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フリーランスエージェントを活用すべき

  フリーランス エージェントは、取引先への営業から契約締結、請求まで業務を代行してくれる運営会社です。
取引先とのコネクションも数多くもっており、個人で営業するより、はるかに多くの案件を探すことができます。
企業と契約するには、基本契約や個別契約、見積や受注、納品、請求など多くの業務が発生しますが、フリーランス エージェントが代行してくれるので、業務が簡素化されます。
企業側も個人との直接契約は敬遠しがちなので(個人だとどうしても信用がない)、フリーランス エージェントの仲介があるほうが、取引先の幅も広がります。
契約

 

もちろんフリーランス エージェントへは仲介手数料を支払う必要がありますが、案件を安定して確保するためには、決して高くない支払いだと思います。

 

私もフリーランス エージェントにはお世話になっていますが、決して1社に絞る必要はありません
複数のフリーランス エージェントでそれぞれ単価面などの条件が違う案件を紹介してもらうこともできます。
A社は妥当な単価で作業場所や時間が好みに合う案件、B社は単価が高めな案件、C社はこれから身に付けたい技術の案件といった感じで活用しています。

 

ただし、同じ案件を紹介されることも多く、商談日程も調整しないといけないので、多くて3社くらいに絞れば十分です。

エージェントの比較ポイント

  フリーランスエージェントを比較する際、どのような点をポイントとするべきでしょう。

 

私の場合は、以下のような優先順位で比較し、エージェントの選定を行いました。

 

営業拠点
勤務形態
単価
案件数
サポート体制
支払いサイト
福利厚生

 

比較ポイント① 営業拠点

 勤務したいエリアに、フリーランス エージェントの拠点があるかどうかを確認します。
首都圏の場合は、ほぼ気にすることはないでしょうが、東北や中部、関西、九州といった地方で案件を探す場合、近くに営業拠点がない場合もあります。

 

やはり営業拠点がないところでは、なかなか案件も紹介してもらえないので、まずは勤務地をベースにフリーランス エージェントを選びましょう。

 

もちろん、エリアは関係なく日本全国どこででも働けるという方もおられますが、エージェントとのカウンセリングや、取引先との商談を考えると、どこかに絞って営業活動をしたほうが効率は良いです。
ほんとにどこでも良いのであれば、案件数も多く単価も高い首都圏を活動エリアとすれば、安定した収入を確保できると思います。

 

比較ポイント② 勤務形態

 フリーランス エージェントが扱う案件としてはやはり、常駐型、週5日といったものが多い印象です。
リモート型や、週1~4日といった案件を希望する場合は、まずは、それらを得意とするフリーランス エージェントを優先したほうが効率が良いです。

 

本記事のあとのほうで紹介する、各フリーランス エージェントのホームページで、リモートや、週1~4日といった条件で案件を検索し、希望と一致する案件がどれくらい見つかるかで判断してみてください。

 

私もリモートワークに憧れはあります。
今はまず常駐でしっかり取引先の信頼を得て、今後インフラやツールがもっと整備され、リモートワークが当たり前の世の中になってくれば、在宅勤務で契約してもらえるようになればと考えています。

 

比較ポイント③ 単価

 上記①②でいくつかのフリーランス エージェントが絞られてくれば、現実問題として気になるところは単価です。

 

実際のところ、違うフリーランス エージェントが同じ案件を紹介している場合も多々ありますが、それぞれ報酬単価が異なる場合もあります。

 

これには幾つか理由があります。

エンド直受けかどうか

つまり、エージェントが取引先から直受けしているかどうかです。
間に幾つか仲介が入るとマージンによって、その分単価が低くなります。

報酬率の違い

フリーランス エージェントは独自にエンジニアに支払う報酬率を定めています。
報酬率は公開されていないことが多く、価格帯によって比率が変動したり、営業判断的な部分もあるかもしれないので、一概には優越の見極めは難しいところです。
中には報酬率を公開しているところや、低マージンをうたっているところもあります。

営業努力

エージェントの営業さんがやり手で、希望した単価に近づけるよう、しっかり取引先と交渉して単価を上げてくれるという場合もあります。

 

比較ポイント④ 案件数

 取り扱う案件が多いと、細かい条件で色んな選択肢が増やせます。
例えば、自分が身に付けたい技術や業種の案件、勤務先の最寄駅、通勤の服装、社内雰囲気、勤務時間といったところでの選りすぐりがしやすくなります。

