラマン志望の若い方には大変嬉しい絵だったんでないでしょうか」
倉敷「あっ、そうですか」
金子「はい。プロってどんなレンズ使っているのよって」
倉敷「はぁーなるほどね」
(その直後カイザースラウテルンのゴールキック。ボールがドアップされる映像が映し出される)
倉敷「これはボール好きにはっていう(笑)」
金子「ふふふふ」
報告書No.822 “あらら・・・”(by 森雪さん 2006/06/05)
オランダvsオーストラリア戦より
ファインセーブを見せるオーストラリアのキーパーに対して
「いや〜、キーパー当たってきちゃいましたね。困った困った(苦笑)」
その後、リプレーの時
原「乗っちゃいましたかね(ぼそっと)」
倉敷「乗っちゃいましたね。キーパーねー(小声で)」
二人沈黙(苦笑)。
いかにお二人が日本戦を想像し、どんな気持ちになったのかが手に取るようにわかった一瞬でした。
報告書No.823 “蹴球源流4より”(by じゃわ 2006/06/12)
金子勝彦×倉敷保雄
金子:えー、倉敷保雄さんをお迎えしております。
倉敷さんねぇ、お名前が倉敷っていうのは、山陽路の倉敷じゃないんですが、
たいへんお珍しいなと思ったんですが、ご出身は倉敷ですか?
倉敷:いえ。遡って行ってどこまで行くとどうなるかっていうのはわからないんですが、
そういうことではありません。僕は出身は大阪、天王寺なんですね。
金子:あー、そうですか。
倉敷:はい。ただ、倉敷という名前で、ありがたいなとちょっと思っているのは、
まぁ、こういうこと自分で言うのはちょっと恐縮だし僭越なんですが、
あだ名が、ニッックネームが、倉敷から「クラッキー」と呼んでいただくことが多くて、
クラッキーというのはブラジルで「テクニシャン」のことを言うんです。
金子:そうなんですか!
倉敷:スペイン圏では「クラック」という言い方をしますが、
そういうようなニックネームをいただけるような名字であったことを、
ここ数年ありがたいなと思っております。とても実力に見合うものではないんですが。
※全文を読みたい方はこちらへ。
報告書No.824 “日本代表初戦・抜粋”(by じゃわ 2006/06/18)
選手入場直前
倉敷:日本のバブリックビューイングで応援しているみなさん、
日本代表に熱いエールを送ってください。
ヴィドゥーカの1stシュートの直前
倉敷:打たせてはいけなーい!
前半20分過ぎ、高原の1stシュート
倉敷:アレックス、アレックス。内に切り込んできます。アレックス。これはおもしろい。
高原、打つべきだ。高原、高原、打てッ!
(打ったシュートはごくわずかポストの左に外れる)アーーーッ!
前半23分頃のオーストラリアの反撃
倉敷:ヴィドゥーカに(ボールを)入れさせてはいけません。
(中略)
これ(こぼれ球)も拾われてはいけません。
(見ていたおいら:倉敷さーん!そんなんムリですぅ。てか、それができたらパーフェクトっすよぅ)
前半26分、日本の得点
倉敷:福西。駒野がサイドを・・・突破して勝負してもいいところです。
原 :勝負していいですね。
倉敷:はい。(駒野は中村にボールを戻す)中村。シュートコースを狙っています。
(ふわりとしたボール)正面・・・
原 :(かぶって)入れ!
倉敷:入ったぁぁぁああああ!!!(絶叫)ゴール! 中村俊輔!
原 :今ね、ディフェンスとキーパーがぶつかっちゃったんですね。これは大きいね。
倉敷:はい。前半26分、中村俊輔。
(リプレイが出る)
倉敷:今のリプレイです。キーパーに対するファウルは、ありません。
(角度を変えたリプレイその1)
原 :ま、柳沢も確かに・・・
倉敷:ぶつかってはいます。
(角度を変えたリプレイその2)
原 :だからこれを、このブーイングは、オーストラリアの人達は
キーパーへのファウルじゃないかと、まぁ、そういう風に言ってんですねぇ。
(角度を変えたリプレイその3)
倉敷:場内のモニターを確認したオーストラリアのファンが・・・
原 :キーパーに対してねぇ(リプレイでは明らかに高原がキーパーを倒している)
倉敷:(苦笑)
原 :あ〜・・・ま、いいでしょう! ゴールはゴールですから。
後半になってケイヒル、ケネディと攻撃の選手を増やし、システムも変えて
反撃攻勢を早めにしかけてくるオーストラリア。
ボールが奪えたら、中盤で早めにパスをつないで攻めたい日本だが・・・
倉敷:俊輔のところには入りませんでした。
原 :あー、こういうのは大事にしたいですよね。相手もそんなに取りに来てないですからね。
前と後ろ、分かれちゃってますよね(中盤が空きかけているということ)
倉敷:ここで取れるのが大人のチームなんですけどね、得点がね。
後半30分、アロイージも入って、どんどん攻撃的布陣になるオーストラリア
倉敷:いま4人、FW登録の選手が入っています。
ケイヒル、ケネディ、ヴィドゥーカ、ヴィドゥーカ。セイフティにクリアです、茂庭。
日本、ちょっとどっかでアクセントつけて(と言ってる間にこぼれ球を高原が奪う)
アーーーーーッ! 高原、高原、左には柳沢だ。高原、高原、高原、
(自分で打つかと思ったらヤナギにパス。ヤナギも高原が打つと思って走り込んでいたのだろう、
突然のパスに後ろに戻りながらシュートに持ち込むも力なくゴールキーパーの正面)
二人:(はもって)あ〜〜〜〜〜・・・。
後半39分、オーストラリアの同点ゴールにつながるシーン
倉敷:画面はキューウェルです。後ろからだ。シュートォ! 能活、止めた!
原 :あぁ〜よく弾いたぁ。
倉敷:当たっています、川口能活。
(リプレイ)後ろからジョン・アロイージのシュートでした。
(プレイは続いて)スローインです、ロングスロー。ニールのロングスロー。
能活が出ます。アーーッ、触れないッ! シュートッ!
