つぶやきのページ


 このページでは思ったこと、感じたことなどを天文に関係なく適当に書いていますので、よかったら暇つぶしでもしていってください。

2005年12月22日
[大雪&大混乱]
 
昨日の夜は「特に寒いなぁ」と思っていたら、朝起きて外に出ると一面の雪景色でした。こんなに雪が積もったのは初めてじゃないでしょうか。お陰で交通機関は大乱れ。バスも来ない、電車も遅れるで大変な朝でした。都会は急な気象変化にほんとに弱いですね。日頃便利なだけに人も感覚が麻痺してしまうのでしょう。道ばたで怒り出す人も見かけられました(笑)。

 話は変わって、先日は少し暖かくて気流も良さそうでしたので、火星を久しぶりに観望してみました。霧のような薄雲がかかっていたものの、この冬にしてはましな気流だったので主要な模様を観察することができました。ちょうど大シルチス付近が見えやすい位置に来ていたのもラッキーでした。
 でも火星の見掛けの大きさは、ますます小さくなっており、私の機材ではもう観望の限界のようです。大接近時と比べると、アイピースの視野の中で小さく光る火星がかわいそうに見えてきます。今回の火星大接近は、悪気流との戦いで消化不良の感が大きいですが、これにて終了にしようと思いました。

 そのとき撮った火星の写真をこちらにアップしました。ボンヤリしていながらも大シルチス付近の模様が写ったと思います。この次、火星が地球に接近するのは2007年12月。でもこの時の視直径は16秒ほどしかありません。今回より大きな火星が見られるのは、13年後の2018年7月です。とっても先の話ですね。


2005年12月18日
[10万ヒット]
 
今日の朝起きると外は雪景色でした。今年一番の寒気が流れ込んでいるそうで、今日から明日の未明にかけても降雪があるそうです。この分ですと山間部は猛烈な積雪があるのでしょうね。

 いつも訪れて頂く皆さんのお陰で、このHPのヒットカウンタも10万件を越えました。本人は気づいていなかったのですが、ご連絡いただきまして気づきました(メールありがとうございました)。このHP立ち上げた頃は10万件なんてすごい先のことだろうなぁ、と思っていましたが、ビックリするほど早くそれが訪れました。これも皆さんのお陰です。ありがとうございます、と共に今後もよろしくお願いします。

PS:昨日、協栄産業に久しぶりに立ち寄ると、TOA130鏡筒がドーンと展示されていました。実物はやっぱり大きいですね。載せている架台はEM200だったのですが、少々頼りなく感じました。やっぱりこの望遠鏡にはNJPクラスは必要なのでしょう。次はTOA150とEM400をバーンと展示してもらいたいですね(笑)。
それにしてもTOA望遠鏡はいいですねぇ〜。


2005年12月16日
[機材の整理]
 
12月も半分過ぎ去り、今年もあと半月を残すところになりました。何かとせわしくなるこの時期ですが、クリスマスを前に街は一番輝いている時期です。できたらゆっくり年の暮れを味わいたいものですね。

 街は輝いているこの時期なのですが、我が家では大掃除ということで「カメラ関係の機材を片づけろ!」との厳命がご家族から下されました(涙)。確かに今年は場所を取る大きな機材が増えたような気がします。でも一応置き場所には気を付けていて、BRCの箱にはテーブルクロスをかけてカモフラージュしたりしているのですが、やはり理解は得られませんよね(笑)。最近あまり使わない機材は、整理しないといけないなと思うこの頃です。
 星雲撮影に大活躍したキャノンNewFDレンズも最近使わなくなってきて、どうしようかなぁと悩んでいるところです。右写真はそのNewFD300mmレンズの撮影スタイル。格好いいでしょ(笑)。

 CCD写真を一枚ギャラリーにアップしました。今回は自宅から撮ったバラ星雲のHα写真です。先月から少しずつ撮り貯めてきて、やっと見られるほどのSN比になったので、手早く仕上げてみました。ほんとはもう少し露出が必要なのですが、今は満月ですから撮影できません。それにしても月が大きくなると天気がいいですね。嫌がらせみたいです(笑)。写真はこちらからどうぞ。


2005年12月13日
[今年一番の労作]
 
寒い日が続いています。山間部では雪が続いていて、積雪がかなりあるようです。いただいた情報によると、高野山付近は30センチ以上の積雪。有名な鶴姫公園は除雪車が集めた雪で、雪の山ができているそうです。兵庫の峰山付近もかなり積雪があるようで、この分ですと遠征しての星見は当分の間はお休みですね。

 もう12月も中頃に入って真冬になってしまいましたが、CCDで撮影したアンドロメダ銀河の写真をこちらにアップしました。アンドロメダ銀河は、夏の終わり頃から「全景をなんとかモザイク合成で表現できないかなぁ」と考えていたのですが、天気も悪く星見もなかなか行けなかったので、仕上がりが冬になってしまいました。

