更新日:2023年6月1日
公認会計士試験の合格を目指す場合、やはり独学は困難と考え、予備校の通信講座(オンライン講座)を検討される方も多いと思います。
ただし、通信講座といっても選択肢がいくつもありますので、どの講座がいいのかなかなか判断がつかないのではないでしょうか。
そこで、公認会計士の通信講座について、おすすめ5社を徹底比較してご紹介しますので、講座選びの参考にしていただければと思います。
なお、通学スクールについては、公認会計士の予備校・専門学校おすすめ5選【徹底比較!】のページでご紹介していますので、そちらをご参照ください。
【監修者】公認会計士 濱谷慶史 |
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【執筆者】 |
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公認会計士の通信講座おすすめ5選【徹底比較!】
それでは早速、公認会計士の通信講座を扱う予備校5社を比較して、各社の特長に基づき、タイプ別におすすめ通信講座をご紹介していきます。
※ 各社の詳細な解説については、後述します。
クレアール
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クレアールの公認会計士通信講座 |
総合評価
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一言コメント公認会計士講座の受講料金は決して安いものではなく、経済的にどうしても無理はできない場合もあるかと思います。 また、学習の計画や勉強の進め方、学習量の多さに不安を覚える方もいるかもしれません。 そんな方には、クレアールの公認会計士通信講座をオススメします!
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CPA会計学院
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CPA会計学院の公認会計士通信講座 |
総合評価
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一言コメントCPA会計学院は、近年の合格者実績が大手と比べても遜色なく、合格率で言えばトップクラスです。 その理由は、質の高い講義・教材とレベルの高い講師陣の努力に他なりません。 講座のカリキュラムについていくのは大変かもしれませんが、ついていきさえすれば合格はもう手の届く所まで近づいていることでしょう。
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LEC
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LECの公認会計士通信講座 |
総合評価
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一言コメントLECの公認会計士講座の魅力は、その安さです。 安いからといって内容が薄いわけではまったくありませんので、安心してください。 そして、コースが短答式と論文式対策に明確に分けられているため、まずは短答式試験対策のみに集中したい、という方にもオススメです!
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資格の大原
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大原の公認会計士通信講座 |
総合評価
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一言コメント大原は歴史が古く、簿記関連の資格が充実していること、公認会計士合格者以外の長年経験を積んだ専任のプロフェッショナルの講師がいること、学習範囲の網羅性が高いことなどから、計算科目が非常に得意とされています。 会計学だけでなく、租税法の計算も、しっかり力を入れており、大原であれば計算科目に対して大きな自信を得ることができます。 大原は、そんな計算が苦手、という方にオススメです!
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TAC
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TACの公認会計士通信講座 |
総合評価
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一言コメントTACは、教材の質と網羅性が十分であること、講師が公認会計士合格者であるため監査論についてよく知っているといった特徴があります。 また、理論科目の対策は知識も大事ですが問題に対する対応力が重要になってきます。知識があっても対応力が無いと解けないのです。 特に論文対策では、実際に対応実績のある合格者ならではのノウハウを得ることが可能になります。 講師が多く、質問・相談に対するサポート体制の充実性も享受できるので、そういった理由で理論に不安がある方はTACの通信講座をオススメします!
