学思塾  ー学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆しー (「論語」為政より)

 

乳幼児の発達のために




<1>応答的環境


 生まれたての赤ちゃんは言葉を話すことも、ろくに理解することもできません。泣いたり笑ったり体の動きで自分の要求を伝え、それに答えてくれる周りの対応や語りかけによってのみ環境とかかわります。そんな応答的環境こそ子どもを成長させる唯一の方法です。
https://rirerire.net/smile/
http://sengakuhisai.com/kotoba-kazuyori-taisetunamono/
https://www.10000nen.com/media/7047/?utm_source=article&utm_medium=media&utm_campaign=4486
 可能なら、ベビーマッサージ・ベビーサイン
https://moomii.jp/baby/babysign-howto.html



<2>語りかけ育児

 赤ちゃんはその瞬間の状況と関わる人間の生の言葉だけを理解します。乳児期の子どもに様子を見ながら生の声でたくさん語りかけることは、子どもの心と知能の発達に驚くほどの効果があります。
「語りかけ育児」
https://moomii.jp/baby/speaktobaby-childcare.html
 語りかけとは反対にテレビやラジオは応答的でないので、2歳までは一人でテレビを見たり、テレビやラジオのついた部屋にいるだけでも発達が阻害されます。
https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Enfant_603833/
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51RP7Z1MKHL.jpg
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51YLpHhkEPL.jpg
http://www.take-noko.jp/talk/2013050715545052.html
 ただし、2歳以降は一緒に内容の話をしながら年齢にあったEテレ番組(英語以外)を見ると子どもが成長します。
http://ikuji-log.net/entry/childrens-tv-shows
 頑張り過ぎず、いい加減に。
https://valuableinfomation.com/728


<3>絵本の読み聞かせ


 『絵本の読み聞かせ』は子どもの心と知能を大きく成長させ、子どもの人生の基礎となります。
https://maykies.com/media/childcare/1107/
 その子の成長過程に合った多種類の絵本を。
https://kosodate-march.jp/picture-book01065/
 子どもは絵本で世界を疑似体験します。同じ本を何度も読んで欲しがるのは、そのたびに新しい発見をしているからです。
https://7mori.net/picture-book/
 ぜひ、万難を排してでも読み聞かせの時間を確保して下さい。
http://oyaryoku.blog.jp/archives/57809210.html
 「感情を込めて読む」などの上手な読み聞かせは必要ありません。主役は読み手の大人ではなく子どもなのです。お子さんの様子を見ながら読み聞かせをやれば、自然といい読み方になってきます。
https://select.mamastar.jp/82907
 朗読CD(オーディオブック)・デジタル絵本による読み聞かせは逆効果なのでやめましょう。
http://kosotatu.jp/childcare/朗読cdがあれば、それで読み聞かせはokか?/
 絵本を読んだ後に「感想を聞きましょう」「質問をしましょう」「お話の続きを考えさせましょう」などという意見がありますが、読み聞かせを無理に知育にいかそうとすることは子どもの自由な発想を邪魔するだけです。
https://allabout.co.jp/gm/gc/452450/
 絵本は読み聞かせることで効果を発揮します。幼児が自分で絵本を読むと、文字を追うことに集中して絵本の世界にひたれなくなります。文字を読めないときこそが想像力を育む大切なときなので、あわてて自分で文字を読ませないようにしましょう。自分で文字を読めるようになってからも、読み聞かせを嫌がらないようなら読み聞かせてあげるといいです。絵本の読み聞かせをすると将来読書好きになるという意見もありますが、あまり関係ありません。絵本の読み聞かせは、子どもを読書好きにするためにするものではなく、それ自体に大きな意味があります。
https://kodomo-manabi-labo.net/yomikikase-hitoriyomi
 家族間の会話は単語だけでも成り立ってしまいますが、お母さんやお父さんが単語でなく文章で日常会話をする家庭の子どもは語彙力・言語能力・理解力・思考力が高くなることがわかっています。ただし、意識してそう会話をすることは家庭がおかしな雰囲気になるのでやめた方が無難です。でも、文章で会話をしなくても『絵本の読み聞かせ』には同じ効果があるのです。
http://kosodatestylenavi.com/goiryoku/
 「絵本・子どもの本の定期便」もあります。
絵本ナビ『絵本クラブ』
https://club.ehonnavi.net/
童話館『ぶっくくらぶ』
http://www.douwakan.co.jp/lp/
こそだてナビゲーション『ブッククラブ』
http://kosodatenavi.com/book_club.html