二人:(はもって)アーーーーーッ!
倉敷:ケイヒル!
原 :ケイヒルかぁ・・・
倉敷:当たっていた能活、触れませんでした。
同点とされて攻めに転じる日本
原 :駒野、どんどん使った方がいいですね。ここ空いてきますから。
倉敷:はい。駒野のクロス。ルーズボール、もう一回、駒野が拾います。
小野伸二、俊輔、信二。うん、空いてる。福西。
福西、出る。福西、行ける! 決めろーーーッ!(わずかに外れる)
原 :いやー、でもシュートでいいですよねぇ、うーん(実は残念そう)
こうやってシュートで終われば、危なくないし。
その直後のオーストラリアの攻撃。DFからのロングボールが一気に前線へ。
ケネディと競った中澤が頑張ってクリアするも
倉敷:俊輔、チッパーフィールド。もう一度チッパーフィールド。
エマートン、ケネディ、中澤。ケイヒル要注意!
原 :(小さな声で)あ〜ダメだ・・・
倉敷:打たせてはいけないーーーーッ!(絶叫気味)
原 :(かぶって)打たれた!
二人:(はもって)アーーーーーーッ!
原 :打たれた・・・(放心)
倉敷:・・・オーストラリア、逆転しました。
二人:(しばし無言)
後半44分〜ロスタイム
倉敷:攻めなければいけません、日本代表。
小野伸二、高原、福西。あーっと、取られてはいけない。
ヴィドゥーカ、ヴィドゥーカ、ヴィドゥーカ、キューウェル。
ロスタイム、アディショナルタイムに入りました。アディショナルタイムは3分です。
大黒はまだ入れていません。ここでゴールアウトになりました。大黒が入ります。
時間はないが、大黒、何とかしてほしい。DFを1枚外します。
駒野ロングボール。んー。大黒、取られました。駒野、ひたむきに追いかける大黒。
もう少し早く入れてもよかったと思うんですけどねぇ。。。
原 :ま、引き分けでいいっていう考えだったんでしょうねぇ。
倉敷:はい。あ、ここ、前線からのチェイスがもうちょっと欲しかったですねぇ。
まだしかし終わっていません。
原 :そうそう、まだあるから。(と言ってる間にオーストラリアのチャンス)
倉敷:中澤。(しかし跳ね返したボールが再びオーストラリアボール)
原 :(プレッシャーかけるのが)ちょっと遅いな。
倉敷:俊輔。あートラップが、、、大黒。高原、大黒。打てる、シュートだ! あー・・・。
(中田が奪いに行くが、ボールはオーストラリアの前線に)
ケネディ、ケネディ、キープ。ジョン・アロイージ。アロイージ。アーーーーッ!
原 :(若干遅れて)ぅあーーー・・・
倉敷:アロイージ。3点目。
・・・ロスタイム2分です。3-1。オーストラリアのリードが広がりました。
二人:(しばし無言)
そして試合終了
倉敷:あー、タイムアップ。残念。日本、破れました(声のトーン、確実に落ちている)
原さん、ゲームの感想をお願いします。
原 :そうですね。あのー、ほんと残念です、この結果はね。最後の最後で。
だけどね、まだ試合1試合だけですから、気持ち切り替えないと。
あの、顔あげて、やっぱり次に向けていい準備しないといけないですよ。
次に最高の準備をして行くことですよ。それだけ。
倉敷:はい。
オーストラリアvs日本。オーストラリアにとってはW杯での初勝利ということになりました。
3-1。残念ですが、日本代表は破れました。
最後はすごい淡々としてましたね。かえって無念さが伝わってきました。
報告書No.825 “まるでミニゲーム”(by 街の人気者さん 2006/06/18)
アルゼンチンvsセルビアモンテネグロ戦より
前半31分カンビアッソのビューティフルシュートが決まった場面。
倉敷『ターンして前を向いた、サビオラ、サビオラ...』
原 『ほぉぉぉおお』(かぶってる)
倉敷『...マスチェラーノ(実はカンビアッソからクレスポ)...カンビアッソォ!!シュートォ!!』
原 『うまい、ふぉ、うまぁい』
倉敷『カンビアッソォ』
原 『いやぁ、今のはすごいなあ』
倉敷『何本出しましたかねえ。パスねえ』
原 『いやあ、このね、リズムがすごい』
倉敷『31分のゴールです、カンビアッソ』
原 『いやあ、ミニゲームで(倉『そうですね』)楽しそうにやっているっていうサッカーですねぇ』
倉敷『今何本パス回したんですかねえ。数えてれば良かったなあ』
(リプレイが出て)
原 『サビオラとリケルメ、サビオラ...(倉『はい』)』
倉敷・原(完全にはもりながら)『カンビアッソ、クレスポ、カンビアッソォ...』
原 『うわぁ、これすごいなあ』
倉敷『すごいなあ、大好きだなあ、こういうの』(またかぶってる)
原 『これ、ワールドカップのここまでの一番きれいなメカニカルなゴールかもわからないですね』
倉敷『はい、そーですねー』
原 『きれいだ、このゴールは』
倉敷『これはいいやぁ。おお、カンビアッソォ』
あまりに美しいゴールに、お約束の原さんとの「かぶり」に加え「はもり 」も披露していただいて、楽しめました。
報告書No.826 “メッシ、脱げ”(by 街の人気者さん 2006/06/18)
アルゼンチンvsセルビアモンテネグロ戦より
続いて、後半メッシが出そうだ、という期待の中でカメラはベンチを写していない状況で
原 『メッシ行くんじゃないですか』
倉敷『メッシ出そうですね、呼ばれましたね』
原 『会場もなんとなくその雰囲気を感じて盛り上がってますからねぇ』
倉敷『ええ』
原 『まあ、使いやすいですね、この状況はねえ』
倉敷『そうですね...メッシ、脱げ、脱げ、脱いだ。ビブスを脱ぎました』
(いよいよマクシに代わり登場の場面)
倉敷『セカンドハーフ29分、リオネール・メッシ、初めてのワールドカップ』
原 『出ましたかぁ』
倉敷『ディエゴはどこだ』
(直後にマラドーナの映像になり)
倉敷『いたー!やっぱり』
原 『あー、喜んでいる。ただのお父さんみたいですね』
倉敷『そうですね』
報告書No.827 “痛くない”(by 街の人気者さん 2006/06/18)
スペインvsウクライナより
前半2点目、ペルニアが受けたファウルからFKをビジャが決めた場面。
倉敷「さ、原さん、ここキッカーは」
原 「いやぁ皆蹴りたそうな顔して、あの、ビジャも蹴りたそうだし、ペルニアも蹴りたそうだし」
倉敷「ペルニアが蹴りたそうにしているの、すごいですねえ」
原 「いやーだって、あの、彼結構左足持っていますからねえ」
倉敷「だって、彼今ファウル受けたばっかりですよ」
原 「いや、そういう時は痛くなくなります」
倉敷「痛くないんだ...