 この写真、すべての露出時間を合計すると、半日以上の時間がかかっていますが、遠征したときに少しずつ撮り貯めたので、あまり実感がわきません。冷静に考えると、モザイクするならこんなに撮影コマ数を取らなくてもよかったのですよね、ちょっとお馬鹿です(笑)。でも撮ってしまったものは仕方がないので、綺麗なコマだけ使って全景を仕上げてみました。
 今年はまだ終わっていませんが、「この作品が今年一番の労作だろうなぁ」と思っています(笑)。


2005年12月11日
[遠ざかる火星]
 
暖冬予報はどこへやら、寒い冬空の日が続きます。早く春が来て欲しいです(笑)。

 先日、自宅から久しぶりに火星を観望してみました。空を見て気流が悪いものとわかっていたものの、望遠鏡越しで見たぶよぶよの火星像には、正直がっかりしました。冬になっても時折は気流がよい日が訪れるものですが、今年は冬型気圧配置が強いためか、星の瞬きが弱まることがありません。惑星観望には最悪の空ですね。

 それでもせっかく望遠鏡を出して、火星観望したので撮影もしてみました(その画像をこちらにアップしました)。呆けた像でお恥ずかしいですが、大きな模様はToUcamとRegistaxの威力で表現することができました。まだ視直径も15秒ほどありますし、機会を見つけては観望したい火星です。あとは、なんとか気流がよくなることを祈るだけです。


2005年12月8日
[EM400]
 
冬型の気圧配置が続き「真冬」って感じの空が続いています。夜になると晴れますが、気流は悪く火星もユラユラ・・・もう少しシーイングが安定してこないと、惑星観望もCCD撮影も辛そうですね。

 今月の月天に新型赤道儀EM400の記事が載っていたので、先ほど読んでいました。これを読むまでは「EM400よりもNJPがいいなぁ。」と思っていましたが、EM400のシンプルな形状はなかなか魅力的ですね。精度も良さそうですし、大型望遠鏡を持っている方には魅力的な赤道儀が一つ増えましたよね。発表されてから生産が遅れているという噂もありましたが、そろそろ市場に出てきているのでしょうか。
 この記事の中で、私は大型メタル三脚に興味を持ちました。今使っているMS5のピラーは重くて組み立て大変なので、流用できないでしょうか。MS5って精度抜群ですが、一つ一つが重いんですよねぇ・・・バランスウェイト1個が15キロって、そりゃ重すぎですよね。小さな鏡筒ではバランスが取れません(笑)。


2005年12月4日
[冷たい雨]
 
今日は朝から冷たい雨が降り続いています。気温も低く6度前後で、とても寒い一日です。今日は冬に備えて車のタイヤを交換しようと思っていたのですが、この寒さでじぃーっと丸まっています。それにしても週末になると天気が悪くて星見できませんね。最近この愚痴ばっかり書いている気がしますが(笑)。

 CCD写真のページにオリオン大星雲の写真をアップしました。オリオン大星雲は人気抜群の星雲で、10月頃から4月初め頃まで、観望したり、撮影したりされている天体です。最近はデジタル一眼レフと画像処理の発達により、小刻みな段階露出画像をコンポジットすることで、トラペジウム付近から星雲外周まで表現されるようになってきました。私も「そうしようかな」と思いましたが、せっかく冷却CCDを使っているので、淡い部分の表現に重点を置いて撮影・処理を行ってみました。ちょっと画角的に窮屈になりましたが、迫力は出たかなぁと思います。こちらからご覧下さい。

 ところで段階露出でM42を撮影される場合は、あまり欲張りすぎない方がよいと思います。ハイライトから最も淡いシャドーまで繋げようとすると、トーンの切れ目ができてしまって不自然さが残ることもあります。ですので、全体の調和を見ながら表現範囲を決定されるのがよいのではないでしょうか。


2005年12月2日
[12月、寒くなってきました]
 
12月に入り、今年もあと一ヶ月を切りました。毎年言っている気がしますが、一年経つのは早いものですね。年を重ねるごとに月日が経つのが早くなると言いますが、ほんとにそんな気分です。

 先日夕方から星見に行ってきたのですが、ものすごい寒さで防寒着を着ていても凍えそうでした。いつもは撮影中も双眼鏡で星を見たりして楽しんでいるのですが、この日は寒くて車の中で毛布にくるまっていました。
 これからは雪もありますし、星見は辛い時期になります。春まで星見は冬眠に入ろうかなぁ・・なんて思ってしまいます(笑)。でもほんと、冬の星見は道路も凍結しますし、皆様もお気を付けください。身体も冷えますので、暖かい飲み物とかを持って行かれるのもよいでしょう。良い写真が撮れても身体壊したら何もなりませんからね。

 撮った写真を珍しく素早く処理してアップしてみました。またついでに以前撮ったすばるの写真もアップしております。こちらはCCD撮影入門のトップページに使っていたので、気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。写真はこちらからご覧になって下さい。

 PS:お誘いただいていた星見を楽しみにしていたのですが、明日は天気が悪そうですね。残念です。


2005年11月27日
[紅葉の時期]
 