<4>子どもの話を聞く


 言葉を話せるようになっても、幼児は言語能力がまだ発達していないので「頭の中だけで言葉を使って考える」ことができません。しゃべりながら考えます。つまり、幼児はしゃべって初めて言語で考えることができるようになるのです。
 子どもがよく独り言を言うのはそのためです。小さいときは、独り言をたくさん言いながら遊ぶことで思考力が育ちます。
https://kosodatecafe.jp/column/228/
 また、しゃべれるようになった子どもは話を聞いてもらいたがります。話を聞いてうなずいてくれる人さえいれば、子どもはたくさんしゃべります。実は、そのときにこそ考える力が育っています。内容はくだらないことでも間違った内容でも何でもいいのです。思いついたことを何でもしゃべって、それを聞いてもらえる環境こそが子どもの言語能力・思考力を大きく成長させます。
https://happylifestyle.com/7167
https://www.news-postseven.com/archives/20180919_762496.html
 「子どもに話を聞く」のではなく「子どもの話を聞く」ことが大切です。大人が子どもから話を聞き出そうとすればするほど、子どもは頭の中で考えていることをしゃべれなくなります。
https://lineblog.me/sachiiritani/archives/313107.html
https://ameblo.jp/soda-teruko/entry-12465517997.html
 「人の話をよく聞ける」子どもにするためにも、まず大人の方こそ「子どもの話を聞く」ことです。子どもに言うことをよく聞かそうと大人がたくさん自分の意見を子どもに言っていると、子どもは聞き流すすべを身に付けてしまい、よけい人の話を聞けなくなるだけなのです。
https://mamanote.jp/news/2043


<5>氷山の一角


 子どもが話す言葉は、それ以前の経験という見えない大きな部分に支えられています。言葉は氷山やビルの一番上にあるようなものなのであり、多様な実体験にあふれた豊かな日常生活だけが子どもの言語能力を育てることができます。実体験不足のまま読書や漢字の勉強を頑張っても効果がないのは当たり前のことです。
https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1001x10000:format=jpg/path/s37b067c8c2e9c618/image/ie3ab12386f892d1f/version/1477209437/image.jpg
https://archive.fo/cJfPQ/cc469dddc72eda8cc905d3bb727683eaa2b37441.jpg
http://proclass.jp/blog/wp-content/uploads/2016/04/d883862f1b97c147a8bc935c0b759b75.png
 さらに、体験によって育った言語能力が理解力や思考力の土台となります。将来の学力も、小さいころからの様々な経験の積み重ねによる「見えない土台」の上に存在しているのです。スマホ・幼児英語教室・早すぎる先取り学習などは土台を壊してしまいます。
http://www.akatsuki.ed.jp/akatsuki-k/images/nobirutikara.png
 中学高校で必要となる抽象的思考力も、小さい頃の豊かな日常体験がその土台となります。
 

<6>生活リズム


 起床時間・食事時間・お風呂時間・就寝時間をなるべくそろえる。各部屋に見やすいアナログ時計を設置し、カレンダー・予定表・時間割を壁に貼る。子どもの様子を見ながら年齢に応じた昼寝時間にする。
https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/kosodateshien/soudan/1003424/1003440.html
 夜更かしはしない。大人の生活時間に合わせての遅い時刻の晩御飯・お風呂・スキンシップなども子どもの成長を阻害します。
https://narazaki-cc.jp/wp-content/uploads/2015/12/checklife.pdf
 入眠儀式
https://www.mamatenna.jp/article/9377/
 きっちりやらずにいい加減なのがちょうどいいです。生活リズムを一定にするのは、習慣化してしまえば頑張らずに生活を整えることができるからです。生活リズムを完璧に一定にしようと頑張りすぎることは本末転倒です。
https://conobie.jp/article/10332



