一汁一菜の読書歳時記4  2004年1月〜12月

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目次  
 読書歳時記1  2000年4月〜2001年3月へ(45冊)
 読書歳時記2  2001年4月〜2002年3月へ(41冊)
 読書歳時記3  2002年4月〜2003年12月へ(13冊)

2004年1月廃用身       □マラソンランナー    □渥美清 晩節、その愛と死   
   
 2月 マイブルーヘヴン  知事が日本を変える  安心の村は自律の村
       市町村合併と地域のゆくえ チャン・イーモウ 御三家歌謡映画の黄金時代
    3月 本と私  ルポ解雇   日本映画は再興できる
    9月 京都に蠢く懲りない面々  ゴルフはエキサイティング 獄中19年
       大王陵発掘!巨大はにわと継体天皇の謎  シナリオ人生  怒りの方法
       五木寛之の百寺巡礼  人生案内  老いてこそ分かる映画がある
       
鈴木光司 現在を生きよう  しあわせさがし  植村直己、挑戦を語る
   11月 オンリーワン都市横浜  □寅さん 人生の伝言  □山田洋次の<世界>
 


100 『廃用身』  久坂部羊 著 冬幻社判 ¥1600  (小説)

 知人に勧められて『廃用身』(久坂部羊著 幻冬社)を読みました。廃用身、聞き慣れない言葉です。脳梗塞などで麻痺となり機能回復の見込みのない手足を言う医療用語だそうです。話は二部構成で、前半は漆原糾(うるしはらただす)医師の手記、後半は手記の出版を手がける編集者の注記となっています▼漆原医師の経歴。阪大医学部卒。九四年WHOの研究員としてパプアニューギニアに赴任。九九年帰国。神戸の異人坂クリニックに院長として勤務。老人ケアに尽力し老人の麻痺した手足を切断する新療法『Aケア』を開発して話題となる。お年寄りの麻痺した手足を切断する新療法は介護負担を軽減する「奇跡の療法」なのか、老人虐待の「禁断の療法」なのか。医師の手記は、介護現場の惨状や老人虐待の現状から「Aケア」に至った経過と新療法の効能を語っています▼編集者は矢倉俊太郎。本書の出版のために山月館入社。彼はAケアに関わる一連の事件と関係者のその後について記しています。マスコミは新療法を総攻撃。Aケアから始まって経歴の全て、家族にも及びます。事態が複眼で描写されていきます。最後に「エッ」という奥付があります▼医療サスペンスの新領域として読みました。問題作です。


101 『マラソンランナー』 後藤正治著 文春新書357 \700 (ノンフィクション)H15.12.20発行

 
 この本で取り上げられているランナーは、金栗四三 孫基禎 田中茂樹 君原健二 瀬古利彦 谷口浩美 有森裕子 高橋尚子の8名。各々がその時代の代表的な選手として、同世代のランナーも関連して取り上げられています。私の時代としては、君原健二以降のランナーだと、生活の中で名前を聞き、テレビで応援してきた気がします。
 同時代の選手を拾ってみます。君原健二(寺沢徹、宇佐美彰朗、佐々木精一郎、円谷幸吉) 瀬古利彦(宗茂、宗猛、新宅雅也、中山竹通) 谷口浩美(森下広一、篠原太) 有森裕子(佐々木七恵、増田明美、浅いえり子、荒木久美、宮原美佐子、小鴨由水、山下佐知子、真木和、浅利純子) 高橋尚子(鈴木博美、市橋有里、山口衛里)などの名前は覚えています。

 君原健二は東京オリンピックで8位、メキシコオリンピックで2位、ミュンヘンオリンピックで5位。すごい成績である。それと35レース中途中棄権したレースは一度もない、ということ。 瀬古利彦は、全15戦して10勝の成績を残しています。
 マラソンにランナーが何を求めているのか、あるいは何のために走るのか、を本人へのインタビュ−を交えて著者が追求していきます。その回答の中に歴史の変遷があり、時代の流れを読み取ることができます。
 電車通勤の中で四日間で読了しました。
 
☆著者 後藤正治氏について‥‥1946年京都市生まれ。ノンフィクション作家。『遠いリング』(講談社ノンフィクション賞)『リターンマッチ』(大宅壮一ノンフィクション賞)。著書『牙』『復活』『スカウト』『生体肝移植』『秋の季節に』  