今日も穏やかな晴天で、過ごしやすい一日でした。夜は火星を観望しようと思っていたのですが、機材を落としそうなので諦めてボーっとしております。

 今頃は京都や奈良では、紅葉が真っ盛りのようです。今年は紅葉の色合いがもう一つと言われていましたが、実際はどうなのでしょう。きっとこの週末はすごーい人出だったことでしょうね。

 京都は自宅から1時間半ぐらいで行けるのですが、あまり訪れることがありません。毎年「秋になったら行くぞー!」と思いつつ、人混みが苦手で結局行かず終いです。秋の京都の人の多さは、通勤電車の中を歩いているようなものですからね。皆さんすごいパワーだなと思います。でもそれだけ魅力が溢れているのが京の街なのでしょう。
 右の写真は京都嵐山の宝厳院で撮ったもみじの写真です。今年もこんな風に色づいているのでしょうか。


2005年11月26日
[新月近し]
 
11月も終わりに近づき、今年もあと1ヶ月と少しになりました。街中はクリスマスムードで一杯ですが、私は風邪が直らずどんよりした日々を送っています。この咳なんとかならないものでしょうかね。

 そろそろ月も細くなり、星野撮影に適した時期になってきました。今日の月没は午前2時過ぎなので、撮影に出かけられている方も多いのではないでしょうか。私は今週末はゆっくり養生して、来週できたら出かけたいと思っています。それまでに風邪を完治させないと。

 そういえば、体調悪くて火星もずっと観望していません。夕方の帰り道に東空を見上げると、早い時間に天高く上るようになってきました。少し輝きが落ちた気がしますが、今はどんな感じなのでしょう。調子がよかったら明日にでも観望してみようかな・・


2005年11月15日
[カリフォルニア星雲]
 
今日は素晴らしい透明度の夜です。遠くの広告灯がぎらぎら光って見えます。満月さえなければ、光害真っ直中の我が家からでも星雲が撮影できそうなくらいです。

 ギャラリーにCCDで撮影したカリフォルニア星雲の写真をアップしました。カリフォルニア星雲は、すばるの少し左に位置している星雲で、真っ赤な色をした星雲がフィルムに大きく写ることから、天体写真ファンに大人気の天体です。ずっと昔大流行した、コダック103aEフィルムとR64フィルタを用いて、手動ガイドでこの星雲を写された方も多いのではないでしょうか。当時は大都会のど真ん中でもカリフォルニア星雲が写ったそうですから、今から考えるとびっくりですよね。

 カリフォルニア星雲は巨大なので、今回の写真はモザイク合成で作品化してみました。完成後のSNを考えて露出時間を決定したので、一コマあたりの露光時間は70分に抑えています。これくらいでしたら、銀塩写真と同じくらいの時間で撮影できますから気楽でよいですね。合成処理は手間がかかりますが(笑)。

 今回CCD写真を合成していて思ったのですが、良好なSNを得るという意味でも、高画素で大きなチップはとても有利のようです。今の倍以上のCCDチップであれば、淡い星雲をもっと短時間で写せて、容易に処理できそうです。どこかに大きなチップの冷却カメラ落ちてないでしょうかね(笑)。写真の方はこちらからご覧になって下さい。


2005年11月11日
[南天の銀河]
 
今週はバタバタしていたらあっという間に過ぎていきました。週なかばに風邪も引いてしまうし、この週末はゆっくりすごそうと思います。それにしても夜はグッと寒くなりましたね。インフルエンザも流行る時期なので、体調管理には気を付けたいものです。

 BRCを譲ってもらって銀河をアップで撮影できるようになりました。そこで、この夏の終わり頃から南天低く輝く銀河「NGC253」を撮影しようと思っていました。しかしこの天体は思った以上に南中高度が低く、光害や透明度だけでなく気流の影響も大きく受けてしまいます。BRC+ST2Kの長焦点ではシーイングの影響をまともに受けてしまい、なかなかシャープな像を得ることができません。「この天体をシャープに写すには、海外でないと無理かな」と諦めかけていたのですが、先日シーイングの良さそうな日が訪れたので、今年最後のチャンスと思って撮影してみました。
 途中雲がかかったり飛行機が通過したので、予定撮影枚数は稼げなかったのですが、なかなか美しく撮れたと思っています。是非こちらからご覧になって下さい。


2005年11月4日
[今晩の火星]
 
3日の深夜なのですが、ToUcamが動いて火星を撮影できたので更新してみました。ToUcamは、掲示板でいただいたアドバイスに従い、ドライバソフトを再インストールすると動くようになりました(じゃみろさん、ありがとうございました)。また火星を撮影できるようになってよかったです。一時はもう諦めていましたから(笑)。

 今晩の夜空は雲が時折通過しますが、比較的気流は落ち着いていました。高度が低いうちは火星は揺れていましたが、高度45度を越えるあたりからしっかりとした火星面を観望できました。ただ残念だったのは「さぁ、そろそろ南中だ」と思って外に出ると、全天曇っていたことです。でも久しぶりに火星を撮影できたので、よかったです。その撮影した火星はこちらに載せていますので、見ていってください。


2005年10月29日
[明日は火星最接近]
 