<7>甘えさせるほど自立する


 子どもが甘えたい時は甘えさせてあげる。「甘やかす」と自立が遅れ、「甘えさせる」ほど安心して自立し、思いやりも育ちます。
http://ikujimama.net/spoilt-child/
http://oyaryoku.blog.jp/archives/77163023.html
 長年子どもの育ちを見守り続けた児童精神科医の佐々木正美先生の言葉にあるように、乳幼児期の子どもに大切なのは「根拠のある自信」より「根拠のない自信」です。「自分は何か人より優れている」という自信より「より良くなるように努力するべきではあるにしても、ありのままの自分を出してもいいんだ」という感覚こそが、子どもの一生を支えます。
http://blog.livedoor.jp/budouno_ki/archives/51398735.html
 お互いの負の感情を受け入れる。もちろん、子どもを叱ることがあっても大丈夫です。
https://casy.co.jp/fblog/3679.html


<8>全身で学ぶ


 大人は視覚中心で物事を理解しますが、幼児期は五感を総動員して初めて物事を理解します。
https://www.babycom.gr.jp/eco/br/1-1.html
https://kanko-gakuseifuku.co.jp/application/files/6215/1945/9206/53a9902340ceeac012b77bc35f563abb.jpg
 子どもは過去の体験がまだ少ないため、頭だけで物事の意味を考えることができません。身体を動かしながら考えます。触る、掴む、叩く、落とす、投げる、跳ねる、転ぶ、などなど。これらは、周りの世界を理解するために絶対に必要なことなのです。ただし、もちろん動かずに考えるときもあります。
http://shoko3.net/archives/3115
https://happylifestyle.com/7531
 子どもは『リズム』を通じて言語能力・運動能力を身につけます。Eテレなどの子ども向けの音楽にあわせて“自由”に身体を動かすのが効果的です。上手であるより、自由であることが大切です。
http://genkinou.net/kodomo/index.html
 子どもは裏表なく五感で学び考えるからこそ、実は大人よりも本質的に物事を学ぶことができます。子どもは子どもらしく「心と表情が一致して」振舞っているときこそ大きく成長しています。
https://ameblo.jp/e-cosodate/entry-10703721104.html


<9>小さな科学者・熱中体験


 子どもは大胆に仮説を立て積極的に検証する、まさに『実験する小さな科学者』です。子どもがおもちゃや石や泥などをいじって熱中して遊んでいるときは、仮説と検証を繰り返す科学者になっているのです。子どもこそ学びの天才といえます。子どもが自分のやりたいように様々な実験をすることのできる場所と時間を十分に用意してあげたいものです。
https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_ItMama_16261/
http://himawari-a.com/activity/
http://www.naturingroom.com/education4/
 小さい頃に好きなこと(アンパンマン・ブロック・折り紙・昆虫・恐竜・鉄道・歴史など)をとことん追求する「熱中体験」をすると、子どもの探求心が育ちます。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=335272


<10>指先遊び・ごっこ遊び


 子どもは頭だけで考えることができず、指先を動かしながら物事を考えます。指先を使う遊びが考える力を育てます。
https://kodomo-manabi-labo.net/yubisaki-asobi
 ガラガラ、プラステン、積み木、ブロック、シール貼り、型はめパズル、手遊び歌、塗り絵、お絵描き、粘土遊び、ひも通し、折り紙、ボール遊び、砂遊び、工作、あやとり、など。
 指先を思い通りに動かせる能力は、将来の頭脳を思い通りに使いこなす能力や心の安定にもつながります。
https://kodomo-manabi-labo.net/block-merit
https://kodomo-manabi-labo.net/sunaba-asobi-kouka
https://babymilk-all.com/脳を十分に発達させる/3歳児の手先、指先を器用にする遊び、方法/
https://eminews.jp/?p=330
 ごっこ遊びでは、想像力・表現力・観察力・社会性などが育ちます。
https://vonds.jp/13198/


<11>お絵描きの魔法!


