Q,催眠療法ってなんとなく怖いんですが・・・
A そうですね。
催眠というとなんだかとっても特別なもののように感じられるかも知れませんが、
催眠というのは実はとっても一般的なものです。
私たちは毎日何度も自然な催眠状態に入っているんです。
朝起きてまだボーっとしている時。
遠い未来の事をボンヤリ考えている時。
そうそう、車を運転する人なら経験があるのではないでしょうか?
いつも使っている慣れた道を走っていて何にも考えていなかったけど気づいたら目的地に付いていたって事。
あれも催眠と暗示の作用です。
Q,過去世ってホントにあるんですか?
A 申し訳ありませんが、過去世がホントにあるかどうかわからないんです。
しかしセラピーという視点で考えるとホントにあるかどうかということは問題ではありません。
過去世の物語として体験することは実はアナタの潜在意識の物語なのです。
ヒプノセラピーって何?のところで書きましたが、ヒプノで扱うのは潜在意識であって
潜在意識は言葉ではなくイメージで出来ているんです。
ですから物語という表現の仕方は潜在意識にはピッタリ来るんです。
潜在意識から物語の形を借りてメッセージを取り出すわけです。
ですからホントかどうかということより、現れたイメージの物語をどう受け取っていくかの方が大切です。
せっかく出て来た物語を本当かどうか解からないからといって捨ててしまうのは
とってももったいないですね。
Q,未来療法に興味があります。もっと詳しく教えてください。
A A,はい。私共ではよいイメージをもってこれからの人生を歩んでいただく為にセラピーの最後に
未来の自分を見に行くということをしていました。
このやり方が好評だった為にもっと積極的に未来をヒプノセラピーに取り入れることにしました。
クライントさんは現在の問題についてと過去の原因についてはよく考えておられる事が多いのですが、
自分の未来像は持っておられない事が多いのです。
けれども現在というのは過去と未来の間にあるものです。
現在に変化を起こすのに過去だけにスポットライトを当てるというだけでは足りないと思うのです。
未来の自分に今の自分を引き上げてマラうということも変化の為には有効です。
よく、成功マニュアル本なんかに『成功しているイメージを持て』などと書いてありますが
それと通じるものがあります。
ただ皆さんも経験があるかもしれませんが、イメージしてもいっこうに変化が訪れない事もありますよね。
そこにはちょっとしたコツがあるのです。
100%のイメージというのが必要です。
未来療法はカウンセリングやTFTを受けていただかなければ出来ないというのもそこにあります。
たくさん傷を持ったまま、
「イメージはしたけどこんなこと絶対起らないよな」と思ってしまうような状態でイメージしてもそれでは変化は難しいのです。
Q,未来療法はどんなものですか?
A,ヒプノセラピーなんですが、今までのヒプノセラピーでは過去を癒すということばかりをしてきました。
けれども現在をいうのは過去と未来の間にあるものなのです。
mother treeではカウンセリングにおいてもSFAを取り入れ未来から現在を考えるということに重点を置いてきました。
ヒプノセラピーにおいても未来からの視点というのは大切なのではないかと思います。
未来療法は未来からのアプローチとなります。
Q,うつ病なんですが、催眠でバッ〜〜っと治してください
A, テレビの催眠ショーの影響でしょうか、
催眠というのはこうなるようにと術者に指示をしてもらったらそうなるんだ、というイメージを持ていらっしゃる方もあられるので
すね。術者の指示のまま玉ねぎをりんごだと信じておいしそうに食べるとか、
そういう事なんだと思って「大嫌いな○○さんが見えなくなるようにして下さい」なんて依頼もときたまあります。
あんなふうに術者に暗示をかけてもらうと何でも思うどうりに変化してしまうように思われるかもしれませんが、
アレはあくまでショーなんです。
催眠術にかけられる人はタレントさんで、
彼らはみんなの前で催眠によっていろいろなことをさせられるということを受けいれています。
またそうなった方が視聴者にとって面白く、そうなった方がご本人方にとっても都合がよい事が多いのです。
また彼らテレビに出ている方々は感情の海に飛むことにも慣れていらっしゃいます。
テレビの催眠が演技だといっていのではないのです。
ただ自分から催眠に入っていく気持ちが大切だということや催眠は魔法ではないことを
解かっていただきたいとおもいます。
それにテレビのショーは前催眠と言って前もって何度か催眠状態に導いて催眠に入りやすくもなっているはずです。
残念ですが実際のセラピーではテレビのショーのようにはいかないです。
とても催眠に入りやすいタイプの方なら 初めから暗示によってなんらかの変化を起こすことは出来ますが、
適当でない暗示はスグに覚めてしまします。
※ 精神科・心療内科等で診断を受けておられる方はヒプノセラピーはできません。
※ またヒプノセラピーは“治す”ものではありません。
Q,前に催眠療法を受けた事があるんですが全然催眠に入りませんでした。
私は催眠に入らないとタイプなんでしょうか?
