エディンバラ・ECA芸術大学での作品制作 etc.
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 エディンバラの作家と工房 
 染色と生活社の月刊「染色α」No.209にも掲載された久保田繁雄先生の書かれた
  文章を元に構成しております。双方より転載、抜粋許可等ご協力いただきました。
    ★ さまざまな催し (Shigeo Kubota)
サマー・スクールの催しとは別に、ブリティッシュ・カウンシルによるスコットランド美術館の
真夜中のオープニングパーティーヘの招待や、大学主催のディナー、日本の総領事館での
昼食(日本食)等にも招かれ、全く体力勝負であった。しかし頭の中は常に作品のことで一杯
で、特に後半はスパートをかけ予定通りオープニング迄につくり上げることができたのだった。
    ★ 製作工程、展示作業 (Shigeo Kubota)
私の作品の場合、作品のパーツを織り上げて半分の完成であり、
手で一々綜絖を開きつつ織ったので大変な手数を要した上に、
手縫いで裏打ちからパーツの縫い合わせと懸命に進めないと
いけないので、完成した時はホッとした。完成した新作一点の他に
日本から五点送ったので、宙吊りにする作品もあり、搬入の為に、
以前タピスリーを織っていた彫刻家のゴードンさんが手伝ってくれる
ことになった。面積250平方メートルはある会場での搬入であったが
これまた幸いなことに私の言わんとする事すべてを察して彼がテキ
パキと進めてくれたので、たった二人の搬入であったが、半日ずつ

二日で終了した。   Edinburgh College of Art Gallery⇒
エディンバラECA
エディンバラECAギャラリー
    ★ スライドレクチャー (Shigeo Kubota)
搬入が無事終了し、あとはオープニングを待つばかりとなったが、当日は公開のスライ
ドレクチヤーがあるので体調にも気をつけた。これ迄、ヨーロッパでの展覧会に作品を
発表した経験は少なくないが、個展は初めてなので、どの様な反応があるのか興味を

抱くのは当然として、二階の回廊から自分の大作群を見下ろす機会はめずらしくビデオ
や写真を撮る為に会場に通ったことだった。スライド・レクチャーでは、エジンバラでは
まだまだ伝統的なものが多いので、初めて見る作品として強い印象があった様に思う。
次々と質問があり、出来る限りの応答をした。
 エディンバラの作家と工房