 子どもはお絵描きが大好きです。好きな時にいつでも多様なお絵描きのできる環境を用意したいものです。
https://feature.cozre.jp/71054
 自由に使えるたくさんの紙を。
https://happylifestyle.com/1929
 乳幼児期のお絵描きは一生役立つ様々な能力の種を作ることのできる魔法の遊びです。思考力・発想力・表現力・観察力・理解力・コミュニケーション力・メタ認知能力・指先の器用さ・立体把握能力・忍耐力などなど。
https://mataiku.com/articles/4feeU
 よけいな口出しや出来不出来の評価をせず、夢中になれる環境を。
https://chiik.jp/articles/aNw6Q


<12>遊び相手・子育て支援広場


 『子どもの仕事は遊ぶこと』乳幼児は遊びでこそ大きく成長します。
http://niji.sakura.ne.jp/sblo_files/nijino/image/16507932_1799087403688091_1975542899864060254_n.jpg
 いろいろな相手との遊びが必要ですが、より重要な順に並べると、
①一人遊び
 最近はスマホ・DVD・テレビゲーム・タブレットなどの電子機器や過剰な習い事が子どもの正常な一人遊びの時間を奪い、成長を大きく妨げています。特別な目的もなく子どもが一人遊びに熱中している時間というのは無駄な時間などではなく、子どもの成長にとってとても大切な時間なのです。
https://iko-yo.net/articles/1735
②親・兄弟・祖父母との遊び
https://kosodate-march.jp/tinoushigeki5566/
③同学年や異学年の子どもとの遊び
https://kosodate-yakudatizyouhou.com/kodomotaizinnnayami/

 各地の子育て支援広場を利用することもできます。
「子育てひろば」
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kurashi/kosodate/1001103/1010321/1001762.html
https://twitter.com/w_city_kosodate?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
「子育て支援拠点つどいの広場」
https://wakayama.mypl.net/mp/kosodateshiencenter_wakayama/?sid=30639
「子育て支援センター」
https://wakayama.mypl.net/mp/kosodateshiencenter_wakayama/?sid=29350
「児童館」
https://4yuuu.com/articles/view/961046
http://www.kodomo-next.jp/jidoukans?sc_area=wakayama
「木のおうち」
https://wakayama.mypl.net/mp/kosodateshiencenter_wakayama/?sid=33978
「学童保育」
https://www.wakayamaymca.org/wellness/
http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kurashi/kosodate/1001104/1001877.html
「和歌山市民図書館こどもとしょかん」
https://wakayama-sp.civic-library.jp/


<13>自然体験


 小さい頃の自然体験は子どもを大きく成長させます。
https://kosodate-march.jp/gokannohattatu82597/
①虫取り
https://news.merumo.ne.jp/article/genre/6346633
②ピクニック、散歩
https://kosodate-march.jp/kodomo-hoiku68512/
おさんぽBINGO
http://bun-ken.jp/item/002/
③果物・野菜などの収穫体験、牧場体験
https://gurutabi.gnavi.co.jp/p/d07/gm525/
④海遊び、魚釣り
https://switch-kosodate.com/outdoor/post-4533
http://umizurikouen.ymeco.com/link05.html
⑤植物を育てる
https://lovegreen.net/homegarden/p94068/
⑥生き物の飼育
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/7149.00.html
⑦キャンプ
https://camphack.nap-camp.com/3563
⑧天体観測
https://kodomo-manabi-labo.net/moon-star-tankyugakushu


<14>季節感

 文明化された現在社会では季節感が薄れつつありますが、年中行事などで季節感を感じることは子どもの心を豊かにします。
https://kosodate-march.jp/events/season-event/
 ポケット図鑑片手に自然の中へ。
https://ameblo.jp/sunnarinana/entry-12377506684.html
 旬の味覚でも季節感を感じることができます。
http://benesse.jp/kosodate/201610/20161024-1.html


