Viaggi
ボ~~ン!!
イタリア上陸以来初めてぐっすりと眠った感のある朝を迎える。自発的な体内時計調整と心地よいホテルボローニャのお陰ですなぁ(広告料は貰ってないすよぉ)。
本日は居心地のいいこのホテルを引き払い(だから広告料は貰ってないすよぉ)、今回の目玉の一つであるリヴィエラ海岸へ下って行くのだぁ~!まずはジェノヴァから少し下ったラパッロという海岸リゾートを目指す。

何でもご存知のロンプラ先生(倹約旅行者の指南書:Lonely Planet)によると、ここは同じくリゾートとして名高いお隣の街サンタ・マルゲリータ・リグレよりももっと庶民派で楽しいのだそう。同じ列車に乗り合わせた人々は、ヴァカンツァ全開な格好でお地蔵さん3体は入りそうなデカいスケさんを列車から降ろしている。駅前には旅行代理店なんぞあり、小ぶりなロータリーには人々がバス待ちついでにひなたぼっこしている。そう、本日もいい天気なのだぁ~!
人で賑わう市街を突き抜け海岸線に出る。おお~!海を臨む一流ホテルや上品そうなリストランテが立ち並び、欧州のリゾートっぽいですぞ~!下のリストランテついでにやってるといった感じの殺風景なお宿にチェックイン、ンマい魚介のお昼ごはんを求め出発!

海岸線沿いのテラス席を設けたリストランテに落ち着き、まずはカメリエーラが『エイネケ』と発音し最初なんのこっちゃわからんかったハイネケンでかんぱーい!ごっきゅんごっきゅん、ピヒャ~~!続いてはムール貝を筆頭とした魚介マリネをいただきまっす。お次は魚介のパスタ~!こちらでもムール貝が「私をお先に」「いや、私から食ってくれ」と踊ってるぅ!青い空と海を臨むリストランテで魚介を食す・・・夏の旅はやめられませんなぁ。

お腹が膨れたところで、フラ~っと隣街のサンタ・マルゲリータまで行ってみましょうか。ちっちゃなバスに揺られて10分ほど、海岸線沿いの曲がりくねった道をグオングオン行くもんだからかなり気持ちが悪くなるが、海を臨む景色はバツグンにいい。向こうに更衣室が軒を連ねたビーチが見えるぞう。
リゾートっぽい鮮やかな壁の色はラパッロと一緒だが、より庶民的と前評判だったラパッロの方が国旗が複数掲げられ、多く星が飾られたホテルが前面に出てて華やかな印象。
裏通りを散策してみると、地味なアンティーク市と地味なお土産露天が。「突如食したくなりまして・・」と立ち寄ったバールでカーニはご当地チョコとお土産用チョコをお買い求め。一方ワタクシは遠くからでもニオイを嗅ぎつけられるようになったスペルメルカートに潜入しお買い物を堪能。
ラパッロへ戻るバスの車窓から、おやおや?対向車線にエントリー番号のついたアンティーク車が続々やって来てバスとすれ違う。さすがおクルマの国、こういうイベントがあるのでしょうねぇ。バールで休憩中というクルマもあるのがイタリアらしい。

夕方お散歩を楽しむというカーニボンと別行動。小一時間後、「ミヅーラさま、そろそろお夕食でも」というお電話がピロリン。目ぼしをつけておいたというリストランテは夜8時前で人がワンサカ。人気店のようで確かに入ってはみたいが、少ないカメリエーレがあくせくテーブルを回ってオーダーすら時間がかかりそう。「そういやカーニボン、我がお宿の下はトラットリアではないですかぁ」
お宿トラットリアに入ると「あ、キミらか」と店主はすぐに気づいたようで、マンマらしきシニョーラが給仕にあたる。お飲物はハウスワインとし、アンティパストはやはり海のものということで、まずは蒸したムール貝盛り。あれま、意外に身は小ぶりなのですね。「このスープもンマいですよ、ミヅーラさま」と、ムール貝のゆで汁を飲むカーニボンに、「行儀悪いですよぉ」と言ってたら、後ろのおっちゃんも貝ですくって飲んでいた。

プリモの魚介パスタは少々柔らかめな茹で加減だったが、魚介スープが絡んでンマい。カーニボンはセコンドでお魚のムニエル、ワタクシは魚介のフリットをいただく。しかし途中で満腹の神が降りてきた。あとは頼みますよ、カーニボン・・・。スピースピー・・・。
・・・テポBon投下まであと3日・・・