あ 行 299語    
哀哀 父母 あいあい ふぼ 父母の恩に報いることができなかったことを悲しみ嘆き、親を慕う情
合縁 奇縁 あいえん きえん 互いに気心が合う合わないことがある、それは不思議な縁によるもの
哀毀 骨立 あいき こつりつ 喪のために、悲哀をきわめること
哀矜 懲創 あいきょう ちょうそう 懲罰を与えるには、相手を思いやる情が必要である
相碁 井目 あいご せいもく 各人の実力差がさまざまである
愛別 離苦 あいべつ りく 愛する人と別れなければならぬ苦しみ
曖昧 模糊 あいまい もこ 実態がはっきりせず、よく判らない
青色 吐息 あおいろ といき 苦難や心配ごとでがっかりして苦しそうに吐くため息
悪衣 悪食 あくい あくしょく 衣食の貧しさなど、外面的なものに心を奪われる
悪因 悪果 あくいん あっか 悪い行いをすると、それが原因となり悪い結果が生じる
悪逆 非道 あくぎゃく ひどう 人の道にそむいた悪い行い。
悪逆 無道 あくぎゃく むどう 人の道や道理にはずれ、悪事を行う
悪事 千里 あくじ せんり 悪いことは千里の彼方まで知れ渡る
悪酔 強酒 あくすい きょうしゅ 望んでいることと、実行することが相反する
悪戦 苦闘 あくせん くとう 困難に直面しながら、死に物狂いで努力する
握髪 吐哺 あくはつ とほ 寸暇を惜しんで人材を求める。 感賢人を得るのに熱心なこと
悪木 盗泉 あくぼく とうせん 高潔な人物は、極めて僅かな汚濁にも近づかず、身を潔白に持するにいう
鴉雀 無声 あじゃく むせい 静まりかえっている様子
唖然 失笑 あぜん しっしょう あっけにとられ、笑ってしまう
鴉巣 生鳳 あそう せいほう 貧しい家に優れた人物が生まれる「とびが鷹たかを生む」
悪口 雑言 あっこう ぞうごん 口から出るかぎりの悪口
阿鼻 叫喚 あび きょうかん 非常にむごたらしい状態
阿附 迎合 あふ げいごう 相手の機嫌をとり、気に入られようとへつらう
蛙鳴 蝉噪 あめい せんそう くだらぬ議論やへたな文章のたとえ
阿諛 追従 あゆ ついしょう 相手に気に入られようと、おべっかを言ってへつらう
暗雲 低迷 あんうん ていめい 前途に、恐ろしいことが起こるようなようす
安居 楽業 あんきょ らくぎょう 人々の暮らし向きが安定し、生業にいそしんでいること
安閑 恬静 あんかん てんせい 何事もなく安らかで、静かなこと。無欲で落ちついている悟りの境地
暗香 疎影 あんこう そえい 漂ってくる花の香りと、月光に照らされて、まばらに映る木々の影
安車 蒲輪 あんしゃ ほりん 老人や女性を優遇する
安心 立命 あんじん りゅうめい 天命を知って心を安らかにし、くだらないことに心を動かさない
暗送 秋波 あんそう しゅうは 密かに人に取り入る
安宅 正路 あんたく せいろ 人間関係を保つための信義の徳。慈しみの徳の「仁」と、信頼の徳の「義」のたとえ
暗中 模索 あんちゅう もさく 手がかりにないことを、考え探っていくこと
暗中 飛躍 あんちゅう ひやく 人に知られないように、密かに策動すること(暗躍)
安寧 秩序 あんねい ちつじょ 社会が穏やかで平和なこと
安穏 無事 あんのん ぶじ 世の中が何の事件もなく、安らか
按分 守己 あんぶん しゅき 自分の分際に満足して、本分を守る
按分 比例 あんぶん ひれい 基準となる数量に比例した割合で物を割り振ること
以夷 制夷 いい せいい 人を争わせて自分の利益をおさめる
唯唯 諾諾 いい だくだく 「はいはい」と従順に従うこと
異域 之鬼 いいき のき 外国にいて、祖国に帰れずに死ぬ
医鬱 排悶 いうつ はいもん 気がふさがるのをいやし、気晴らしする
移花 接木 いか せつぼく ひそかに人や物を取り替え、表面をつくろい、巧みにすり替える。
衣冠 盛事 いかん せいじ 名門の家に生まれて功績をあげ、その家の盛んな名声を引き継ぐ
遺憾 千万 いかん せんばん 残念で仕方がない
衣冠 束帯 いかん そくたい 昔の貴族・高官の男子の礼服
意気 軒昂 いき けんこう 元気ではっきりしている様子
意気 自如 いき じじょ 物事に驚き恐れず、気持ちが普段と変わらず平静
意気 消沈 いき しょうちん 元気がなくなってしまうこと
意気 衝天 いき しょうてん 意欲・意気込みが非常に盛んなこと
意気 阻喪 いき そそう 気持ちがくじけて、元気が無くなる
意気 投合 いき とうごう 互いに気持ちがぴったり合う
意気 揚揚 いき ようよう 思うように物事が進み、満足して元気にあふれている
以魚 駆蠅 いぎょ くよう 物事の処理・解決に間違ったやり方・手段を用いる
衣錦 還郷 いきん かんきょう 立身出世して故郷に帰ること
衣錦 尚炯 いきん しょうけい 才能をあからさまに外に出さず、謙虚なこと
衣錦 之栄 いきん の えい 立身出世して、錦をまとって故郷に帰る栄誉。故郷に錦を飾る
郁郁 青青 いくいく せいせい 青々と生い茂り、よい香りを漂わせている
異口 同音 いく どうおん 大勢の人が同じことを口をそろえて言う
夷険 一節 いけん いっせつ 平和で順調なときや逆境にあるときも、節操を変えない
韋弦 之佩 いげん のはい 悪い性格を直すために、戒めの物を身につける