<15>発声練習・しりとり・カルタ


 仮名を書く練習の前に、「あいうえお表」で発声練習をし、壁に「あいうえお表」を貼る。急がずに楽しく練習することが大切です。「あいうえおのうた」を歌うのも効果的です。「あいうえお表」を使って言葉の音を練習しておくことは、将来の言語能力や思考力につながります。
https://onigiriface.com/wp-content/uploads/2016/02/kumon-gakushu-poster006.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=WoHxbh5-tU8
 「しりとり」をやると「言葉の音を認識する力」が自然につきます。「言葉の音を認識する力」は思考力にとってとても大切なものなので、子どもの頃に「しりとり」を楽しくたくさんやれば、将来の学力も大きく伸びます。
http://sengakuhisai.com/kodomo-siritori-taisetu-riyuu/
https://chiik.jp/articles/mpUqJ
 カルタも「言葉の音を認識する力」を少し高めます。
https://cawaiku.com/child/3-old/karuta-ranking-6421


<16>運筆力


 読み書きができるようになるには、その前の土台が大切です。早すぎる時期に読み書きを学ぶことは逆効果になります。
http://sengakuhisai.com/yomikaki-nansai-yomikaki-dekirutameniwa/
 文字を書く前に運筆力を鍛えることが大切です。
https://up-to-you.me/article/944
https://kodomoto-issyo.com/mental-training/unpitu-3point
 運筆力を鍛えるには、お絵描き・塗り絵・迷路・点描写・なぞり書きなどを楽しくやることが効果的です。
https://print-kids.net/print/unpitsu/nazorigaki/

 


<17>鉛筆の持ち方


 正しい鉛筆の持ち方をあせらず教える。一人ひとり指の長さや太さも違うので、みんなが同じ「正しい鉛筆の持ち方」をできるわけではありませんが、なるべく正しい持ち方をしておくことが将来の学習力を伸ばします。
https://sawachin.com/post-352/
https://kosodate-march.jp/enpitsu-kyousei02272/
 左利きの矯正は楽しく無理せずに。
https://tamagoo.jp/childcare/benefits-of-right-handedness/

 


<18>“いい加減”が良い加減


 『育児に正解なし』完璧を目指さない“いいかげん”な子育てこそ正解です。
http://ikuji.oyasmilk.com/1sai/子育てのいい加減とは?2人目みたいに1人目を/
http://ure.pia.co.jp/articles/-/54431
 引き算の子育てを。
https://sekaiku.com/hikizan-kosodate/
 完璧でないことの方が大切です。
https://kidsinfost.net/family/parent/knack/
https://family.php.co.jp/2016/01/post29.php


<19>ママとパパ


 最近は中性的な人も増えていますが、ママとパパは育児にも違いがあります。
https://allabout.co.jp/gm/gc/439355/
https://conobie.jp/article/13530
なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか高草木陽光 (左右社)
http://sayusha.com/catalog/p9784865281743c0036


<20>子育て四訓


  子どもとの距離感の目安が「子育て四訓」です。
1.乳児はしっかり肌を離すな

2.幼児は肌を離せ手を離すな

3.少年は手を離せ目を離すな

4.青年は目を離せ心を離すな
https://kurashinista.jp/column/detail/2408
 子どもは未熟であっても「一人の人間」であり、「親の分身」ではありません。まず大人の言うことを聞けるようになり、そして大人の言う通りには動かなくなる。それは人としての成長の証です。
http://arcs-edu.com/education/5817
http://arcs-edu.com/education/6483
http://arcs-edu.com/education/5624