 102  『渥美清 晩節、その愛と死』 篠原靖治著 祥伝社判 \1400 H15.3.31発行

 著者の篠原さんは、1981年から最後まで渥美清さんの付き人を自ら進んでしていた人です。晩年の渥美清さんを最もよく知る立場にいた人が、8年の沈黙を破って晩年の姿を語っています。神戸の震災でのロケでなぜファンの声に手を振って答えられなかったか。ガンの告知を受けて、人知れず、病魔と闘っていたのです。構成は、第1章オレはガンだからね 第2章 わが人生の師 第3章 渥美清と車寅次郎 第4章 老いることと死ぬこと 第5章 晩節を生ききる となっています。本の中で語られる渥美さんの語り口がいつも映画で見ている寅さんと同じで、とても懐かしい気がします。きっと、映画の撮影に入っての語り口にとどまらず、日常生活においても、そうした独特の語り口であったと思われます。それが、いい。車寅次郎と渥美清はやっぱり、一緒なのです。ただし、この本を読んでよくわかったのですが、田所康雄と渥美清とは峻別することを本人が望んでいたということは大事なことだと思う。プライバシーは別。彼の家族をマスコミから守ることを常に念頭においていたということ。俳優 渥美清と、監督山田洋次が列車の線路みたいに離れるでもないが、決して交わらない距離を置いて常に緊張感の中にあったということは非常に新鮮でした。


103  『マイブルーヘヴン』 高樹沙耶著 毎日新聞社判 \1,429 2003.8.10発行

 著者は女優の高樹沙耶さんです。タイトルが内容にぴったりです。彼女の半世紀の歩みの記録でもありますが、イルカの海に魅せられて、ハワイに移り住み、フリーダイビングの競技(ワールドカップ)に出場して、女子個人4位、日本記録保持者となります。その、彼女自身が変って行く様を描いてもいます。
 1.迷いと目覚め 2.イルカとの出会い 3.人生の改革 4.運命 5.ワールドカップ が目次です。所々に青い海と彼女の写真が散りばめられてもいます。
 彼女のメッセージです。「人生はアッという間です。その時間をどう生きるか、この本を手にしてくださった方が、与えられた時間を大切に過ごされることを深く祈らせていただきます。」 地球と海に寄り添って生きる彼女からの心からのメッセージです。


104  『知事が日本を変える』 浅野・北川・橋本知事の鼎談集 文春新書 \660 H14.4.20発行

 
3人の知事の鼎談集です。いずれも知事としての実績があって、一人は官僚から一人は政治家から一人はジャーナリストからと出身が違うのも面白い。共通しているのは、県政の情報公開・職員の意識改革・財源の確保・市町村との付き合い方などの話。特に情報公開と職員の意識改革のところは力が入っていました。発言の中では北川さんの話に迫力がある気がしました。
 あとは、鳥取県の片山知事と長野県の田中知事が加われば、独自の道を歩む県政の中心人物がそろうことになります。 


105  『安心の村は自律の村ー平成の大合併と小規模町村の未来ー』 松島貞治・加茂利男著
    自治体研究社 \1000 2003.8.5発行


 長野県の下伊那地方にある村泰阜(やすおか)村の村長松島貞治さんの話と村を訪れた加茂さんの印象記です。村長は村の職員から村長になっています。「村が安心して住める自律の村にする」村の運営に奔走する様子が伝わってきます。特に、地方交付税の配分時に、国の政策によって小さい市町村の所の補正を減らして「兵糧攻め」にしようという魂胆には怒りが沸いてきます。それでも、合併は村の住民のためにならない、と自律の道を選択する村長。在宅福祉をメインにして、少ない財源の中で手厚い上乗せ行政で住民福祉を行う村の国民健康保険の負担率が長野県下で下の方であることは驚きです。何時も村のことを考える村長と議員と職員がいる、それが村です。合併で一地方となったとき、それがどこまで可能か、鋭い問いかけです。


106  『市町村合併と地域のゆくえ』 保母武彦著 岩波ブックレット560 \480 2002.2.20発行

 保母武彦教授が批判しているのは、平成の市町村合併が国から政府から提起されて上から、住民自治の観点なく強権的に進められようとしていること。3000を1000にしていずれは300をめざす。合併したさいたま市と合併を拒否した上尾市との対比はよく研究すれば沢山の教訓があるように思いました。長野県の栄村や福島県の矢祭町の話も載っています。


107  『チャン・イーモウ』 キネ旬ムック キネマ旬報社 \1800 2002.5.31発行

 現代中国の代表的監督チャン・イーモウに関する記録集。@チャン・イーモウを訪ねて Aチャン・イーモウの魅力 Bチャン・イーモウを観る Cチャン・イーモウを追う Dチャン・イーモウデータファイル に分かれています。
 中でもよかったのは作品論。映画「活きる」を解説している北川れい子氏の文章は説得力があった。トークショーでチャン・イーモウについて語った今野雄二氏・鶴田真由氏・園部まり氏・ワダエミ氏などの内容は監督を知るのに役立った。
 坊主刈りの頭が特徴のチャン・イーモウ氏。監督・俳優・撮影をこなす。
 私の好きなベスト3 @初恋の来た道 AHERO(英雄) Bあの子を探して
 何時も作風を変えて挑戦するタイプの監督です。私の好みはその中のヒト場所に偏っているのかも知れない。現代10傑監督に選ばれる監督のことですから、作風の新境地の挑戦は未だ続くでしょう。 写真もあって楽しめた本でした。


