【人物解説のページ】 さ 行 |
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姓 名 | 生国 | 解 説 | W | |
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さ | ||||
塞翁 | 中国 | 「人間万事塞翁が馬」の故事から。劉邦の孫の劉安(B.C.178頃〜122)が撰じた淮南子(えなんじ)に有る | - | |
西行 | 日本 | もと北面の武士。23歳で出家。陸奥から四国・九州まで諸国を旅し秀歌を残す。生活体験のにじみ出た述懐歌にすぐれ、「新古今集」では最高の94首が入集。家集「山家集」 | W | |
最澄 | 日本 | 天台宗の開祖。19歳で比叡山に入り終業、根本中堂を創建。804年空海らと入唐、密教と禅を学び翌年帰国し禅と密教を総合して天台宗を確立した。伝教大師を勅諡される | W | |
蔡倫 | 中国 | 後漢中期の宦官。樹皮・麻くず・魚網などを材料に紙を作り105年和帝に献じたという。彼以前に紙は有り製紙法の改良であった。751年タラス川の戦いを機に西伝した | W | |
サウル | ヘブライ | イスラエル最初の王。前11世紀後半ごろペリシテ人と戦い、建国半ばに戦死した。旧約聖書「サムエル記」に登場する | W | |
坂田三吉 | 日本 | 将棋棋士。独学で才能を発揮し関西名人を自称して棋界から孤立。死後、日本将棋連盟から名人位・王将位を追贈された。波乱の生涯は「王将」の名で映画・歌謡曲の題材になる | W | |
坂上田村麻呂 | 日本 | 渡来人阿知使主の子孫。桓武・平城・嵯峨の三天皇に仕え、征夷大将軍として蝦夷地を平定、阿弖流為を倒す。薬子の変鎮定にも功を立てた。京都の清水寺を草創 | W | |
嵯峨天皇 | 日本 | 桓武天皇の皇子。蔵人所・検非違使を設置。在位中は唐風文化が栄え「弘仁格式」「日本後紀」が編まれた。詩文にすぐれ漢詩を残す。「凌雲集」。三筆(空海・橘逸勢)の一人 | W | |
佐々木助三郎(すけさん) | 日本 | 「水戸黄門漫遊記」の黄門の部下。儒者佐々十竹(通称、介三郎。水戸藩士。「大日本史」編纂の史料を全国から収集)がモデルとされている。格さんの相棒 | W | |
サルゴン | メソポタミア | アッカド王朝の開祖。メソポタミア最初の統一国家を建設。幾多の外征を行い文化圏・交易圏を拡大、「戦いの王」として後世多くの伝説を生んだ | W | |
三蔵法師(さんぞうほうし) | 中国 | 玄奘、玄奘三蔵 | W | |
三大発明 | ― | 「ルネサンスの三大発明」とも。羅針盤、火薬、活版印刷術の三つを指す。いずれも中国が起源であるが14世紀以降西欧で改良・実用化された。「三大改良」とも言われる | W | |
し | ||||
シーザー | ローマ | 将軍・政治家。ガリアを征服後ポンペイウスを倒し、B.C. 44 年終身独裁官となる。太陽暦採用などを行うが、ブルートゥスらに暗殺された。カエサル | W | |
志賀直哉 | 日本 | 小説家。武者小路実篤らと「白樺」を創刊。強靭かつ純粋な自我意識と明晰な文体によって、独創的なリアリズム文学を樹立した。「大津順吉」「城の崎にて」「和解」「暗夜行路」 | W | |
始皇帝 | 中国 | 秦の第一世皇帝。B.C. 221 年戦国の六国を滅ぼし、初めて中国全土を統一、自ら皇帝と称した。焚書坑儒、度量衡・文字・貨幣の統一、万里の長城の増築などを行なった | W | |
司馬炎(武帝) | 中国 | 西晋の初代皇帝。禅譲の形で魏の帝位を奪い、洛陽に都した。280 年、呉を滅ぼして中国を統一し、戸調式・占田・課田法を施行 | W | |
司馬遷 | 中国 | 前漢の歴史家。匈奴に降伏した李陵を弁護して武帝の怒りに触れ、宮刑(宦官にする刑)に処せられたが、修史の志を貫き、紀伝体の歴史書「史記」を完成させた | W | |
