検査についてのお願い
眼科における「検査」の重要性について、患者の皆さまへ
この記事の作成・監修
目加田 篤 医師公益社団法人 日本眼科学会 眼科専門医最終更新:
「今日は、そんなに悪いところはないんですけど……」——診察でよくお聞きする言葉です。そのお気持ち、とてもよく分かります。ただ、目の病気の中には、自覚症状がほとんどないまま静かに進行するものが少なくありません。当院が細やかな検査をお願いしているのは、まさにその「気づけない変化」を見逃さないためなのです。
1. 目に見えない病気の早期発見のために
緑内障や網膜の病気は、初期段階では視力低下や痛みなどの自覚症状がほとんどありません。「問題ない」と感じていても、検査で初めて異常が見つかることが多々あります。
- 光干渉断層計(OCT)網膜・視神経の断面を観察し、初期の変化を確認します。
- 自動視野計自覚しにくい視野の欠けなどを、客観的な数値として確認します。
- 細隙灯顕微鏡(スリットランプ)角膜・水晶体・眼底などを拡大観察し、自覚症状だけではわからない変化を客観的に確認します。
検査を省いてしまうと、こうした重大な疾患の発見が遅れ、将来的な視力喪失につながるリスクがあります。
2. 進行を防ぎ、目を守るための継続的なデータ
目の状態は日々変化します。前回と比較するための検査データがなければ、病気の進行スピードや治療の効果を適切に評価することが難しくなります。
- 緑内障視野検査やOCTのデータを定期的に積み重ねることで、わずかな進行のスピードをはじめて捉えることができます。
- 白内障視力や水晶体の状態を定期的に検査することで、症状やご希望に合わせた適切な手術のタイミングをご提案しています。
「前回と同じだから検査は不要」とご自身で判断してしまうと、症状の悪化を見逃す原因となります。
3. 「異常なし」も、検査の大切な成果です
検査の結果、「特に異常はありませんでした」とお伝えすることがあります。このとき、「何もなかったのに、なぜこれだけの検査を受けたのだろう」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは検査が無駄だったのではなく、今の視力や眼の状態が良好であることを、客観的なデータとして確認できたということです。そしてそのデータは、次回以降のご来院時に「前回と比べてどう変化したか」を判断するための、大切な基準にもなります。
結果をお伝えする際には、受付や検査担当のスタッフより「今回は異常がなく、良い結果でした」という点も含めてご説明するようにしております。検査にかかる費用についてご不安な点があれば、その場で遠慮なくお尋ねください。
最後に
私たちは、患者さまの大切な目を守るパートナーでありたいと考えています。検査や診療内容についてご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なく医師やスタッフにお尋ねください。医師・スタッフ一同、皆さまの目の健康のために、これからも真摯に診療に取り組んでまいります。皆さまのご理解とご協力を、心よりお願い申し上げます。
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ご留意事項:本ページは一般的な医学情報を掲載したものであり、診断や治療を行うものではありません。症状がある場合は、医師の診察を受けてください。
アクセスとご予約・ご来院についてのお願い
当院では、初診・再診ともにお電話でのご予約は承っておりません。予約不要で、診療受付時間内にご来院いただいた順にご案内しております。なお、診察の中で医師より精密検査が必要とご案内した患者さまにつきましては、診察終了時に次回検査のご予約をお取りしております。
彦根市を中心に、滋賀県全域(米原市・長浜市・東近江市・犬上郡・愛知郡・日野町・甲賀市・守山市・草津市・大津市など)・京都府京都市・大阪府高槻市・枚方市・愛知県名古屋市方面からもご来院いただいています。