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以上、各社の特長ごとに、簡単にご紹介しました。
ここから先は、各社の公認会計士通信講座について、詳しくご紹介していきたいと思います。
公認会計士の通信講座
クレアール - 安さと効率性・最小労力で選ぶ
クレアールの特徴
クレアールは、公認会計士講座を扱う予備校では珍しく、通信講座に特化しています。クレアールの主な特徴は、下記の3点となります。
- 「非常識合格法」により、学習の最大効率化を狙う
- 料金が安い
- Vラーニングシステムを採用し、非常識合格法とのシナジー効果を活かす
1.非常識合格法
非常識合格法は、合格に必要な得点・配点・範囲に徹底的に絞ったカリキュラムと、それに沿った教材・講師陣・暗記法により、受験生にとって最も経済的負担が少なくかつ最大効率で難関資格である公認会計士試験に合格できる最適な学習方法のことです。
このため、消化不良に陥ることもなく、学習量・講座の費用をできる限り抑えて合格を狙うことが可能です。
2.料金が安い
基本の2年のコースを選択すると、おおよそ50万円程度の受講料になります。
ただし、クレアールは割引が充実しているため、実際は45万円くらいになりますので、LECの通信講座と並んで各予備校では最安の部類になります。
3.Vラーニングシステム
Vラーニングシステムの一例として、「1単元30分講義」の原則が採用されています。
これは、理解が不足している論点や聞きたい論点を重点的に学習できるように、講義時間を30分単位で区切っているものです。
また、「単元別確認テスト」により、理解が不足している論点を事前に判断できるようにしています。
その他、クレアールでは会計士試験の元 試験委員の先生が監査論を担当されています(2022年現在)。
項目 | 特徴 |
規模 | ・他校より小さいが、通信講座に特化 |
校舎数 | ・通信講座に特化 |
費用 | ・各予備校の中でかなり安い ・初学者2年コースで54万円~59万円程度 ※時期によって大幅値引きあり |
講師 | ・公認会計士合格者多数 ・元試験委員在籍 |
質問・相談サポート体制 | ・電話、メール、Skypeでも対応 ・質問専用の番号、メールアドレス有 |
科目の優位性 | ・監査論に強い |
学習の網羅性 | ・最大効率化のため、必要重点範囲のみ |
クレアールの通信講座の種類
クレアールの通信講座は、社会人や仕事をしている人を意識した講座なだけあって、その種類は他の予備校と比較して豊富です。
初学者用のコースとしては、2年コースのほか、1年の短期集中型のコースもあれば、なんと他の予備校にはない3年以上のコースもあります。
最も特徴的なのは、4年の長期計画での合格プラン(トータルセーフティコース)ですね。
他の大手予備校であれば、通常は2年コースが最大、それを超えると上級コースで別途申込となりますが、クレアールの4年コースでは、初学者でも無理のない簿記3級からの養成を実施し、じっくり確実に合格を勝ち取っていくプランとなります。
各種試験のチャレンジ受講料はクレアールが負担し、合格の際にはお祝い金が贈呈されます。また、未受講分の受講料については返金されるなどの特典もありますので、かなりお得なコースですね。
クレアールの通信講座の学習スタイル
クレアールの通信講座は、Web通信(オンライン講座)を標準学習形態としています。お持ちのPC、スマホ等に対応し、いつでもどこでも講義の視聴が可能です。
また、音声DLにより音声学習も可能ですし、講義資料・答練資料もデータとしてダウンロードが可能となっています。講義は倍速機能等を利用して、効率的に学習することも可能です。
期限を気にせず講義を繰り返しみたい、または紙の講義・答練資料を送付してほしいという方は、追加オプションとして、DVD講座と講義・答練資料を別途申し込みする必要があります。
安さと効率性、最小労力で選ぶなら、クレアールがオススメ!