ああっ(ペルニアがボールを)またぎます...シュートァアアアっ、ゴォオオオールぅ!!」
原 「○■×?!」(よく聞き取れない)
倉敷「■○▲..誰かなぁ、ダビ・ビジャ!!」
原 「ビジャあはあ...」
倉敷「手元の時計で17分、スペイン2対0!」
報告書No.828 “お代はいかほど?”(by 街の人気者さん 2006/06/18)
スペインvsウクライナより
さらに試合は進み、セルヒオ・ラモスがいい選手だけど、
練習ではミチェル・サルガドがバンバン削っていた、という話から
倉敷「サルガドもすごかった、味方削ってましたからねえ」
原 「いやぁ、あの練習見ただけで昨日良かったですねぇ」
倉敷「あぁ、原さんお金払ってもいいっておっしゃっていましたよね」
原 「あの練習だけでね。ま、その後ブラジル対クロアチア戦見に行ったんですけど」
倉敷「金返せって感じですか?」
報告書No.829 “日本vsクロアチア戦・抜粋”(by じゃわ 2006/06/22)
選手入場前
倉敷:炎天下、真昼の決闘。熱くなりました、ニュルンベルク。
ハードボイルドな日本代表に期待しています。熱くなれ!日本代表。
(中略)
地球儀や懐中時計をはじめ、たくさんの発明が、ここニュルンベルクからは生まれています。
いまも住民ひとりごとの特許申請の数はドイツで3番目という都市です。
勝利へのシステム、ディフェンスのシステム、ゴールを奪うシステム・・・新しいやり方を
僕らの日本代表はここで見つけることができるでしょうか。
試合開始直前
倉敷:このフランケンシュターディオンは大会前にコンクリート塀が落ちて来たなんてことも
話題になったんですが、棚からぼた餅、えー、
ゴールが日本代表に落ちて来ることを期待したいなと思っています。
前半21分のPKシーン
倉敷:キッカーはスルナです。ペナルティーキック、クロアチアのチャンス。
(しばしの間があり)・・・川口、止めてほしい。
原 :(笛が吹かれた直後に、小さな声で)・・・大丈夫。
(その声に応えるかのように)
倉敷:止めたーーーーーッ! 能活ーーーーッ!(絶叫) よし・かつッ!
前半36分の中田のシュート
倉敷:右サイド、梶。梶から中村俊輔。高原が欲しがっています。俊輔、俊輔、
あ〜、、、いや、ヒデーーーーーッ!(絶叫)
原 :うぁ〜・・・でも、いい。いいですよ。やっぱり仕掛けて行って
ワンツーやろうとして、こぼれて来たらダイレクトですね。
倉敷:そうですね。
(中略)
こういう攻撃が、世界のメディアから日本代表が評価されている部分です。
ただ、シュートが決まらない。でも今日は決めてほしい。
後半、最大のシュートチャンス
倉敷:梶、高原、梶、
原 :うん!
倉敷:シュートーーーーーッ!(かぶって、原さん「来たッ!」)
原 :あぁ〜らぁ〜〜〜!?(素っ頓狂な声)
倉敷:(かぶって)ヤナギぃ・・・
原 :なぁにぃ〜〜〜??? いま、空いてましたよねー、ゴールねぇ。
倉敷:ニアサイドに流し込めれば・・・
一転してクロアチアの反撃。クラニチャールが抜け出してシュートの場面。
倉敷:(クラニチャールに)稲本がマークにつく、ヒデもマークにつく。
クラニチャールが左サイドに送ります。バビッチ、プルショ、クラスニッチ。
原 :(クラニチャールが)来てますよ。出るッ!
倉敷:危ないッ!
原 :あ〜〜ぶな〜〜〜〜〜ぁ(シュートが外れて安堵の混じった声)
倉敷:クラニチャール、入って来ます。
原 :いや、でもねー、ヒデ、いま、よく諦めないで最後まで行きましたよ。
倉敷:そうですねー。
原 :あー、よくついて帰った、いまねー。
(リプレイ)
原 :中澤が引っぱり出されて、ここ、よくついて行きましたよ。
倉敷:そうですね。ついて行かなかったらフリーで打たれてました。
ヒデがコースを消しています。
(クロアチアベンチのクラニチャール監督が両手をあげかけて下げた映像が出て)
倉敷:バンザイなしよ。
原 :まー、お互い決定的なチャンスを一回ずつつくりましたねー。
倉敷:そうですね。お互いにチャンスを逃しています。
フットボールは復習する競技。どちらが学べるのでしょうか。
55分過ぎから前線でボールが奪われてしまうことにイラつく倉敷さん。
倉敷:あ〜、、、柳沢のところで落ち着きませ〜ん。
原 :そこ、がんばってほしいところですよね、柳沢ね。
倉敷:クラニチャール。加地、カットしろ。加地カット。シュートで終えたい日本。
執拗なディフェンス。ファウルです。加地、粘りました。
クラニチャールがボールを欲しがって執拗に行きました。引っ張ってます。
原 :あー、加地もあの足のケガからよく帰って来て、やっぱアクセントつけてますね。
倉敷:加地、頑張ってます。他の選手はもっと頑張ってほしい。
(中略)
あ〜、、、柳沢のところで取られました。
(中略)
原 :前がねー、やっぱ疲れて来てますよねー。
倉敷:はい。柳沢のところ、替えていいんじゃないですかね〜。
原 :いま替えてもおかしくないですねー。
倉敷:ジーコ監督、まだ、しかし戦況を見ています。
そして59分。
倉敷:玉田がアップしています。
原 :替えてもいいと思いますねぇ。
倉敷:はい。
原 :動けて、自分で勝負できるタイプをね。替えた方がいいよ。
倉敷:ひとりで勝負できる選手を入れるべきです。
原 :うん。
(てなことを言ってたら、稲本が中盤からグイグイと)
倉敷:稲本、稲本、稲本。
(ファウルをとって日本のFKに)
倉敷:いい姿勢ですよね、原さん!