108  『御三家歌謡映画の黄金時代』 藤井淑禎著 平凡社新書 \740 2001.11.29発行

 著者は1950年生まれで現在立教大学文学部教授とあります。昭和38年〜42年頃の「歌謡映画」を取り上げて評論している本です。取り上げられている映画は、橋幸夫「いつでも夢を」「あした逢う人」「江梨子」 舟木一夫「北国の街」「高校三年生」「仲間たち」 西郷輝彦「涙になりたい」「恋人を探そう」「涙をありがとう」の各々3本づつの9本。著者は、歌謡映画を、何の変哲のない日常を描いた映画で、高度成長期の激動を見事に証言していると捉えています。
 私が映画館で見た映画は残念ながらありません。舟木一夫の『絶唱』と『高原のお嬢さん』を当時の映画館で観た記憶があります。確かに、いずれもまじめな映画でした。歌謡映画の場合、歌の歌詞が唯一のよりどころで、後は歌手のキャラクターを考慮の上で、ストーリーは脚本家がつくるものと思っています。従って、ある場面に象徴をみるのは良いけれども、東京へのあこがれ映画だとかの、余り細に入って点検して生まれるものというのは余り無いのではと思います。その意味で、この本には賛成できる点とそんなことはどうでもよいのでは、という点が混在していました。
 そういう歌謡映画が全盛の時代があったこと、それが丁度団塊の世代の青春時代と重なっていること、タイトルを聞いただけでノスタルジーな響きがあること、歌謡映画とはいえ映画全体の興隆と衰退の中での話であることが確認できれば十分なのでは。あとは、映画を鑑賞して思う所を述べ合うことで十分だと思う。


109  『本と私』 鶴見俊輔編 岩波新書 別冊8 \740 2003.11.20発行

 一冊の本との出会いがその後の人生に大きな影響を与えた。そういえる一冊の本に出会うことが出来ましたか。本離れが進み、映像とデジタルが華やかな時代ですが、アナログの代表・活字=本との出合いを綴った19編の手記はどれも大変読み応えがあります。
 中でも私が印象深かったのは、インドネシアの山奥の村に日本の絵本をインドネシアの標準語に訳して図書館を作っていく話しです。日本での本集めはボランティアが読まなくなった本を贈ってもらうことで集め、それを自力あるいは在日インドネシア人の人に助けてもらって翻訳する。そうして出来上がった絵本を背負ってインドネシアへ出かけていく著者。学校がなく、本を知らない子供たち。その海を知らない子供たちが絵本を通じて海を知る。絵本で通じ合えること、交流出来ることを著者は何よりも喜んでいます。


110  『ルポ解雇』 島本慈子著 岩波新書  \740 2003.発行

 この本の感想をコラムに書きました。
使用者は労働者を解雇できるが、正当な理由がない解雇は、権利の濫用として無効とする』。労働基準法に解雇ルールを新設することを検討していた政府・労働政策審議会の労働条件分科会が二〇〇二年末に発表した「建議」の核心の一つです。事務局の厚生労働省の考えが色濃く反映していると言います。どう読みますか。ポイントは立証責任が労働者に押し付けられる恐れがあることです。解雇が権利の濫用であることを常に労働者が証明できると思いますか。どう読んでも解雇自由のルール化です▼この「建議」が「法案」となって国会の舞台へ。「解雇できる。ただし」という逆立ち記述に論議が集中しました。特にグレーゾーンの立証責任はある方が負けることが問題となりました。結局、その核心が修正されて可決・成立。改正後の労働基準法第十八条の二は『解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効である』となりました。「建議」に見る息詰まるような「支配」の思想がこの国に生まれています▼以上の内容は『ルポ解雇』(島本慈子著 岩波新書)から学びました。非常に迫力のあるルポです。是非一読をお勧めします(M)


110  『日本映画は再興できる』 李鳳宇著 ウエイツ  \750 2003.6.1発行

 なかなか刺激的な本でした。 目次 日本映画のシステムを解剖する  新しい価値観で日本映画をつくる
 著者の略歴 1960年京都府生まれ。朝鮮大学卒業後、パリに留学。映画プロデューサー。89年に映画の配給会社シネカノンを設立。93年初制作「月はどっちに出ている」が興行的にも成功。2000年には「シュリ」を配給。劇場経営は銀座・渋谷。  