各予備校の受講料金は決して安いものではなく、経済的にどうしても無理はできない場合もあるかと思います。また、学習の計画や勉強の進め方、学習量の多さに不安を覚える方もいるかもしれません。
そんな方には、クレアールの公認会計士通信講座をオススメします。
社学者向けのコースとしては、2年スタンダード合格コースがオススメです。カリキュラムは長いに越したことはありませんが、あまりに長いと集中が続かない場合もあります。
それでも、バイトなど仕事も少し両立したい、という方は3年スタンダードコースも有でしょう。社会人合格者が多いのも、こういった長期のカリキュラムがあることが理由の1つになっています。
半独学・短答合格済で予備校の答練を一部利用したい場合、論文式の対策のみを受講したい場合
各コースの詳細情報は、パンフレットに記載されています。
⇒ クレアール公認会計士講座の資料請求はこちら
パンフレットを申し込むと、講義サンプルDVDもオマケとしてついてきます。
どのコースにすればよいかわからない、という方は、メールでの受講相談も受け付けています。
クレアールは他予備校と比較して効率性を重視している反面、少し不安を覚える、という方は、クレアールの合格者のインタビューを確認してみてください。参考になるかと思います。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
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公認会計士の通信講座
CPA会計学院 - 質の高い講義と講師陣・合格実績で選ぶ
CPA会計学院の特徴
CPA会計学院は、税理士・簿記検定、特に公認会計士試験に特化した予備校です。
数年前までは規模の小さい予備校でしたが、最近は大原・TACに並ぶ合格者数を輩出するまでに急成長している注目の資格予備校です。他校から人気講師を引き抜いており、講師の質も高いです。
校舎の数は東京3校、大阪1校と少ないですが、生徒に対する個別フォローも手厚く、予備校の方針としては大手の大原・TACと同様、網羅性の高いボリュームある学習スタイルとなります。
教材もボリュームがありますが、論点ごとにA~Cランクの重要性を明記することで、効率性も意識しているのがCPAの特徴です。
得意科目を挙げるとすれば、管理会計でしょうか。というのも、管理会計でダントツで人気だった講師がCPAに移動したためです。
費用は大原・TACと並んで予備校の中で高めとなりますが、通信のWeb講座に関しては、TAC、大原と比較して、やや値段が安く設定されています。ただし、DVD講義はありませんので、注意してください。
項目 | 特徴 |
規模 | ・近年、大原・TACに並ぶ合格率 |
校舎数 | ・東京3校、大阪1校 |
費用 | ・各予備校の中で比較的高め ・初学者コースで73万円~81万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が常駐 ・常駐講師は会計士試験合格者 |
質問・相談サポート体制 | ・電話、メール、オンラインでも対応 ・個別対応が手厚い |
科目の優位性 | ・監査論、管理会計論に強い |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
CPA会計学院の通信講座の種類
CPA会計学院の初学者向けの公認会計士通信講座は、大原、TACと同様、基本的に各学習期間の違いにより以下の複数のコース(1年、1.8年、2年)に分かれます。
なお、短答特化コースも用意されています。
CPA奨学金制度もあり、条件を満たせば無利子貸与型の奨学金制度を利用できます。
公認会計士講座の入門講座(全6回)の無料体験講義もあります。こちらは、Webで受講可能で、テキスト・問題集も自宅へ送付してくれます。
選べる学習スタイル
CPA会計学院では、Web講座(オンライン講座)による学習スタイルを選択できます。
・Web受講について
配信の速さは業界最速を謳っており、収録翌日に配信を行います。音声ダウンロードを標準装備しており、倍速視聴も可能です。また、スマホやタブレットで受講することも可能です。
質の高い講義と講師陣、高い合格率で選ぶなら、CPA会計学院の通信講座がオススメ!
CPA会計学院は近年の合格者実績が大手と比べても遜色なく、合格率で言えばトップクラスです。その理由は、質の高い講義・教材とレベルの高い講師陣の努力に他なりません。
講座のカリキュラムについていくのは大変かもしれませんが、ついていきさえすれば合格はもう手の届く所まで近づいていることでしょう。
