FZ10・FZ20情報集積所 撮影ヒント集

 このページでは、FZ10、FZ20、FZ5で写真撮影する際に、ちょっとしたヒントになるポイントを掲載しています。内容を詳しく検証している場合もありますので、興味のある方はご覧下さい。
FZ20・FZ10・FZ5
★ボケ味のきいた写真を撮りたい・・・出来るだけF値を小さくする、望遠側を使う、背景を遠くに配置する。
★パンフォーカス写真を撮りたい・・・過焦点距離を目安にすれば手前から奥までピントの合った(ように見える)写真を撮ることが出来ます。FZ20、FZ5の風景モードは遠景にピントを合わせやすくしているだけですので、パンフォーカスとは違います。→過焦点距離と被写界深度を計算する
★生き物の写真、どこにピントを合わせたらいい?・・・ケースバイケースですがメインの被写体の手前側の目にピントを合わせるとピントが合っているという感じが強まります。逆に言えば、目にピントが合っていないとボケた感じになってしまいます。人物撮影でも同じです。もちろん撮影意図によって当てはまらない場合もあります。
★飛んでいる鳥、どうしたらうまく撮れる?・・・羽の動きを止めて撮りたいときや羽ばたきを表したいときなど目的に合わせてシャッタースピードを選びます。その上で、鳥をファインダー内に捉え続けながら連写、流し撮りで撮影します。遠目をゆっくり飛んでいる鳥はオートフォーカスでもピントは合いますので、スポット測光にして鳥が真っ黒にならないようにします(逆光での鳥の影を撮りたいときはスポット測光はオフ)。近くをすばやく飛ぶ鳥はピントも露出もオートでは間に合わないので、置きピン、マニュアル露出で、数打ちゃ当たる式で連写します。アチコチの方向に飛び回る鳥を追い続けると結局露出もピントも合わせられないことが多いので、だいたいこっちの方向に来たら撮るというように見込みをつけておくと、少なくとも露出のはずれが減ると思います。ファインダーで鳥を追い続けられるようになるまでにはかなり練習が必要です。止まっている鳥に狙いを定めて、飛び立つ瞬間を撮るというのも面白い写真が撮れると思います。→飛んでいるツバメを撮る
★室内撮影で被写体がぶれてしまう・・・被写体に動かないように頼む。頼めないときはフラッシュが使えるなら迷わずフラッシュを使う。使えない、使いたくない、被写体が遠くてフラッシュが届かないときはISO感度をあげてシャッターを早く切れるようにする。ただしISO感度を上げるとノイズが出ます。が、ノイズはソフトウェアである程度除去できます。(→ノイズ除去に効果的なソフト)また、露出補正機能を使ってマイナス補正をすれば、シャッタースピードを早くすることが出来ます。画質は悪くなりますが、-2EV補正をすれば、シャッタースピードを4倍(2段)に上げることができます。ただし、この方法はレタッチで明るさを補正しなければ暗くてそのままでは鑑賞できませんん。手ブレが出てしまうときは三脚などを使いましょう。
★夜景撮影などで三脚を使っているのにブレてしまう・・・シャッターを切るときの振動でブレてしまうことがあるので、タイマーを使って撮影して下さい。FZ20ではリモコンシャッターがオプションで用意されています。風が強くてぶれる時は、もっと重い三脚が必要です。連写を使うのも有効です(下を参照)。
★手ブレ補正を補う機能として連写を使う・・・室内や薄暗い場所ではFZ10の手ブレ補正を持ってしても手ブレを防げない場合があります。そんなときは三脚や一脚などを使うのがベストですが、使えないときは連写して下さい。その内の何枚かは手ブレのない写真が撮れる場合があります。
★正しい露出判断のために・・・パソコンのモニターはCRTか液晶かによって、またメーカーによって明るさや色合いが驚くほど違います。自分のパソコンの明るさや色合いを基準に写真の良し悪しを判断していると、他の人が見たときに、全然違った印象の写真だったということがあります。まずは、パソコンのモニターの明るさと色合いを調整してみましょう。→モニター調整奥日光フォトギャラリー)、→カラーモニター調整(googleキャッシュ内)