明日は火星が地球に最も近づく日です・・・というのに、私のWebカメラは不調でこの頃撮影できていません。「なんとか直らないかなぁ」といろいろやってはいるのですが上手くいきません。今度は昔に返ったつもりで、火星面スケッチでもしてみようかな。

 先日火星を観望した後、透明度が良かったのでBRCに載せ替え、カニ星雲を写してみました。しかし透明度がよいと言っても自宅の夜空は光害が一杯で、半月も照らしていたので右のようなノイズ一杯の画像でした。光害の威力って本当に凄まじいですね。省エネルギーの観点からも無駄なライトは消してくれたらいいのに、と思ってしまいます。撮影していると、一晩中ついている量販店の上方照射の明かりが憎々しくも感じられてしまいます(笑)。

 この元画像を画像処理して、なんとか見られるようにしたものをギャラリーに載せてみました。今回は普通にLRGBで撮ったので、前回ネビュラフィルタを用いて撮影したM27よりも最終的にノイズが多くなってしまいました。写真はこちらからご覧になってください。


2005年10月24日
[火星の黄雲]
 
昨日はとても疲れていたのですが、火星のソリス地域に大規模な黄雲(ダストストーム)が発生したとのことでしたので、急いで望遠鏡をセッティングして観望してみました。シーイングはそれほど悪くはなかったものの、黄雲は眼視ではユラユラしてよくわかりません。なんとなく太陽湖辺りの模様が見にくいかなぁ・・・という程度です。仕方ないので写真を撮ろうとしたら、なぜかWebカメラをパソコンが認識してくれません。あれやこれやとやっていると真夜中になってしまい、ソリス地方が自転のために端っこに移動してしまいました。。

 その後、なんとか撮影した写真をこちらにアップしました。よく見ると左端に黄雲のようなものが写っている気もします。


2005年10月23日
[大芦高原の空]
 
寒気が流れ込んできた影響で、昨日今日と急に寒くなってきました。天気図を見ても冬型が強まってきそうな気配です。長い秋雨が終わったと思ったら、いきなり冬に突入でしょうか。火星観望したいので、なんとか安定気流に戻って欲しいものです。。

 星雲星団ページに、今月初めに行った大芦高原で撮った写真をアップしました。この時のことは以前つぶやきにも書きましたが、ずーっと曇りで薄明直前に晴れたときに撮ったものです。現像に出すまで不安でしたが、なんとか撮影した2枚とも写ってくれていました(焦ったので少しガイドが甘いですが・・)。
 ただ人工衛星が通過したため、何本もポジに白い線が写り込んでいました(お陰で画像処理に手間取りました)。いつものことですが、オリオン座の星域は人工衛星が多いですね。今後も増え続けたら天体写真も撮れなくなるんじゃないでしょうか。

 参考までに元ポジのイメージ(スキャンイメージ)を右に載せてみました。紀伊半島の撮影地に比べれば、光害のカブリも多めで周辺減光も目立ちますが、兵庫県中央部で見る南天よりもずっと暗く、なかなかのレベルだと思います。画像処理した完成画像はこちらに載せましたので、見比べてみてください。

2005年10月21日
[やっと火星撮影]
 
今週の平日は連日秋晴れで、素晴らしい透明度の夜空でした。でも生憎の満月の時期で全然嬉しくない・・・というか天気に馬鹿にされているような夜空でした(笑)。明日からの週末はこれまた天気が悪そうですし、今年は天気の巡り合わせが悪いですねぇ。

 連日の晴天にも関わらず、シーイングは最悪で接近する火星の像は揺れ揺れでした。昨日の夜もほとんど諦めていたのですが、双眼鏡で星を見ると「ん?」という星像。ダメもとで望遠鏡をセッティングしてみると、最高にはほど遠いですが、まだ見られるシーイング。23時過ぎには少し落ち着いてきたので、撮影も久しぶりにしてみました(写真はこちらです)。

 火星は以前より大きくなって、それにまん丸になっていて、近づいてきているのを実感させてくれました。できたらもう少し光量のある望遠鏡で拡大してみたいですが、この悪気流ではあまり意味がないのでしょうね。せっかく今回は高度も上がるので、なんとか安定した気流に恵まれて欲しいものですね。


2005年10月18日
[シーイング悪し]
 
一昨日、昨日と夜は晴れていたので、接近中の火星を観望していました。しかし台風の影響もあるのか、気流がものすごく悪く河面に写った像のようでした。夜半頃になったら改善するかな、と思いましたがそれも叶わず、結局撮影もせずに終わってしまいました。晴れてくれるのはありがたいですが、良気流に恵まれないと苦しいです。考えたら光害で夜空が明るいだけでなく、気流も悪い日本って天体写真には苦しい環境なんですね。

 遠征したときの写真を一枚アップしました。有名なペルセウス座の二重星団のすぐ近くにある散光星雲で、独特な形をした星雲が二つ寄り添っているのが興味深い天体です。当初は別々にアップで撮ろうと思っていたのですが、真ん中を追加で撮影すれば合成できるかなと思い、現地であわてて3枚撮ったものです。安易な考えのため、帰ってからの画像処理が大変でしたが、それなりに仕上がったと思います(笑)。今回は試験的に大きな画像も置いてみましたので、こちらからご覧になってみてください。