原 :やっぱり前に出て行きますからねぇ、稲本ねぇ。
倉敷:ドリブルで勝負です。困ったらドリブル。(←すんません、ちょい笑えました)
柳沢に替わって玉田投入から15分。互いに攻めるも、あと一歩な日本とクロアチア
原 :稲本空いてますよ、これね。サイド、右も加地が。。。
倉敷:はい。梶に出します。稲本はこの後これをフォローしたいところです。
高原、稲本。打っていい! 稲本シュート!(が、大きく外れる)
原 :まーいいです、いいです。これぐらい思い切ってシュートまで持ってった方がいいね。
倉敷:そうですね。シュートは勝利への扉を叩いているノックのようなものです。
叩き続けてほしい、日本代表。
残り10分を切って、しだいにイライラ度が増す倉敷さん。
倉敷:またオリッチです。外からモドリッチ。オリッチ、モドリッチ。
原 :ゴール前、しっかりついたほうがいい。
倉敷:シュート、いや、クロスです。スルナ、スルナ、
原 :寄せてけ〜。
倉敷:寄せろ、アレックス。
アーーーッ、(真ん中で)フリーだッ! あ〜〜よかったぁ。シュートミス。
原 :お互い、やっぱ、いま、苦しいのは苦しいですからねぇ。
倉敷:そうですね。まー勝ち点1を取れば最終戦までの希望は残るわけですが、
ただ、勝ちたいですよねー。
原 :でも行けますよ、これ。相手、疲れてますから。
(しかしボールを奪われ)
倉敷:あ〜加地。。。オリッチ、モドリッチ、プルショ。プルショ、ポスト。
原 :寄せろ、ボールに。
倉敷:あ〜〜〜、パス。大丈夫。
原 :よかったぁ〜〜〜。疲れてますね、プルショも。
倉敷:はい。でも走らないと勝利はありません。走れ、日本代表。
(中略)
原 :アレックスがちょっと、守備が行けなくなってますねぇ。
倉敷:スルナ、クロス。
原 :お?
倉敷:流れた。疲れてます、クロアチア。日本、つけ込みたい。もどかしい。
(中略)
原 :やっぱ前に走る人がほしい。みんな、足もと、足もとになってますからねぇ。
倉敷:ほんとです。
原 :特に玉田はねぇ、途中で入って来たんだから動かないと、前に。
ほら、空いてる空いてる。
倉敷:玉田、走れ! 何で下がるんだよ、あいつ! 頑張れ!・・・ 高原が走りました。
残り5分で、高原に替えて大黒投入。再三のピンチのあと、
日本のペナルティエリアの近くで跳ね返されたボールをアレックスが拾う
倉敷:アレックス、アレックス、切り込んでいい。アレックス、勝負!
前は2枚、アレックス、アレックス、アレックス、アレックス、行けッ!
(突破してラストパスを入れるも)
二人:あぁ〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?
倉敷:誰もいない。
原 :(かぶって)誰かひとりくらい入ってほしいなぁ〜、あそこは。
(リプレイ)
原 :ここ、ここ。ここに来ればゴールでしょう?
ロスタイムも残り少々
倉敷:玉田、玉田、前を向いた。アーーーッ、審判邪魔ッ!
(玉田は審判とゴッツンコ。こぼれ球を日本が拾う)
倉敷:アレックス、アレックス、アレックス、アレックス。玉田、倒れたまま。
原 :玉田、早く立たないと。
倉敷:クラスニッチ、クラスニッチ。稲本がマークしている。少しずれた。ヒデがマークに行く。
シュートを打たせてはいけない!
(へなちょこパスになりクリア)
原 :おー
倉敷:よかった!
原 :拾えばチャンスになる!
倉敷:中澤、中澤、行け! 中澤。
原 :もう、お互いが、間空いてますからねぇ。
倉敷:俊輔、勝負、勝負! 俊輔、勝負!パスを出す。アレックス、アレックス。
原 :いやー逆に行けば空いてる。中澤、空いてる。
(が中にパスしてカットされ)いや〜〜〜、、、
倉敷:(かぶって)う〜〜〜〜ん、、、
(ここで笛)
倉敷:終わり・・・。タイムアップ。0-0。日本、クロアチアともに勝ち点1でした。
報告書No.830 “教訓:パンがあったら喰え!”(by じゃわ 2006/06/22)
スウェーデンvsイングランドより
前半、果敢に攻めるイングランド。しっかり守るスウェーデンという中、
ジョー・コールがこぼれ球をボレーで叩いてミドルシュート。
倉敷:ジョー・コーーーーーォォオオルッ!
原 :(かぶって)お〜〜〜〜
倉敷:ゴーーーーーーール! ジョー・コール!