<21>失敗する権利

 『失敗は成功のもと』子どもはいろんな失敗を経験して成長します。「失敗しない」は「成長しない」と同じことです。子どもには失敗する権利があります。
https://www.tfm.co.jp/teacher/index.php?itemid=148082

https://n-papa.tokyo/fail
https://happylifestyle.com/8046


<22>短所と長所

 子どもは一人ひとり性格が違います。小さい子どもはあるがままの気持ちを表に出すので、大人より生まれ持っての性格が強くでます。毎日一緒にいる両親には子どもの短所ばかりが目につきがちですが、子どものうちは短所と長所が表裏一体の関係にあるのです。
http://www.oyaryoku.jp/oscol022.html
 見方を変えれば、短所は長所にもなります。どんな性格が良くて、どんな性格が悪いなどということはありません。
https://ameblo.jp/chiharu-omoide/entry-11370621425.html
https://conobie.jp/article/12252
 「子どものうちなら短所は直せる」という考えは、迷信にすぎません。小さいうちに短所を無理に直すことは、長所をなくすことにつながります。
https://toyokeizai.net/articles/-/166343
 男の子。
https://toyokeizai.net/articles/-/89110
 女の子。
https://conobie.jp/article/13646


<23>支度


 楽しく支度できるように。最初は手伝いながら、あわてず練習を。
 決まった場所にひとまとめに収納。
https://blog.excite.co.jp/kurashinote/23061328/
 「お支度ボード」でやることをリスト化。
https://4yuuu.com/articles/view/411117
 手伝って欲しがるときは甘えさせる。
https://ameblo.jp/kayokayohappy/entry-11933899536.html


<24>お手伝い


 子どもは大人の真似をしたがります。小さい頃から少しずつお手伝いをすれば「生きる力」がつきます。
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=34106
 「お手伝いをすると学力がつく」ということより、子どもも家庭の中でそれなりの役割を果たすことは「人として生きる」ことそのものなのです。
http://usjuku.jugem.jp/?eid=1298
 「お手伝いをしたらご褒美をあげる」というのはよくありません。「ありがとう、助かったよ」「よくできたね」と伝えるといいでしょう。ご褒美をあげると「お手伝いは嫌な仕事だけど、やったらご褒美があるよ」という意味になり、「お手伝い」=「嫌なこと」と教えているようなものです。「勉強したらご褒美をあげる」というのがよくないと昔から言われているのと同じ理屈です。
https://toyokeizai.net/articles/-/244374


<25>金銭感覚


 昭和までの子どもたちは、お小遣いを握りしめて駄菓子屋に行って安いお菓子やオモチャを買うことで自然とお金について学びました。今は、子どもたちが実感のある金銭感覚を学ぶことのできる機会が減っています。
 子どもと買い物や食事に行ったときは、カードではなく現金で払うことが大切です。それは、カード払いでポイントをためることよりはるかに重要なことです。
 スーパーに食材・日用品などを買いに行くときも、たまには子どもを連れて行くと効果的です。本・玩具・文房具・洋服などの子どもの身の回りの物を買うときも、お取り寄せではなく、なるべく一緒にお店に行って現金で買うようにしましょう。
https://benesse.jp/kosodate/201611/20161111-2.html
http://kz-freedom.jp/archives/699/
 「お金の価値や役割」を実感しないまま、単に「お金持ちになりたい」と考える子どもたちが増えています。「お小遣い」などで小さい頃から実感の伴った良い金銭感覚を育てなければ、たとえお金持ちになったとしても幸せな生活はおくれないでしょう。
https://kosodate-march.jp/okane354747/
https://toyokeizai.net/articles/-/18668
 「どうぶつ村のおかいものゲーム」(学研)
https://hon.gakken.jp/book/1575067500
 
もちろん、高校生や大学生になれば徐々にネットショッピングやクレジットカードやスマホ決済について学ぶ必要があります。
https://benesse.jp/kyouiku/201508/20150831-8.html
 「きみはリッチ?」指導書
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/rich/edu/


<26>日記


 楽しく気楽に短い日記をつけると、体験や考えが整理できて子どもが成長します。
https://chiik.jp/articles/GEqV1
https://img.hanakomama.jp/2016/02/5dcb09b9af9c01bf02abda731796e64c-1-690x518.jpg
 ただし、子どもが日記を苦痛に感じる場合はやめる方がいいでしょう。
http://oyaryoku.blog.jp/archives/35452012.html


