デュシャンと内丹術 
『太上三天正法経』
 
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 内丹術 
 

 七液洞流 
 

九天の気
 

 九気玄凝 
 

 九気回帰 
 

 督脈/任脈 
 

デュシャン・コード

 
随風館
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九天眞王與元始天王。倶生始氣之先。
天光未朗。鬱積未澄。溟滓无涯。混沌太虚。浩汗流冥。
七千餘劫。玄景始分。九氣存焉。一氣相去九萬九千九百九十歳。
清氣高澄。濁氣下布。 九天眞王元始天王稟自然之孕。
置於九天之號。九氣玄凝。成於九天図也。
日月星辰於是而明。便有九眞之帝。
上之三眞生於極上清微之天。次中三真生於禹余之天。
下有三真生於第三大赤天。
以上、『雲笈七籤』(卷二十一 )に引用、21/ 1a-1b
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逮至黄帝。置民生民。蠢以元気。五色衣冠。
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九天眞王と元始天王は、ともに始めの気より以前に生まれた。
天の光はまだ輝かず、鬱積するものはまだ澄まず、
広漠たる水ははてしなく、混沌は大いなる空虚であった。
浩汗たる水は大海のごとく流れていた。
七千劫あまり後、明と暗が分かれ始めた。
九気が存在したが、それぞれの気は他の気から九万九千九百九十年離れていた。
清純な気は高く澄み渡り、不純な気は下へ拡がった。
九天眞王と元始天王は自然から受胎したので、九天の称号を与えられた。
九気は玄凝(神秘的に凝結) して、九天の見取図を完成した。
日と月と遊星と星座がかくて輝いた。そのとき、九真の皇帝たちがいた。
上の三真は極上清微の天に生まれた。次の三真が禹余の天に生まれた。
下には、第三の大赤天に生まれた三真がいた。
・・・
黄帝のとき、かれらは生民を創造した。
民は元気によって生動し、五色の衣服と冠とをつけた。

アンリ  ・ マスペロ著/川勝義雄訳 『道教』 p.266-271.