為虎 添翼 いこ てんよく 強いものに、さらに勢いをつける
衣香 襟影 いこう きんえい 化粧して着飾った女性の形容
異国 情緒 いこく じょうちょ 自国と異なった、物珍しい外国の風景
意在 言外 いざい げんがい はっきり言わずに言外ににおわせる
移山 倒海 いざん とうかい 自然を征服しようとするくらい意気込みが盛ん。転じて大規模な工事
意志 堅固 いし けんご 物事をなすに当たっての志が、しっかりとしている
意志 薄弱 いし はくじゃく あることを成し遂げようとする気持ちが弱い
意識 朦朧 いしき もうろう まわりの状況が分からなく意識がはっきりしない
以耳 代目 いじ だいもく 実際には見ずに聞いただけで見たことにする。他人の報告をそのまま信用する
渭樹 江雲 いじゅ こううん 遠く離れて住む友人が互いに相手のことを想う
意趣 卓逸 いしゅ たくいつ 考え方がすぐれている
遺臭 万載 いしゅう ばんざい 悪名や、よくない評判を後世まで残す
萎縮 震慄 いしゅく しんりつ 生気を失い、恐怖で身をすくめている
意匠 惨澹 いしょう さんたん さまざまに心を悩ませながら、創意工夫をこらすこと
石部 金吉 いしべ きんきち 物堅く生真面目すぎて、融通の利かない人
医食 同源 いしょく どうげん 病気の治療と食事をとることは健康保持のため、両者とも根源は同じ
衣食 礼節 いしょく れいせつ 生活が豊かになれば、道徳心が高まり礼儀を知るようになる。衣食足りて礼節を知る
以心 伝心 いしん でんしん 言葉や文字によらないで、お互いの気持ちが通じ合う
意先 筆後 いせん ひつご 書を作るには、作品の意図や構想を明確にさせてから書くべき
異体 同人 いたい どうじん 同一でない固体・からだ
衣帯 不解 いたい ふかい 不眠不休で仕事に熱中する
異端 邪説 いたん じゃせつ 学術・思想・宗教・芸術などの分野で、正統と認められない学説や見解
一意 攻苦 いちい こうく いちずに心身を苦しめて努力する
一意 専心 いちい せんしん 一つの事に心を集中する
一衣 帯水 いちい たいすい 一筋の帯のような狭い川、海、狭い水をへだてて近づいてるさま「門司と下関は・・・・の地」だ
一意 奮闘 いちい ふんとう 一つのことに集中し、奮い立って戦う。また、力の限り努力する
一栄 一辱 いちえい いちじょく 栄誉を受けたり、恥辱をこうむったりする。 (人生の栄枯衰退をいう)
一往 一来 いちおう いちらい 行き来すること
一牛 鳴地 いちぎゅう めいち 非常に距離が近いこと
一芸 一能 いちげい いちのう 才能や芸能で、特に一つのことに優れている
一言 一行 いちげん いっこう ふとしたわずかな言行
一言 居士 いちげん こじ 何にでも、自分の意見を一つ言ってみないと気のすまない人
一言 千金 いちげん せんきん 一つの言葉に千金の価値がある
一期 一会 いちご いちえ 事をなすにあたって、一生に一度のことと考え専心、それに努力する
一伍 一什 いちご いちじゅう 最初から最後まで全部もれなく、すべて
一言 一句 いちごん いっく ほんのわずかな言葉。 (一言半句・一言片句・一言半辞・片言隻句へんげんせっく)
一言 芳恩 いちごん ほうおん ちょっと声をかけてもらったことを忘れずに感謝する
一字 三礼 いちじ さんらい 敬虔(けいけん)な態度で写経する
一字 千金 いちじ せんきん 文章や文字が非常に価値がある。すぐれた文章や筆跡を褒める言葉
一汁 一菜 いちじゅう いっさい 1種類の汁と、1種類のおかず。質素な食事
一上 一下 いちじょう いちげ 上げたり下げたりする。 その場に応じて適切に処理する
一場 春夢 いちじょう しゅんむ 短い春の宵に見た夢のように、その場かぎりで跡形もない。人生の栄華のはかないたとえ
一族 郎党 いちぞく ろうとう 同じ血縁関係ある者と付き従う者。 同族とその仲間
一諾 千金 いちだく せんきん いったん承諾したことは、千金の重みがある。約束は絶対破らないこと
一団 和気 いちだん わき なごやかな雰囲気
一読 三嘆 いちどく さんたん 文章を読んで何度も感心する
一日 三秋 いちにち さんしゅう 思慕の情の甚だしいこと。一日会わないと、三年も会わないように思える
一日 千秋 いちにち せんしゅう 一日が千年のように長く感じられるほど、非常に待ち遠しい
一人 当千 いちにん とうせん 一人の力で千人に強敵するほど、力や勇気がある
一念 発起 いちねん ほっき あることを成し遂げようと決心する
一暴 十寒 いちばく じゅっかん 気が変わりやすく、ちょっと努力するだけで怠けることが多い
一罰 百戒 いちばつ ひゃっかい 一人を罰することで、多くの人を戒めとする
一病 息災 いちびょう そくさい 全く病気をしないよりも、一つぐらい持病があったほうが、かえって健康に注意するので長生きする
一部 始終 いちぶ しじゅう 事のすべての詳しい事情
一暴 十寒 いちぼう じっかん 少しの時間努力しても、長時間怠れば、物事は成功しない
一望 千里 いちぼう せんり 一目ではるか遠くまで見渡せるように、見晴らしが良い