 

また、上記の単価についても、取り扱う案件が多いほうが高単価の案件も見つかりやすくなります。

 

希望する案件が見つかってなんぼなので、フリーランス エージェントの比較ポイントとしては案件数というのはかなり重要なポイントです。

 

比較ポイント⑤ サポート体制

 実際にフリーランス エージェントにお世話になって感じたことですが、担当するコンサルタントや、営業の方などが、親身になってサポートしてくださると、かなり心強く感じます。

 

今まで取引先との商談を行ったことが無いよう人の場合は、特に強く感じる部分ではないかと思います。

 

フリーランスになれば、単価を設定し商談をまとめるのは自分自身の裁量であって、その部分をエージェントに任せるわけにはいきません。
ですが、数多くの案件を取り扱っているエージェントに、しっかりとしたアドバイスがもらえるとありがたいです。

 

エージェントの営業が頼りなかったり、自身のノルマが最優先的な部分が垣間見えるところは、遠慮しておきたいです。

 

比較ポイント⑥ 支払いサイト

 支払いサイトとは、報酬が支払われるタイミングのことです。
例えばある月に作業した報酬が、翌月の15日に振り込まれるのか、25日なのか、翌々月なのかといった違いです。

 

支払いサイトの違いで、実際に損得があるわけではないですが、無収入になる月が発生するかもしれないので、地味に生活に影響します。

 

支払いサイトで、フリーランス エージェントを選別する必要はないですが、違いがあるということを認識しておかなければ、後々苦労するかもしれません。

 

比較ポイント⑦ 福利厚生

 フリーランス エージェントは契約エンジニアに対して、独自の福利厚生サービスを提供している場合があります。

 

私自身は仕事面を優先しており、あまり優先には考えていないのですが、

・税理士による確定申告のサポート
・会計ソフトの優遇
・クレジットカードやローンの提携
・定期健診の補助
・旅行の補助
などなど、、、

人によっては、重要なサービスもあるので、事前に確認しておくべき比較ポイントではあります。

エージェントの紹介

  私が関西圏(主に大阪)での案件探しでお世話になっているフリーランス エージェントを特徴を比較しながら紹介します。

 

PE-BANK

 

PE-BANK

 

1985年設立の老舗企業。案件数常時5万件以上・取引企業約1,000社で、エンジニアも2,000人近くが登録しており、全国9拠点で案件の対応をしています。
他と比較して一番の特徴が共同受注契約という形態をとっていることです。
PE-BANKが企業と契約して、フリーランス エンジニアに業務受託するのではなく、PE-BANKとフリーランス エンジニアが共同で受注するようなイメージのようです。
営業や契約業務をPE-BANKが代行するのは他のフリーランス エージェントと同じですが、他と比較して大きな違いは取引先との契約単価が公開され、報酬比率が明示されているところです。

 

◆報酬計算

報酬受取回数(契約月数) エンジニア報酬比率
1回~12回 88%
13回~24回 90%
25回以降 92%

例)契約単価(税抜き)が70万円、報酬比率が88%、消費税10%の場合
報酬月額=700,000円×0.88×1.1=677,600円

 

3年以上契約が続けば92%という高比率で契約できることが最大のメリットです。
逆にデメリットは、報酬の支払いが遅くなることで、取引先との契約によりますが、40日サイトもしくは70日サイトになる場合があります。
つまり4月の作業の報酬が、40日サイトの場合6月10日、70日サイトの場合、7月10日の支払いになります。

 

その他の特徴として、サポート、福利厚生が充実しています。

・無償で確定申告の提出書類の作成支援、税務署への提出代行、納税代行  

 ※所得税納税のために報酬の5%が無利子で天引きされます。
 (自身で納税する場合は、後日返還)
・本人および配偶者の年一回の定期健康診断として2万円までを補助
・その他、予防接種やフィットネスクラブ、レジャーの補助など
・フリーランス向けクレジットカードの加入
・お部屋探しサービスの仲介手数料無料
・各種共済サービス(所得保証、入院手当、生命保険、etc...)
・資格試験・セミナー補助金、書籍購入20%OFF、英会話割引
etc...

