奇想天外社 光文社 河出書房新社 福武書店→ベネッセ 角川春樹事務所 岩波書店 小学館 扶桑社

角川書店 早川書房 講談社 新潮社 文藝春秋 中央公論社→中央公論新社 集英社 徳間書店

表紙画像の下の氏名は特に断り書きがない限り装幀者または装画家、バックが黒いものは現在絶版です。

奇想天外社
筒井康隆全漫画

奇想天外文庫

1976年11月1日

山藤章二
←筒井氏は漫画も描く。『暗黒世界のオデッセイ』(新潮文庫)などにも一部収録されているが、こちらはその全てが収録されている(と思う)。出版社は違うが題名が似ている『筒井康隆全童話』(角川文庫)と、ほぼ同時期に発売されているというのが興味深い。2004年に『筒井康隆漫画全集』(実業之日本社)という単行本も出ているが、そちらには自作解説や単行本装画ギャラリーが収録されている。

光文社
いかにして眠るか(編)

光文社文庫

1988年2月20日

挿し絵:真鍋 博


串田光弘

◆1980年/単行本(同社)
←国内外の眠りに関するエッセイを中心に集めた筒井氏お得意のアンソロジイであるが、解説が各作品の前に配されているというのが、他のアンソロジイとは違うところ。続編の『夢探偵 「光る話」の花束』というアンソロジイも同社から単行本で出ているが、まだ文庫化されていない。
光文社から出版された筒井作品で、文庫化が待たれる作品
夢探偵 「光る話」の花束(編)(1989年) 断筆宣言への軌跡(1993年)

河出書房新社
驚愕の曠野

河出文庫

1991年10月4日

イラスト:黒田征太郎


菊地信義・粟津 潔


泉沢光雄

◆1988年/単行本(同社)
←新潮文庫『自選ホラー傑作集2 驚愕の曠野』(2002年)にまるごと収録されている。

2つ目の表紙はMarmelade Brot様からの情報提供。ありがとうございました。
突然変異幻語対談
唯野教授、ジョイスに出会う
(柳瀬尚紀氏と共著)

河出文庫

1993年10月4日


高麗隆彦・粟津 潔

◆1988年/朝日出版社版単行本
←作家・翻訳家の柳瀬尚紀氏との対談と往復書簡集。この頃の柳瀬氏は、ジェイムズ・ジョイス著の「フィネガンズ・ウェイク」という言葉遊びの多い作品を翻訳中で、しきりにその話にもっていく。作品自体が難解なので、それについての話も難解になっていくが、それについていく筒井氏もすごい。作者断筆中に出た1冊。
筒井康隆の文芸時評

河出文庫

1996年5月2日


菊地信義

◆1994年/単行本(同社『筒井康隆の文藝時評』)
←作者断筆中に出た1冊。解説の柳瀬氏とは『突然変異幻語対談』という共著が同じ河出書房新社から出ている。
河出書房新社から出版された筒井作品で、文庫化が待たれる作品
イチ、ニのサン!(1986年)










人間みな病気(選)
日本ペンクラブ/編

福武文庫

1991年11月15日

山藤章二
福武文庫にも、新潮文庫と同じようにスピンが付いている。

←筒井氏最新のアンソロジイ。
◆2007年/ランダムハウス講談社文庫

角川春樹事務所
時をかける少女

ハルキ文庫

1997年4月18日

挿し絵:金子しずか


芦澤泰偉


芦澤泰偉

◆1968年/盛光社版単行本(「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」収録)
◆1976年/角川文庫(上記単行本と同内容)
←1983年に大林宣彦監督・原田知世主演で映画化されヒットしているが、1997年に角川春樹監督で再映画化され、このハルキ文庫版が出た。表紙はどちらもその1997年版映画のもの。盛光社版・角川文庫版には他二偏の併録作があったが、こちらは表題作のみ。挿し絵の金子氏は角川文庫版で表紙を担当したこともある。2006年、アニメ映画化されたが、ストーリーはアニメオリジナル。