一木 一草 いちぼく いっそう そこにあるすべてのもの。  (一草一木)
一木 難支 いちぼく なんし ひとたび崩壊しかかると、一人の力ではどうすることもできない
一枚 看板 いちまい かんばん 大勢の人の集まりの中の中心人物
一味 爽涼 いちみ そうりょう ひたすらすがすがしい
一味 同心 いちみ どうしん 外敵からの迫害を守るため、村人全員が団結する
一味 徒党 いちみ ととう 同じ志や目的をもって仲間になる
一網 打尽 いちもう だじん 一度に悪人などを全部捕える
一毛 不抜 いちもう ふばつ 物惜しみする。けちな人、利己的な人
一目 十行 いちもく  じゅうぎょう 読書の速度が速いこと
一目 瞭然 いちもく りょうぜん 見ただけで、物事が分かる
一毛 不抜 いちもう ふばつ 自分の利益だけを図って他人のことは考えないこと。極端な利己主義、個人主義。
一文 半銭 いちもん はんせん きわめてわずかなお金
一文 不通 いちもん ふつう 一つの文字も読み書きができない
一夜 十起 いちや じゅっき 一晩に十回も床から起き上がる。人間は私情私心に左右されるたとえ
一葉 知秋 いちよう ちしゅう わずかな前兆や現象から、事の大勢や本質、物事の衰亡を察知する
一陽 来復 いちよう  らいふく 良くないことの続いた後に、良いことが巡ってくること。※春が巡りくる。新年になることの意
一利 一害 いちり いちがい 利点がある半面、損失があり、完全でないこと
一粒 万倍 いちりゅう  まんばい 僅かなものが、極めて多く増える。一つの良い行いが、多くの良い結果を生む
一蓮 托生 いちれん たくしょう 他人と行動・運命をともにする
一路 順風 いちろ じゅんぷう 物事が何の妨げもなく、順調にいく
一路 平安 いちろ へいあん 道中無事でありますように、という思いを込めた、旅行に出かける人に対する挨拶の言葉
一労 永逸 いちろう  えいいつ 永い安楽な生活は、その前に大変な苦労をしなければ得られない
一六 銀行 いちろく ぎんこう 質屋
一家 眷属 いっか けんぞく 家族および血縁関係にある親族。※または、団体や流派に属する人々。一族とその従者や部下
一家 団欒 いっか だんらん 家族みんなが集まり和やかに楽しく過ごす
一攫 千金 いっかく せんきん 苦労もせずに楽な仕事で巨万の富を得る
一竿 風月 いっかん ふうげつ 世俗の雑事をはなれて、悠々自適の生活を送る
一丘 一壑 いっきゅう いちがく 俗世を離れ、自然の中に身を置いて風流を楽しむこと
一喜 一憂 いっき いちゆう 状況の変化のたびに喜んだり心配する
一気 可成 いっき かせい 物事を一気に成し遂げること
一饋 十起 いっき じゅっき 立派な政治を行うために、積極的ななる
一騎   当千 いっき とうせん 一人で千人に匹敵するほど力量のあること
一挙 一動 いっきょ いちどう 細かい動作や表情・振る舞い
一挙 両得 いっきょ りょうとく 一つの事を行うことによって、同時に二つの利益を得ること。(一挙二得・一挙両獲)
一顧 傾城 いっこ けいせい 一度振り向くとあまりの美しさに心を奪われて町を傾け滅ぼしてしまうほどの美人。絶世に美女
一壺 千金 いっこ せんきん 気にせず扱っている物であっても、いざ、という時に役立つ
一高 一低 いっこう いってい 高くなったり低くなったりする
一国 一城 いっこく いちじょう 1つの国、1つの城
一刻 千金 いっこく せんきん ほんの僅かな時間が、非常に貴重
一切 合切 いっさい がっさい 何もかも、すべて
一切 衆生 いっさい しゅじょう この世に生きている全てのもの。特に人間のこと
一殺 多生 いっさつ たしょう 一人を殺す代わりに、多くの人を助ける
一子 相伝 いっし そうでん 自分の子供だけに奥儀(おうぎ)を伝える
一視 同仁 いっし どうじん 誰も差別せず、全ての人々を平等に見て一様に仁愛をほどこす
一枝 之春 いっし のはる 春にまず開花する梅をいう。 また、贈り物をするさいの謙辞に用いる
一紙 半銭 いっし はんせん ほんのわずかのもの
一瀉 千里 いっしゃ せんり 物事が早くはかどること。文章や弁舌がよどみのないこと
一宿 一飯 いっしゅく いっぱん 少しの間、世話になる
一生 一世 いっしょう いっせ 一生涯の中の一大事と思いこんだこと
一生 懸命 いっしょう けんめい 命がけで真剣にものごとを行う
一倡 三歎 いっしょう さんたん 優れた詩文で、余韻が残ること
一生 不犯 いっしょう ふぼん 仏の戒律を守って、一生男女の交わりをしない
一触 即発 いっしょく そくはつ 一寸したきっかけで大事になりそうな緊迫した状態
一進 一退 いっしん いったい 進んだり退いたりする
一心 精進 いっしん しょうじん 一つのことに心を集中して励む
一心 同体 いっしん どうたい 互いが心をひとつにして、一人の人間のように結び力を合わせる
一心 不乱 いっしん ふらん 一つのことに心を注ぎ、他のことに心を乱さない
一世 一代 いっせい いちだい 一生にただ一度
一世 風靡 いっせい ふうび ある時代に、その名声が、世の中に知れ渡る
一石 二鳥 いっせき にちょう ひとつの行いでふたつの利益を得る