2005年10月15日
[大シルチス]
 
今日は朝から雨模様です。疲れもたまっているので、こんなときはゆっくり休養ですね。

 うっかりしていたのですが、火星の中央経度の移り変わりを見てみると、火星表面の特徴的な模様である大シルチスが見えているのは今週いっぱいまでで、これを逃すと来月中旬まで自転の関係で見えないことがわかりました。そこで数日前からじっと晴れ間を伺っていたのですが、夜になると雲ってしまい、どうにも晴れてくれません。晴れた日は遅かったりして、うまくかみ合ってくれませんでした。今日もこの雨だと夜も無理そうです。我が家からは西の空が見えないので、大シルチスとはしばしのお別れになりそう・・・先週は遠征している場合じゃなかったですね。失敗しました。とても残念です。

 その遠征したときに撮影した写真をアップしました。BRCで撮ったカリフォルニア星雲の写真で、なかなか綺麗に仕上がったと思うのですが、火星のことを思うと複雑な気分です(笑)。写真はこちらからご覧になって下さい。


2005年10月13日
[ハチ高原]
 
今日の朝は抜けるような青空。昨日の夜は天気が良かったので、撮影に出かけられている方も多かったのではないでしょうか。私も火星を観望・・・と思っていたのですが、時間が遅くて見ることができませんでした。

 先日星見に出かけたときのポジが上がってきたので、ルーペで確認していました。今回訪れたのは兵庫県北部のハチ高原付近で、初めて出かけたので露出時間がよくわからず、少し不安でした。しかし上がったポジを見るとほぼ適正で胸をなで下ろしているところです。

 ところでこのポジは、撮影時刻によってバックグランドの明るさがかなり異なっていました。撮影開始直後の22時頃のものは背景が光害カブリしており、かなり明るく緑がかっています。それに比べて薄明前の一枚は、背景がニュートラルグレーで大変美しい仕上がりです。1時を過ぎた頃の空は近畿内でも相当のレベルでしょう。途中のコマも時刻によって明るさが異なっており、明け方になるにつれて、空の状態がよくなっていることがよくわかりました。
 どこの撮影地でもある程度はこのような傾向がありますが、特にこの撮影地では顕著に出た気がしました。きっと近くに比較的大きな地方都市、和田山市や養父市があることが大きく影響しているのでしょう。

 今回、最初に撮影したアンドロメダ銀河の写真を星雲星団ページにアップしました。最近のデジタル機材の写真に比べると迫力不足ですが、銀塩の滑らかな調子を生かして処理してみました。よろしければ、こちらからご覧下さい。


2005年10月11日
[遠征失敗]
 
今日は雨が降ったり止んだりの生憎のお天気。秋晴れのスカッとした天気はいつ来るのでしょう。

 日曜日は3連休だったので、晴れるという予報を信じて大芦高原まで星見に行ってきました。しかし予報サイト3社が「今晩晴れ」の予報を出していたにもかかわらず、ほとんどずーっと曇りでした。CCD撮影を予定していたのですが、何も撮れずに終わりました(ダークだけ撮りました(笑))。結局、今月のCCD撮影は空振りに終わってしまいました。。
 明けて次の体育の日は、雨が降っていました。前日の天気予報を見て、運動会を楽しみにしていたご家族も多かったのではないでしょうか。不正確な天気予報って、社会生活において大きな不利益を与えている気がします。どうにかならないもんでしょうかね。

 今月末は火星の大接近が待ちかまえています。これからは安定して晴れてもらいたいです。私もこれから一ヶ月ほどは火星を追いかけていきたいと思っています。


2005年10月8日
[3連休]
 
今日から3連休です。月は新月を過ぎて太ってきていますが、まだ星野撮影できる時期ですので、天気が気になる連休です。明後日は晴天になることが多い体育の日ですから、なんとか天気が回復して欲しいものですね。

 最近天気が優れず撮影できなかったので、晴れそうだったときに思い切って遠征してきました。あまり遠いところへは行けなかったのですが、雲は流れるもののなんとか天気は持ってくれました。でも湿度が大変高く、シーイングも悪かったので、考えていたBRCでのCCD撮影は中止して、銀塩フィルムで撮影してきました。まだ現像に出していないのですが、果たしてちゃんと写っているでしょうか。ちょっと不安です(笑)。

 星空は今一つだったものの、この日の朝はとても美しい朝焼けを見ることができました。下に載せたのは、薄明開始後に機材と空を一緒に写した写真ですが、この後時間が経つにつれて、辺り一面は茜色に染まりました。美しい風景に見とれていたかったのですが、時間もないのであたふたと機材を片づけていました。
 昔から「夕焼けが綺麗なら次の日は晴天」「朝焼けが綺麗ならその日は雨」といいますが、その言い伝え通りにこの日はその後雲が出て雨模様になりました。


2005年10月3日
[神戸の日]
 
