ウィンダミア


ケンダルから列車で約15分。ウィンダミアはちょっとした観光地だ。
ウィンダミア湖は湖水地方でも一番大きな湖で、遊覧船が出ている。
遊覧船の乗り場があるボウネスは観光地らしい賑わいだ。
白鳥 餌をねだりにやってくる鳥たちは観光地の定番。
人懐っこいのはわかるが、こんな大きな白鳥までが近づいてくるのは少し恐い。
遊覧船

遊覧船はこんなかんじ。
船の上で東アジア系の女の子に声を掛けられたが、 何を言ってるんだか分からない。 彼女は私を同郷人だと思って話し掛けたようだった。 首をかしげていると、彼女は英語で写真を撮ってくれと言い直した。 彼女は大連出身の中国人で、イギリスに留学しているということだった。 2人以上で旅行をしている人だとグループの人同士は母国語で喋るから日本人なのか中国人なのか判別がつくけど、 私や彼女のように一人で旅をしている人間はお互いどこの国の人なんだかさっぱり分からない。

アンブルサイドのカフェでは、店員が私の財布に入っていた千円札に興味を持ち、 「ちょっと見せてくれ。」と言う。 千円札を渡すと、裏表しげしげと眺めて、 「これは何ポンドくらいの値打ちがあるの?10ポンド?」と聞いた。 約6ポンドだと答えると、そんなもんかと言う顔で返してくれた。
日本の紙幣は、イギリスに限らず私が今まで行ったどの国の紙幣より立派だと思う。 紙の質も上等だが、よく見ると絵柄も繊細だ。 カフェのおじさんは千円札を見て何を思ったんだろう。
★ベアトリクス・ポターの世界 ボウネスにはピーターラビットの生みの親、 ベアトリクス・ポターの生涯と彼女の作品を紹介する "The World of Beatrix Poter"という記念館みたいなものがある。
実際に彼女が暮らしていたのは、対岸のニアソーリーという村。 もとは都会のお嬢様だったらしが、 生涯独身だった彼女はヒルトップという農場を買い、羊を飼った。 地元の羊協会の会長まで務めたと言うのだから道楽ではない。
彼女が描いたピーターラビットは、 日頃私が愛用しているウェッジウッドのカップやサラダボウルに描かれている物とは違っていた。 表情豊かで可愛らしいが、そのタッチは細密画と言っていいほど写実的だ。
写真で見たところ偏屈そうなおばさんだが、 ピーターラビットの物語は、 もともとは知り合いの子供に宛ててて描いた手紙だったというから、 優しい人だったのだろう。
ヒルトップはナショナルトラストに寄贈され、彼女の死後もそのままに保存されている。 ボウネスからフェリーで渡り1時間ほど歩くらしい。

The Windemer Steamboat Musium
蒸気船 蒸気船

出発まで トランスウェイトホール ケンダル カーライル セトル・カーライルライン

スキプトン

ロウ・スキブデン・ファームハウス

ボルトンアビー

マンチェスター科学産業博物館

おまけ