バスト(乳房)は、哺乳類が子供を養うために乳汁(母乳)を分泌するようにつくられた器官です。
しかし、同じ哺乳類の中でも、大きく豊かに膨らんだ乳房を持っているのは人間の女性だけです。
なぜ、人間の女性だけが、このような豊かな乳房に発達したのでしょうか?
ある動物学者は、「女性の胸は性的魅力を発信するために進化した」という説を唱えています。 人間は猿から進化したと言われていますが、この進化の過程で、四足歩行から二足歩行へ移行しました。 四足歩行の猿は繁殖期になるとお尻が赤く大きくなり、セックスアピールの役割を果たしていましが、二足歩行になると、お尻はあまり目立たず、それに変わるアピールポイントして、乳房が発達したとも言われています。
事実、男性雑誌を例にとるまでもなく、男性のほとんどが、女性のバストに魅力を感じるているのではないでしょうか。
バストは、10%の乳腺と90%皮下脂肪で構成されており、この構成比によって弾力や、ハリ、形に差が生まれます。皮下脂肪が多いと柔らかいため、形がくずれやすい。乳腺が多ければ、硬く動きにくいため、垂れにくく、くずれにくいと言われています。そして、バストを支える土台となるのが大胸筋です。さらには、乳腺と皮下脂肪をクーパー靭帯と呼ばれる繊維(コラーゲン層)の束が支えています。そして、乳房全体を包み込む表皮も加えて、バストの全体の美しさとなっているのです。
また、バストの成長には、間脳にある視床下部というところがコントロールし、分泌される女性ホルモンの影響を強く受けます。
美しく、豊かなバストをつくるには、こういった構成要素を理解し、女性ホルモンの促進なども含めて、しっかりとした専門ケアが必要です。
バストの大きさやコンプレックスで悩む女性の多くは、遺伝的なものとはじめから諦めていたり、産後、加齢、さらにはスポーツやダイエットなどが原因だと嘆いていたりと、人様々ですが、実際は遺伝的なものよりも、乳腺の未発達が原因であったり、後天的な作用が原因の場合でも、この乳腺の発達にもっとも大切なのは女性ホルモンなのです。
近年では食品(大豆、ザクロ、タイ産のプエラリアなど)に含まれる成分が、女性ホルモンの働きを促進することが発見され、バストアップ向けの化粧品やサプリメントとして、市場で販売されています。「APOLLINAIRE」では、この女性ホルモンに効果的に働きかける光豊胸技術を用いて、あなたをバストの悩みから開放します。
思春期なると、女性の脳下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されることで、
卵巣は、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と 「黄体ホルモン(プロゲステロン) 」という
女性ホルモンを分泌します。それにより身体は少しずつ女性らしい丸みを帯びていきます。
同時にバストも膨らみ始め、思春期が終わる頃には「黄体ホルモン」の働きが活性し、
さらにバストは大きく成長します。このようなホルモンが正常に分泌されればバストは
大きくなるのですが、ホルモンの分泌に問題がある場合には、これらが十分分泌されず、
結果として、バストが大きくならないのです。
ご存知のように、バストを構成するそのほとんどは脂肪です。
年齢を重ねるごとに脂肪の比重は増していきます。
それと比例し、バストも大きくなるのですが、遺伝的な要素などからバストの脂肪細胞が
少ない場合は、バストも大きくなりにくいのです。
身体自体がスリムでバストに脂肪がほとんどない方なども、豊かなバスト形成は、
脂肪によってつくられますので、まずは脂肪を効果的につけることや、脂肪細胞自体を
育てることを行わなくてはなりません。
乳房は、乳腺組織と脂肪組織から構成されており、主に乳汁を分泌するためのもので、
乳首の周りのかたい部分が乳腺組織です。
年齢や年代によっても、乳房の組織構成の割合は違います。
20代では乳腺組織が多くを占め、30代〜40代では乳腺組織と脂肪組織が混合しており、
閉経後は脂肪組織が多く占めるようになります。
また、遺伝的要素などで、乳腺組織が十分発達しないことも、
胸が大きくなりにくい要因の一つです。
その他の要因としては、ストレスや栄養のアンバランス、