一殺 多生 いっせつ たしょう 大きな利益のために小さな犠牲を払う
一千 一厘 いっせん いちりん 少しの金銭
一体 分身 いったい ぶんしん もともと同じものが、2つ以上の異なった物に変わる
一旦 緩急 いったん かんきゅう ひとたび緊急の事態が生じた時には。  いざというとき
一致 団結 いっち だんけつ 多数の人々が物ことの目標に向かって心をひとつにして行動する
一知 半解 いっち はんかい なまかじりで、知識が十分自分の物になっていないこと
一張 一弛 いっちょう いっし 時には緊張させたり、時には楽にしたりして、緩急をつける
一朝 一夕 いっちょう いっせき きわめて短い時間
一長 一短 いっちょう いったん 良いこともあれば悪いこともある
一擲 千金 いってき せんきん 一度に惜しげもなく大金を使うこと。転じて、思い切りよく大胆なことをするたとえ
一天 四海 いってん しかい 天下のすべて。全世界
一刀 三礼 いっとう さんれい 仏像を彫刻するのに、一刀を入れるごとに三度礼拝する
一刀 両断 いっとう りょうだん 物事を思い切って処理する
一得 一失 いっとく いっしつ 利あれば、害もある
一敗 塗地 いっぱい とち 再起不能になるほど大敗する
一髪 千鈞 いっぱつ せんきん ものごとが非常に危険なこと
一飯 千金 いっぱん せんきん 一度受けた食事の恵みには、千金の恩がある。その恩には必ず報いる
一髪 千金 いっぱつ せんきん 髪の毛1本をもって、千鈞の重いものを引く。極めて無理なたとえ。極めて危なっかしいたとえ
一顰 一笑 いっぴん いっしょう ちょっとしかめっ面をしたり、ちょっと笑ったりする、ほんのささいな顔の表情
一片 氷心 いっぺん ひょうしん ひとひらの氷のように澄みきった心。高潔清明で俗塵に染まっていない心。
以毒 制毒 いどく せいどく 悪事を制するのに、悪事をもってする
倚馬 七紙 いば しちし すばやく、見事な文章を書上げること
意馬 心猿 いば しんえん 欲情が起こって、どうにも押さえられないこと
衣鉢 相伝 いはつ そうでん 師から弟子へ奥義を伝える
萎靡 沈滞 いび ちんたい 衰えて元気がなくなる
威風 堂堂 いふう どうどう 態度に威厳があり、活気に満ち溢れて立派である
韋編 三絶 いへん さんぜつ 何度も繰り返し熱心に読書する
意味 深長 いみ しんちょう 言外に深い意味がひそんでいる
依命 通達 いめい つうたつ 命令によること
倚閭 之望 いりょ のぼう 母親が村の門によりかかって、わがお子の帰りを待つ。母が子供の心から案じる
異路 同帰 いろ どうき 目的に達する方法は異なるが、到達するところは同じ
飲河 満腹 いんか まんぷく 人それぞれ分があり、それに応じて満足すればよいというたとえ
因果 応報 いんが ほうおう 過去および前世の因業に応じて、果報があること
殷鑑 不遠 いんかん ふえん 戒めとすべき失敗はの例は、そんなに遠い過去にあるのではなく、身近にある
慇懃 無礼 いんぎん ぶれい 表向きは礼儀正しくてていねいでも、実は尊大であるようす
因循 姑息 いんじゅん こそく 古いしきたりに従っているだけで、改めようとしないこと。一時しのぎで間に合わせる
陰徳 陽報 いんとく ようほう 善行は目立たなくても、必ず報われる
隠忍 自重 いんにん じちょう じっとこらえて、我慢すること
韋編 三絶 いへん さんぜつ 書物を何度も繰り返し読むこと
有為 転変 うい てんぺん 万物が常に変化してやまないこと。「・・・・は免れない」
右往 左往 うおう さおう うろたえて、あちこちへと行き来して、混乱する
羽化 登仙 うか とうせん 酒に酔って、心地よい様
雨奇 晴好 うき せいこう 晴れても降っても素晴らしい景色をいう
右顧 左眄 うこ さべん 周囲に気がねばかりしていて、決断しないこと
雨後 春筍 うご しゅんじゅん 物事の増加が速く勢い盛ん
烏合 之衆 うごう のしゅう 統制や規律もない群衆
有象 無象 うぞう むぞう 取るに足りないつまらない人々。(軽蔑していう場合が多い)
烏孫 公主 うそん こうしゅ 政略結婚の犠牲になり悲運に泣く女性
有智 高才 うち こうさい 天性で頭脳の働きがよく、学習によって得た才能も優秀な人
内股 膏薬 うちまた こうやく 自分にしっかりした意志・方針がなく、去就が定まらない。また、そのような人物
烏鳥 私情 うちょう しじょう 烏は幼時親に養われた恩返しに、親鳥に食べ物を口移しに食べさせる。子が父母の恩に報いる
有頂 天外 うちょう てんがい この上なく大喜びして夢中になる
鳥兎 匆匆 うと そうそう 月日がたつのが速いこと
海千 山千 うみせん やません 人生経験が豊富で、世の中の裏も表も知っていて、抜け目がない人
有耶 無耶 うや むや あるのかないのかはっきりしないようす
雲雨 巫山 うんう ふざん 男女の情事をいう
雲合 霧集 うんごう むしゅう 英雄や豪傑など多くの人が各地から寄り集まってくること
雲散 霧消 うんさん むしょう 物事が一度に消えてしまうこと
雲集 霧散 うんしゅう むさん 一時的に物が集まったかと思うと、またすぐに散ってしまう
