FZシリーズ情報集積所 ちょっと一工夫

 FZ10を使用していて、ここはこうなっていたらいいのになぁとか、ここはなんとかならないか?というちょっとしたことがあると思います。自分が不便に感じることは他の人も不便に感じていることが多いもの。そんな不便を知恵と工夫で解消している方がいらっしゃいます。このページではそんな小技や道具をご紹介します。※このページで紹介しているグッズや裏技などを利用する場合は、必ず自己責任の下で行ってください。ご利用の結果生じたいかなる不具合や障害などにも私は一切責任は負いません。そのことをあらかじめ了解の上でご覧下さい。
グッズ・改造編
FZ30・FZ20・FZ10・FZ5
防カビ、防湿気、防ホコリに手軽で安い保管庫・・・ハクバのドライボックスは、乾燥材付きで簡単にカメラ、レンズなどを湿気やほこりから守りながら保管することが出来ます。防カビ材を併用すれば完璧です。私は、9.5lタイプを使用していますが、この中にテレコンやワイコン、フィルター、SDカード、バッテリーなど、カメラ関係のものをすべて入れてひとまとめにして整理収納して(放り込んで)います。→こんな感じ
前ネジが切ってあるフィルターはいろいろ便利→詳細はこちら
雨天時の撮影に・・・カメラ用のレインカバーや傘で使用するブラケットです。→詳細はこちら
ストラップ・・・片手でFZ10をしっかりグリップできるようです。→ユーザーの写真→ユーザーの写真ユーザーの写真、使用感などは価格.comのFZ10掲示板で「ストラップ」で検索してみて下さい。
レンズのお手入れ方法→フジのサイト内に動画付きの解説があります。
FZ20・FZ10・FZ5
ボディスーツ・・・FZ20用、FZ10用、FZ5用のボディスーツが市販されています。
ハンドストラップ・・・FZ1・FZ2用のケースに付属していたハンドストラップが単体で販売されるようになったそうです。型番はVFC3955です。普通の販売店で取り寄せが可能です。→写真
FZ20・FZ10
PENTAX アイカップM(PENTAX Rubber Eye Cup M 30086)・・・硬く小さいEVF(電子ビューファインダー)に取り付けることでファインダーを目にフィットさせるることが出来、光の進入を防ぎ見やすくしてくれます。→ユーザーの取り付け事例(いまじゅんさんのサイト)同様にNIKONのアイカップも使えるようです。アイカップが外れやすいという問題点をタイラップで固定することで解消することが出来ます→天狗さまのアルバム。他にピアノ線で固定する方法もあります→CafeTomさんのサイト
RAYNOXのアダプターに一工夫・・・細くてデザインがイマイチなRAYNOXのアダプターを迫力あるアダプターに変身させる術です。→ユーザーの方による詳細写真
レンズキャップ用のヒモ・・・FZ10・FZ20付属のレンズキャップには紛失防止用のヒモが付いていません。エツミキャップホルダーは、ヒモ付きのレンズキャップにすることができます。ただし、両面テープで貼り付けるタイプなので、逆に紛失してしまう可能性もあります。同様のものがkingというメーカーからも出ています。→使用方法デジタルカメラ大実験
ラバーフード・・・主にHOYA(KENKOで販売)とhamaの2種類のラバーフードがあります。それぞれ、アダプターを介して取り付けることができます。少し短いですがエツミからもラバーフードが出ています。
HOYAもhamaも長さを3段階に調節できるので、焦点距離に応じて調節することでケラレなどを防ぐことが出来ます。サイズは、どちらも49、52、55、58、62、67、72、77mmの各サイズがありますが、FZ10、FZ20に付けてワイド端でもケラレがないのは58mm以上のものですのでご注意ください。
→HOYAのユーザーの取り付け写真
→hamaユーザーの取り付け写真→私の取り付け写真
→エツミのユーザーの取り付け写真
ラバーフードにフィルター・・・ラバーフードの先端にPLフィルターやNDフィルターなどを取り付けることができます。
hamaの場合・・・フード自体に前ネジが切ってあり、そのままフィルターなどを取り付けることが出来ます。フードの取り付けネジ径が62mmの場合、前ネジは67mmです(フィルター用前ネジは取り付けネジ径よりも常にワンサイズ大きくなっています)。