岩波書店
文学部唯野教授

岩波現代文庫

2000年1月14日


無記名

◆1990年/単行本(同社)
←ベストセラーなのに、文庫になるのに10年かかっているが、“岩波文庫”ではなく“岩波現代文庫”。その間、同社の同時代ライブラリーという新書のシリーズで1992年に出版されている。
岩波書店から出版された筒井作品で、文庫化が待たれる作品
短篇小説講義(1990年) 本の森の狩人(1993年) 笑いの力(河合隼雄、養老孟司と共著)(2005年)

小学館
文学外への飛翔

小学館文庫

2004年12月7日


写真:宮内 勝

◆2001年/単行本(同社)
←役者としても活躍している(できる)というのが筒井氏のすごいところのひとつであるが、その演劇にまつわるエッセイ集。
小学館から出版された筒井作品で、文庫化が待たれる作品
ジャングルめがね(1977年)

扶桑社
馬の首風雲録

扶桑社文庫

2009年4月30日


イラスト:新井苑子
カバーデザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ

◆1967年/単行本(早川書房)
◆1972年/ハヤカワ文庫
◆1977年/文芸春秋版単行本
◆1980年/文春文庫
←懐かしのハヤカワ文庫版のイラストが使われている。カバーデザインは徳間文庫の自選短編集シリーズと同じ岩郷重力+WONDER WORKZ。

筑摩書房
60年代日本SFベスト集成(編)



ちくま文庫

2013年3月10日


カバーデザイン:下田法晴

◆1976年/単行本(徳間書店)
◆1979年/愛蔵版(徳間書店)

◆1980年/徳間文庫
←ちくま文庫より筒井氏編集のアンソロジーが刊行開始。筒井氏のアンソロジーといえばやっぱりこのシリーズですよね。
異形の白昼 恐怖小説集(編)



ちくま文庫

2013年9月10日


カバーデザイン:下田法晴
カラーイラスト:いながきちえこ

◆1969年/立風書房版単行本
◆1986年/集英社文庫
←「日本SFベスト集成」シリーズが続くかと思いきや、こっちが来ましたか。これはその他のアンソロジーの復刊にも期待が持てますな。元版は「現代恐怖小説集」だったが、45年も経つと「現代」の定義も危ういということか。
70年代日本SFベスト集成1: 1971年度版(編)



ちくま文庫

2014年10月10日


カバーデザイン:下田法晴

◆1975年/単行本(徳間書店)
◆1979年/愛蔵版
(徳間書店)
◆1980年/徳間文庫
←60年代から1年半、「異形の白昼」からでも1年以上待たせての、ちくま文庫の復刊シリーズ。元版から「ヒョンヒョロ」が削除されている。ついでに元版から微妙に書名が変わっている。
70年代日本SFベスト集成2: 1972年度版(編)



ちくま文庫

2014年12月10日


カバーデザイン:下田法晴

◆1976年/単行本(徳間書店)
◆1979年/愛蔵版
(徳間書店)
◆1980年/徳間文庫
70年代日本SFベスト集成3: 1973年度版(編)



ちくま文庫

2015年2月10日


カバーデザイン:下田法晴

◆1975年/単行本(徳間書店)
◆1979年/愛蔵版(徳間書店)

◆1981年/徳間文庫
70年代日本SFベスト集成4: 1974年度版(編)



ちくま文庫

2015年4月10日


カバーデザイン:下田法晴

◆1975年/単行本(徳間書店)
◆1979年/愛蔵版(徳間書店)

◆1983年/徳間文庫
70年代日本SFベスト集成5: 1975年度版(編)



ちくま文庫

2015年6月10日


カバーデザイン:下田法晴

◆1976年/単行本(徳間書店)
◆1979年/愛蔵版(徳間書店)

◆1984年/徳間文庫
←ついにちくま文庫版「日本SFベスト集成」シリーズ完結。次に期待。

その他の出版社の筒井作品で、文庫化が待たれる作品
筒井康隆スピーキング 対談・インタビュー集成(出帆新社・1996年) 細菌人間(出版芸術社・2000年) 対談 笑いの世界(桂 米朝と共著)(朝日新聞社・2005年)

角川書店 早川書房 講談社 新潮社 文藝春秋 中央公論社→中央公論新社 集英社 徳間書店

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