石川虚舟
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デュシャンと内丹
 
張伯端『悟真篇』
 



上巻  其一
・・・

中巻  其一
・・・

中巻  其四三
・・・

 
内丹理論

 

デュシャン・コード
 
 
中巻 其一
 
先把乾坤為鼎器、
 
次將烏兔藥來烹。
 
既駆二物帰黄道、
 
争得金丹不解生。
 
 
中巻 其二
 
安炉立鼎法乾坤、
 
鍛錬精華制魄魂。
 
聚散氤氳
成変化、
 
敢将 玄妙 等閑論。
 
 
 
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中巻 その一
 
先ず天地をとって鼎となし、
 
次に烏と兔の薬を用いて煮る。
 
既に二つの物を追い立てて黄道に帰しているので、
 
どうして金丹が煉成しないことがあり得ようか。
 
 
中巻 その二
 
天地を範として炉と鼎を構え、
 
精華を鍛錬し魄魂を制御する。
 
集まっては散り、気が盛んにたちのぼり
変化が生じるが、
 
敢えて
玄妙について論ずるのを等閑にしておこう。
 
  訳・石川虚舟
 
⇒  マルセル・デュシャン「アンフラマンス」  (玄妙)