HOYAの場合・・・フード自体に前ネジが切ってないので、そのままではフィルターなどを取り付けることが出来ません。そこで少し改造して取り付けている方がいらっしゃいます。→Cafe Tomさんのページ
簡易スコープ・・・移動する物を撮影しようとする時、その被写体をファインダーに捉え続けるのはかなり難しく、慣れやテクニックが必要です。このような簡易スコープを取り付ければ、比較的簡単に被写体を捉えることが出来るようになります。
外付けスコープ・・・コンバット45についての詳細
FZ20・FZ5
FZ20、FZ5で使えるネックストラップ・・・FZ20に付属のネックストラップは質感があまりよくなく、また硬く細いため首が痛いという声があります。また、ストラップを取り付けるリングの幅が狭いために汎用ストラップでも使えないものがありますが、FZ20でも使えるストラップがいくつか確認されています。TAMRACのN-46などOP/TECH USAのPRO LOOP STRAPユーザーの取り付け写真アルチザン&アーティストのACAM104
FZ20、FZ5でほとんどの市販のネックストラップを使えるようにする方法・・・エツミの三角リング+エツミの三角リング保護カバーを使えば、ほとんどの市販のネックストラップが使用可能になります。三角保護カバーをつける理由は、ストラップ取り付け部分に三角リングが擦れて本体に傷がついてしまうのを防ぐためです。
FZ10・FZ5
リモコンシャッターのオプションがないFZ10とFZ5で使えるリモコンシャッターがあります。→エツミ製コンパクトカメラ用シャッターボタン
FZ30
接眼目当て・・・NIKONのF601、F401用の接眼目当てがピッタリ取り付けられます。→ユーザーの取り付け写真
FZ20
FZ20は花形フードと純正のMCプロテクターを取り付けると、MCプロテクターに付属のレンズキャップの付け外しがやりにくくなくなります。これは、レンズキャップを外すための隙間が無くなってしまい指が花形フードに干渉してしまうからです。レンズキャップを内側のレバーで操作するタイプにすれば楽に付け外しができるようになります。TAMRONのレンズキャップなら出来るようです。
raynoxのレンズアダプターRT5264Pに純正の花形フードを付ける方法・・・純正のレンズフードアダプターを加工してステップアップリングと組み合わせることで可能になるようです。→詳細
液晶フード・・・ハクバからFZ20用の折りたたみ式液晶フード(DMH-PFZ20)が発売されています。ユーザーによるレポート
なんちゃってバリアングル液晶・・・上記のハクバの液晶フードを改造して、簡易的にバリアングル液晶を実現→CafeTomさんのサイト
PE-36SとPE-28Sのスレーブ機能はFZ20では使えない
FZ10
グリップ部を持ちやすく改造・・・小さくて三角にとがったグリップ部を大きく丸みを持たせるためにDIYショップで売っている発砲ゴムを使って簡単に改造する方法です。記事は価格.comの掲示板(記事番号2415247で検索してください)にあり、画像はヘージさんのアルバムにあります。
フィルター直付け・・・FZ10の標準フードはかなり大きいのでフラッシュを使用出来ない場合があります。またフィルターなどの取り付けネジ径が72mmと大きいのでフィルターなど高価なものが必要になります。そこで別売の純正品ではないアダプターを使っている方も多いのですが、レンズの先端部に直接フィルターをはめ込んだり、両面テープで固定して使っている方もいます。またOMリングというものを付け、その上にファイルターを付けている方もいます。→詳しくは価格.com掲示板の記事no2524505を参照
花形レンズフード・・・SONYのF717用の花形フード(LSF-H58A)をレイノックスのレンズホルダー(RT5264P)と組み合わせることで取り付けられますが、ワイド端で若干の周辺減光があるそうで、ちょっとした改造をすることで解消できるということです。持ち運び時にはひっくり返して装着もできます。→ユーザーの取り付け写真.
ボディスーツ・・・迫力あるドレスアップをしている方もいらっしゃいます。→ユーザーの写真
水中ハウジング・・・FZ10を水中で使えるようにするための防水ケースです。こちらのサイトで製造販売しているようです。

