元投資顧問社員の告白その3
以前よりお付き合いのある、良心有男さん(仮名)32歳
彼が投資顧問会社に就職し現在は退職されたと聞き、
投資顧問のいいところ、悪いところを教えてほしいと
取材を申し込みました。
そして、ホームページに公開するにあたり、本名、投資顧問名を
伏せることを条件に、体験手記をいただきました。
ここにご紹介させていただきます。
すべて仮名のため信じる信じないは、読者にお任せます。
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元投資顧問社員の告白その2 のつづき
○基本的に損切りをさせない。
「下がってきたら、本尊がもっと安いところで拾いたいから意図的に
下げさせた。」
もしくは
「ふるい落としだから、絶対手放すな。全部シナリオ通りだから」
とこんな感じなことを言って、客を納得させてました。
会員期間が切れそうになると、ありもしない3倍増、5倍増銘柄の
存在をちらつかせて会期を継続させる。
会期は大体3ヶ月なんですが、その3ヶ月で儲かる会員はほんの
一握りで大抵の場合は大損します。
損した人は、藁にもすがりたい心境ですから、3倍増、5倍増銘柄が
あると言えば、全然儲かってないにも関わらず、けっこう更新してくれ
たりします。
まぁこんな感じですかねー。
ほかに悪いところといえば、会員に損させても基本的に社員には、
罪の意識はありませんでした。
社内はアットホームな感じで、冗談を言い合ったりしていましたが、
罪の意識という点では、全くありませんでしたね。
儲からないことで苦情をよく言ってくる会員には、癖が悪くて上がる
見込みの薄い銘柄をわざと買わせたりする社員もいました。
会員に損させたくらいで、罪悪感を感じるワシが逆に浮いた存在だった
と思います。
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