更新日:2023年5月12日
2023年度(令和5年度)の測量士補試験の実施日程
- 【申込期間】令和5年1月5日(木)〜1月30日(月)※消印有効
- 【試験日時】令和5年5月21日(日)午後1時30分〜4時30分(3時間)
※ 日程の詳細は、当ページ内の「試験日程(2023年度)」をご参照ください。
これから測量士補試験の受験をお考えの皆さんは、試験はいつ実施されるの?誰でも受験できるの?どんな試験科目が出題されるの?など気になっているのではないでしょうか。
そこで、このページでは、測量士補試験の試験日や受験資格、試験内容などの概要について、ご紹介していきたいと思います。
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測量士補試験の試験日
それでは、測量士補試験の試験日・スケジュールから、ご紹介していきます。
試験日は年に1回・5月中旬〜下旬の日曜日
測量士補試験は、年に1回だけ、5月中旬〜下旬の日曜日に実施されます。
チャンスは年に1度しかありませんので、十分な準備をして試験に臨む必要がありますね。
なお、測量士補試験は、土地家屋調査士試験の午前の部の免除を受けるために受験される方も多いかと思います。土地家屋調査士試験は10月の第3日曜日に実施されますので、同一年度の受験も可能です。
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試験日程(申し込み・試験日・合格発表)【2023年度】
2023年度(令和5年度)の測量士補試験は、以下の試験日程で実施されます。
案内配布 | 令和5年1月5日(木)〜 |
申し込み期間 | <郵送> 令和5年1月5日(木)〜1月30日(月)※消印有効 ⇒国土地理院ホームページ(測量士補試験) ![]() |
試験日 | 令和5年5月21日(日) |
試験時間 | 午後1時30分〜4時30分(3時間) |
合格発表 | 令和5年7月11日(火)午前9時 |
受験料 | 2,850円 |
申し込み方法
測量士補試験の申し込み方法は、「@受験案内・願書の入手」と「A願書の提出」の2段階のステップがあります。
@受験案内・願書を窓口又は郵送で入手する
司法書士試験の「受験案内」は、国土地理院(測量士補試験)ページで閲覧できますが、受験の申し込みはインターネットではできませんので、まずは「受験願書」を入手する必要があります。
願書は、次のいずれかの方法により入手することができます。
- 以下の窓口で直接入手
@国土地理院本院及び各地方測量部、沖縄支所
A各都道府県の土木関係部局の主務課
B(公社)日本測量協会本部及び各支部 - 上記@又はBに郵送で請求
※封筒の表に「願書請求〇部」と朱書きしたうえで、返信用封筒〔自身の宛名を書き、140円切手(1部を請求する場合)を貼った角形2号(A4サイズ)の封筒〕を同封
私は、長形3号(A4三つ折りサイズ)の封筒に、角形2号(A4サイズ)を小さく折って入れて、郵送で請求しました。
A願書を持参又は郵送で提出する
受験願書を入手したあとは、下記のとおり準備し、国土地理院に「持参」又は「郵送(簡易書留)」すれば、申し込みが完了です。
- 「受験願書」に必要事項を記入する。
- 「写真票等」に以下の3点を貼り付ける。
@収入印紙(受験手数料(2,850円)※郵便局で購入できます
A顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)
B郵便切手(63円) - 申込用封筒(受験案内に添付の国土地理院指定の封筒)
受験願書の受付場所は、受験案内の配布場所とは異なり、「国土地理院 総務部 総務課 試験登録係(茨城県つくば市北郷1番)」のみとなっていますのでご注意ください。
測量士補試験の受験資格その他概要
次に、測量士補試験の受験資格や試験会場、受験者数などの概要について、ご紹介します。
受験資格
測量士補試験は、年齢、性別、学歴、実務経験などの制約はありませんので、どなたでも受験することができます。
国家試験の中には、実務経験が必要など受験資格が定められているものもありますが、測量士補試験にはそのような制約、条件等は一切ありませんので、どなたでも受験することができます。
試験会場
測量士補試験は、以下の全国14地域で実施されます。
北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
合格率・難易度・受験者数(過去10年間)
測量士補試験の統計データ(受験者数・合格者数・合格率)は、下表のとおりです。
