マンション管理士受験体験記


メール


 私の受験は、勉強のための受験で、合格のため勉強ではありませんので皆様の参考になりますでしょうか。
今回は、めでたく1回で合格しましたが、未だに不合格で悪戦苦闘中のものも、本当に多数ありますのであしからずご了承ください。

 某受験予備校よりのダイレクトメールで、マンション管理士の試験があることを知りました。
その日まで今年は、カラーコディネーターの試験を受けようと思っていたのですが、
初めての試験と言うことでこれを受けることにしました。

 まず、いつものように本屋で立ち読みからはじめます。
問題集を買って、卑近なお話で申し訳ないのですが、トイレにそれを常備します。
何分私の仕事は、 起きている間は、ご飯を食べる時とトイレに行く時間以外は、
結構にもお仕事ですので、仕方がないことです。
 問題集は、
始めから順序よく始めません。
パッと、開いたところから始めます。全く行き当たりばったりの私の人生と同じです。
答えを見て納得できたら次に行きますが、
分からなかったら、原典を参照します。
この場合は、原典は、法規集です。解説集も見ないでは、ありませんが、
やっぱり原典が良いと思います。時間が進むと、もう一冊買います。
それは、もうおわかりと思いますが、食卓の近くに置きます。
 勉強には、王道は無いと皆様もおしゃっておられると、思いますが、
あえて私は、王道とは、いきませんが、それにたぶん近い方法として次の3点を挙げます。

@,電車内での勉強
A,経験による方法
B,毎日決まった時間に勉強をする。


なんだこんなものと、思われると思いますが、私には、優れた方法です。
Aの経験による方法は、「生活していく時に目にするもの、耳にするもの、その他五感に感じるもの」で、
経験は、優れた勉強方法です。経験豊かな皆様には、これ以上、説明をする必要は、ないと思います。
@の電車の中での勉強は、私にとっては、優れた方法です。
大学の時に私は、それに気づきました。
電車の中では、記憶力・理解力が、通常の何倍かになると思います。
今回のマンション管理士の受験では、別の公開講座を受けるために、
電車に五往復したことが良かったような気がします。
それからBの
決まった時間の勉強は、勉強依存症になるための方法です。
トイレに行く時間とご飯の時間は、いつも大体同じですのでこれは、好都合です。
勉強する時間は、短くてもかまいません。
一度勉強依存症になると、勉強しないと落ち着きません。
精神的嗜癖(せいしんてきしへき 脚注参照)が、出来上がると、もうしめたもです。
こんな風に、私は、勉強して、6冊の問題集を、概ね2回通り(間違ったところは、3回ぐらい)
やり終えて試験に向かいます。
いや、その前に念には、念を入れて模擬テストを受けました。
模擬テストは、私にとっては、極めて良い経験です

受験中の注意点として私は、次の4点を挙げます。

1,まず、問題の表題部から、選ぶべき選択肢が正解のものの時は、○、間違ったものを選ぶことを指示している場合は、×を書き入れます。
2,次に、始めからすべての選択肢の正誤を答案用紙に書き入れます。
  もちろん選択肢が正解の時は、○、間違っている場合は、×です。選択肢の正誤が不明な時は、△です。
3,すべて問題・選択肢の正誤をやり終えた後、回答用のマークシートに1で付けた○または、×と同じマークの選択肢の番号をマークします。
4,△を中心に、すべての問題を、見直します。試験官が終了を宣した後も、ひたすら見直します。
最後まで決してあきらめては、いけません。


 ここで注意しなければならないことは、後で回答を変える時の判断です。
これが一番試験で難しいことだと思います。
今回のマンション管理士試験は、私は、△は、11問ありました。その内の8問について最初の答えと別の答えを、
書き入れました。そのため私は、2問を正解し、4問を不正解にしてしまいました。(2問はいずれも間違っていました。)
この結果だけを見ると、変えない方が良いのでは、ないかと思いますが、
長年の経験では、見直した方が正解率は、高いと、今でも思っています。
なによりも事前の勉強が大切なことは、言うまでもありませんが、
受験中にあきらめては、決していけません。
ゆっくりと落ち着いて、考えれば考えるほど、記憶と思考が呼び起こされます。
最後まであきらめないこと。緊張した試験場では、思いがけない「文殊の知恵」を授かることがあることを信じてください。

注;精神的嗜癖とは、薬物中毒患者(覚醒剤にその傾向が強い)が、肉体的な禁断症状がでないにも拘わらず、
精神的に、それがないと病的に欲求してしまう症状。

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