雲中 白鶴 うんちゅう はっかく 品性、品格のある人
雲泥 万里 うんでい ばんり 相違ははなはだしい
運否 天賦 うんぷ てんぷ 全ての人の吉凶禍福は、天がそうさせるもの、運を天に任せる。「こうなったから・・・・だ」
雲翻 雨覆 うんぽん うふく 世の人の心や人情は、極めて変わりやすいたとえ
雲竜 風虎 うんりゅう ふうこ 龍が雲を呼び、虎が風を呼ぶが如く、同類のものが感応しあう
栄諧 伉麗 えいかい こうれい 栄えて仲の良いつれあい。 他人が妻をめとるのを祝って言う言葉
栄枯 盛衰 えいこ せいすい 盛んになったり、衰えたりすること
栄枯 転変 えいこ てんぺん 境遇が栄え衰え移り変わる
郢書 燕説 えいしょ えんせつ こじつけてもっともらしく解説する
曳尾 塗中 えいび とちゅう 高地位で束縛されるより、貧乏でも自由の方が良い
英雄 豪傑 えいゆう ごうけつ 知恵・才能が優れて強くたくましい
栄耀 栄華 えいよう えいが 栄えて、ぜいたくで、はなやか
益者 三友 えきしゃ さんゆう 有益な友人は、正直者、誠実な人、知識のある人
易姓 革命 えきせい かくめい 統治者がかわる
依怙 贔屓 えこ ひいき 不公平で一方を引き立てたり特別扱いする
会者 定離 えしゃ じょうり 会うものは必ず別れる定めにあるということ
得手 勝手 えて かって 自分の都合ばかり考えたり行いをする
鴛鴦 交頸 えんおう こうけい 夫婦仲むつまじいことのたとえ
煙霞 痼疾 えんか こしつ 自然を愛して、旅行が非常に好きであること
燕頷 虎頚 えんがん こけい つばめのようなあごと虎のような首。遠い異域へ行って大功をたて、大名になれる人相
遠交 近攻 えんこう きんこう 遠い国と親しくして、近い国を攻める
円孔 方木 えんこう ほうぼく 物事が合わない無益。 ※丸い穴に角の棒
燕雀 鴻鵠 えんじゃく こうこく 小物には大人物の気概や大志はわからない
燕雀 相賀 えんじゃく そうが 新居の落成を祝う言葉
怨女 曠夫 えんじょ こうふ 婚期になっても、夫のないのを恨み嘆く女と妻がなくて恨み悲しむ男
遠水 近火 えんすい きんか 遠方にあるものは急場の役に立たない
円頂 黒衣 えんちょう こくい 僧の姿。「頭を丸めて、黒い衣を着ている者の意」
円転 滑脱 えんてん かつだつ 物事が円滑に運んでとどこおらないさま
鉛刀 一割 えんとう いっかつ 己の力量を謙遜していう
円満 具足 えんまん ぐそく 全て満ち足りて、不足のないこと
遠慮 会釈 えんりょ えしゃく 思いやりのこと
遠慮 近憂 えんりょ きんゆう 先々の事を考慮して行動しないと、急な心配事に苦しむ
鴬語 花舞 おうご かぶ 花が静かに舞い散るあたりで鴬が美しい声を響かせている「春爛漫」の風物詩。
横行 闊歩 おうこう かっぽ 勝手気ままに威張って歩く。また、思いのままに振る舞う
横行 覇道 おうこう はどう 力づくで無理を通し、のさばりかえる
往事 茫茫 おうじ ぼうぼう 昔のことで、はっきりしない様
王道 楽土 おうどう らくど 思いやりのある政治が行き渡り、生活しやすい安楽な場所
懊悩 焦慮 おうのう しょうりょ 悩みもだえ、気をもんで苦しむ
懊悩 呻吟 おうのう しんぎん 悩みもだえて、苦しみうめく
懊悩 輾転 おうのう てんてん 深い悩みや悲しみのために眠ることができずに、何度も寝返りをうつ
椀飯 振舞 おうばん ぶるまい 盛大なご馳走・「江戸時代正月初めに一家の主人が家族・親類を呼んで催した宴会」
横眉 怒目 おうび どもく 険しい目付きで睨みつけるさま。目くじらをたてる。
応病 与薬 おうびょう よやく 人それぞれの理解力や性質に応じて教えを説く
往返 徒労 おうへん とろう 無駄足を踏む
鷹揚 自若 おうよう じじゃく どっしり落ち着いて動じない
甕裏 醯鶏 おうり けいけい 見聞が狭く世間知らずの小人物
傍目 八目 おかめ はちもく 何か事をしている本人よりも、はたで見ている人の方が、本質・利害・先行を正しく判断できる
屋下 架屋 おくか かおく 屋根の下にまた屋根を架けるように、無益で余計なことをする
温故 知新 おんこ ちしん 昔のことを尋ね求めて、そこから新しい見解、知識を得る
温厚 淡泊 おんこう たんぱく 穏やかで優しく、飾り気がなくてさっぱりしている
温厚 篤実 おんこう とくじつ 穏やかで情けに厚い
恩讐 分明 おんしゅう ぶんめい 恩は恩、仇は仇とはっきりさせて報いる
温柔 敦厚 おんじゅう とんこう 穏やかで優しく、親切で心遣いのこまやか
怨憎 会苦 おんぞう えく 嫌いな人とも会わねばならぬ苦しみ
穏着 沈黙 おんちゃく ちんもく 穏やかで落ち着いていて、無口
音吐 朗朗 おんと ろうろう 声量が豊かな様子
乳母 日傘 おんば ひがさ 子供が大切に育てられること
温良 恭倹 おんりょう きょうけん 温和でやさしく人をうやまい慎ましく接する
温和 怜悧 おんわ れいり 穏やかで優しく賢い
か 行 267語
解衣 推食 かいい すいしょく 人に温情や恩恵を施す
改過 自新 かいか じしん 過ちは素直に認め面目を一新する
海闊 天空 かいかつ てんくう 心が広く、何のわだかまりもない
