中小企業診断士は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格とされており、今、ビジネスパーソンに大人気の資格です。
ただし、中小企業診断士試験は、第1次・第2次を合わせると、合格率約6%という難関資格ですので、ハードルはかなり高いというのは肝に銘じておかないといけません。
このサイトでは、中小企業診断士の試験制度や独学で合格するためのおすすめ勉強法、そして、仕事内容・資格概要などについてもご紹介していきます。
これから中小企業診断士を目指そうと考えている方は、ぜひ参考にしてください!
【監修者】 中小企業診断士 中井 一 2010年に中小企業診断士の資格を取得。企業内診断士として経験を積んだ後、2019年に独立を果たす。その他、行政書士、簿記1級、FP2級、キャリアコンサルタント等の資格も保有するなど資格試験に精通している。⇒監修者紹介 |
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【執筆者】㈱モアライセンス代表 大西雅明 |
![]() 執筆者紹介 |
中小企業診断士の資格試験制度
中小企業診断士の資格試験は、以下のような制度になっています。
1次試験⇒2次試験⇒実務補習or実務従事
中小企業診断士になるためには、一般社団法人 中小企業診断協会が実施する「1次試験(筆記)」と「2次試験(筆記・口述)」に合格後、15日以上の「実務補習を修了 又は 実務に従事」する必要があります。
なお、1次試験合格後、2次試験を受けずに、中小企業基盤整備機構又は登録養成機関が実施する養成課程を修了することで、「2次試験+実務補習(実務従事)」に代える方法もあります。
1次試験(筆記)
第1次試験は、毎年8月上旬の土曜日・日曜日の2日間にわたって実施されます。
試験内容は、中小企業診断士に必要な知識があるかを判定することを目的に、企業経営に関する7科目について、多肢選択式(マークシート方式)による筆記試験が行われます。
2次試験(筆記・口述)
2次試験は、筆記試験と口述試験の2段階あり、筆記試験の合格者のみが口述試験に進むことができます。
筆記試験は10月下旬の日曜日、そして、口述試験は翌1月下旬の日曜日に実施されます。
この2次試験では、中小企業診断士に必要な応用能力があるかを判定することを目的に、中小企業の診断及び助言の実務事例と助言に関する能力が問われます。
実務補習 or 実務従事
そして、中小企業診断士試験に合格後、15日以上の実務補習を修了するか、又は、15日以上実務に従事することにより、中小企業診断士として登録することができます。
実務補習では、6名以下のグループを編成し、指導員の指導のもと、実際に企業を診断し、経営アドバイスを行います。
中小企業診断士の資格を独学で取得するには?
中小企業診断士は1次・2次を合わせた合格率約6%の難関資格ですが、毎日コツコツと勉強し、積み上げることで独学合格も可能な資格です。
合格するためには、一般的に800〜1,300時間程度の勉強時間が必要と言われており、独学合格を成功させるには、「学習時間の取り方」と、それに合わせた「学習方法」がカギになってきます。
また、どういった参考書を選ぶのか、というのも重要ですね。
独学におすすめの勉強法や必要な勉強時間について、下記のページで解説しますので、詳しくはそちらをご参照ください。
中小企業診断士の資格を通信講座・予備校を使って取得するには?
中小企業診断士の資格は独学でも目指せますが、やはり独学では不安という方もいらっしゃると思いますし、実際に独学で挑戦して挫折してしまった方もいらっしゃるかと思います。
そこで、おすすめの通信講座・予備校について、下記のページでご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
中小企業診断士の資格概要
中小企業診断士とは、経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、今、ビジネスパーソンに大人気の資格です。
中小企業診断士には独占業務はありませんが、この資格を取ることで、経営コンサルタントとして独立できますし、企業内でキャリアアップもできるなど、ビジネスパーソンとして幅広い選択肢が広がっていきます。
この中小企業診断士とは、具体的にどんな資格なのか、そしてどんな仕事をするのかなど、下記のページで解説しますので、詳しくはそちらをご参照ください。