東白上遺跡


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東白上卒都婆史跡(国指定)
   西白上からここに移られた上人は仏の道に純粋にうちこむ
  志を、たしかめるため自ら厳しい覚悟をあらたにしようとして
  右の耳を切られた。
   その翌日一心に華厳経十地品を読みつづけていると眼前
  に文殊菩薩の姿が現われ上人はこの霊感により修行上の
  確信を得られた。
   その時の本尊であった仏眼仏母像(京都高山寺蔵)には、
  上人の自筆で「モロトモニアハレトヲホセワ仏ヨ、キミヨリホカ
  ニシルヒトモナシ無耳法師之母御前也」とある。
   この時上人は、二十四才であり二十六才までこの地におら
  れた。 
案 内
   西白上遺跡より、東に山道を進んでいくと、左に折れる三
  叉路があり、東白上遺跡へとの道標がある。
   その道を真っ直ぐ下っていくと東白上遺跡に至る。 西白
  上遺跡よりそれほど距離がないので、徒歩で10分あまりで
  ある。
   この地も、西白上同様風光明媚なところで桜とツツジのころ
  は大変美しい。

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