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 長男が地元の「リトルコンサート」でバイオリンを演奏しました[2001.5.12(土) 大津市民会館]

 2001年ニューイヤーコンサート[2001.1.20(土) ザ・シンホニーホール]

  ペーターシュミードルと関西フィルの仲間たち[2000.12.4(月) びわこホール]

 長男のチャリティー・コンサート[2000.4.5(月) 洛星高校講堂]
    

 長男が地元の「リトルコンサート」でバイオリンを演奏しました (2001.6.04記)

 ちょっと前の話になりますが、5月12日(土)に、大津市民会館で、配偶者の友達が主催する『リトルコンサート』が開催されて、そのプログラムのひとつに長男がバイオリンを演奏しました。

 といっても今は浪人の身で、練習時間が取れるわけではないので、習っている平野あずささん(関西フィルハーモニー管弦楽団・団員)の助けを借りて、2重奏の形での演奏でした。

 曲目は、バッハの2台のバイオリンのためのコンチェルト ニ短調 第一楽章でした。作品としては小品で、10分程度だったと思います。

 あいにく、親は両方とも用事で見に行けず、親元と配偶者の姉妹にビデオ撮影をお願いして後からみることができました。

 出来栄えは練習量に比例するものですから、まあ、ぐらいだったと思いますが、一度でも出てみようか、と思っただけでも、本人にとっては大きな進歩なのでは。

                   


第12回セキスイハーモネイト ニューイヤーコンサートに編集長・配偶者が出席しました  2001.1.20(土) ザ・シンホニーホール(大阪)

プログラム

 ☆第1部  〇 シベリウス 組曲「カレリア」作品11
         〇 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35

 ☆第2部  〇 グリーク 「ペールギュント」第1組曲作品46
                 〇 グリーク 「ペールギュント」第2組曲作品55

  ☆指揮 手塚幸紀   ヴァイオリン 漆原朝子 ソプラノ 畑田弘美
  ☆演奏 大阪フィルハーモニー交響楽団    

 開場は2時半で、演奏は4時でしたが、昼頃から滋賀・京都地方は大雪に見舞われて、駅へ出るのが大変な状況でした。幸いスタッドレスタイヤを履いているので何とか雪道でも運転することができました。約1時間かけて石山駅へ到着。大阪までの電車に乗って一安心でした。

 プログラムは、大阪フィルの演奏とヴァイオリン協奏曲・ソプラノ歌唱付きの豪華な構成でした。セキスイハイムで家を建築した人に応募資格がありますが、人気があって12回のうち当選したのは今回が初めてでした。

 曲には好き嫌いがあるのでしょうが、今日の演奏の中ではシベリウスの「カレリア」が一番うっとり聞くことがでしました。チャイコフスキーの協奏曲はヴァイオリンが頑張っているのですが、私には大作過ぎました。グリークは独特の民族音楽の感があって特徴がありました。

 会場はいっぱいでちょっと年配の人が多く見受けられましたが、盛り上がった演奏会でした。

 


「ペーターシュミードル(ウインフィル・主席クラリネット奏者)と関西フィルの仲間たち」が開催され、編集長・配偶者が参加しました  2000.12.4(月) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール 7:00〜9:00  \4000 

 世界的なフルート奏者が滋賀県にやってきて、関西フィルの人たちと一緒に演奏会が開かれるということで、早速聞きに行きました。長女は家庭教師のアルバイト、長男は受験勉強ということで2人で出かけました。

 びわ湖ホールはお金がかかった立派なホールです。世界的な人を呼んだということで会場が満員になっても赤字ではないかと配偶者が言っていました。それでも8割以上は入っていたでしょうか。

演奏プログラ

 モーツアルト 〇 ディヴェティメント ニ長調k.136
          〇 クラリネット五重奏曲 イ長調k.581

 ブラームス  〇 クラリネット五重奏曲 ロ短調op.115

 個人的には3曲のうちでは、モーツアルトのクラリネット五重奏曲が一番良かった気がします。クラリネットという楽器はさすが木管楽器だけあって、弦楽器を圧倒する響きを持っています。モーツアルトの時代につくられた楽器ということです。弦4台と丁度合う感じでした。奏者は60歳ということですが、えらい馬力でした。さすが世界の奏者ということか。

 弦楽4重奏だと、じっくり聞く音楽が合っている気がして小ホールで丁度良い大きさのように思いました。演奏会は今まではあまり経験したことのない分野だけに機会があればこれからも出かけていこうか、と思っています。

 


チャリティーコンサート  (長男)
    4月15日(土)午後6時30分より 洛星高校講堂にて   クラブ活動最後のイベント

パンフレットより

演奏曲目(アンコールで外に三曲演奏しました)

