世界遺産は地球のロマン
世界遺産の説明
世界遺産とは
世界遺産とは
1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づき、「世界遺産リスト」に記載された人類共通の資産のこと。
地球の生成と人類の歴史によって生み出された、過去から未来へ引き継がれるべき、人類共有の貴重な宝物である。
世界遺産には、記念物や建造物、遺跡などの文化財や文化的景観を対象にした「文化遺産」と地形や地質、生態系や景観が評価された「自然遺産」、その両方の要素をあわせ持つ「複合遺産」の3つがある。
世界遺産条約
正式には「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(Convention Concerning the Protection of the
World Cultural and Natural Heritage)といいます。世界中の顕著で普遍的な価値のある文化遺産・自然遺産を人類共通のたからものとして守り、次世代に伝えていくことの大切さを唱えている国際条約です。1972年のUNESCO総会で採択され、2006年10月現在、世界遺産条約の締約国数は184ヵ国にのぼります。日本も1992年に125番目の締約国として世界の仲間入りを果たしました。この世界遺産条約により、世界遺産リストの作成や登録された遺産保護支援を行う世界遺産委員会の設置が定められています。
世界遺産の種類
世界遺産には次の3種類があり、有形の不動産が対象となっています。
種類別世界遺産リスト登録件数は2007年7月現在、
文化遺産 660、自然遺産 166、複合遺産 25 (合計851)。
ユネスコ
(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)
国際連合の専門機関として1945年創設。教育、科学、文化を通じて諸国間の協力を促進し、世界の平和と人類の福祉に寄与することを目的とする。日本は1951年に加盟。
世界遺産 文化遺産
自然遺産
総合遺産 |
記念物や建造物、遺跡などの文化財や文化的景観を対象にした
地形や地質、生態系や景観が評価された景観、絶滅のおそれのある動植物の生息・生息地などを含む地域
文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産)
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