蓋棺 事定 がいかん じてい 一生が終わり棺のふたをして初めてその人の真の値打ちが決まる
外寛 内明 がいかん ないめい 人には寛大であり、己には己を知り身を慎む
開巻 劈頭 かいかん へきとう 物語のはじまり
開巻 有益 かいかん ゆうえき 本を開き読書することは非常に有益である
戒驕 戒躁 かいきょう かいそう ものごとは焦らず騒がずおごらず、慎んで堅実に行へ
会稽 之恥 かいけい のはじ 他人から受けた恥辱
悔悟 憤発 かいご ふんぱつ 自身の誤りやいたらの事を悔い、挽回しようと奮い立つ
邂逅 相遇 かいこう そうぐう 偶然に巡り合う
外巧 内嫉 がいこう ないしつ 表面上はとりつくろっているが、内心ではねたんでいる
回山 倒海 かいざん とうかい 山を回し、海をひっくり返すほど勢いがある
改邪 帰正 かいじゃ きせい 悪事から足を洗って、まじめになる
鎧袖 一触 がいしゅう いっしょく 敵をたやすく打ち負かすことができるたとえ
外柔 内剛 がいじゅう ないごう 表面は穏やかそうだが、内面は意志強くしっかりしている
街談 巷説 かいだん こうせつ つまらないうわさ
開門 揖盗 かいもん ゆうとう 自ら災いを招く
偕老 洞穴 かいろう どうけつ 夫婦仲良く、生きては共に年を取り、死んでは一緒に葬られる
薤露 蒿里 かいろ こうり 人生のはかないことのたとえ
呵呵 大笑 かか たいしょう 大声で笑うさま
過化 存神 かか そんしん 聖人・君子の徳化が盛んで、あらゆるところに及ぶこと
下学 上達 かがく じょうたつ 身近なことから学んで、次第に高遠な学理に達する
蝸牛 角上 かぎゅう かくじょう 何でもない些細な争い
鶴寿 千歳 かくじゅ せんざい 長生きをするたとえ。長寿のお祝いの言葉として用いる
学知 利行 がくち りこう 行うべき人倫の道を後天的に学び、その正しさを知り認めて、初めて実践する
格物 究理 かくぶつ きゅうり 物事の道理や法則を深く追及する
格物 致知 かくぶつ ちち 正しくないところを正して、先天的、知を磨くこと
花紅 柳緑 かこう りゅうりょく 自然のままで少しも人口を加えない
画脂 鏤氷 がし ろうひょう 内実がしっかりしていないのに外側、外面を飾っても無駄である。また、苦労し努力しても効果のないたとえ
家常 茶飯 かじょう さはん 家庭でとる食事。ごく当たり前のこと
臥新 嘗胆 がしん しょうたん 仇を討とうとして、苦心苦労を重ねること。 将来の成功を期して苦労に耐える
佳人 薄命 かじん はくめい 美人は不幸で、病弱で短命である言い習わし
雅俗 折衷 がぞく せっちゅう 風雅なものと卑俗なものを交ぜ用いる
画蛇 添足 がだ てんそく 無用で不必要なものをつけ足す。  余計なもの
花朝 月夕 かちょう げっせき 春と秋に自然のこと
花鳥 風月 かちょう ふうげつ 美しい景色や風物
隔靴 掻痒 かっか そうよう はがゆいこと
恪勤 精励 かっきん せいれい 職務を忠実に勤め怠らない
確乎 不動 かっこ ふどう 精神、意志がしっかりして、物事に動じない
確乎 不抜 かっこ ふばつ しっかりして動かし変えることの出来ない
合従 連衡 がっしょう れんこう 東西・南北に連合して、強敵に対抗するための戦略
豁達 大度 かったつ たいど 非常に広く大きな度量  (闊達無礙)かったつむげ
活溌 溌地 かっぱつ はっち 非常に元気で勢いがある
我田 引水 がでん いんすい 自分の利益になるよう、引き付けて言ったり行ったりする
瓜田 李下 かでん りか 人から嫌疑をかけられやすい紛らわしい行為はすべきでない、というたとえ
禍福 倚伏 かふく いふく 災いと福とが表裏一体となって交互に出現すること
我利 我欲 がり がよく 自分の利益だけを考える
画竜 点睛 がりゅう てんせい 事を完成するために最後に加える大切な仕上げ。竜を描き最後に瞳を加えたら竜が天に昇った
迦陵 頻伽 かりょう びんが 鳴き声がよく、美声のたとえ。 (極楽浄土に住む想像上の鳥の鳴き声)
臥竜 鳳雛 がりょう ほうすう まだ世に出る機会を得ずに、野に埋もれている英雄をいう
華麗 奔放 かれい ほんぽう はなやかで思うままに振る舞う
苛斂 誅求 かれん ちゅうきゅう むごく厳しく取り立てること
夏炉 冬扇 かろ とうせん 夏の火鉢、冬の扇のように時節に合わない無用の物
間雲 狐鶴 かんうん こかく 世俗にわずらわされず思いのままにふるまう境地をいう
閑雲 野鶴 かんうん やかく 何の束縛も受けず、悠々自適で自然を楽しみながら暮らす境遇
寒花 晩節 かんか ばんせつ 冬の花(菊)が晩くまで香っている。転じて、人が晩節を全うするたとえ
侃侃 諤諤 かんかん がくがく 何の遠慮もせず、盛んに論議すること
緩急 自在 かんきゅう じざい 物事を自由自在に操る
汗牛 充棟 かんぎゅう じゅうとう 蔵書が非常に多いこと
頑固 一徹 がんこ いってつ 考えや態度などを押し通す
眼光 炯炯 がんこう けいけい 観察力の優れていること
顔厚 忸怩 がんこう じくじ 非常に恥じ入る
眼光 紙背 がんこう しはい 文章の言葉の裏にある思いや深い意味を読み取る