10月3日の今日は「KOBE観光の日」でした。
 これは、昔NHKで神戸を舞台にした連続ドラマ「風見鶏」を放映開始したのが、今日だったことに由来するキャンペーンで、神戸の街では観光施設を無料にするなどのイベントが催されていたそうです。ドラマの舞台になった異人館「風見鶏の館」や、神戸の港のシンボル「ポートタワー(右写真)」も入館無料だったそうです。

 私も実は今日までこんな日があることを知りませんでした(皆さんはご存じでした?)。異人館やポートタワーは入場料が高いので、地元なのにあまり訪れたことがありません。来年は是非このキャンペーン日に行ってみたいと思っています。

 そういえば最近は、神戸異人館は観光客も少なくなってきているようです。やはり入館料が高いためかなぁ、と個人的には思っています。全部無料開放したらいいのに・・・横浜の異人館もやっぱり有料なんでしょうか?


2005年10月1日
[Pモーション]
 赤道儀の精度問題になると「ピリオディックモーション」という言葉がよく出てきます。これは周期誤差の精度を数値で表したもので、”±5秒以下”とか赤道儀のカタログには記載されています。
 元々赤道儀は、地球の日周運動を追尾するための機械ですが、地球の自転はかなり理想的な一様な回転のため、機械的な構造を持つ赤道儀では、多少の追尾誤差ができてきてしまいます。この誤差はウォームネジなどの機械的部分の影響がほとんどで、ステッピングモータを制御する電子回路などの影響は皆無に近いと思います。これは電子回路の精度に比べて、機械部分の加工精度がそれほど高められないためだと思います。

 最近はオートガイドが全盛になり、Pモーションに対してあまりとやかく言われなくなりましたが、眼視ガイド時代はこの数値が赤道儀を選ぶ上での重要項目の一つでした。でもオートガイドで影響ないと言われても、自分の赤道儀の精度は気になるものです。そこで、自分のEM200のPモーションを恒星を使った昔ながらの方法で測定してみました。

 測定法法自体は簡単で、まず赤道儀の極軸をしっかり合わせた後、極軸を東か西に1度くらいずらします。その後に南中前後の恒星を視野に導入し、撮影するだけです。ただこれだけでは、どれだけの誤差が出たかわかりませんので、測定の前後に離角度がわかっている二重星を撮影しておき、あとで相互の間隔を測定して追尾誤差を計算します(他に赤緯をずっと動かす方法とか、最近では自動で測れる方法もあると思います)。

で、下の写真がEM200で測定した結果なのですが・・・
 測定基準に用いた二重星の離角が53″。
 撮影したPモーションが、その下のジグザグ模様。二重星の離角から計算すると、なんと「26″!」。これって±13″ってことですよね? 小型赤道儀じゃあるまいし、ちょっと大きすぎない?±8″くらいが妥当と思うのですが。。。
 皆さんお使いのEM200ってどんなもんですか?私の測定法がおかしいのかな?それとも私の赤道儀が外れ・・・・ショック・・・


2005年9月30日
[阪神リーグ優勝]
 
昨日、阪神タイガースがリーグ優勝し、大阪の町は夜遅くまで賑わっていました。2年前と比べるともう一つの盛り上がりと報道されていますが、私が見ている感じではそんな気配はありませんでした。心斎橋では厳戒態勢が引かれて、すごいことになっていたようです。是非はともかく、若いファンの熱狂ぶりはすごいですよね。日本人もパワーあるなぁと感心しました(笑)。

 星見の方は、そろそろ月が小さくなって星野撮影に適した時期になってきました。リンクしている星空さんサイトの常連さん達は、続々と撮影に出かけられているようです。私は用事で出れないので羨ましい限りです(涙)。微妙な天候ですが、晴れてよい写真が撮れるようここから祈っております。


2005年9月27日

[秋の気配]
 
最近朝晩になると、だいぶ涼しくなってきました。都会では見かけなくなりましたが、郊外の田畑では彼岸花が真っ赤に咲き誇っている頃ではないでしょうか。都会に住むと、こういう何気ない風景に触れられないのが残念ですね。

 ギャラリーに一枚CCD画像をアップしました。今月初めに撮影しておきながら、処理する気が起きずにほったらかしにしていた写真です(銀塩と違って処理をやる気になるまでが遅い・・・)。この時期見頃になっている「バブル星雲付近」の写真です。この星域の写真はよく見かけるのですが、今回は淡い星雲部分を強調して、広範囲にわたる星雲の広がりを重点にして仕上げてみました。こちらからご覧になって下さい。


2005年9月23日
[昨晩の火星]
 
今日は秋分の日です。もう9月も下旬になり、涼しくなってきたはずなのですが、最近なんだか蒸し暑いです。そのせいもあってか昨日はなかなか寝付けませんでした。それで夜中過ぎに空を見てみると、なんと晴れています。せっかくなので昨日も火星を観望してみました。

 望遠鏡を出して外気順応が終わる頃、火星は南中していました。2003年の大接近に比べて、火星はとても高いところまで上りつめます。ほとんど天頂に近いところまで上るので、望遠鏡の筒先は真上を向きます。これだけ高度が高いと低空の影響を受けずに観測できてよいですよね。実際撮影した画像を見ても、大気による色分散も少なめでクリアに写っています。こんなに条件がよいと大きな口径でビシッと撮影してみたくなりますね(笑)。

