Corona Oliva

Viaggi

VenetoDicembre 2004

あんれま~ボローニャは意外と都会だなっすな~
あんれま~ボローニャは意外と都会だなっすな~

早朝のIC(インターシティー)で、フィレンツェにて途中下車しつつボローニャへ。ランプレドット(牛モツ煮込み)サンドで膨らんだ腹にビッラとサラーメも合流。昼間っからアルコールが飲めるなんて旅ならではですねぇ。そうこうしてるうちにボローニャ到着。

しかし何ですな、ボローニャは我々の想像をはるかに超えた都会ですな。さすが国際見本市が開かれるだけに駅前にはドカーンと広い道路が通り、三つ星・四つ星ホテルが建ち並ぶ。地方都市とあなどっていたワタクシが田舎モンだったようだ。
地元特産物を扱ったログハウス風の屋台も広場に点在。特に今は季節がら装飾もナターレ(クリスマス)風味をきかせている。

他の都市にも見られるが、ひときわボローニャで印象深いのがポルティコ。いわゆる柱廊のことで、建物の軒が長々と連なり、分岐点ではまた別のポルティコが交差している。建物には宿や住居、店舗が入っており、軒下にはカフェのテーブル席などが広げられている。ようやく見つけた駅から徒歩20分はかかる今夜のお宿へも、ポルティコのおかげで寒風の中さまよわずに済んだ。街の真ん中のポルティコは特大サイズなのに対して、外れていくとだんだんこぢんまりとしていく。

中心部は特大サイズ、外れは小ぶりなポルティコ
中心部は特大サイズ、外れは小ぶりなポルティコ

我々の宿は駅周辺ではなくチェントロと呼ばれる中心部。鉄道が通ってから街が形成される日本とは違い、駅はチェントロから離れている街が多い。宮殿や教会、美術館などもチェントロに集中しており、更に目抜き通りにはこれなら日本のお金持ちマダムもご満悦といった顔ぶれのブランドショップが軒を連ねる。

続々と人が吸い込まれていく一軒の切り売りピッツァ屋に我々も抵抗するすべがなく吸い込まれ、一切れ1ユーロ(約140円)のマルゲリータをお買い上げ。

14世紀から作り始めて未だ未完成のサン・ペトロニオ聖堂とやら
14世紀から作り始めて未だ未完成のサン・ペトロニオ聖堂とやら

駅からの道すがら発見した大型スーパー「PAM」へ突入。街中にこんなデカいスーパーがあるとは気が利いておる。入るとそこは食品の楽園。ンマそうな惣菜コーナーでは順番待ちをしているマダムたちで大盛況。おお、もう夕食準備の時間ですな。とりあえず生活必需品であるサラーメ、ヴィーノをカーニボンにたかり宿へ戻る。

カーニボン注文の分厚いフィレステーキ
カーニボン注文の分厚いフィレステーキ

「何かンマいものを!」と食いしんボンの誉れ高いカーニ隊長が隊員(ワタクシ)に渇を入れる。ミヅーラさまのざっくりした情報では、駅からインデペンデンツァ通りとやらの間にンマくて安いトラットリアが集中してるそう。その中で、次から次へと人が収納されていく一軒のトラットリアに潜入を試みる。絶え間ない客にテーブルの用意が追いつかないほどの盛況ぶり!

隣にはカメリエーレと英語で対話する独り客。アメリカ人かやはりコーラを飲んでいる。グリッシーニをポリポリしてると、カーニボンはボロネーゼとブ厚いステーキ、ワタクシはカルボナーラと洗面器大のインサラータが。ンマいがこのボリューム、最後は目が淀んでくる。キンキンに冷えた白ヴィーノももう入らん。鼻から出そうになるキノコを押さえつつ、ポルティコに飾られたナターレ用の明かりのもと宿に戻った。

(・・地雷爆発まであと1日・・)