眼高 手低 がんこう しゅてい 批評は上手だが、実際に創作すると下手であること
換骨 奪胎 かんこつ だったい 他人の語句を利用して、着想・形式をまね、自分の作としても価値あるものに作る
関雎 之化 かんしょ のか 夫婦間の道理が正しく、家庭がよくおさまる
寛仁 大度 かんじん たいど 寛大で、情け深く、度量が大きい
勧善 懲悪 かんぜん ちょうあく 善事を進め、悪事をこらす
渙然 氷釈 かんぜん ひょうしゃく 氷が解けるように疑問や迷いかさらりと解けるさま
官尊 民卑 かんそん みんぴ 政府や官吏(かんり)を尊び、民間は卑しいとする考え
眼中 之釘 がんちゅう のくぎ 自分に害をなす者。邪魔者、いやなやつ、憎らしい人
観天 喜地 かんてん きち 非常に喜ぶこと
旱天 慈雨 かんてん じう 日照り続きに降る恵みの雨。 困窮している時の援助や物資
艱難 辛苦 かんなん しんく 困難や辛いめに遭って、非常に苦労する
堪忍 五両 かんにん ごりょう 腹立ちまぎれの言動は結果的に損になることが多い。我慢すれば損失が防げるので大きな利がある
玩物 喪志 がんぶつ そうし 自分の好みで、珍しいものなどを過度に愛好して正しい心を失う
感奮 興起 かんぷん こうき ある事に感動して、意気が奮い立つ
含哺 鼓腹 がんぽ こふく 人々が豊かで、太平な世を楽しむ
頑迷 固陋 がんめい ころう 古いことに執着して、物事の道理が分からなくなる
冠履 倒易 かんり とうえき 人の社会的地位や物の価値が転倒して、上下の秩序が乱れる
閑話 休題 かんわ きゅうだい 余談を打ち切って、本筋にもどる
気韻 生動 きいん せいどう 書画・詩文などに、気品・情趣が生き生きと感じられる
気宇 壮大 きう そうだい こせこせしていない
気炎 万丈 きえん ばんじょう 他を圧するほど、意気込みが盛ん
危急 存亡 ききゅう そんぼう 危険さ迫り、生き残れるか滅びるかの瀬戸際
鬼哭 啾啾 きこく しゅうしゅう 鬼気迫って、恐ろしい気配が漂う
旗鼓 堂堂 きこ どうどう 行進が整然と、また堂々と行く
旗幟 鮮明 きし せんめい 態度・主義・主張などがはっきりしていること
疑事 無功 ぎじ むこう 一度決めたことは決然として断行すべきである
起承 転結 きしょう てんけつ 物事の順序・作法
喜色 満面 きしょく まんめん 喜びを隠し切れない表情
鳩首 凝議 きしゅ ぎょうぎ 心を凝らして相談すること
疑心 暗鬼 ぎしん あんき 疑いだすと、何でもないことまで不安に感ずる
気息 奄奄 きそく えんえん 息も絶え絶えのこと
帰命 頂礼 きみょう ちょうらい 心から仏に帰依する
脚下 照顧 きゃっか しょうこ 身近なことから気をつける
牛飲 馬食 ぎゅういん ばしょく 多量に飲食すること
旧雨 今雨 きゅうう こんう 古い友と、新しい友
九夏 三伏 きゅうか さんぷく 一年中で最も暑い土用のころをいう
牛驥 同草 ぎゅうき どうそう 賢者と愚者が同じ待遇を受けているたとえ
九牛 一毛 きゅうぎゅう  いちもう 取るに足らない僅かなこと
鳩首 凝議 きゅうしゅ ぎょうぎ 頭を寄せ合って相談する
牛溲 馬勃 ぎゅうしゅう ばぼつ つまらないものや役に立たない無用なもの
救世 済民 きゅうせ さいみん 乱れた世を正して民衆を救う
旧態 依然 きゅうたい いぜん 古い状態から進歩する様子がない
牛刀 割鶏 ぎゅうとう かっけい ささいなことを処理するのに、大げさな方法を用いる
休眠 打破 きゅうみん だは 厳しい試練を体験することで問題解決に向かう
窮余 一策 きゅうよ いっさく 他に方法がなく、苦し紛れにとった手段
器用 貧乏 きよう びんぼう 何事にも器用なため、一つの事に専念できず大成しない
恐悦 至極 きょうえつ しごく 相手の好意に対し喜び感謝する
鏡花 水月 きょうか すいげつ 目に見えるが、手に取ることができないもの
尭鼓 舜木 ぎょうこ しゅんぼく 広く人の善言をよく聞き入れるべきこと
行住 坐臥 ぎょうじゅう ざが 日常の振る舞い
協心 戮力 きょうしん  りくりょく 心を合わせ、力を合わせること
尭天 舜日 ぎょうてん  しゅんじつ 平和な時代をいう
驚天 動地 きょうてん どうち 天を動かし、地を動かすこと。  「・・・・の大事件」
尭風 舜雨 ぎょうふう しゅんう 天下太平の世
狂瀾 怒涛 きょうらん どとう 社会情勢や秩序がひどく乱れている
虚虚 実実 きょきょ じつじつ 計略と秘策を尽くす
曲学 阿世 きょくがく あせい 真理を曲げてでも、人気を得ようとする
玉砕 瓦全 ぎょくさい がぜん 人は節義のためには潔く死ぬべきで、不名誉なまま生きながらえるべきでない
旭日 昇天 きょくじつ しょうてん 朝日が天に昇る。飛ぶ鳥を落とすような勢い。
玉石 同匱 ぎょくせき どうき 玉と石が一つの箱の中で混じっている。賢者と愚者が同様に扱われて区別がつかない
玉石 同砕 ぎょくせき どうさい 善悪・賢愚の区別なくすべて滅びなくなる
跼天 蹐地 きょくてん せきち 身の置き場所もない思いをすること
虚心 坦懐 きょしん たんかい 先入観を持たず、広く平らな心で物事に挑む態度
玉昆 金友 ぎょっこん きんゆう 他人の兄弟をほめる言葉。すぐれた兄弟
