さまざまな思いでも込めて、手持ち機材を紹介します。ここもクドいです(笑)。画像を
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思いでの機材はこちらから。

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SEQUENCIAL CIRCUITS Prophet 600



  初めて買ったシンセです。Prophet5の後継機種として発売されました。
発売当初はProphet5の半額の定価85万で本屋でのキ−ボ−ドマガジンの広告を見る度に欲しいなぁ、でも高すぎる!!と腸のよじれる思いをかみしめてました。しかし、ある時、立ち読み時に34万8千円に下がっているのを発見、サラリ−マンになり立ての頃でまだ貯金もなかったのに7000円の60回払いで買う決心をしたが結局、昔気質の親に「ロ−ンで物を買うとはなにごとか!!」と激怒され夏のボ−ナスで手にいれたというまぁ別にたいしたことないエピソ−ドがあります。
 当時はヤマハのCSシリ−ズやロ−ランドのJUNOしシリ−ズ、コルグのPolysix(P600を買う前はやたら欲しかった)等、魅力的なシンセも発売されていましたが、当時YMOのコピ−バンドをやっていたこともあり、教授が弾いていたのと同じメ−カ−のが欲しいということ、そして一番惹かれたのが”和音でのポルタメントが出来る”ということ!!たぶん同時期の機種ではロ−ランドのジュピタ−8を除いてP600だったのではないでしょうか?(すいません、ここらへんの話はよく覚えてません。) それ以降、オリジナルのHR/HMバンドをやっていた時は必ずシンセソロはやはり厚見さんやイェンスさんを意識してP600でとってましたね。ただ、ピッチベンドはバネがついてなくてベンドアップあるいはダウンしたら必ずまた戻してあげないとピッチがベンドされたままになるというものでした。そのベンド幅も固定されていてアップで4度、ダウンで短3度という不思議なものでした。なので普通のベンドテクなら例えばベンド幅を全音に設定して、ソの音を出すのにファを押さえてベンドアップという方法だと思いますが、P600の場合はベンドアップの幅が4度に固定されているためファを押さえて微妙なベンドアップでソを出すという絶対音感も必要なテクがいりました。僕にはそんなテクはあるわけもなく、仕方なしにソを押さえて微妙にベンドダウンして、また戻すというイカサマな方法でやってました。つまり、何が言いたいかというと「普通のカッコいいベンドテクは僕には無いということ」(泣)・・・。
 とにかく、一番最初に買ったシンセということで一番思い入れがあります。



Oberheim Matrix6



 発売されたのは上のP600の後だったと思います。P600の後はデジタルのが欲しいと思ってヤマハDX21をゲットしましたがキ−ボ−ドマガジンでこのOberhiem Matrix6の広告を見て欲しくなりました。しかし、やはり29万8千円は金銭的につらいこともあり諦めていたのですがミナミの某楽器屋でなんと9万9800円で売っているぢゃないですか!!しかも中古ぢゃない!というわけで購入しました。しかもその店員さんが僕の家に近いところに住んでいたということでわざわざ買った翌日の大晦日の日に自宅まで持ってきてくれたというエピソ−ドがあります。しかしやはりその価格にはウラがあったようで、ピッチベンドをするとピッチが狂ってしまうという落とし穴がありました。自宅での練習時にシンセソロとかもやりたかったのですが、そういう事情でバッキングに使ってました。
 音についてはP600よりも分厚いように感じました。ストリングスやブラス系は特にそう感じましたね。また、和音のポルタメントについてはM6の方が綺麗にかかるように思いました。VOWWOWの「V」収録の「NIGHTLESS CITY」のシンセブラスソロはこれで練習してました。音づくりに関してもマトリックスモジュレ−ションというのを使用して結構複雑な音づくりができましたが、写真をみてもわかるようにツマミ等がなくてリアルタイムでの音色エディットには難がありました。で、ピッチベンド(M6はP600と違いベンドにはパネがついていてベンド幅もマトリックスモジュレ−ションで任意に設定できた)の不具合についに耐えきれず、大阪は江坂にある鈴木楽器大阪営業所に直接持っていって修理しました。
 当時の僕の中ではアナログシンセの有名どころはSEQUENCIAL、OBERHIEM、MOOGの3つのメ−カ−でしたが、そのうちの2つのメ−カ−のシンセを持っているとうのがうれしくてたまらなかったのを覚えています。



Roland RD600



  それまで練習はいわゆるシンセ鍵盤のシンセを使って練習してましたが、もっとピアノタッチの重い鍵盤でしないとアカンと思ってピアノタッチのデジピ購入を決心しました。この頃には幸いヘソクリがだいぶ貯まっていたので金銭的な面で悩むことはありませんでしたが、購入資金の出所を親に勘ぐられてはいけないと思い、いろいろ理由を考えるのに悩んでいましたね〜。 で購入にあたりヤマハのデジピかロ−ランドのA90EXそしてRD600と候補がありました。しかしヤマハのは生ピ経験なしの僕にとってはいささかタッチが重すぎるように感じましたのでA90EXかRD600かにしぼられました。そして最終的には上に物が乗せれるという点でRD600にしました。
 「Take the time」のあのユニゾン(分かる方はわかりますよね?)もこのRD600でじっくり練習してあとでシンセ鍵盤のやつで弾くとおもしろいように指が軽く感じられました。内蔵のピアノの音は例えばコルグM1や01W、TRINITYに入っていたピアノの音よりかはピアノっぽく感じました(当たり前か、デジピやもんね)。マスタ−キ−ボ−ドとしても使い勝手がいいと思います。ただ、アフタ−タッチの送信ができないのでオルガンのロ−タリ−スピ−カ−のスロ−ファ−ストの切替をアフタ−タッチでやっていた僕にはすこし難儀な部分もありました。
 今もフレ−ズ等の練習にはRD600を使ってます。どんなにむちゃな弾き方をしても故障することなくがんばってくれています。ほんとに重宝してます。




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