肩こり・腰の張り・首の重だるさ…。
多くの人が悩む「凝り」ですが、実はその正体は“筋肉の中のとても小さな世界”で起きてるのではないかと私は考えています。
その主役が 「収縮サルコメア」 です。この収縮サルコメア、運動においても、今までできていたことができない。フルにパフォーマンスを出せない方でも、考え方は同様です。
🏋️♂️ サルコメアってそもそも何?
筋肉は「筋繊維」という細い糸の束でできています。
その筋繊維の中にある、最小の“収縮ユニット” が (上の図の筋原線維のこと、筋節とも言います)サルコメア。
イメージとしては…
筋肉=長いロープ
サルコメア=ロープを構成する小さな輪っか←わかりにくいですかね。
この輪っか(サルコメア)が縮んだり伸びたりすることで、私たちは体を動かしています。
🔒 収縮サルコメアが“固まる”とどうなる?
本来サルコメアは、
縮む → ゆるむ → また縮む
というサイクルを繰り返します。
ところが…
• 長時間の同じ姿勢
• ストレス
• 過度な負荷
• 血流の低下
などが続くと、一部のサルコメアが 縮んだままロックされてしまう ことがあります。
これが 「収縮サルコメア」 と呼ばれる状態です。収縮サルコメアの集合体がトリガーポイントになるのではいかと考えています。
💥 収縮サルコメアが「凝り」を生むメカニズム
縮んだままのサルコメアは、周囲の筋肉を引っ張り続けます。
すると…
① 周囲の筋肉が引きつれて硬くなる
→ 触ると“コリッ”とした硬いしこりに。
② 血流が悪くなる
→ 酸素不足・老廃物の蓄積で痛み物質が発生。
③ 神経が敏感になり、痛みや重だるさを感じる
→ いわゆる「肩こり」「腰の張り」。
つまり凝りとは、
サルコメアの一部が縮んだまま戻れなくなり、
その周囲が巻き込まれて硬くなった状態
と言えます。
🌱 なぜマッサージや鍼で楽になるの?
縮んだサルコメアは、外からの刺激で「ゆるむきっかけ」を与えると元の長さに戻りやすくなります。
• マッサージ → 血流改善+機械的刺激
• ストレッチ → サルコメアを“伸びる方向”へ誘導
• 鍼 → 深部の筋肉に直接アプローチし、緊張を解除
これらの刺激が、ロックされたサルコメアを解放し、筋肉全体のバランスを整えてくれます。
🧭 まとめ:凝りの正体は「サルコメアの小さなトラブル」
• 筋肉の最小単位=サルコメア
• サルコメアが縮んだまま固まると「収縮サルコメア」に
• それが周囲の筋肉を引っ張り、血流を悪くし、凝りや痛みを生む
• 適切な刺激(鍼・マッサージ・ストレッチ)で改善できる
凝りは「年齢のせい」でも「体質」だと、あきらめている方。
年齢には抗えないのは事実ですが、同世代よりも元気に動ける体づくりしませんか。単純に筋肉の中の小さなユニットが疲れて助けを求めているサイン なんです。当院では、このような考えを基に施術を行っています。



