SECONDARY CATARACT

後発白内障

白内障手術後に再び視界がかすむ「後発白内障」。診断された場合、多くはYAGレーザーによる短時間の外来処置が可能です。

この記事の作成・監修

目加田 篤 医師公益社団法人 日本眼科学会 眼科専門医

最終更新:

後発白内障とは

「後発白内障」の症状にお悩みの方へ

白内障手術で眼内レンズを入れた後、レンズを支える袋(後嚢)が再び濁ってくる状態です。白内障手術後しばらくしてから起こることがある、比較的よくみられる変化です。手術後しばらく経ってから視力が再びかすんできた場合は、後発白内障の可能性があります。

症状

  • 白内障手術後、再び視力が落ちてきた
  • 目がかすむ・ぼやける
  • 光がまぶしく感じる
  • 対向車のライトや街灯が以前よりまぶしい
  • 色がくすんで見える・文字が読みづらい
  • 手術後1〜3年が経過している

後発白内障は、手術直後のような急激な症状ではなく、時間をかけてゆっくりと進行します。「手術が失敗したのでは」と不安になる方もいらっしゃいますが、水晶体を包む袋に残った細胞が増えることで起こるもので、手術の失敗を意味するものではありません。

後発白内障の症状についてのイラスト

治療

  • YAGレーザー後嚢切開術濁った後嚢にレーザーで小さな穴を開け、光の通り道を確保する外来処置です。点眼麻酔のみで行い、所要時間は5〜10分程度で、入院の必要はなく、処置後すぐにお帰りいただけます。痛みの感じ方には個人差があります。適応については診察のうえで判断いたします。
  • 治療後の見え方後発白内障によるかすみは、処置後に軽減することが多いですが、見え方の改善程度は網膜や視神経など、ほかの目の状態によっても異なります。まれに眼圧上昇や炎症などが生じることがあり、挿入されている眼内レンズに影響が及ぶ可能性もゼロではありません。

処置後に気をつけたいこと:処置後に一時的に眼圧が上がることがあるため、当日は医師の指示どおりに眼圧を下げる点眼薬を使用してください。レーザーによる飛蚊症(黒い浮遊物が見える)を感じることがありますが、多くは数日から数週間で自然に消失します。違和感が続く場合や、急激な視力低下、光が走るような症状を感じた場合は、すぐに受診してください。

後発白内障の治療についてのイラスト

今後のケア

  • 処置当日は、医師の指示に従って眼圧を下げる点眼薬を適切に使用してください。
  • 処置直後に飛蚊症のような症状を感じても、多くは自然に消えていきますので、過度に心配する必要はありません。
  • 違和感が続く場合や急激な視力低下、光視症を感じた場合は、次の予約を待たずにご連絡ください。
  • 日常生活への大きな制限はありませんが、術後しばらくは定期検診で経過を確認しましょう。

ご参考までに

「せっかく手術をしたのに、また見えにくくなった」と驚かれる患者さまも多いのですが、後発白内障は珍しいことではなく、診断された場合は多くがYAGレーザーによる短時間の外来処置で対応できます。白内障手術を受けられた方で見え方に違和感があれば、まずは検査にいらしてください。

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ご留意事項:本ページで紹介する治療の効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。症状の程度や経過については、診察のうえで医師よりご説明いたします。

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