 昨日撮影した火星画像をアップしました。シーイングがよかったので細かいところまで写りました。ちょっと処理が強めな気もしますが、こちらからご覧になって下さい。


2005年9月20日
[久々の火星観望]
 
そろそろ火星も大きくなってきて、HP巡りをしてみると皆さん素晴らしい火星写真を撮られてアップされています。私も「撮影したいなぁ」と思いつつ、身体の調子が今一つなこともあって、撮影の気力が衰えていました。でもやっとこの3連休を使って、火星を観望・撮影することができました(大したことじゃないのですが・・)。

 久しぶりに見た火星は、視直径も15秒を超えており、以前よりもずっと大きく見えました。でも残念ながら気流が悪かったので、ボヤーッとしたイメージにしか見えず、主だった模様の区別はあまりできませんでした。やはり惑星観望は気流が第一だなぁと今更ながら思った次第です。
 観望を終える直前に撮影した火星画像をこちらにアップしました。MTとToUcamでの惑星撮影も3年目になって、そろそろ新しい惑星撮影デバイスが欲しいところですが、星野撮影にお金が飛んでいるので当分我慢です(笑)。


2005年9月19日
[アンドロメダ銀河]
 
この3連休は満月でしたので、星見には適しない時期でしたが、9月と言えばそろそろ秋の星座が見頃になってくるころです。その中でもアンドロメダ座にある大銀河M31は、「アンドロメダ大星雲」の愛称でとても有名な銀河です。大きさは満月数個分もあり、都会の空でも望遠鏡を使えばその存在がわかるほどの明るい天体です。
 このM31銀河は、昔は我々銀河系の弟分で、同じくらいの大きさと考えられていました。しかし最近の研究では、天の川銀河の2倍以上の大きさを持つ大きな銀河ということがわかってきたそうです。実際は私達の銀河系が弟だったのですね。

 M31銀河は私にとっても思い出深い銀河で、初めて星雲撮影に挑戦したのがこの天体でした。最初は星も点にならずにボーっと写っただけでしたが、それでも感動した思い出があります。毎年光学系やフィルムを替えて、欠かさず撮影している被写体で、今回は初めて冷却CCDで撮影してみました。思い入れも深い天体なので、撮影方法・画像処理を工夫して、大望遠鏡のような雰囲気(?)に仕上げてみました。よろしければこちらからご覧になって下さい。


2005年9月12日
[今夜の天気は・・]
 
そろそろ月も大きくなってきたので、星野撮影するなら今日ぐらいが最後のチャンスでしょうか。昼から今晩の天気を気にしていましたが、近畿地方はなんだか微妙な天気ですね。天気予報では晴れの予報ですが、なんだか雲が出てきてしまいそうな気もします(関東方面は良さそうな感じですが・・・いいな富士山)。もし行かれている方がいらっしゃれば、今後の参考に今晩の天気を教えて頂ければ幸いです。私は晴れたら自宅で火星観望しようかな(笑)。


2005年9月10日
[明日は選挙]
 
ここ数日じめじめした暑い日々が続いています。まるで梅雨のようです。街中では明日の選挙に向けて、候補者の広報車が走り回っていました。前日ともなると氏名の連呼だけで、少し耳障りにも思えてきますね(笑)。

 先日初めて訪れた大芦高原で撮影したCCD画像をアップしました。透明度が悪かったので、明るめの散光星雲を狙ったのですが、やはり空の状態がよくないとノイズが目立ちますね。この日は暑くてCCD温度が下がらなかったから余計です。それでもなんとか処理して仕上げてみましたので、こちらからご覧になってください。結局この日はこの後雲が流れ出して、この一枚だけでした。残念。。


2005年9月7日
[今夜の天気は]
 
近畿地方は台風が過ぎ去り、朝は風が強かったものの、昼過ぎからは日が差すようになりました。台風14号はこれから北海道方面に向かうそうです。進路にお住まいの方は、どうぞお気を付け下さい。

 今夜は「台風一過でスキッと晴れるかな」と思っていましたら、気象庁の5時の予報では近畿全域曇り。ウェザーニュース、ウェザーサービスの予報でも曇りで諦めていました。しかしヤフーの星空予報では、星空指数100という最高の天体観測条件とのこと。実際先ほど帰ってきて空を眺めると、雲が少しあるもののほとんど快晴。天気予報はいったいどこを信じればよいのでしょうね。。私のような気象に対して知識がない人のためにも、天気予報はサービス向上よりも、まずは予報精度向上を目指してもらいたいものです。


2005年9月5日
[9月に入り・・]
 
9月に入り数日が過ぎました。昨日は新月で絶好の星野撮影時期なのですが、秋雨前線と台風の影響で雨が続いています。今年の夏夜はほんとうに天気が安定しませんね。先日も遠征したのですが、モヤァ〜っとした水蒸気の多い空で天の川も「見えているのかなぁ・・・」という夜空でした。スカッとした晴れた夜が待ち遠しいです。でも接近している台風14号には注意しないといけませんね。