シバの女王 | シバ王国 | 現在のイエメン(エチオピア説もある)にあったシバ王国の女王ビルキースの通称。旧約聖書やコーランによると、知恵を試しにエルサレムにソロモン王を訪ねたという | W | |
シャーロック・ホームズ | イギリス | コナン・ドイルの一連の推理小説の主人公。私立探偵。活躍の記録役である医師ワトソンとともに鋭い観察眼と驚異的な推理力によって難事件を解決する | W | |
釈迦 | ネパール | 仏教の開祖。中部ネパールの釈迦族の中心地に生まれる。29歳で出家、35歳で悟りを得た。80歳で入滅するまで教化の旅を続けた。ゴータマ・シッタルタ | W | |
シャルル・ペロー | フランス | 詩人・評論家・童話作家。古代人に対する現代作家の優越を説き、新旧論争の口火を切った。日本では「赤ずきん」「眠れる森の美女」などの童話で知られる | W | |
シャルルマーニュ | 西ローマ | カール大帝 | W | |
周公旦 | 中国 | 周初の政治家。文王の子。兄の武王を助けて殷を滅ぼし、その死後、幼少の成王を補佐して周の基礎を固めた。孔子は礼を整備した聖人として尊敬し、後世、先聖と崇められた | W | |
シューベルト | オーストリア | ドイツ歌曲(リート)の王。600余の珠玉のような歌曲を残し、歌曲を芸術的に高度な分野として確立。歌曲集「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」「未完成交響曲」「鱒」「野ばら」他 | W | |
シューマン | ドイツ | 作曲家。ロマン派の作曲家として、ピアノ曲・歌曲に繊細で知的な感覚の作品を残し、また評論の分野でも活躍、ショパン・ブラームスの才能を発見。代表作「謝肉祭」「子供の情景」 | W | |
酒呑童子 | 日本 | 丹波の大江山に住んでいたと伝えられる鬼神。都へ出て金品や婦女子を略奪したという。絵巻・御伽草子・能、また浄瑠璃・歌舞伎の題材ともなった。酒顛童子、酒天童子 | W | |
シュトラウス(ヨハン) | オーストリア | 作曲家。「ワルツの父」ヨハン・シュトラウス1世の息子。「ワルツ王」。ウィンナ・ワルツを芸術作品にまで高めた。代表作「美しき青きドナウ」「ウィーンの森の物語」「こうもり」など | W | |
シュリーマン | ドイツ | 考古学者。幼少時に読んだホメロスの詩を史実と信じ、1870年以降独力でトロイア、ミケーネ地方の遺跡を発掘し、その実在を証明した | W | |
シェークスピア | イギリス | 劇作家・詩人。初めは俳優のち劇作家として成功。世界的古典となった傑作を次々と発表。「ハムレット」「オセロ」「マクベス」「リア王」「ロミオとジュリエット」「ベニスの商人」他 | W | |
聖徳太子(厩戸皇子) | 日本 | 推古天皇の摂政として冠位十二階・十七条憲法を制定。小野妹子を隋に派遣して国交を開いた。また、広く学問に通じ、深く仏教に帰依して、法隆寺・四天王寺ほかを建立した。うまやとのおうじ | W | |
称徳天皇(孝謙天皇) | 日本 | 聖武天皇と光明皇后の皇女。孝謙天皇の重祚。仏教を深く信仰し大仏開眼供養を挙行。藤原仲麻呂を用いたが、のち道鏡を重用し専制を許した | W | |
聖武天皇 | 日本 | 文武天皇の第一皇子。光明皇后とともに仏教を厚く信仰。全国に国分寺・国分尼寺を置き、東大寺を建立して大仏を造立し天平文化の黄金期を作る。遺品は正倉院に伝存 | W | |
諸葛亮(孔明) | 中国 | 三国時代の蜀漢の宰相。劉備に「三顧の礼」を受けて仕え、天下三分の計を上申、劉備の蜀漢建国を助ける。劉備死後、子の劉禅を補佐し五丈原で魏軍と対陣中死去 | W | |
