RETINA & VITREOUS SURGERY

網膜光凝固術・硝子体手術

網膜光凝固術や硝子体手術について、病状に応じた治療をご案内しています。日帰りで対応できる場合のほか、病状により連携医療機関をご紹介することがあります。

この記事の作成・監修

目加田 篤 医師公益社団法人 日本眼科学会 眼科専門医

最終更新:

網膜光凝固術・硝子体手術とは

網膜剥離や硝子体出血など、網膜・硝子体に関わる病気に対して行う治療です。網膜の病気は初期段階では自覚症状が少ないことが多く、「いかに早く見つけるか」、そして「適切なタイミングで治療を行うか」が、その後の視力を大きく左右します。病状に応じた治療をご案内しており、日帰りで対応できる場合のほか、病状により連携医療機関をご紹介することがあります。

症状

  • 突然視力が落ちた
  • 視野の一部がカーテンをかぶったように見える
  • 飛蚊症が急に増えた
  • 光視症(光がちらちら見える)
  • 中心がゆがんで見える
  • 黒い点・影が見える

早期受診が大切な理由:網膜のトラブル(裂孔や出血など)は、痛みを伴いません。そのため自覚しにくく、見過ごされがちです。糖尿病や強度の近視がある方は、自覚症状がなくても半年に1回〜1年に1回は眼科で眼底検査を受けることが、早期発見に役立ちます。上記のようなサインに気づいたら、すぐに眼科を受診してください。

治療

病気の進行度や状態に合わせて、以下の治療を選択(または組み合わせて)行います。

  • 網膜光凝固術(レーザー治療)網膜裂孔・糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症などに対して行うレーザー治療です。網膜の弱い部分や新生血管をレーザーで焼き固めることで、網膜剥離や出血の進行を予防・抑制します。切開をしないため日帰りで行え、多くの場合10〜20分程度で終わります。
  • 硝子体手術目の中の硝子体(ゼリー状の組織)を取り除き、網膜の疾患を治療する手術です。網膜剥離・硝子体出血・黄斑前膜・黄斑円孔などが対象となります。局所麻酔を行い、顕微鏡下で行う精密な手術で、目の中の濁った硝子体を取り除いたり、網膜への牽引を解除したり、剥離した網膜を元の位置に戻して固定したりします。治療内容は病気の種類や状態によって異なります。病状により、日帰りで行う場合と短期間の入院が必要な場合があり、必要に応じて連携医療機関をご紹介することがあります。

手術のリスクについて:網膜光凝固術・硝子体手術はいずれも網膜の疾患に対する有効な治療法ですが、他の手術と同様にリスクがまったくないわけではありません。感染症、出血、眼圧の上昇、白内障の進行、まれに網膜剥離の再発や視力低下といった合併症が起こる可能性があります。術後は指示に従った経過観察が重要で、異常を感じた場合は早めにご相談ください。手術の適応や具体的なリスクについては、診察のうえで医師より詳しくご説明いたします。

網膜光凝固術・硝子体手術の治療についてのイラスト

今後のケア

  • どちらの治療も瞳を広げる薬(散瞳薬)を使用するため、当日数時間は光がまぶしく、ピントが合いません。車やバイクの運転は控えてください。
  • 特に硝子体手術の後、目の中にガスや空気を注入した場合は、一定期間うつぶせなどの指定された姿勢を保つ必要があります。これが網膜をしっかりと固定するために、とても大切です。
  • 治療直後は問題がなくても、時間の経過とともに別の場所に新しい病変ができることがあります。医師に指示されたとおりの通院期間を必ず守りましょう。
網膜光凝固術・硝子体手術のケアについてのイラスト

ご参考までに

網膜の病気は、痛みがないぶん見過ごされやすいのが特徴です。飛蚊症が急に増えた、視野の一部が欠けて見えるといったサインは、体からの大切な合図です。「様子を見よう」と先延ばしにせず、早めにご相談ください。

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ご留意事項:本ページで紹介する治療の効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。症状の程度や経過については、診察のうえで医師よりご説明いたします。

アクセスとご予約・ご来院についてのお願い

当院では、初診・再診ともにお電話でのご予約は承っておりません。予約不要で、診療受付時間内にご来院いただいた順にご案内しております。なお、診察の中で医師より精密検査が必要とご案内した患者さまにつきましては、診察終了時に次回検査のご予約をお取りしております。

彦根市を中心に、滋賀県全域(米原市・長浜市・東近江市・犬上郡・愛知郡・日野町・甲賀市・守山市・草津市・大津市など)・京都府京都市・大阪府高槻市・枚方市・愛知県名古屋市方面からもご来院いただいています。