 

ソフトウェア編
FZ30・FZ20・FZ10・FZ5
FZ30についてはこちらを参照して下さい。
ExifReaderでは表示されない情報まで表示してくれるFZシリーズ専用のexif表示ソフトExifFZです。→作者のページ(software→ExifFZ)
ダイナミックレンジの狭さをソフトウェアで補う・・・デジカメは明暗差の大きな状況の撮影が苦手です(一眼デジでも)。夜景などの撮影で非常に明るい光源などがある場合や逆光での撮影の場合など、白飛びと黒つぶれの両方が避けられない場合があります。そんなときはオートブラケット機能などを使って白飛びのない画像(たとえ黒つぶれがあっても)、黒つぶれのない画像(たとえ白トビがあっても)、中間の画像の3枚を撮影し、トーンカーブの機能を持ったレタッチソフトで3枚の画像を合成することによって、白飛びと黒つぶれのない画像を作り出すことが出来ます。これらをカメラ内部で処理しているデジカメもありますが、残念ながらFZ10にはそういう機能はありません。→詳細はこちら(1)(2)
出てしまった色収差をレタッチで改善する・・・逆光でコントラストが強いときなど、色収差が出てしまうことがあります。そんなときはレタッチよってある程度軽減することが出来ます。詳細はこちら
周辺減光をレタッチで除去する・・・テレコンなどを使用して撮影すると、周辺部が暗くなってしまう周辺減光が発生してしまうときがあります。そんなときは、レタッチによって除去、軽減することが出来ます。
ノイズ除去に強力なソフト・・・ISO感度を上げて撮影するとノイズが多く発生してしまいます。Neat Imageというソフトはノイズ除去に定評のあるソフトで、一般的なレタッチソフトよりも効果的にノイズを除去、軽減できるようです。→最新版(V5.1)のNeatImage超簡単な使い方説明
NeatImage VS PhotoshopElements3.0 ノイズ除去効果比較
jpegファイルの名前を一括変換するソフトRename JPEGです。→作者のページ(software→Rename JPEG)
ピンぼけ・手ぶれレスキュー・・・FZ10、FZ20の手ブレ補正をもってしても出てしまった手ブレや、ちょっとピントがずれてしまった写真を、ある程度までならソフトが救ってくれます。このソフトの優れたところは、他のレタッチソフトにある単なるシャープネスとは違って、ブレの方向にあわせて逆方向に補正をすることでブレを打ち消すことが出来る点です。

 

裏技・豆知識編
FZ30・FZ20・FZ10・FZ5
FZ30についてはこちらをご覧下さい。
スーパーテレマクロ・・・テレ側の最短撮影距離を2mから84cmに縮める裏技です。方法は簡単。夜景ポートレートモードにするだけです。夜景ポートレートとなっていますが、明るい屋外でも問題なく撮影できます。テレコンを付けた場合も最短撮影距離が縮まります。たとえばTCON-14Bだと、テレ端の最短撮影距離は通常2.8mですが、夜景ポートレートモードでは1.6mから撮影できるようになります。ただし、以下の制限があります。FZ10ではフラッシュを閉じなければなりません。FZ5については現在詳細不明ですが、利用可能です。→詳細
手ブレ補正機能(MODE1、MODE2両方とも)は連写中も働いている・・・メーカーサポートに確認済み。
流し撮りモード中の手ブレ補正機能は垂直方向のみに働く・・・Panasonic LUMIX FZ10&FZ2完全ガイド(65P)に記載。
コンティニアスAFは連写中は追従しない。シャッターを切るとピント位置は1枚目で固定されます。(メーカーサポートに確認済み)
音声付写真又はアフレコを利用する・・・たとえばテレコンなどを付けたとき、後でテレコンで撮ったのかどうかわからなくなります。そんなとき、音声付で撮影するか、撮影後にアフレコで「ここからテレコン使用」などと録音しておけば、あとでパソコンに取り込んだときに、同一ファイル名で拡張子がMOVのファイルがあるので、どこからテレコンを付けて撮影したのかが一目瞭然です。テレコンを外した時にも「ここからテレコンなし」と録音すればOkです。
FZ20・FZ10
スーパーワイドマクロ・・・ワイド側で最も大きく写せる条件は、レンズ先端から1cmで2.6倍ズームの時です。→詳細
メニューの素早い切り替え・・・メニューの2ページ目、3ページ目にダイレクトに切り替える方法です・・・メニュー画面に入ったらズームレバーを操作すればページを切り替えることができます。
FZ20
起動時間短縮の使えない裏技・・・再生モードで起動、すぐさまズームレバーをテレ端にしながら同時にPモードにするとテレ端から起動できます。ただし、それでも4秒近くかかります。しかし、テレ端で撮影したい場合は、通常起動してから5+3秒の8秒かかるところが、4秒で撮影できる状態になりますので4秒短縮できます。
FZ10
起動時間を短縮・・・ズームレバーをテレ側に倒しながら電源を入れると起動時間が短縮できます。5.1秒→約2.5秒。FZ20ではこの技は使えません。
ファームウェアのバージョンを見る方法・・・モードダイヤルで再生モードにして、DISPLAYボタンを何回か押してヒストグラムを表示させ、連写ボタン+セットボタンの同時押しで見ることができます。ただし見られないバージョンもあるようです。元に戻すには、再度連写ボタン+セットボタンの同時押し又は電源を一旦落とします。→写真つき解説
AFの合焦スピードは最短約0.8秒※・・・シャッター半押ししてから合焦音が鳴るまでの時間を計測したところ、最短0.8秒という結果でした。一度ピントを合わせた上で、同じ場所でシャッター半押しをするという方法で計測しましたので、これ以上早く合焦することはないと思います。なお、近景にぴんとを合わせたおいた上で遠景にピントを合わせた場合、約1.5秒程度かかりました。ピントに迷う場合は2秒以上かかる場合もありました。→※その後メーカーサポートによると最短0.91秒であることが判明しました
フォルダー番号のリセット方法・・・FZ10は撮影した画像はSDカードに記録されるわけですが、その際、1千枚を越えると新しいフォルダーが自動的に生成されることになっています。このフォルダーは削除しても、フォルダー番号は元に戻ることなく本体が覚えています。そのおかげで撮影した写真のファイル名がダブルことなく管理が出来るわけですが・・・。この裏技は、本来は消せないフォルダー番号をリセットできる裏技です。この裏技を紹介していたサイトは、作者の都合で閉鎖されてしまいましたが、転載の許可をいただきましたので、以下にご紹介します。
【作業のしかた】
 
