Linux版(hiveOS)での実行は、少し敷居が高いですが、最大のメリットは、携帯などリモートで
設定が行えること、一極集中で管理が行えることです。
このメリットに恩恵を感じない場合は、Windowsでの実行がお勧めとなります。
今回説明するhiveOSのインストール先は、USBメモリを対象としています。
SSDにインストールして運用するほうが安定しますが、簡易に導入できるため、
ここでの説明は、USBメモリで行っており、起動に必要な最低限の設定内容のみとなっています。
※ USBメモリは、3.0以上の高速仕様の場合、コピーが数分で完了します。
高速版でない場合は、20分程度必要となります。
※ hiveOSはhivePoolの取り扱い通貨の採掘を行う場合は、有償ソフトです。
EZil採掘は無償利用が可能です。
- 1.口座開設
- 暗号資産取引の口座、および、取引所の情報や、このサイト外の比較情報などを参考に、口座を開設します。
口座番号は、何度か設定が必要となりますので、
コピー&ペーストがすぐにできるように、メモ帳を起動しておいて、ペーストしておくなど、準備しておくと便利です。
※ 暗号資産は、コイン別に口座が必要となります。
※ 指定外のコインを送金すると消える恐れがあります。
※ 十分ご注意ください。
- 2.イメージファイルとコピーツールのダウンロード
- hiveOSのダウンロードは、hiveOSのサイトより、行ってください。ここで、GPUのZipをクリックするとダウンロードが開始します。ダウンロードしたファイルは、拡張子がxzとなっていますが、そのまま使用しますので、解凍は不要です。次にイメージからインストールするツールですが、hiveOSのサイトに、「How to Write Image」があり、お勧めは「rufus」になっていますので、これもダウンロードします。下に画面を移すと、ダウンロードの所に最新版のダウンロードリンクがありますので、それをクリックして保存します。
- 3.USBメモリにhiveOSをインストールする
- インストールするUSBをPCに差し込みます。容量は10G以上あれば問題なくて、大きすぎると警告がでるかもしれません。ダウンロードしたrufusを実行します。デバイスには、USBメモリが指定されている、または、指定してください。(ここで誤った場合、そのドライブ内のデータは消滅します。個人の責任で実施は慎重に行ってください。)ブート種類には、ダウンロードしたxzファイルを指定します。後は、スタートボタンを押すだけで完了です。作成された領域は8G程度で、その他はマウントされない未使用領域となりますが、運用上は8Gのままでも問題なくできております。
- 4.hiveOS利用申請
- hiveOSに利用申請を行います。申請時に、Promo Code: miningojiji を入力すると、特典があります。サイトを開くと、ログイン画面が開きます。下にアカウントがない場合は、こちらから登録がありますので、それをクリックします。Eメールアドレスとパスワードを設定して、Have a promo code?をクリックして、「miningojiji」を入力し、登録するをクリックすると、登録したメアドに確認コードが送信されますので、受信して入力し、Confirmをクリックします。メールが届かない、または時間切れの場合は、再送ボタンをクリックして、再送して入力しなおすことが可能です。2段認証の設定は必要となりますので、合わせて行いましょう。Google Authenticatorなどをインストールして、QRコードを読み込んで、認証コードを取得して入力します。チュートリアルは、よく見ておいて操作を覚えましょう。確認が完了したら、Startを押して、ログインを行います。まずは、右上に表示されているlogin_userをクリックして、Accountをクリックします。表示された最初のところで、日本語を選択し、ログイン名をわかりやすい名称に変更します。
- 5.hiveOSの初期設定(ウォレット:通貨別振込先口座の指定)
- 左上のHive OSをクリックして、トップ画面に戻り、ウォレットを選択します。右上に表示されるウォレットの追加を押して、次の値を設定して保存します。設定内容のサンプルが見たい場合は、Popular
presetsを押すと、ほかの方の設定値と利用頻度が表示されます。
コインの種類 ETH アドレス イーサリアムの口座.ジリカの口座
例)0x321a・・・a05d.zil14at・・・hzc4qzgrhe名前 このウォレットにつける名前
例)ETH_ZILSource 入金先の販売所・取引所(未設定も可)