★PLフィルターの効果を確認しやすくする方法・・・シャッター半押しをした状態でPLフィルターを回すと効果がよくわかるそうです。他にはKenkoなどからバーニアPLフィルターPLチェッカーPLファインダーとを組み合わせて使う方法があります。バーニア(目盛り)の付いていないタイプのPLフィルターに自作で目盛りを付けている方もいます。→CafeTomさんのサイト
FZ20・FZ10
★無限遠(大)にピントを合わせるには?・・・上の「パンフォーカス写真を撮りたい」を参照して、過焦点距離にピントを合わせてください。フォーカスリングをエンドレスに回すことでは無限遠(大)にピントを合わせることは出来ません
★マクロ撮影で最も大きく写せる条件は?・・・最も大きく写せるのは、レンズの銅鏡から1cmのところに被写体があり、ズーム倍率は約2.6倍の時です。
★裏技スーパーテレマクロ・・・テレ端で84cmまで寄れる裏技です。
★花火を撮るには?・・・ピントを合いやすくするためと白飛びを防ぐために、マニュアル露出モードで絞りをF8.0にする。その上で、シャッタースピードは2秒から8秒の間で調節する。シャッタースピードを遅くすれば、花火がたくさん写り華やかになります。反面ノイズリダクションが働く時間も延びるので、その間にシャッターチャンスを逃す可能性があります。また連発のときなどは白飛びしてしまいます。ピントを合いやすくするために出来るだけ広角側を使う。そのためには花火に近づくことです。2kmくらい離れていても5倍程度のズームで十分です。大玉などは3倍ズームでも入りきらないくらいです。ピント合わせは、マニュアルフォーカスにして、花火と同じくらいの距離に合わせるようなものがあれば、それに合わせます。真っ暗で合わせられないときは、上の「パンフォーカス写真を撮るには」を参考に、近くにあるものにピントを合わせてください。打ち上げられた花火でもピントは合わせられます。実際に何枚か撮ってみて液晶画面でピントが合っているかどうかを確認してください。拡大表示すればよくわかります。三脚などカメラを固定できるものはあった方が良いでしょう。→参考までに
FZ20
★暗いところでピントを合わせるコツ・・・暗いところでピントを合わせようとシャッター半押しをすると、EVFも液晶画面も真っ暗になってしまい、ピントを確認することが困難なときがあります。しかし、FZ20の夜景モードは画面表示を明るくしてくれます。夜景モードで撮影するときはそのまま撮影すれば良いですし、他のモードで撮影するときも、一旦夜景モードにしてマニュアルフォーカスでピントを合わせておいてから、撮影したいモードに戻して撮影してください。
FZ10
★暗いところでピントを合わせるコツ・・・暗いところでピントを合わせようとシャッター半押しをすると、EVFも液晶画面も真っ暗になってしまい、ピントを確認することが困難なときがあります。しかしマニュアルフォーカスなら暗くならずにピントを合わせることが出来ます。ワンショットAFでピントを合わせれば暗くならずにピントを合わせることが出来ます。さらにフォーカスリングを使えば拡大表示されますから、より確認しやすくなります。ただし、ピントを合わせた後にシャッターを半押しすると、やっぱり暗くなりますから、構図は先に決めておかなくてはなりません。
★画質調整比較テスト・・・コントラスト、彩度、シャープネスの調整によって画質がどのように変化するのか?→1100Rさんのアルバム
メニューに戻る
2004/3/4作成
2004/3/5追記
2004/3/25追記
2004/4/11追記
2004/4/13追記
2004/4/15追記
2004/5/6追記
2004/6/20追記
2004/7/29追記
2004/8/5追記
2004/8/14追記・改定済み
2004/9/29追記
2004/11/5追記
2005/2/25追記
2005/3/15追記
2005/5/19追記(FZ5対応)