<27>地図作り


 近所の地図を作ると子どもの世界が広がります。
https://www.tsukuba.ed.jp/~kuki2/?p=4234
https://www.kosodate.co.jp/miku/vol43/04_02.html
https://s.eximg.jp/expub/feed/Woman_woman/2017/E1488939588199/1489631719_7.jpg
 お出かけするとき、行く場所や行ってきた場所の地図を作ると楽しみが増えます。
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=154
http://tukikage.sblo.jp/article/30869416.html



<28>おすすめ玩具


 子どもの方から働きかけると適度にそれに反応する応答的玩具が子どもを育てます。働きかけなくても刺激を子どもに与える玩具や刺激が強すぎる玩具は子どもの成長にはつながりません。
http://kosotatu.jp/parenting/玩具は頭を使うようなものを与えましょう/
くまのプーさん6WAYジムにへんしんメリー(タカラトミー)

https://www.takaratomy.co.jp/products/babyonline/lineup/merry/003.html
アンパンマンリトミックマット(バンダイ)
https://anpanman.bandai.co.jp/products/age/age2/details.php?detail=4543112924926000
全身でブロック入って遊べるセット(ピープル)
https://www.people-kk.co.jp/toys/pythagoras/zenshindeblock-haitte.html
アンパンマンNEWまるまるパズル(ジョイパレット)
https://www.joypalette.co.jp/products-toy/newまるまるパズル.html
アンパンマンたのしい!おふろセット(アガツマ)
https://www.agatsuma.co.jp/product/anpanman/704.php
レゴクラシック黄色のアイデアボックス(レゴ)
https://www.lego.com/ja-jp/themes/classic/products/lego-large-creative-brick-box-10698
室内ジャングルジム
https://my-best.com/3293
鉄棒ブランコ ポップンロール(トシマ)
http://kakaku.com/item/S0000837692/
まめっ子くん(フジッコ)
https://www.fujicco.co.jp/mamecco/
マグフォーマー(ボーネルンド)
https://ec.bornelund.co.jp/shop/pages/campaign_magformers.aspx
マグネティックマイティーマインド(ボーネルンド)
https://ec.bornelund.co.jp/shop/g/gLLP40102/
NEWくみくみスロープ(公文)
https://shop.kumonshuppan.com/shopdetail/007003000011/
はじめてのおままごとサラダセット(ウッディプッディ)
https://www.woodypuddy.com/fs/woodypuddy/85887/G05-1211
アンパンマンびょういん(セガトイズ)
http://www.segatoys.co.jp/toy/826
アンパンマン ジャムおじさんのやきたてパン工場(セガトイズ)
http://www.segatoys.co.jp/toy/7569
アンパンマンコンビニDX(セガトイズ)
http://www.segatoys.co.jp/toy/859
ねじねじアンパンマンごう(セガトイズ)
http://www.segatoys.co.jp/anpan/diy/
アンパンマンレジスター(セガトイズ)
http://www.segatoys.co.jp/toy/797/
どうぶつしょうぎ(幻冬舎)
https://boku-boardgame.net/animal-chess
NEWスタディ将棋(公文)
https://www.kumonshuppan.com/kumontoy/kumontoy-syousai/?code=54723
はじめてのアルゴ(学研)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000007512.html
アルゴ(学研)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001620.000002535.html
レシピカードゲーム(ホッパーエンターテイメント)
https://kyoheiomi.com/board-game/recommendation/recipe


<29>生活学習漫画

〇ドラえもんプレ学習シリーズ(小学館)
せいかつのマナー
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253585
じぶんのこと・おてつだい
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253581

からだのたんけん
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253583
たべもの はかせに なろう!
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253588
きせつのことばとぎょうじ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253586

