明治政府の肝いりで明治13年に開園した播州葡萄園。しかし開園後わずか十数年で閉園となるのですが、この葡萄園の遺構が平成8年7月末に稲美町印南で発見されました。「国内で見つかったワイン醸造施設跡では一番古い」とされています。この葡萄園が日本のワイン産業の発展にどのように貢献したのか、またどうして短期間の内に廃園となったのか、現存する記録が少ない今となっては、その謎は深まるばかりです。果たしてこの謎は解明されるのか?! 

平成10年3月に稲美町教育委員会より「播州葡萄園 園舎遺跡発掘調査報告書」が発行されました。200Pほどで発掘の詳細が図、写真をふんだんに使い、克明に記載されています。10月末現在であと少し在庫があるそうです。(下段写真参考)

 

平成10年10月に再度の発掘調査が開催されましたのでその風景を写真でお知らせします。

 

 播州葡萄園関連

 新聞記事・書籍

播州葡萄園関連の新聞記事や書籍・雑誌の一覧表です。

農務顛末は加西市の農業大学にあるそうです

資料・写真

葡萄園関連の資料・写真集

血と涙、夢と幻の播州葡萄園

平成6年5月稲美町立郷土資料館発行の冊子より(本岡一郎氏)葡萄園が地元にどのような影響を与えたかが分かります

 遺構発掘記念講演           (麻井宇介氏)

これを読めば播州葡萄園が設立された明治の歴史的背景が良く分かります。社会の勉強にもなります。(掲載折衝中)

ワインに託した明治の夢

平成9年5月22日日本経済新聞より 岸本一幸氏寄稿文

帝国のワイナリー

平成8年度の発掘調査報告(岸本一幸氏)発掘の状況がよく分かります。

随想(麻井宇介氏、平成7年)

ワイン研究家の麻井氏の播州葡萄園にかかる随想(神戸新聞より)

温 故 知 新

母里小PTA発行の冊子。当時の村民の状況と葡萄園誘致に至った村の状況がよくわかります。

播州葡萄園の興亡

 播州葡萄園の歴史的事実を後世に伝える冊子(本岡一郎氏)

葡萄園の廃園時期に関して 謎の葡萄園は廃園時期も不明なのです
最新情報ニュース 平成10年10月の発掘調査。

葡萄園関連リンク

(播州葡萄園の記載があるHP)

マスカットの誕生物語(岡山津高商工会)
本多忠親さんのホームページ
清酔酒造合資会社
神戸新聞 播州葡萄園の解明に取り組む岸本一幸さん
神戸新聞の記事
母里小学校
舞子の小田桐さんのぶらり散歩明治の遺跡発掘
麻井宇介のワイン余話
神戸ワイン城
シミズ君の稲美町案内

  

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播州葡萄園の遺跡発掘調査報告書が稲美町郷土資料館で販売されています。問い合せは郷土資料館0794-92-3770まで。1冊3,000円。100冊の限定販売です。約200Pで写真、図がふんだんに入れられ、かなり本格的な報告書になっています。遠方の方には郵送もしてくれます。(まだ残っているかどうか?)