ショパン | ポーランド | 作曲家・ピアニスト。華麗なうちにロマン的な憂愁に満ちたピアノ音楽を創造し、ピアノの詩人と呼ばれた。ジョルジュ・サンドとの恋愛は有名。マズルカ・ポロネーズ・ワルツなど多数 | W | |
シラー | ドイツ | 詩人・劇作家。ゲーテとともに疾風怒濤期を経てカント哲学の影響下に美学を研究、古典主義に基づく歴史劇を確立。「群盗」「たくらみと恋」。シルレル | W | |
白浪五人男 | 日本 | 河竹黙阿弥作、歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」の通称。日本駄右衛門・南郷力丸・忠信利平・赤星重三・弁天小僧の五人の盗賊が活躍する | W | |
親鸞 | 日本 | 浄土真宗の開祖。初め比叡山で天台宗を学び、のち法然の門に入る。長く関東に住み布教と著述を行う。絶対他力を称え、悪人正機説を唱えた。唯円編の「歎異抄」は有名 | W | |
す | ||||
推古天皇 | 日本 | 欽明天皇第三皇女。敏達天皇の皇后。崇峻天皇が蘇我馬子に殺されると、推されて即位。聖徳太子を皇太子・摂政として政治を行い、飛鳥文化を現出 | W | |
師升 | 日本 | 弥生時代後期の倭国王。日本史上、文献に名の残る最初の人物。「後漢書」東夷伝に、安帝の永初元年、倭国王帥升等が生口(奴隷)160人を献じ、謁見を請うてきたとある | W | |
姿三四郎 | 日本 | 富田常雄作の柔道を題材とした青春小説の主人公。黒沢明監督・大河内伝次郎主演で映画化される。モデルは講道館四天王の一人西郷四郎 | W | |
菅原道真 | 日本 | 学者・政治家。宇多・醍醐両天皇に重用され、文章博士・右大臣に至る。藤原時平の讒訴で大宰権帥に左遷、配所で没した。没後学問の神天満天神としてまつられた。「菅家文草」 | W | |
スコット(ウォルター) | イギリス | 詩人・小説家。ロマン派詩人から歴史小説家に転じ、「ウェーバリ小説」と総称される作品群を残す。「湖上の美人」「アイバンホー」 | W | |
スコット(ロバート・F) | イギリス | 探検家。海軍大佐。政府の援助で南極探検に赴く。アムンゼンと争うが、1912年1月18日に約一か月遅れて極点に到達。帰途悪天候のため死亡。 | W | |
素戔嗚尊 | 日本 | 古事記・日本書紀に記された出雲系神統の祖とされる神。。伊邪那岐命・伊邪那美命の子。天照大神の弟。出雲国で八岐大蛇を退治して天叢雲剣を得て天照大神に献じた | W | |
スタンダール | フランス | 作家。青年の野心、権力への反逆を鋭い性格描写と激しい社会批判で描いた「フランス近代小説の祖」。「赤と黒」「パルムの僧院」 | W | |
ストラディバリ | イタリア | イタリアの弦楽器の工匠。現在のバイオリンの型の創始者。色彩美しく音色豊麗な「クレモナの名器」の作者。ストラディバリウスは彼や彼の一族製作のバイオリンの代名詞 | W | |
スピノザ | オランダ | ユダヤ人哲学者。ユダヤ教を批判して破門、故郷を追放される。貧しい生活の中で思索、デカルトの合理主義に学び世界の究極を神と考える汎神論を唱え、神学と近代哲学を結ぶ | W | |
せ | ||||
清少納言 | 日本 | 平安中期を代表する女流文学者。清原元輔の子。一条天皇中宮定子に仕え、清原姓に因んで清少納言と呼ばれた。和漢の学に通じた才女として名を馳せ、「枕草子」を著す | W | |
聖明王 | 百済 | 第26代の王。中国の梁や日本と親交を結び、国家体制の整備につとめた。538年に釈迦仏像や経典を初めて日本に伝えたといわれる(仏教伝来)。新羅と戦って敗死した。聖王 | W | |
清和天皇 D | 日本 | 文徳天皇第四皇子。母は藤原良房の娘明子。8歳で即位。外祖父藤原良房が人臣で初めて摂政となった。孫の経基(D)が清和源氏の祖となる | W | |
赤壁の戦い | 中国 | 三国時代に魏の曹操の軍と蜀の劉備・呉の孫権連合軍の間で長江の赤壁(現在の湖北省)で起きた戦い。連合軍側の勝利で終わり、曹操の天下統一の野望は頓挫する | W | |