原 :すげ〜〜〜。すごいな、いまのは。
倉敷:ジョー・コール。34分。
原 :はぁ〜〜〜、すごいゴールですね、これは。
倉敷:挑み続けて来た結果として、ジョー・コールはゴールというご褒美をもらいました。
その後もゴールと見たら遠くからでもシュートを放って行くイングランド。
倉敷:ランパーーーード! 狙ってますよねぇ、原さん。
原 :もう、みんなね、打てるときは打ってますよ。
だから面白いんじゃない、イングランドのサッカーって。
倉敷:そうそう。
原 :わかりやすいよ。打てるときは打つ、勝負するときは勝負するとか、
クロス入れるときはクロス入れる。これかな、日本代表に欠けてんのは。
倉敷:ほんとですね。見てくれよ、っていうね。
原 :こういうシンプルな、ね。
ジョー・コールだけじゃなくて、俺もシュートあるぞ、っていうね。
倉敷:ルーニーとランパードがガツガツしてますもんね。
(中略)
倉敷:クラウチ、クラウチ、君はどうだ、クラウチ。
(中略)
倉敷:このイングランド代表はキャラが立っています。
(中略)
倉敷:十重二十重の波状攻撃。
原 :ほんと見ててわかりやすい。
倉敷:ですね。見たら打つ。
原 :そう。もうちょっとでも空いてたらゴールが見えたら打つ。
倉敷:パンがあったら喰う!って感じですよね?
原 :ソーセージも
倉敷:食べる! ビールもらったら飲む!
原 :わかりやすいわ、これは。
倉敷:それで、おかわりもいっちゃうっていう、ね。
報告書No.831 “SAMURAI BLUE 最後の戦い Part.1”(by じゃわ 2006/07/07)
日本vsブラジルより
試合開始前
倉敷:ドルトムントの空は夕陽の赤をにじませた雲がゆっくりと流れています。(←蹴球源流を思い出した)
冷たい風が吹いていて身が引き締まる思いがします。
(中略)
日本vsブラジル。サムライ・ブルー、正念場です。
武士の心得を説いた江戸中期の書物「葉隠」には「武士道とは死ぬことと見つけたり」とあります。
もちろん死を美化した言葉ではありません。死ぬ覚悟を持って信じる者につかえ、
職務を全うして生きろ!という教えです。そして武士は主君が道に迷ったとき自ら道を示し訴え、
もっと大きなものに尽くすべきで、それこそが忠義なのであるというふうに教えています。
サムライと呼ばれることをいとわないと言うのであれば
武士道に殉じてもらいたい、そう願うファンは多いのではないでしょうか。
武士道を海外に紹介した新渡戸稲造は「武士道とは勇猛果敢なフェアプレーの精神である」と紹介しました。
まだ90分、僕らの日本代表には武士道を示すチャンスが残されています。
前半6分、ロナウドの1stシュートを川口がセーブ
原 :この両サイドバックのシシーニョとジウベルトのところを誰が行くかってのをはっきりしないと
両サイドバックどんどん出て来ますからねぇ。
倉敷:そうですね。ほとんどフリーでクロスをあげています。
原 :ま、逆にその裏を突ければいいんですけどねぇ。
倉敷:そうですね。ジウベルト・シウバ、巧みにボールをさばきました。ファン、ファンからジウベルト。
ここがまた、
原 :(かぶって)ここですよねぇ。
倉敷:あの、加地がふたり見なきゃいけないんですよね。ロナウジーニョ。
原 :あ!
倉敷:ロナウド、ロナウド、ロナウド、ロナウド、川口ぃぃいいい!
原 :おーーー(安堵の声)
前半10分過ぎ、ロビーニョのシュートを川口がセーブ
倉敷:ジウベルト・シウバ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、もう一回ジウベルト・シウバです。
カカ。加地がマーク。ジウベルト、ロナウジーニョ、ロビーニョ。
ロビーニョ、ロビーニョ、ロビーニョ、シュート! 川口ッ!
原 :あー。。。ちょっと寄せんの、遅いですよねぇ。
倉敷:(かぶって)遅いですよね、はい。
原 :やっぱサイド振られて2対1になったときの、この修正ですか。
それで、このペナルティエリアの前でちょっと当たりたいですねぇ。
倉敷:そうですねぇ。
前半14分、稲本のシュート
倉敷:川口能活のリスタートでプレーが再開されます。川口のキック。中村俊輔。
ジウベルト・シウバが潰しに来ました。中村俊輔、加地、加地、稲本、打っていい! シュート!
原 :(枠を外れて)あ〜〜〜。
でも、いいですよ。はじめてですかね、これ、シュートね。シュートで終わっていいと思いますよ。
倉敷:はい。稲本コールが起こります。
前半15分、ロビーニョのシュートを川口がセーブ
倉敷:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、シシーニョ、サイドを変えます、ジウベルトへ。
ジウベルト、ロビーニョ、ロナウジーニョ、ロビーニョ、あーっカカッ(←どフリー状態でパス)、
ロッビーニョ、ロビーニョ、ロビーニョ、シュートッ! 川口ぃ、ナイスセーブ!
原 :おーーー。
倉敷:マイアミをもう一度!
前半20分過ぎの川口のWセーブ
倉敷:ジウベルト、ファン。日本コールが分厚くなって来ました。ルシオ。
コンフェデレーションズカップのようなね、ああいうファイトが見たいですね。
原 :そうですねぇ。決してよくない、ブラジルも。
倉敷:はい。ジウベルト・シウバ、ロナウジーニョ、ロナウジーニョ、ロナウド!
ロナウド、ロナウド、ロナウド、川口ぃぃいい!
原 :おーーー。やっぱりね、ペナルティエリアの中に入って来ると何かやって来ますからね、
ここは、やっぱり、ほんと一瞬で負けたらシュート放って来ますから、
その前ですねぇ、もうちょっとボールに行きたいですねぇ。
(中略)
ブラジルもボールには来ませんから、前向いてボールが持てるんですよ。
だから、そのときの前の動き出しとか、その辺をハッキリしていく。
あるいはサイドを変えて行けば、必ずチャンス来ますよ。
倉敷:はい。ジュニーニョ・ペルナンブカーノ。
原 :ただ、ここに誰が行くかですねぇ、ここ。
倉敷:サイドねぇ。シシーニョ、中村俊輔。
原 :もうちょっと俊輔、早く行かないといけないなぁ。
倉敷:そうですね。アーーーッ、後ろを取られたッ。センターにはロナウドです。クロス。
クロスは精度を欠きました。加地がヘディングで外に出しました。
ここはもう少しコーチングがあればトラップすることができたかもしれません。
(ブラジルのスローインから)ロビーニョ、ロビーニョ。ヒデが行きました。
ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ロナウジーニョ、ロナウド。シュートぉぉおお!