合格率は、おおむね30%程度で推移しており、国家資格としては、それほど高くない難易度となっています。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成25年 (2013年) |
10,596 | 2,248 | 21.2% |
平成26年 (2014年) |
11,118 | 4,417 | 39.7% |
平成27年 (2015年) |
11,608 | 3,251 | 28.0% |
平成28年 (2016年) |
13,278 | 4,767 | 35.9% |
平成29年 (2017年) |
14,042 | 6,639 | 47.3% |
平成30年 (2018年) |
13,569 | 4,555 | 33.6% |
令和1年 (2019年) |
13,764 | 4,924 | 35.8% |
令和2年 (2020年) |
10,361 | 3,138 | 30.3% |
令和3年 (2021年) |
12,905 | 4,490 | 34.8% |
令和4年 (2022年) |
12,556 | 5,540 | 44.1% |
難易度や合格率の詳細は、測量士補試験の難易度・合格率のページをご参照ください。
測量士補試験の試験内容・試験科目
次は、測量士補試験の試験内容・試験科目、出題形式・出題数について、ご紹介します。
試験内容(試験科目)
測量士補試験の試験科目は、次のとおりと公表されています。
- 測量に関する法規
- 多角測量
- 汎地球測位システム測量
- 水準測量
- 地形測量
- 写真測量
- 地図編集
- 応用測量
※ 上記の各専門科目に関連して技術者として測量業務に従事する上で求められる一般知識(技術者倫理、測量の基準、基礎的数学、地理情報標準等)についても出題されます。
出題形式・出題数
測量士補試験は、5肢択一式(マークシート方式)で、28問が出題される筆記試験です。
1問あたり25点の配点で、合計700点満点中、450点以上の正解(28問中18問の正解)で合格となります。
過去問
測量士補試験で過去に出題された試験問題については、国土地理院のホームページで過去5年分が公開されています。
ただし、解説までは付いていませんので、実際に測量士補試験の合格を目指して勉強する場合は、下記の関連記事でご紹介しているおすすめテキストや問題集・過去問を参考にしてください。
【関連記事】
- 独学で合格を目指す場合はこちら⇒測量士補の独学におすすめのテキスト・過去問
合格点・合格ライン
測量士補試験は、「絶対評価」方式の試験になっています。
つまり、この点数さえ取れれば合格という「合格点(合格ライン)」が決まっているということですね。
択一式(マークシート方式)で出題される28問のうち18問を正解すれば合格です。28問中18問ということは、約64%の正解率ということになります。
実際には点数で換算されますので、700点満点(1問25点×28問)のうち、450点(1問25点×18問)を取れば合格です。
【関連記事】
- 試験当日の夕方から、予備校各社で解答速報が実施されます。これを見れば、合格発表まで待たなくても、ある程度の自己採点が可能です。⇒測量士補試験の解答速報まとめ
測量士補試験は独学でも合格できる?
測量士補試験は、独学でも合格できるのでしょうか?また、合格するためには、どんな勉強方法で、どれぐらいの時間、勉強すればいいのでしょうか。
独学におすすめの勉強方法
私が測量士補試験の受験勉強をしていた当時は、なかなか独学に適した市販テキストがありませんでしたが、最近は、市販テキストもかなり品揃えが良くなってきています。
ですので、市販テキストだけで、初学者の方でも十分に合格レベルに達することができるはずです。
基本的には、テキスト1冊+問題集1冊をしっかり取り組めば、問題ありません。
勉強方法については測量士補の独学におすすめの勉強法のページで、テキストについては測量士補のおすすめテキスト・問題集のページでご紹介していますので、そちらを参考にしてください。
勉強時間は200時間が目安
測量士補試験に合格するためには、一般的に、200時間程度の勉強時間が必要と言われています。
仮に、1日に3時間の勉強をするとすれば、2ヶ月程度の期間になりますし、1日に2時間の勉強なら3ヶ月程度、1日に1時間なら約半年の勉強期間になりますね。
私自身は、1日1〜2時間の勉強で、4ヶ月間(200時間)で合格できました。
【関連記事】
測量士補試験の実施機関/公式サイト
測量士補試験は、国土地理院が実施しています。
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土地理院総務部総務課 試験登録係
TEL 029-864-8214、8248
(受付時間:平日8時30分〜12時/13時〜17時15分)