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                              World Heritage

世界遺産に登録されている湖
湖特集
バイカル湖(ロシア)
バイカル湖は九州よりやや小さく、面積3万500平方kmの大きさである。三日月形をした湖の長さは640km、深さが最深部で1741mもある.
世界最古で最大の貯水量を誇る湖である。
地殻変動の一種である断層運動で誕生した淡水の断層湖 世界一の透明度と深度を誇る。流入河川は350本に対し、流出河川は1本(アンガラ川) そのため常に大量で新鮮な水が蓄えられている 1500種の水生生物が生息、そのうち3分の2がバイカルアザラシなどの固有種。この湖の代名詞となっているバイカルアザラシにとっては最良の生息地になっている。

マラウイ湖国立公園(マラウイ)
マラウイ国土の4分の1を占め アフリカ第3の規模をもつ淡水湖。アフリカ大地溝帯の断層運動で誕生、バイカル湖同様の断層湖。熱帯魚のシクリッドが400種以上生息、その大部分が固有種。生物進化の研究にとって貴重な湖。国立公園は湖の南端に位置する。

琵琶湖(日本一大きな湖)670ku
世界遺産には登録されていないが、琵琶湖は主な流入河川が120本もある日本最大の淡水湖。日本全体の純淡水魚の3分の1以上の約60種の魚類、淡水貝の3分の2以上の44種の貝類が生息する。バイカル湖やマラウイ湖に並ぶ水生生物の宝庫である。



 
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トゥルカナ湖国立公園群(ケニア)
アフリカ大地溝帯の断層運動で造られた淡水の断層湖でカバやナイルワニ、フラミンゴ等の一大生息地。先史時代のも人骨が発見された湖東岸のシビロイ、湖中に浮かぶセントラル・アイランド、サウス・アイランドの三つの国立公園が世界遺産に登録。


ロス・グラシアレス国立公園(アルゼンチン)
氷河が後退した後でできた氷河湖と考えられている。現代も全長約60kmのウブサラ氷河、約30kmのペリト・モレノ氷河、約25kmのスペガッティーニ氷河など 公園を代表する氷河が流れ込む。




イエローストーン国立公園(アメリカ合衆国)
かつての火山の噴火口に水がたまったカルデラ湖。山岳湖ではアメリカ最大で、水鳥の理想的な生息地。現代でも湖底から温水が湧き出ている所がある為、冬に気温が下がっても凍結する事がない。



オフリド地方の歴史的建造物と自然(マケドニア)
オフリド湖は約500万年前の地殻変動で海底が隆起し誕生。凍結や環境汚染とは無縁だったため、現在も先史時代の水生生物が生息する。


      Q&A 湖とは?

池、沼、湖など陸地に囲まれた水たまりを「湖沼」と呼ぶ。その中で湖は、水深5M以上で湖岸よりの浅瀬に沈水植物が生育し、それらが生育できない深い湖盆があるものを湖という。湖は地殻変動、火山作用、氷河作用などが原因で形成されるが、地殻変動による場合に大きな湖になる傾向がある。世界最大の湖はカスピ海で面積37万4000ku。造陸運動で生じた台地のくぼみに水が溜まったもの。
 半閉鎖的な水溜りである湖では、生物相は湖岸の環境に左右されやすく、各湖で独自の生態系をもつ事が多い。湖が生物進化の研究に重要といわれるゆえんだ。

間欠泉