原 :(かぶって)ぅおーーーい!
倉敷:ジュニーニョ・ペルナンブカーノのシュートでした。
原 :いや〜〜〜、よく触りましたけどねぇ、川口。ほんと川口もう大活躍なんですけど、
ちょっとこれ(ペナルティエリア内でブラジルが)触り過ぎなんですよねぇ。
倉敷:いやもう、ほとんどフルエリアから打たれてますからね。
原 :もちろん上手いってのはありますよ。
倉敷:はい。
原 :ただオーストラリアなんかはもっと怖がらずにボールに行ってた。
やっぱボールに行かないとダメですねぇ。
倉敷:そうですね。
まだギリギリのところまでは追い込まれていないんでしょうか、僕らの代表。
前半25分、日本の惜しい攻撃があった後
倉敷:ジーコ監督は「髪の毛の一本の可能性でもあれば」と言いました。
しかしチャンスは前髪をつかまなければいけません。もっと攻めたい、日本代表。
前半28分、ブラジルの攻勢をかわして日本逆襲か、という場面
倉敷:ロナウジーニョ、ロナウド、ワンツー、ロナウド。カカは本当に恐ろしい選手です。
ロナウジーニョ。ヒデをかわした、ロナウジーニョ。あ、取り返した、ヒデ。
(前線へのパスに)玉田、走れッ!
原 :勝負だッ!
二人:(マイナスにパス。が、受け手の俊輔と呼吸が合わず)だーーーーぁ!
前半34分、日本先制の場面
倉敷:中澤、坪井へ。稲本、加地、中田、玉田、稲本。通った!
原 :うん!
倉敷: アレックス。
原 :勝負できる!
倉敷:アレックス、アレックス。
原 :うん!
倉敷:玉田。玉田、シュートだッ! 玉田ッ!
原 :入った!
倉敷:(かぶって)ゴーーーーーーーーーーーーーーーーールッ!(←音割れする大絶叫)玉田ぁあああ!
日本先制ッ! 34分ッ! 日本、先制しました。
前半35分、一転してブラジルの攻撃。ジュニーニョから前線へのロングパス。
ワンバウンドしたところをキャッチに出て来た川口とロナウドが交錯。
原 :んぁあ?
倉敷:川口!(ボールは後ろにこぼれる)あーーーッ、ロナウドだッ!
ロナウド、ロナウド、(その間に川口戻る)時間かかった。ロビーニョ。
原 :もう一回ありますよ。
倉敷:ロビーニョ、まだしかしチャンスがある。シュートォ! 外れましたぁ。
原 :(かぶって)あ〜助かった。
(リプレイが出て)初めて走ったに近いですね、ロナウドは。
倉敷:そうですね。だいぶ汗はかいているんですけどね。
前半37分、ブラジルの攻撃をしのいだ後
倉敷:川口。巻が競りに。この巻が競ってるから(このあとよく聴き取れない)
原 :そういうことですね。
倉敷:加地。・・・う〜ん・・・俊輔。
原 :ちょっと、ここ気になりますねぇ。
倉敷:そうですね。俊輔、すぐに追いかける。シシーニョへ。巻が追う。
原 :巻が追いかけるとぜんぜん違いますよ。
倉敷:ほんとです。巻、ひたむきです。(←なんか語呂がいいな、と/笑)
(中略)
ロナウジーニョ。坪井がマーク。ジウベルト、ロビーニョ。小笠原ッ!(ボール奪取)小笠原。
走れッ!(←最前線の巻に対し)
あーーーーっ? オフサイドぉおお?(←えー、何でぇ?みたいな声の響き)
原 :(同時に)あーーーー、オフサイドかー。いや、でも巻、いいタイミングで走ってますよ。
倉敷:いいですよね。
原 :で、小笠原がボール際のところでけっこう強く行ってボール奪ってますよねぇ。
(リプレイが出て)今のこれ、違うんじゃないかなぁ〜と思うぐらいですけどねぇ。
倉敷:ちょうど僕らライン上に近いところでいるので。
原 :えぇ。でも、いいんじゃないですか。あれを続けて行くしかないですね。
まだブラジルは目ぇ覚めてないみたいだから。チャンスありますよ。
前半ロスタイム
倉敷:シシーニョ、スローインを入れます。カカ。ロナウジーニョ。左サイドフリーです。ジウベルト。
内に絞った、加地。ジュニーニョ・ペルナンブカーノ。ロナウジーニョ、ロナウジーニョ。
いちばん遠いサイド、シシーニョ。ヘディングシュートか!(なクロスが入って)ロナウドーーーぉお!
原 :あーーーーっ、、、もう時間なかったのにねー、、、、
倉敷:ロスタイムだったのに、、、ロナウドのゴールで同点です。
原 :ほんと、もったいなかったなぁ、今のはなぁ、、、
倉敷:(かぶって)もったいないですよねぇ、、、
原 :今のはロナウドに釣られて、シシーニョが外からあがってくるところを誰も見なかったんですよねぇ。
で、中澤もちょっとボールに釣られて、
(リプレイに)あ、ロナウドは動けないけど上手だなぁ。
倉敷:そうですね。
原 :あー、もったいないなぁ、この同点は。
倉敷:ワールドカップ最多ゴールにまた一歩近づいたロナウド。46分のゴールです。
報告書No.832 “SAMURAI BLUE 最後の戦い Part.2”(by じゃわ 2006/07/10)
後半開始前
倉敷:1st.ハーフ終わって1対1。先制してロスタイムに追いつかれるというのは、
日本代表が過去に見た、既に見た嫌な夢というような気がします。
ここから新しい。。。寝直して、新しい夢を見たいと思います。
が、後半になって俄然ボールをまわす速度が増したブラジルに日本は防戦一方、、、
そして、後半8分、ブラジルの追加点
倉敷:ロナウジーニョ、シシーニョ。またこのサイドを使います。
原 :(ラインギリギリで折り返したプレーに)おー、よく返りますな、これが。
倉敷:はい。坪井、(を越えたボールに加地が対応に行くが)スピードがあります、ブラジル代表。
原 :いやー、ロビーニョとか動いてますよねぇ〜、結局は。
倉敷:はい。
原 :(ボールは真ん中に待ってたジュニーニョへ)ここも○○○ないと!(←よく聴き取れない)
倉敷:(かぶって)シュートーーーッ!
