第五章 複数の引力関係
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等間隔に並んだ点は互いに均衡を保って動かない。
この点の集合は一つの形態として認識される(ひし形)
図1
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図2
等間隔(力の均衡)が破れると、強い引力で引き合うものが一つの塊として認識されるようになる。
これは実際の宇宙の力の構造と同じである。
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図3
一つの均衡した形が認識される点の存在は安定して動かない
これは心の力学独特の現象である。
形の原型を求めようとする心の働きにその原因がある。その具体的な表れは次の図に表れる。
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図4
図4は正三角形の一角が崩れた形であるが、
明らかにこの場合、崩れた一点に対して元の位置に戻そうとする引力が生まれている。
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図5
図5では、離れすぎた点は引力を失い、逆に境界線の拡散力によって外に出ようとする運動に変わっている。
心の力学は認識しようとする心の様々な要素から生まれてくる事がわかるだろう。
当然この力学は認識主体の次元によって様々に変化する。即ち心の力学は現れに普遍性を求めるのではなく、力学が成立する心のあり方に、人としての普遍性を垣間見ようとするものである。