最も確実な合格を手に入れたい方には、CPA会計学院の「公認会計士 2年速習コース(短答3回対応)」の通信コースがオススメです。
学習期間はこの他に1.8年のコースなどがありますが、学習期間が長いコースに越したことはありません。
学習開始期間が間に合わない場合は、2年スタンダードコース(短答2回対応)、「1.8年速習コース(短答3回対応)、1.8年スタンダードコース(短答2回対応)、1年スタンダードコース(短答1回対応)などのコースの選択も可能です。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
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公認会計士の通信講座
LEC東京リーガルマインド - 安さと十分な学習量で選ぶ
LEC東京リーガルマインドの特徴
LECの特徴は、大原・TACと同じく大手の予備校ではありますが、もともと法律系の予備校です。このため、大手2校と比較すると、公認会計士の合格者数は少なく、講師の数自体も少ないです。
※ 絶対数が少ないのであって、合格率が低いという意味ではありません。
また、通学講座も含め、基本的に質問・相談サポートはWeb対応になります。Web上で講師に質問できる「教えてチューター」と同じ講座の受講生と情報を共有できる「教えてメイト」などが利用可能です。
ただし、財務会計論、管理会計論、監査論はLINEによる質問相談が可能です。電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になります。
教材に関しては、一問一答問題集をはじめ、その質やボリュームは十分です。他の予備校と大きく異なり、講座は短答式と論文式のコースが明確に分けられています。
得意科目として管理会計の理論が強く、管理会計の理論問題集に関しては大原やTACの受講生が利用するほどの人気でした。
しかし、その問題集を作成した人気講師が他校へ移動したため、現在も管理会計の理論問題集が更新され利用されているかは、予備校への確認が必要です。
LECの特筆すべき点は、論文式対策が手厚いということです。講義や答練回数は大手2校よりも多く、学習に十分な理解を得ることが可能です。
項目 | 特徴 |
規模 | ・予備校としては大手(法律系) ・会計士講座の実績は大原、TACが上 |
校舎数 | ・全国各地多数 ・通学講座を取り扱う校舎は少ない |
費用 | ・各予備校の中でかなり安い ・短答式+論文式で54万円~73万円程度 ※短答一発合格なら32万円~42万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が多数在籍 ・公認会計士合格者とは限らない |
質問・相談サポート体制 | ・基本的に質問はWeb対応のみ ※教えてチューター、教えてメイト |
科目の優位性 | ・管理会計理論に強い ・論文式対策が手厚い |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
LECの通信講座の種類
前述した通り、LECでは短答式と論文式でコースが明確に分けられています。まずは短答式試験に確実に合格し、合格したら、論文式対策を実施していく、という方針です。
他の予備校だと、論文式の対策も併せてカリキュラムに含まれていますから、LECはある意味短答式合格に関する効率性を最重要視した方針と言えます。
初学者用のコースは、短答合格コースが基本となり、短答合格コースは学習のスタート時期により以下の2種類が用意されています。
⇒ 公認会計士 短答合格コース<秋生>…8月~1月頃に学習スタート
⇒ 公認会計士 短答合格コース<春生>…2月~7月頃に学習スタート
選べる学習スタイル
LECの通信講座は、次の3種類の学習スタイルを選択できます。
①Web+音声DL+スマホ
Web(オンライン)+音声ダウンロードで講義を視聴することが可能です。ネット環境があればどこでも何度でも講義が聴け、また、携帯電話や携帯オーディオプレーヤーに保存して移動中に受講することも可能です。
②DVDフォロー
DVDを利用して、講義を見ながら学習するスタイルです。DVDプレーヤーがあればいつでもどこでも学習が可能です。高速再生、コマ送りなどの機能によって効率的に学習が可能です。
なお、DVDフォローは大原やTACと同様、割高になっています。
安さ、ボリューム、短答式合格重視であればLECの通信講座がオススメ!