二人:(ロングシュートが決まって)うぉーーーーー!
倉敷:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ!
原 :やっぱり、○○○なきゃいけないんだよねぇ、、、(←会場の大歓声で聴き取れない)
倉敷:ですよねぇ、、、2nd.ハーフ8分です。
原 :(リプレイに)いや、ボールほとんど回転していないですねぇ。うわー、これは取れないですねぇ。
倉敷:こんなに回転していないのはすごい。
原 :で、落ちますからね、ボールが、揺れながら。。。
やっぱり仕掛けなきゃいけなかった。後半の入り方が明らかに甘い。
ま、もちろん前半に追いつかれたっていうのは残念ですよ、でも振り切らないといけない。
ずーっとそのまんまボールまわされてますから。
これ、下向いても何も起きないから、顔あげて一点取りに行くんですよ。
日本、ひとり目の選手交代。
倉敷:ここでメンバーを替えます。えっ、小笠原?
原 :小笠原!?
二人:小笠原は・・・ねぇ?
倉敷:小笠原にかわって中田浩二。。。
原 :いやー、むしろ今日の出来だったら、僕は
倉敷:(ぼそっと)俊輔・・・
原 :中村俊輔の方が良くない、と。小笠原の方が攻守に効いてたと思うんですけどねぇ。
倉敷:そうですよねぇ。
後半、ブラジルの3点目
原 :やっぱ取られたあととか早いですね、ブラジル。
そんなにボールを取りに来るわけじゃないですけど、切り替わってから早い。
倉敷:スピードがキュッとあがりますね。ジーダ、ジウベルト。
原 :ここに行かないと!
倉敷:そうですね。ロビーニョ、ロナウジーニョ、ロナウジーニョ。
原 :あーーーーーッ、ゴール前、ゴール前!
倉敷:ジウベルト、シュートォオ! ジウベルトのゴール。2nd.ハーフ14分です。
原 :あのね、いま、ロナウジーニョのパス、確かに上手かった。
だけど、その前の、やっぱ中村俊輔のところで、もっと強引に行けると思うんですよね。
あそこ行かないと、こういう風に自由に行かれますねぇ、、、
巻に替わった高原が負傷して大黒が入った後半21分過ぎ、
日本のセットプレーが失敗に終わったあと
原 :もう、こういうときにはね、前から全員で取りに行くことですね。
倉敷:ボール狩りですよね。
原 :はい。
*ここでいったん録画が切れちゃってました。
スカパー無し組さんのために、空白時間のフォローを誰かお願いします。
後半34分、日本のベンチが映って。
倉敷:ジーコ監督、戦ってほしいですね。ここにいないで。(←怒ってる)
パレイラ監督はいちばん前に出ています。
原 :まー、出ても、それは変わんないですけどね。(←指摘されちった/苦笑)
倉敷:はい。・・・。(でも言いたいのだ、実況そっちのけで!)
言葉が通じないと言いますけども、僕は情熱とかメッセージって言語じゃないと思うんですけどねぇ。
原 :それは、身振り手振りなり態度でね、いくらでもあるし。
(それよかピッチの上だとばかりに)やっぱり、今はね、俊輔も引いて来るんじゃなくて
前でプレーするんだ、と。稲本も前に出て行っていいと思いますよ。
倉敷:ええ。・・・ブラジルは余裕です。(←明らかに声のトーンはずんどこです)
後半36分、ブラジルのだめ押しゴール
倉敷:えー、クロアチアとオーストラリアは2対2です。キューエルが同点ゴールをあげています。
原 :やっぱり激しいね。日本もそういうゲームをやんないといけない。
倉敷:ほんとです。
原 :このまんま、何となく終わってしまっちゃ、やっぱいけないと思います。
倉敷:いけないですね。
二人:(しばし無言。てか、もはや実況放棄?してますがな/苦笑)
原 :・・・でも、ほんとによくヒデは追ってるね。もうすごい。こういうとこ見てて
俊輔が入っていないなと思うのはダメなのかなぁ〜、、、ぜんぜん違いますよ、ヒデと。
倉敷:ヒデ、へとへとですよね。
原 :そこを気持ちで動いてるから。
倉敷:いやーもう感動的ですよねぇ。(画面はちょうど中田がパスカットに足を無理矢理伸ばしたとこ)
これだってもう、いちばん苦しい選手が、いちばんカラダを投げ出してますよね。
原 :(そうこう言ってるうちに、ボールが中央のロナウドに渡る)あーーーッ!
倉敷:あーーーッ、ロナウドーーーッ! (ゴール)だぁ! あ〜〜〜ケーキにイチゴがのりましたぁ〜!
ロナウド、36分。これでゲルト・ミュラーの、ワールドカップのゴール数に並びました。
原 :(リプレイ)やっぱ人がいても行かないと。
ちょっとでも空けたら、やっぱ、このクラスはやられてしまいますよねぇ。
倉敷:ロナウド、今日、2ゴール。
原 :これ、あがって来たの、ファンじゃないですか?