ことばづかい
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253582
はかってみよう
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253590
かぞえてみよう
https://www.shogakukan.co.jp/books/09253584
〇学校では教えてくれない大切なことシリーズ(旺文社)
整理整頓
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011080
時間の使い方
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011106
楽しくお手伝い
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011192
からだと心
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011170
言葉の力
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011269
本が好きになる
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011195
お金のこと
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011082
物の流れ
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011105
数字に強くなる
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011167
友だち関係(自分と仲良く)
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011081
友だち(考え方のちがい)
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/011109


<30>自己肯定感・褒める教育

 最近、「子どもの自己肯定感を高める方法」というのをよくみかけます。「叱らず褒める」「成功体験を積ませる」「子どもの頑張りを評価する」「否定的なことを言わない」「自分には良いところがあると感じさせる」「自分のことを好きにさせる」「子どもに感謝の言葉を伝える」などの内容で「どのような声掛けをすればいいか」が書かれていることが多くあります。しかし、これらは自己肯定感を取り違えているのではないでしょうか。「自己肯定感」とは「自分の感情・行動・結果を良し悪しに関わらず無理に取り繕わなくてもいいと感じる」ことで、否定的な感情を持たないことではありません。逆に、子どもが(もしくは親が)否定的な感情をいだいても、当たり前のこととして自然に生きることです。子どもを意図的に褒めたり励ましたりして、大人の思い通りの「ポジティブに頑張る良い子ども」に誘導することは自己肯定感を下げるだけでしょう。自己肯定感とは、親が意図的にそれだけを取り出して伸ばすようなものではないのです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68128?page=5
 「叱らず褒める教育」がよく推奨されていますが、“意図的に褒める”ことは非常に危険です。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000147237
https://www.shinchosha.co.jp/book/610647/
 「褒める」より「認める」。
http://yukikomine.com/kosodate/130
 自己肯定感は「親の声掛けの仕方」などで育つものではなく、「多様な体験」によって自然にゆっくりと育つものです。
https://happylilac.net/eikoh/thumb/2017-07-11_parent-02.png
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<31>非認知能力

 最近、テストなどで測定できる認知能力(知識、記憶力、思考力など知的な能力)よりも、非認知能力(感情や心の働きに関連する能力)を幼児期に伸ばすことが大切だといわれるようになりました。「自制心」「忍耐力」「勤勉性」「意欲」「協調性」「思いやり」「やり抜く力」「計画性」などが非認知能力にあたります。
 それで「非認知能力を伸ばす方法」というのが多く出回っていますが、自己肯定感と同じく意図的にそれだけを取り出して伸せるようなものではありません。
 本当の非認知能力とは、「早寝早起きをする」「家族で食卓を囲む」「家族と会話する」「一人遊びをする」「友達と遊ぶ」「自然体験をする」「お手伝いをする」「保育所・幼稚園・学校に通う」などの豊かな日常生活の中でゆっくり育ちます。
https://kodomo-manabi-labo.net/asobijikan-manabi
 非認知能力はとても大切ですが、特別新しく必要になった能力などではなく、普通に生きていくのに必要な昔ながらの能力なのです。
https://www.terakoya148.jp/2016/11/29/塾長のつぶやき⑱非認知能力/
 「非認知能力を伸ばす方法」などの情報に振り回されないようにしなければいけません。「これからの時代は人間力が大切で、人間力を伸ばす方法とは」というのも一時期たくさん出回りましたが、特に成果がでた様子もないのです。
http://dialogue-space.hatenablog.com/entry/2016/04/16/172438
 「課題解決力を伸ばす方法」「問題解決力を伸ばす方法」なども同様です。これらの力は非常に大切なものですが、それが大切なのは今までも同じであり、簡単に伸ばす方法が急に見つかるわけもないのです。
https://togetter.com/li/650654
 非認知能力は伸ばそうとするより、それを壊すものを避けることの方がはるかに大切です。「夜更かし」「偏食」「スマホ・インターネット」「日常的なイヤホンの使用」「タブレット学習」「低学年から学習塾」「勉強以外の体験が少ない」などが非認知能力の発達を壊します。


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