セザンヌ | フランス | 画家。後期印象派。厳密な構図と鮮明な色面に自然の再構成を探究した。立体派などの現代美術に大きな影響を与え、近代絵画の父と呼ばれる。「サン‐ビクトアール山」「水浴」 | W | |
セネカ | ローマ | 哲学者。皇帝ネロの師。弁護士・元老院議員・国家財務官を歴任、執政官となったがネロに謀叛の疑いを受け自殺。「道徳書簡」「対話篇」 | W | |
そ | ||||
荘子 | 中国 | 戦国時代の宋の思想家。儒家の思想に反対し、独自の形而上学的世界を開いた。その思想は老子と合わせて老荘思想と称され、後世まで大きな影響を与えた | W | |
曹操 | 中国 | 三国時代、魏の始祖。黄巾の乱を平定。後漢の献帝を擁して華北を統一したが、赤壁の戦いで劉備・孫権の連合軍に退廃した。216年魏王となる | W | |
曹丕(文帝) | 中国 | 三国時代、魏の初代皇帝。曹操の長子。後漢最後の皇帝献帝の禅譲により帝位につき洛陽に都した。九品中正法を施行。文人としてもすぐれた | W | |
蘇我入鹿 D | 日本 | 蘇我蝦夷の子。天皇家と威勢を競い、聖徳太子の子山背大兄王を殺害。大化改新で宮中において中大兄皇子・藤原鎌足に暗殺された。父、蘇我蝦夷も自殺し蘇我氏は滅亡した | W | |
蘇我蝦夷 D | 日本 | 蘇我馬子の子。推古天皇末年から皇極天皇の御代にかけて権勢をふるって天皇家に対抗、子の入鹿に紫冠を授けて大臣にした。入鹿が暗殺されると、邸に火を放って自殺した | W | |
蘇我馬子 D | 日本 | 敏達・用明・崇峻・推古四朝の大臣。54年に渡り権勢を振るい、蘇我氏の全盛時代を築く。崇峻天皇を暗殺し、推古天皇を擁立。聖徳太子と共に「天皇記」「国記」を記す | W | |
則天武后 | 中国 | 唐の高宗の皇后。高宗の死後、中宗・睿宗を廃位させ、690 年、国号を周(武周 690-705)と改め帝位につく。独裁政治を行なったが、人材を登用し治政に努めた。武則天 | W | |
ソクラテス | ギリシャ | 哲学者。アテナイで活動。晩年は倫理や徳を追求する哲学者としての生活に専念した。最後は反対者の告発を受け有罪とされ、獄中に毒杯をあおいで死んだ | W | |
祖沖之 | 中国 | 南北朝時代の数学者・天文学者。円周率の近似値を113分の355と計算。大明暦をつくったことでも知られる | W | |
ソフォクレス | ギリシャ | 詩人。アイスキュロス、エウリピデスと共に「三大悲劇詩人」。ギリシア悲劇の形式を完成させた。123編の作品があったとされ、うち7編が現存する。「オイディプス王」「エレクトラ」 | W | |
ソロモン | イスラエル | イスラエル王国三代目の王。ダビデの子。知恵にすぐれた王として知られ、エルサレム神殿の建設などを行なったが、他方国民の不満を招き、死後南北に王国は分裂 | W | |
ソロン | ギリシャ | アテナイの政治家・詩人。ギリシャの七賢人の一。家柄によらず資産によって市民に参政権を与えるなどの改革を行い、平民と貴族の調停をはかったが不調に終わった | W | |
孫堅 | 中国 | 後漢末の群雄の一人。孫権の父。黄巾の乱の平定に功があったが、劉表との戦いで戦死した。孫権によって武烈皇帝と追尊された | W | |
孫権 | 中国 | 三国時代、呉の初代皇帝。孫堅の次子。蜀の劉備と結んで曹操の南下を赤壁に阻止し、江南に勢力を確立。229年皇帝を称する | W | |
孫悟空 | 中国 | 明代の長編小説「西遊記」の主人公の猿。きん斗雲に乗って空を飛ぶ大神通力を持ち、如意棒で大暴れする。三蔵法師の弟子。猪八戒、沙悟浄と共に活躍する | W | |
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