これ、やっぱね、最終ラインだけじゃなくて、もっと前から行かなければいけないですねー。
倉敷:センターバックがラストパスを出してロナウドです。1対4になりました。
原 :やっぱ下向いちゃいけないですよ、キーパーまで替える余裕ありますからね、ブラジル。
倉敷:そうですね。ゴールキーパーをブラジルは替えます。ロジェリオ・セニです。
2nd.ハーフ37分。ロジェリオ・セニ入りました。(←声から血の気が引いてる気がするです)
ブラジル、3枚目の交代は、なんと壊れていないゴールキーパーです。
後半も残り5分
原 :(日本のFKのシーンに)何しろ全身全霊をかけて、強いシュートを。
倉敷:そう、乾坤一擲。中村俊輔。俊輔ッ!(ギリギリ外れる)
原 :うわ〜、、、
倉敷:2nd.ハーフは40分です。シシーニョ。アレックス、行きます。ロジェリオ・セニ。
坪井。頑張れ、日本代表。中村俊輔、玉田、中村俊輔、玉田(奪われる)
原 :ああいうボール際のところが、こう足が長いのもあるし、狙ってますよねー。
倉敷:そうですよね。取れると思ったら来ますもんね。
原 :あ、いい!(日本がボールを奪取)
倉敷:稲本から、中田英寿。ヒデ、パスを出す。加地。大黒、勝負できませんでした。
原 :いいですよ。こういう風にボールにどんどん行けば、必ず可能性出てきますからね。
倉敷:そうですよね。日本コールが起こっています。
原 :応えないといけないよね。
倉敷:(かぶって)この声を聴いてほしい。
原 :点取るとかどうかじゃなくて、試合を見せないといけない。
倉敷:はい。ジウベルト、リカルジーニョ、ロビーニョからシシーニョへ。
ボールを取り返した、日本。玉田。
二人:(クロスに大黒が飛び出すが)あーーーッ!
原 :オフサイドか! いや、でもね、いい。今みたいな動きなんかいいし、
中田浩二なんかチャンスのとき出て行くことが必要なんですよ。
(中略)
倉敷:アレックス、中村俊輔、アレックス、中澤、坪井。
原 :(画面に映ってないのに突然)いやーでも中田英寿、素晴らしいんじゃないですか。
倉敷:そうですね。中田英寿、稲本、加地。
(DFのクリアボールに)またここもヒデがいちばん最初に行きます。中田浩二。
原 :(中田浩二のあがりに)おー、いい!
倉敷:これでいいですよね。
原 :こういう姿勢ですよ。
倉敷:やっと(試合に)入って来ましたね。中田浩二、クロス。
原 :(大黒転がる)あら。
倉敷:ファウルは? ない。
原 :でも、ああいう風にやれば、こぼれ球とかもチャンスになる可能性が出て来るわけですよ。
倉敷:あと2分ぐらいで45分です。
アディショナルタイム
倉敷:アディショナルタイムは3分です。情熱を見せてほしい、日本代表。
(中略)
アレックス、玉田、中田浩二、アレックス、加地。・・・。中田浩二、打てッ!
原 :おーぅ。
倉敷:なんか、もう時間がないんだけど、やっとこう、少し前に行くようになりましたね。
原 :ねぇ〜。。。
確かに行ってもなかなか取れないってのはわかりますけどね、
行かなければ、どの相手とやって戦っても勝つことは出来ないですね。そういう姿勢がなければね。
(中略)
倉敷:ジウベルト・シウバ、大黒、玉田、玉田、大黒。
原 :おっ!
倉敷:アレックス、アレックス、アレックス。
原 :行ける!
倉敷:アレックス、ラストパスッ! 俊輔ッ!
二人:あーーーッ!
倉敷:(遠いポスト前で中田がガックリと転がるのを見て)あ〜、ヒデ。。。
原 :(かぶって)もったいなかった。
(中略)
倉敷:アレックス、俊輔。
原 :打てッ!
倉敷:シュートォ! あ〜、稲本のシュートは大黒に、、、(ここで笛)タイムアップ。
1対4。日本代表の2006年のワールドカップは終わりました。
試合終了後
倉敷:原さん、ゲームの感想をお願いします。
原 :あのー残念ですね。特に前半終了間際の失点。そして後半何も出来なかった。
残念だけど、これが今の日本のサッカーの現状だってことを、
我々サッカー関係者も含めて、しっかり見つめないといけないと思いますね。
そして、こっからスタートして行かなければいけないなぁって改めて今日見て思いました。
倉敷:ここから這い上がらなければ。
原 :そうです。もっともっと強くならなければ。世界はもっと進んでるってことですよね。
(中略)
戦った選手だけじゃなくて、我々みたいにJリーグの監督やってたりとか、そういう全てが
これを見つめて、また新しい日本のサッカーを考えて行かなきゃいけないと改めて思いましたね。
まだまだ甘いですよ。まだまだ甘いと言われても仕方が無いと思います。
(中略)
倉敷:ヒデがですね、ひとり、センターサークルの中で仰向けになって倒れています。
原 :彼は倒れててもいい。それぐらい戦っているから。
これがベースに無かったら、いくらちょっと上手いからつったって世界では全く戦えません。
それを、みんなわかってほしいなぁと思いますね。
倉敷:メンバーはみんな、ゴール裏にいるサポーターに挨拶に行きました。
ヒデはセンターサークルの中で仰向けになって倒れたままです。
なんか、とても印象的なシーンですね。
原 :そうですねぇ。
倉敷:でも、誰よりも戦っていたのはヒデだと思います。
原 :そうだと思いますよ。
倉敷:この情熱と悔しさは個人のものだけでしょうか。
日本代表、もうひとつ大きくなるにはどうしたらいいのか。
指導者も選手も、メディアも、サポーターも考えなければいけない時期になりました。
原 :ほんとにね。こっからまたスタートしなきゃダメですね。ほんとに現実を見て。
試合前にもう、他の国のメデイアは帰って行きましたよ、だいぶ前に。
それは、それだけ、この試合は決まったと思われてしまったということです。
そういう試合をやらないようにしていかないといけないし、みんな、
こっからスタートして、もっと強くなって行かないといけないなと改めて思いました。
倉敷:そうですね。明日の新聞はブラジル一色の記事になってしまうし、
日本のことは、これまでもそうでした、ほとんど書かれないままの状態でした。
悔しさは日本に持ち帰ります。持ち帰って、次を目指す戦いに身を投じてほしいと思います。