A,催眠に入らない人というのは実は居ないんです。
潜在意識がある限り誰でも催眠に入ります。
眠っている時全く夢を見ていない人が居ないのと同じですね。
全く夢を見ない人はいないんですが、
「自分は夢を見ない」と主張する人はいらっしゃいますよね。
それと同じようにただ自覚がないだけなんです。
ですが、実際にヒプノセラピーをして
催眠状態に導いても入らないという人はいらっしゃいます。
原因は3つ考えられます。
緊張が強すぎる。
催眠状態がとても怖いと思っていらっしゃる。
問題となる部分を準備が出来ていなくて入らない。
はじめの2つの理由については
練習をすれば大丈夫です。
最後の理由に関しましては準備が整えばOKです。
私共でも
「3年前に受けた時は全く入らなかったのに今回はすごく自然にはいりました」
という話はお聞きします。そういう時はカウンセリングも大切ですし、時間とおいてみるということもいいでしょう。
また再度挑戦してみてください。
Q ,セラピストの方が「上手く入っていますよ。」っていってくださったんですが自分では「え?これが催眠なの??」って感じ全然変わらなかったんですけど・・・
A, そうですね。そういうこともあります。
催眠に入るタイプというのは人それぞれですが大きく分けて3つのタイプがあります。
まずは体験型の方です。
この方々は一番劇的なタイプなんですが
「子どもの頃にかえりますよ」
といいましたら本当にそのような状態になってしゃべる言葉も赤ちゃん言葉になったりします。
その次は映像が見える方
映画を見ているように子どもの頃の情景が見えるという人。
同じように声が聞こえる、においがする、というのもこのタイプがアレンジされたものです。
3番目に何も聞こえないし見えない、ただ思い出しているだけのような感じ のタイプの方です。
2番目のタイプの方までは催眠に入っている自覚がハッキリとありますが
3番目の方は少し頼りない感じがするかもしれません。
けれども一番多いのは実は3番目のタイプの方なのです。
3番目のタイプの方は「思い出しているのとどう違うのかな??」と思われるかも知れませんが、
よくそのときのことを思い出してください。
催眠中はいつもより思い出し方が鮮明であったり、思い出し方が違ったり、
いつもならこんな昔の思い出で泣いたりなんかしないのになぜか涙がこぼれてしまう、というような事があったりしなかった
でしょうか?
またご自覚が自覚がなくても催眠中チョコチョコ部分的に赤ちゃん言葉に返っている事はよくあります。
例えば、いつも返事は「はい」と答える方が、催眠中は「うん」って答えたり、
自分のことを普段は「私」といっているのに、、催眠中は「○○ちゃんね」といっていたりする事はあります。
そして大切なことなんですが、上の3つのどのタイプかということとセラピーの成功不成功は関係がありません。
Q,私は内科の持病を持っていますが、自分が病気になった意味が知りたいのです。
ヒプノセラピーを受けたら解かりますか?
A, はい。私自身が大病をしたせいかこの依頼を受けることも多いです。
けれども私かいつもお勧めするのは、まずはおカラダをしっかりと治療することです。
ヒプノに限らず心理療法を受けるというのも大変にエネルギーが必要です。
それに体の具合が悪いということで心理的にも苦しいということもあると思うのです。
ですからまずはおカラダの調子を整えられることをお勧めしています。
ヒプノに関して申し上げますと他のセラピーよりもっとエネルギーがいると思うのです。
クライアントさん方は催眠から覚めた後、
「まるで海で泳いだみたいに心地よくだるい」とおっしゃいます。
外見には椅子にもたれかかっているだけですが、それほど疲れるものなのです。
ですからおカラダの悪い方は自然な防御システムとして
催眠に入らないように潜在意識がロックをかけることもあります。
そういう時は無理をしないほうがよいと私は思うのです。