111  『京都に蠢く懲りない面々』 湯浅俊彦 他著  講談社α文庫  \780 2004.1.20発行
 


112  『ゴルフはエキサイティング』 植竹伸一郎著  岩波アクティブ新書  \740 2003.6.5発行
 


113  『獄中19年』 除 勝 著 岩波新書  \650 1994.7.20発行
 


114  『大王陵発掘!巨大はにわと継体天皇』  今城塚古墳プロジェクト NHK出版 \1700 200471.30発行
 


115  『シナリオ人生』 新藤兼人著 岩波新書  \700 2004.7.21発行
 


116  『京都に蠢く懲りない面々』 湯浅俊彦 他著  講談社α文庫  \780 2004.1.20発行
 


117  『怒りの方法』 辛 淑玉著 岩波新書  \700 2004.5.29発行
 


118  『五木寛之の百寺巡礼第4巻 滋賀・東海』 五木寛之著  講談社  \1500 2004.3.31発行
 


119  『人生案内』 落合恵子著 岩波新書  \740 2002.11.20発行
 


120  『老いてこそ分かる映画がある』 吉村英夫著 大月書店  \1600 2004.6.24発行
 


121  『鈴木光司 現在を生きよう』 鈴木光司著  実業ノ日本社  \1300 2000.1.18発行
 


122  『しあわせさがし』  高樹沙耶著 トラベルジャーナル 1999.3発行 142P  1,500円
 
高樹沙耶さんは1963年浜松市生まれで1983年「沙耶のいる透視図」で主役デビュした女優です。30歳を越して、今の自分に納得できないようになっていた頃、オーストラリアのイルカセラピーに取材・参加して感動。また、アポリジニのビルとの出会いもあって、自然と共に生きることのすばらしさを実感したという。
 本書にはそうした心の変遷と彼女が撮った写真が散りばめられています。オーロラ(ノルウエー ロフォーテン諸島)やシチリア島、オーストラリアの動物たち、ノルウエーのフィヨルドや氷のホテルなど。


123  『植村直己、挑戦を語る』  文藝春秋社編  文春新書 2004.7.20発行 286P  800円
 
植村直己氏の対談集です。


124  『オンリーワン都市 横浜』  横浜市都市経営局編 有隣堂 2003年6月30日発行 900円
 
2002年の選挙で横浜市長に当選した中田宏氏が一年間でやってきてことを編集した活動集。
 序章は飯島直子さんとの対談。第1章は経済学者金子勝氏との横浜改革ビジョン討論。第2章は中期政策プラン・シンポジウム。第3章は協働のあり方シンポジウム。あと、施政方針演説が資料に載っています。
 金子勝氏との討論の章と、政策プランシンポジウムの章が興味深かった。1964年生まれ。15歳違う。若い力を感じます。住基ネットで横浜方式を打ち出して注目された市長です。情報公開によって住民と情報を共有しようという姿勢がはっきりしています。
 時代認識を非「拡大・成長」の時代とし、基本理念を「民の力が存分に発揮される社会の実現」としています。
 


125  『寅さん 人生の伝言』  文NHK出版 生活人新書 2004.7.10発行 221P  680円
 
旅行作家が語る寅さんの魅力。川と人間とのかかわりを探求している著者は映画に現れる印象的な川のシーンを興味深く振り返ってくれます。
 第1章 故郷にありて(とらやの人々・食卓) 第2章寅さんの旅路(香具師・汽車・バス・温泉・ウイーン) 第3章寅さんの恋愛論(遍歴・講座・ラブレター・好きな歌・男の引き際) 第4章フーテンの人生論(竜宮城・地道な暮らし・酒席のたしなみ) エピローグ渥美清という男。という構成。
 寅さんを扱った本は沢山出版されていますが、この本もうなずきながら、思い出してニタニタしながら読める本です。 


126  『山田洋次の<世界> 幻風景を追って』  切通理作著 筑摩書房 ちくま新書 740円 247P
 
著者切通理作氏の略歴‥‥1964年生 文化批評。「宮崎駿の<世界>」で第24回サントリー学芸賞受賞。
 山田洋次の80本近い作品を資料的に分析検証する手法で著者独特の考察を展開しています。80本の映画の別の場所へ共通のテーマでクルクル変わる展開力は驚きます。寅さんを日本人の原風景でなく<幻風景>と捉える筆者は、山田洋次のいう「リアル」や「日本人の美質」とは何なのかを知るために本書を書いたとあります。
 山田映画を語る段になるとシネフロント系の文化人が最前列を埋めてしまった、とか、力強い応援団として市民左翼系の論客を捉えていた(嶋田豊さん)とか、独特の切りかたをした記述も沢山あります。 たくさんのことが語られていて体系的に紹介できませんが、 山田洋次論としては、ひとつの地位を占める評論と感じました。



 

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