@ フォルダーズ などの、連番フォルダ作成ツールを使い、100_PANA〜999_PANA の空フォルダを用意する。
※このフォルダは 手作業で作ってもよい! 大変だが^^;
 
ASDメモリーカード内のファイルをバックアップしたあと、DCIMフォルダの中にある***_PANAフォルダの
一番大きい番号をメモして、***_PANAフォルダをすべて削除する。
 
B@で作成した***_PANAフォルダのうち、Aでメモした数字から999までの***_PANAフォルダをSDメモリー
カードのDCIMフォルダの中にコピーする。
 
Cカメラでファイル番号リセット作業を行い、シャッターを一回押す。
 
DカメラでSDメモリーカードのフォーマットを行い余計な空フォルダを捨てる。
撮影編はこちら
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2004/2/9作成
2004/2/11追記
2004/2/15追記
2004/2/22追記
2004/2/23追記
2004/3/1追記
2004/3/4追記
2004/3/16追記
2004/3/19追記
2004/3/24追記
2004/3/25追記
2004/3/31追記
2004/5/7追記
2004/5/16追記
2004/5/19追記
2004/5/30追記
2004/6/8追記
2004/6/16追加
2004/6/18追記
2004/6/29追記
2004/6/30追記
2004/7/10追記
2004/7/12追記
2004/7/29追記
2004/8/5追記
2004/8/15改定
2004/8/27追記
2004/9/5追記
2004/9/17追記
2004/9/22追記
2004/9/29追記
2004/10/2追記
2004/10/3追記
2004/11/5追記
2005/1/7追記
2005/1/28追記
2005/2/25追記
2005/3/3追記
2005/3/6追記
2005/3/15追記
2005/5/4追記(裏技・豆知識編・メニュー画面の切り替え)
2005/5/18追記(外付けスコープ、音声付写真又はアフレコ)
2005/5/19追記(FZ5対応)
2005/5/20追記(ラバーフード)
2005/5/21追記(色収差の除去)
2005/6/13追記(FZ10・FZ5リモコンシャッター、FZ20折りたたみ液晶フード、ラバーフードにフィルター)
2005/7/3追記(Neatimageのバージョンアップに伴う新機能追加のため、超簡単Neatimageの使い方を更新、ハクバの液晶フードについてのレポ、なんちゃってバリアングル液晶を追記)
2005/7/16追記 FZ20ではPE-36SとPE-28Sのスレーブ機能が使えない件
2005/10/03追記(FZ30対応、FZ30接眼目当て)