  〇M.ラヴェル:古風なメヌエット                                    

  〇M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

  〇G.ホルスト:組曲『惑星』より<木星>

  〇H.ベルリオーズ:幻想交響曲 第一楽章 夢・情熱  第2楽章 舞踏会
              第3楽章 田園の風景  第4楽章 断頭台への行進    (ヴァイオリン 前列 真中が長男)
              第5楽章 魔女の夜宴の夢 魔女のロンド

  ☆受け持ちのパート:第1バイオリン14名の一員。 

  ☆本人の弁では、全体で112名の堂々たるオーケストラ演奏となる予定です。


パンフレットの編集に関わってパンフレットの最後に長男のメッセージが綴られていました。

2時限目が終わる頃に窓を開けると、春先の風が心地いい。西大路通りを南から北へ進み、バカでかい洛星会館を擦り抜けて、防球ネットごしにたどりついたのだろう。グランドの砂を含んでいるのか、少しホコリっぽい。無風地帯といわれる京都を静かに流れて、この風はリラクゼーションのこうかを僕に試そうとしているのだろうか。僕はおちついた心で、次に教室を見まわしてみる。すると決まってこう思う。

 「あれ、女の子がいない。」

 洛星には女の子がいない。さらに授業料も高い。通学に往復3時間以上かかる。

 2年前、進路を決定する際に問題となった項目である。僕にとっては、女の子がいない、というのは極めて致命的だった。親にとっても、授業料と交通費がかさむんは致命的であるはず。もはや選択の余地はないはずであった。しかし、僕はいまここにいる。親にわがままを許してもらって、だ。何故か。

 オーケストラ部があるからですよ!


親から一言

本人がいうとおり、高校生活の中でクラブ活動の占める割合が随分と大きく、また、面白くて仕方がない様子です。学校へクラブ活動があるから行っていると言ったら極端か。まあ、何かに打ち込める物があったら、それに越したことはない、という意味では良いクラブを見つけたと思います。バイオリン自体は高校へ入ってから習い始めたのですから、未だ丸二年にしかなりません。上手さ加減には限界があっても、熱心であればそれでいいと思っています。今のバイオリンは二台目で、一応何十万円かはしています。このチャリティコンサートが一つの〆で、クラブ活動が終了するわけですが、その後、腑抜けにならないか、が心配です。

 演奏風景スケッチ

 4月15日(土)は、生憎の雨模様でした。我が家は両親とおばあちゃんの3人で聞きに出掛けました。

 それでも開場の6時には、すでに前の方から順に詰まっていっていました。前から3列目の中央で、丁度第1ヴァイオリンが正面に見えるところに陣取りました。

 演奏が始まる6時半頃には、講堂はほぼ満員の盛況。少なく見ても1000人は超えていました。こんな大観衆の前で演奏できるのは幸せ。これもオーケストラ部の伝統がなせる技でしょう。

 時間きっかりに入場が始まると拍手が始まり、指揮者の小笠原先生が入場するとひときわ大きな拍手になりました。

 最初はラベルの古風なメヌエットのゆっくり、静かな出だしで始まりました。

 最初の小品集3曲の中では個人的には3番目のホルストの「木星」が一番よかった気がしました。盛り上がりのある曲というのはオーケストラの場合よく聞こえるということかも。静かな曲は、ゆったりと聞かせる分失敗が許されず、難しい。

 20分の休憩のあとは、今日の中心曲であるヴェルリオーズの『幻想交響曲』。全部で第5章まである長い曲です。

この曲はMDでよく聞いていたので、何処でどんな風に展開していくか、ということが大まかには分かっていた分、鑑賞しやすかった。前の方の席であるので、全体に響く音、というよりも、楽器から直接聞こえてくる音という感じで、指揮者の動きに合わせて、音がドンドン生産されて、こちらに運ばれてくるようだった。

 個人的には、第3楽章と第4楽章が盛り上がりがあって、聴き応えがありました。演奏の技術的な点は聞いていても分からないのが私の実力ですが、高校のクラブのレベル全体としては、よくまとまっていて成功した演奏会だったのではないか、と思います。

 アンコールの拍手が鳴りやまず、アンコール演奏は3曲ありました。そのうち、2曲目が『スターウオーズ』でした。知った曲はやはり聞きやすい。3曲目はもう一度、第4楽章を聞くことができました。

 高校のクラブ活動で、こうして演奏会ができることはななかなかないことで、先輩達が作ってきた伝統の上にあって、その中で初めて成功した、ということだと思う。

 帰りのロビーはいろいろな人が混じり合って、ごったがえしてしました。長男はノートルダム女子の女の子から声をかけてもらって上機嫌でした。

 録音があれば、購入したいなと思いました。 2000.4.16記



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