fetch wallet balance はON - 6.hiveOSの初期設定(フライシート:採掘アプリ設定)
- 左上のHive OSをクリックして、トップ画面に戻り、フライシートを選択して、次の設定を行い、フライシートを作成するをクリックして、作成します。
コインの種類 ETH ウォレット 先ほど登録したウォレットの名前を選択します。
例)ETH_ZILプール ezilを選択すると設定可能サーバがリスト表示されます。
アジアか、中国が近いので、どちらかを選択して適用します。マイナー GMinerを選択します。 名前 このフライシートにつける名前。
例)ETH_ZIL_EZIL_GMINER - 7.hiveOSの初期設定(ファーム、ワーカー)
- hiveOSでの管理基準は、アカウントが最上位にあり、ファームという管理、末端は、ワーカーという管理となります。ワーカーは、PC1台毎に名称とIDを付与して、管理することなります。ファームは、ワーカーを集めた集合の名称で、一括で設定を反映させたりするための実行単位となります。左上のHive OSをクリックして、トップ画面に戻り、ファームが選択されている状態で、左下にファームのブロックが表示されているので、まずは、それを選択します。ファームの名前を変更する場合は、ワーカーが選択された状態になりますが、設定を押して、先に変更します。ワーカーの追加(マイニングPC情報の登録)を事前に行います。右上の+マークを押して、ワーカーを追加します。タグと出てきますが、起動停止のスケジューリングなどを一括で行う名前付けとなりますので、ここでは未入力で問題ありません。登録したら、ワーカーをクリックすると、登録したワーカーが一覧に表示される登録したワーカーのチェックをオンにすると、上部にいろいろなマークが表示されます。左から3つめのロケットのマークを選択し、表示されたgminerを設定したスタイルシートを選択して、適用をクリックすることで、ワーカーとスタイルシートを関連付けます。次に、登録したワーカー名を選択します。下線が出た状態で選択しないと詳細情報の表示となりますので、下線が出ている状態で選択します。設定を押すと、右上にrig.confと表示されているので、クリックしてダウンロードし、作成したUSBに上書き保存します。
- 8.USB起動
- USBは差し込んだままで、BIOSでUSB起動の設定を行い、作成したUSBからhiveOSを起動します。BIOSは、パソコンの電源を落とし、電源ボタンで起動直後に、F2キーや、DELキーを押すと起動します。メーカーにより設定箇所が異なりますが、SystemやBootなどの記載箇所に、SDD、HDDやUSB、BLDなどがあり、切り替えができます。USBを一番上にして、設定を保存し、再起動を行うと起動されます。プールからハッシュレートが表示されれば、初期設定は完了です。
- 9.Webやツールで確認
- 他のパソコンがあれば、先ほど登録したhiveOSのサイトから、稼働状況が確認できます。携帯からもアプリがアップされていますので、ストアで、hiveOSと検索してダウンロードし、実行状況を確認しておきます。
- 10.グラボの設定
- パソコンや携帯アプリから、hiveOSのサイトを開き、対象ファーム、対象ワーカーを選択していくと、パソコンに搭載されているグラボのリストが表示されます。一番右のメーターのマークをクリックするとグラボの設定画面が表示されます。グラボの一番上に別途あるのは、一括設定用で、「 」で区切って個別の設定を行うか、統一の設定で一括反映が可能です。以下は、100%稼働の設定値で、エラーが頻発する場合は、少し落としてみあり、夏の日中は半減させたりしています。windowsの2~3倍が最適な設定となることが多いようです。下記の例は、書き込みの転用です。最適値は、いろいろ変更して、探る必要がありますが、グラボを破壊する恐れもあります。必ず、自己責任で慎重に行ってください。結果は、5~10分程度後にならないとわかりません。消費電力とハッシュレート値でご自身のグラボの最適解がみつかることをお祈りいたします。
Core Clock Offset | GPU Coreのクロック設定です。 3060Tiだと-500 ※-がぬけると過剰設定で落ちたり、壊れたりします。 |
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メモリクロック | メモリの周波数で、オーバークロック対象です。 3060T1だと2500 |
ファン | ファン制御を固定にした場合に採用される ファンの回転制御%です。 60~90 |
パワーリミット | 電力パワー上限 3060Tiだと130 |