日本の醤油に関する歴史資料 『易林本 節用集』節用集(せつようしゅう)とは、室町時代中期1460年頃に成立し、江戸時代を経て明治初期まで広く使われた 「いろは引き」の通俗辞書で、日常生活百般に要用の用語を示し、語義・語源にも触れた一種の百科事典である。『醤油』と漢字で書いて「シヤウユ」と読ませる成語が初めて現れるのは、安土桃山時代の慶長2年(1597年)に刊行された『易林本 節用集』の食服の項である。