LECの公認会計士通信講座の魅力は、その安さです。そして、安いからといって内容が薄いわけではまったくありませんので、安心してください。
そして、コースが短答式と論文式対策に明確に分けられているため、まずは短答式試験対策のみに集中したい、という方にもオススメです。
初学者用のコースとしては、短答合格コース<春生>がオススメです。開講時期に大きく遅れてしまう場合は、短答合格コース<秋生>をオススメします。
⇒ 公認会計士 短答合格コース<春生>…2月~7月頃学習開始
⇒ 公認会計士 短答合格コース<秋生>…8月~12月頃学習開始
半独学・短答合格済で予備校の答練を一部利用したい場合、論文式の対策のみを受講したい場合
これらは、講座、答練など個別に購入できますし、これらをまとめた論文合格パックもあります。
⇒ 公認会計士 論文グレードアップ講座
⇒ 公認会計士 論文プレ答練
⇒ 公認会計士 論文グレードアップ答練
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
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公認会計士の通信講座
資格の大原 - 計算に不安がある方にオススメ
資格の大原の特徴
資格の大原は、公認会計士講座を扱う予備校の中でも最大手で、合格者も最も多く輩出している予備校です。
講師の数、カリキュラム、学習内容の網羅性など、どれをとっても十分で、予備校の中でもまさに王道といった位置づけになります。
項目 | 特徴 |
規模 | ・最大手 |
校舎数 | ・全国各地多数 |
費用 | ・各予備校の中では比較的高め ・初学者2年コースで78万~87万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が多数在籍 ・公認会計士合格者とは限らない |
質問・相談サポート体制 | ・校舎へ行けばいつでも質問等が可能 ・電話、メールでも対応 |
科目の優位性 | ・会計学、租税法などの計算科目が得意 |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
大原の通信講座の種類
大原の公認会計士通信講座のコース・パックはシンプルです。1年、1.5年、2年のカリキュラムのコースが基本としてあり、それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。
選べる学習スタイル
大原の通信講座は、次の3種類の学習スタイルを選択できます。
①Web通信
Web通信(オンライン講座)では、インターネット環境があれば、いつでもどこでも、大原の講義が受講できます。Webならではの便利な機能が充実しており、大きな学習効果が得られます。
以下でサンプル講義の視聴が可能です。
②DVD通信
DVDを利用して、講義を見ながら学習するスタイルです。DVDプレーヤーがあればいつでもどこでも学習が可能です。
③資料通信
書店の参考書、問題集では不安がある、という方におすすめです。大原で使用しているテキストや問題集などの教材のみで学習するスタイルです。
学習経験のある方や、講義がなくても教材さえあれば自分で学習を進められる方に最適です。
計算に不安がある方は、大原の通信講座がオススメ!
大原は、歴史が古く、簿記関連の資格が充実していること、公認会計士合格者以外の長年経験を積んだ専任のプロフェッショナルの講師がいること、学習範囲の網羅性が高いことなどから、計算科目が非常に得意とされています。
会計学だけでなく、租税法の計算も、しっかり力を入れており、大原であれば計算科目に対して大きな自信を得ることができます。
そんな計算が苦手、という方にオススメするのが、大原の2年初学者合格コースです。こちらは1年~2年のコースがありますが、単純にインプット期間の違いであり、期間が長ければ長いほど学習に余裕が持てることになります。
⇒ 公認会計士 2年初学者合格コース(Web通信/DVD通信)
(資格の大原 公認会計士講座 コース一覧 )
ただし、インプット期間の初期は財務会計論の講義のみなので、1.5年であっても
学習についていけなくなる、ということはありません。
学習の開始時期によって、以下のコースを選択するのがよいでしょう。
⇒ 公認会計士 1.5年初学者合格コース(Web通信/DVD通信)
(資格の大原 公認会計士講座 コース一覧 )
また、費用に関しては、簿記検定の合否の有無によって、割引があります。
なお、TAC、LECと同様、Web通信よりDVD講座の方が費用が高くなっています。
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下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
資格の大原 ![]() |
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公認会計士の通信講座
資格の学校TAC - 理論が苦手な方にオススメ
資格の学校TACの特徴
資格の学校TACは、大原と並んで公認会計士講座を扱う予備校の中でも大手の予備校です。このため、大原と同じくスケールメリットを享受できます。
合格者数、校舎数、費用もほとんど大原と並んでいますので、大原とそれほど大きな違いはありません。
講師は全員公認会計士試験合格者であり、監査の実務経験のある方もいるので、当然監査論には強いですし、合格のためのノウハウを教えてもらうにはTACがオススメです。
項目 | 特徴 |
規模 | ・大原に次いで最大手 |
校舎数 | ・全国各地多数 |
費用 | ・各予備校の中では比較的高め ・初学者2年コースで79万円~87万円程度 |
講師 | ・講師は全員公認会計士試験合格者 |
質問・相談サポート体制 | ・校舎へ行けばいつでも質問等が可能 ・電話、メール、Zoomでも対応 |
科目の優位性 | ・監査論などの理論科目が得意 |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
TACの通信講座の種類
TACの初学者向けの公認会計士通信講座のコース・パックは大原と同様、シンプルです。おおまかに1年、1.5年、2年のコースがあります。
ですが、同じ2年コースでもSとLの2種類があり、TACの方がややカリキュラムの種類が多いです。それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。
選べる学習スタイル
TACの通信講座は、次の2種類の学習スタイルを選択できます。
①Web通信講座
インターネットを使ってオンラインで講義動画を視聴する学習スタイルです。高速再生機能など便利な視聴ツールが充実しています。
②DVD通信講座
DVDを利用して、講義を見ながら学習するスタイルです。DVDプレーヤーがあればいつでもどこでも学習が可能です。
理論科目に不安がある方は、資格の学校TACの通信講座がオススメ!