過度のダイエットや激しいスポーツなども大きな要因となります。
このような状態の下では、バストの発達に大きく作用する女性ホルモンが十分に分泌されず、
結果としてバストの発育に大きなマイナスの影響を与えてしまうのです。
「豊胸」をイメージさせるようなクッキーなどの日本製健康食品が出回り、海外でも問題になるケースが出ている。タイでは、保健省が調査に入ったという。薬事法違反に問われかねないため、発売元では「豊胸になる」をうたってはいない。が、内外の一部販売業者に、過剰な宣伝が見られるようだ。
発売元「バストアップするとは考えていません」
「F・cup cookie」。こう書かれたクッキーのパッケージには、ふくよかな女性のバストが強調された写真があしらわれている。
日本製のこのクッキーは、ネット時代を反映して、海外にも出回っている。美乳効果があるとも言われるマメ科の植物「プエラリア・ミリフィカ」が含まれているのが特徴だ。プエラリアは、タイ北部が原産地とされる。ところが、そのタイで、このクッキーの販売が問題になっているというのだ。
時事通信の2009年1月20日付記事によると、一部の業者がネット上で「食べると胸が大きくなる」と宣伝して、タイ人女性の間で人気になった。ところが、タイではプエラリアは医薬品扱いになっており、保健省が「女性ホルモンに影響を及ぼす」と注意を呼びかけ、実態調査に乗り出した。
日本では、プエラリアは医薬品扱いになっていない。このため、クッキーやお茶、サプリメントなどの食品に広く使われている。とはいえ、前出のクッキーは、「豊胸」といった医薬品的効果があるように誤解させかねない名前やパッケージになっている。
また、ある通販業者のサイトには、もっと過剰な宣伝がみられる。「ついに!豊乳時代突入」の大見出しで、「トップが膨らみ、アンダー締まる だから成長2倍速!!」などとうたっているのだ。
クッキー発売元のヨコヤマコーポレーション(群馬県)では、こう説明する。
「弊社としては、バストアップするとは考えていません。女性らしく食べるかわいさアップのおやつということです。『F・cup』という表記は、商品名なので意味はありません。出荷量が多くて、通販業者などがどういう売り方をしているかは分かりません。販売できないタイには輸出しておらず、どういう経路か不明ですが、クッキーが転売されていたようです」
同社では、これまでに、F・cupシリーズ商品で累計250万個以上を売り上げたとしている。
効果があったとしても、副作用の危険
プエラリアは、医薬品的な効果をうたえば、薬事法違反になる。実際、それを含む健康食品を無許可で販売していた化粧品販売業者が1999年 11月に神奈川県警に逮捕されるなど、過去にいくつかの摘発例がある。このケースでは、「飲むだけでバストが大きくなる」などと豊胸効果をうたっていた。
ただ、医薬品扱いではないことが、かえって消費者を分かりにくくさせている面があるようだ。兵庫県の業者は「豊胸効果がある」などとプエラリアを含んだ加工食品を売り出し、県から薬事法に抵触するとして2001年10月に文書で指導を受けた。その後は、改めたものの、現在も販売サイト上で、女性ホルモンのバランスを崩しがちな女性を強力にサポートする、などと「効果」を臭わせるような表現で食品をPRしている。
なぜ、プエラリアは医薬品扱いではないのか。
国立健康・栄養研究所のサイトによると、その効果については、更年期症状の緩和を示唆する報告があるだけで、十分な情報は見当たらないとある。つまり医薬品として承認するまで研究が進んでいないということだ。
とすると、やはり「豊胸」の効果がないということか。
同研究所の研究員は、「女性ホルモンに似た作用をする成分が含まれているのは事実で、その成分を多く摂取すれば効果があるかもしれません。まだ分かっていないことが多いんですよ」と話す。
とはいえ、食品にかなりの量の成分が含まれていれば、効果があったとしても、逆に副作用の危険があるとする。「濃縮物なら、化学物質と捉えるべきです。女性ホルモンのバランスが崩れると、乳がん、子宮がんになることもあります。実際に、プエラリアを摂取して、肝機能障害や貧血が起きたという報告があります。健康被害に注意した方がいいですね」