 ギャラリーに一点写真をアップしました。先月末に遠征したときの写真です。撮影対象は毎年撮っている北アメリカ星雲付近で、今回は気合いを入れて(?)モザイク合成して作品化しました。自分の中ではよい写真になったと思っていて、機会があったら大伸ばしプリントしようと思っている作品です。よろしければこちらからご覧になって下さい。


2005年8月31日
[BRCで銀塩初挑戦]
 
今日で8月も最後です。学生さんは夏休み最終日ですね。あっという間の夏休みだったと思いますが、いろいろ思い出作りができたのではないでしょうか。

 この週末は、BRCの重量を支えることができる中古赤道儀が手に入ったので、テスト撮影に出かけてきました。今回はせっかくガイド鏡も載るようになったので、BRC初の銀塩撮影してきました。撮影したフィルムは昨日現像から上がったのですが、初めての撮影の割に露出時間もほぼ適正で、ほどよい原板を得ることができました。でもこのクラスの機材ですと、ガイド鏡を用いるよりも、オフアキシスガイドの方がガイド成功率が高そうですね。しかし残念ながらもう売っていませんよね、中判オフアキ装置って。う〜む・・・。

 BRCで得られたポジをライトボックスで見てみると、周辺減光がとても少なく補正処理がしやすい良好なものでした。今まで使っていた望遠レンズとは、やっぱり全然違いますね(笑)。機材が大型化しているのには頭が痛いですが、いろいろ機材を譲ってもらったので、BRCをなんとか使いこなしてやりたいものです。

 今回撮影した写真の一枚をギャラリーにアップしてみました。この時期の人気天体「ケフェウス座のIC1396」の写真です。よろしければこちらからご覧になって下さい。


2005年8月26日
[天気が・・・]
 
今日の昼過ぎに天気予報を見ると、今晩は一晩中晴れるという予報でした。どの天気予報も「晴れ」の予報だったので、それを信じて早めに帰り望遠鏡の準備をしていました。しかし期待とは裏腹に、全く晴れ間がありません。このまま待っていても仕方ないので、先ほど望遠鏡を撤収して、曇った空を恨めしそうに眺めていました(笑)。

 それにしても天気予報はどうなっているのでしょうね。予報によっては、星空指数とか偉そうな指数を並べておきながら、全くあてになりません。お願いですから半日後の天気ぐらいは正確に予報してもらいたいものです。曖昧な天気予報で、経済的にも精神的にも不利益を被っている人も多いのではないでしょうか。


2005年8月24日
[宮内BJ100iCE]
 
今日は一日曇りのお天気でした。明日は台風が近づき、大荒れになるところも出てきそうです。災害には気を付けたいですね。

 対空双眼鏡で有名な宮内光学から、EDレンズを使った新しい10センチ双眼鏡が発売になりました(宮内社長には昔お世話になったのでちょっと宣伝です(笑))。45度傾斜型のモデルと90度モデルがラインナップされているのは従来通りです。私はセミアポタイプを持っていますが、双眼鏡の作りはとてもよいと思います。大きさも10センチという口径を考えるとコンパクトです。でもさすがにセミアポなので、輝星や月を見たりすると収差が目に付きますが、今回のEDタイプでしたらそれも補正されて、かなりシャープになっているのではないでしょうか。できたらセミアポとEDタイプ、そして昔あったフローライト型を並べて見比べてみたいですね。でもそんなことしたら自分の双眼鏡が悲しくなるかなぁ。。

 また、生産が中止されていた大型双眼鏡BR141の生産も再開されるようです。100万円もする高価な双眼鏡ですが、14センチを超える口径とフローライトの性能を考えると、かなりお買い得な価格設定ではないでしょうか(14センチが二本ですものね)。私には無理ですが、一生物の双眼鏡を考えている人にはいいかもしれません。
 ちなみに宮内光学のHPはこちらです。リニューアルされてわかりやすくなったようです。


2005年8月23日
[キャノンの新製品]
 
昨夜から今日の明け方にかけて、猛烈な雨に見舞われました。あまりにも雨脚が強いので、家からも出られない状態で大変な朝でした。大型台風も近づいているようですし、天候の急激な変化には気を付けないといけないですね。

 少し前から噂になっていたキャノンの新型デジ一眼「EOS5D」が発表されました。「今度のデジカメは1000万画素を越してくるだろう」という予想通り、1280万画素のフルサイズCMOSセンサーを使っています。また、センサーだけでなく本体もいろいろと多機能になっているようです。1D以外の機種にフルサイズCMOSが搭載されたことで、今後はハイアマチュアの世界でもフルサイズセンサが主流になるのでしょうかね。そうなるとニコンのDXフォーマットはどうなるのでしょう・・・。ニコンも追従したら、早々とDXレンズ買い揃えた人はショックでしょうね。
 それにしてもキャノンはデジタルカメラの分野では強いですね〜。私も機会があったらキャノンデジタルを使ってみたいものです。メーカさん貸してくれないかな(笑)。


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