TACについては、教材の質と網羅性が十分であることと、また講師が公認会計士合格者であるため、監査論についてよく知っていること、また、理論科目の対策は、知識も大事ですが、問題に対する対応力が重要になってきます。知識があっても対応力が無いと解けないのです。
特に論文対策では、実際に対応実績のある合格者ならではのノウハウを得ることが可能になります。
また、コロナ感染拡大の影響を受けて、TACではZoomによる質問・相談も受け付けています。
講師が多く、質問・相談に対するサポート体制の充実性も享受できるので、そういった理由で理論に不安がある方はTACの通信講座をオススメします。
また、学習期間によって複数のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。このため、TACの通信講座でオススメするのは、2年の初学者合格コースです。
⇒ 公認会計士 2年L本科生コース(Web通信・DVD通信)
⇒ 公認会計士 2年S本科生コース(Web通信・DVD通信)
2年L本科生コースと2年S本科生コースでは、前者がやや学習期間が長いですが、インプット期間は講義も少なく、そこまで学習の負担度に差はないといえます。
オススメは2年のコースですが、学習の開始時期によって、以下のコースも選択可能です。
⇒ 公認会計士 1.5年L本科生コース(Web通信・DVD通信)
なお、申し込みの時期によって各コースに割引が適用されます。また、簿記検定の合否の有無によっても割引が適用されます。DVD通信講座の方が値段が高いのは大原と同様です。
1年の短期集中コースは学習期間が短いため、開講時期の入校にあわせないと、合格が非常に厳しくなります。短期集中コースで翌年入校を考えられている方はなるべく開講時期に間に合うよう調整しましょう。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
TAC ![]() |
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通信講座のメリット・デメリット【vs通学スクール】
以上、公認会計士の通信講座についてご紹介してきましたが、予備校を利用する場合、通信講座(オンライン講座・Web講座)か通学スクールのどちらを利用するか、というのも検討する必要がありますね。
メリット
公認会計士試験を扱う予備校の通信講座を利用する場合、通学スクールと異なり、以下のようなメリットがあります。
- WebやDVDによる受講のため、いつでもどこでも学習が可能
- 通学時間が不要となり、その時間を他の事に有効活用できる。
- Web、音声、DVD視聴で、高速再生や繰り返し再生が可能
- 都合の良い時間に学習できるため、バイトなど仕事とも両立が可能
デメリット
一方、以下のようなデメリットもあります。これは通学講座のメリットと表裏の関係でもあります。
- 周囲に人がいない環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組む工夫が必要
- 受験仲間や講師に気軽に質問することができない
- 受験のモチベーション維持に工夫が必要
通信講座の場合は、周囲に受験仲間や講師がいないことによって、学習の半強制力が働きません。また、受験仲間の勉強の進捗なども分からないため、学習のモチベーション維持が難しくなります。
なお、各予備校によって異なりますが、Web通信であれば通学講座より費用は安く済む場合があります。DVD通信は、基本的に通学・Web通信よりも費用がやや高くなるのが基本です。
以上より、例えば学業以外の予定がある方や、周囲に人がいない環境であっても学習の自己管理がしっかりできる人は、通信講座でも全く問題ないでしょう。
なお、各予備校の校舎数等の比較については下記のページで紹介していますので、参考にしてください。