案件の紹介までについて、あくまで私個人の場合の感想ですが、
他と比較して高単価へのチャレンジについて消極的だったのと、案件の紹介も少なめで、少しのんびりした感がありました。
とは言え、契約が継続した場合の報酬比率は魅力なので、PE-BANKさんは是非長くお付き合いした会社の一つです。

 

 

ギークス

 

ギークス

 

2001年設立の企業。マッチング実績は52,500人月、取引企業約3,000社で、エンジニアも1,600人が登録しており、全国主要4拠点で案件の対応をしています。

 

取引先との契約はギークスが行い、フリーランス エンジニアはギークスと業務委託契約を行います。
取引先との契約単価は非公開となり、ギークスからの報酬金額を取り決める形で商談を進めます。
報酬率は非公開ですが、わりと高めの報酬額を希望しても、頑張って案件を紹介していもらえる印象があります。
報酬の支払いは25日サイト固定で比較的早めです。
つまり4月の作業の報酬は5月25日に支払われます。

 

ギークスのサポートは3名の専任体制で行われます。

コンサルタント

カウンセリング時から主にエンジニアの窓口となる担当者。
案件の条件やスキルを把握し、営業担当と連携して案件を紹介します。

営業担当

取引先との窓口となる担当者。
案件の開拓を行い、コンサルタントから依頼のあった条件で案件を提案し、取引先へエンジニアを紹介します。

サポート担当

プロジェクト参画後にエンジニアのサポートを行う担当者。
取引先との繋がりが強い営業担当とは別にすることで、エンジニアに寄り添った相談ができます。

 

フリノベというプログラムで、サポート、福利厚生を提供しています。

・会計ソフトの割引や確定申告セミナー

・健康診断の優待価格
・ホテルレストランの優待利用
・各種オンライン学習サービスの割引利用
・家電・家具サブスクリプションの割引
・提携住宅ローン
・団体生命保険の加入
etc...

案件の紹介について、あくまで私個人の場合の感想ですが、
コンサルタントが優秀なのか、少し単価目の単価でも頑張って紹介してもらえました。
紹介された案件数がそれほどで多かったわけではないですが、スピーディーで積極的に対応してもらえた感じはしました。
いろいろ頑張ってもらえる感じがあるので、これからもギークスさんは頼りにしたい会社です。

 

 

レバテック

 

レバテック

 

2005年設立の企業。2017年に事業を分社化。案件数11,000件以上・年間案件提案数103,953件・月間新規案件数680件で、エンジニアも150,000人が登録しており、全国主要4拠点で案件の対応をしています。

 

エンド直受け案件のが多数あり、高単価の実現を売りとしています。

 

取引先との契約はレバテックが行い、フリーランス エンジニアはレバテックと業務委託契約を行います。
取引先との契約単価は非公開となり、レバテックからの報酬金額を取り決める形で商談を進めます。
報酬率は非公開ですが、高単価を売りとしているだけあって、わりと高めの報酬額を希望しても、多数の案件を紹介してもらえます。
報酬の支払いは15日サイト固定で、他と比較しても最短クラスの支払いです
つまり4月の作業の報酬は5月15日に支払われます。

 

商談契約までは主にコーディネーターとやり取りを行いますが、連絡手段でLIENが使えるので、比較的迅速でスムーズなやり取りが可能です。
また、カウンセリング後から、レバテックプラットフォームが使えるようになります。
コーディネーターから紹介された商談はこのレバテックプラットフォームで確認できます。
商談を依頼するか、辞退するかをシステム上で回答したり、自分で案件を検索して商談の依頼を出すこともできます。
また、商談の日程など取引先と進捗状況を確認することができます。
LIENと、このレバテックプラットフォーム使えば、商談の管理がかなり解り易くなります。

 

レバテック経由で現場参画すれば、以下の福利厚生を利用できます。

・宿泊施設の格安利用(最大80%割引)

・スポーツ施設の割引券進呈
・映画鑑賞半額
・レストランやホテル宿泊代の割引
・税理士の無料紹介と、約半額での確定申告代行
etc...

案件の紹介について、あくまで私個人の場合の感想ですが、
高単価の案件をかなりの数、紹介してもらえました。
すべての案件で商談まで辿り着けたわけではないですが、数件の取引先は商談まで実現しました。
ツールを活用していることもあり、紹介・商談までスピーディーに進めることが出来ます。
比較的高単価の案件を多数紹介してもらえるので、これからもレバテックさんはお世話になる会社になりそうです。

 

 

その他のフリーランス エージェント

その他にもたくさんフリーランス エージェントは在るので一部紹介します。
比較してみてください。