漁夫 之利 ぎょふの り 両者が争っている間に、第三者が骨を折らずにその利益を横取りする
虚無 恬淡 きょむ てんたん 心に何のわだかまりも無く、安らかであっさりしていること
魚網 鴻離 ぎょもう こうり 求めていたものとは違う意外なものが手に入る
魚目 燕石 ぎょもく えんせき 本物と紛らわしい偽物
許由 一瓢 きょゆう いっぴょう 超俗簡素な生活
毀誉 褒貶 きよ ほうへん 褒めることと、けなす事
議論 百出 ぎろん ひゃくしゅつ 意見が数多く出され活発に議論される
錦衣 玉食 きんい ぎょくしょく 衣食の贅沢な生活、また、富貴の身分のたとえ
金甌 無欠 きんおう むけつ 完全・堅固で欠点が無いこと
槿花 一朝 きんか いっちょう 人の世の栄華のはかないこと。槿花は(むくげ)の花、朝に咲き夕にはしぼむ「槿花一日の栄」。「
金科 玉条 きんか ぎょくじょう この上なく大切にして従うべき決まり。 (立派な法律)
欣喜 雀躍 きんき じゃくやく 大喜びで小躍りすること
勤倹 力行 きんけん りつこう 励み、倹約し、努力する
緊褌 一番 きんこん いちばん 心おおいに引き締めてかかること
近視 眼的 きんし がんてき 目先のことだけ考え、将来の見通しや判断ができない
金枝 玉葉 きんし ぎょくよう 天皇の一門
禽獣 草木 きんじゅう そうもく いろいろな動物・植物
金城 湯池 きんじょう とうち 非常に守備がかたい城
近所 合壁 きんじょ がっぺき 隣近所
金殿 玉楼 きんでん ぎょくろう 金や家宝で美しく飾った御殿
銀鱗 躍動 ぎんりん やくどう 勢いよく活発に活動する
空空 漠漠 くうくう ばくばく 広々として、何事もない様
空中 楼閣 くうちゅう ろうかく 実現しそうもない、現実性のない架空の計画
空理 空論 くうり くうろん 実際には役に立たない理論
苦髪 楽爪 くがみ らくずめ 苦労が多いときは髪の毛が早く伸び、楽をしているとき爪が早く伸びる
愚公 移山 ぐこう いさん 怠ることなく、努力すれば何事も成し遂げる
愚者 一得 ぐしゃ いっとく 愚かな者でも、時には名案を出す
求不 得苦 ぐふ とくく 自分がほしいと思っても手に入れることが出来ない苦しみ
君子 三楽 くんし さんらく 君子の持つ三つの楽しみ、父母兄弟が健在である、行為が人に恥じない、英才を育てる
君子 豹変 くんし ひょうへん 学徳の高い人は、悪いことは直ちに改めて、良いほうに向かう
群雄   割拠 ぐんゆう かっきょ 多くの英雄。各地を地盤とした英雄たちが互いに勢力を振るって対立すること
鯨飲 馬食 げいいん ばしょく 暴飲・暴食のたとえ
軽挙   妄動 けいきょ もうどう 結果を考えずに、軽々しい行動をとること
鶏群 一鶴 けいぐん いっかく 多くの平凡な人の中に、非常に優れた人物が一人だけまじっている
軽佻 浮薄 けいちょう ふはく 考えが浅く、調子によって行動する様子
敬天 愛人 けいてん あいじん 天を恐れ敬い、人を愛し思いやる
鶏鳴 狗盗 けいめい くとう くだらない人間。こそ泥。才覚のある小人物
桂林 一枝 けいりん いっし 己の官職で地位に不満足にたとえる
懈怠 之心 けたい のしん 心が怠り、氣がゆるむ
月下 氷人 げっか ひょうじん 月下老と氷上人。ともに縁結びの神であるところから、仲人・媒酌人をいう
月光 読書 げっこう どくしょ 貧乏で苦学する
懸河 之弁 けんが のべん 勢いよく流れる水の如く、すらすらと話す
狷介 固陋 けんかい ころう 目新しいことを嫌う型物
狷介 不羈 けんかい ふき 新年を決して曲げず、何者にも影響されたり、縛られたりしない
牽強 付会 けんきょう ふかい 自分の都合の良いように、無理に理屈をこじつけること
拳拳 服膺 けんけん ふくよう 胸中に刻んで、念頭から話さずだいじにする
言言 煦煦 げんげん くく 一言ひとことが和やかで暖かい
言言 肺腑 げんげん はいふ 一言一言誠意があって、聞く人の心中にしっかりこたえる
言行 一致 げんこう いっち 言うことと、行うことが同じである
乾坤 一擲 けんこん いってき 運命をかけて、のるかそるか勝負すること
捲土 重来 けんど ちょうらい 敗れたものが、一旦引き下がり勢いを盛り返し、意気込んで来ること
犬兎 之争 けんと のと 無益な争い。両者が争っている間に第三者が苦労すること無く利益を得る
堅忍 不抜 けんにん ふばつ 辛いことに負けず、我慢強く心を動かさないこと
犬馬 之労 けんば のろう 他人のために全力を尽くす
権謀 術数 けんぼう じゅつすう 相手を欺きだます計略
肩摩 轂撃 けんま こくげき 路上で人や車が込み合う
碁案 弓勢 ごあん ゆんぜい 碁がうまいのは特別な能力であり、弓の上手下手も腕力の強弱とは別の能力である
五陰 盛苦 ごおん じょうく 人間の身心を形成する、色(肉体)・受(感覚)・想(表象)・行(意志)・識(認識)の悲しみ
行雲 流水 こううん りゅうすい 物に応じ、事に従って行動すること
豪華 絢爛 ごうか けんらん 形や色彩が鮮やか華やかで、光り輝く
効果 覿面 こうか てきめん 効き目が、目の当たりに現れる
豪快 奔放 ごうかい ほんぽう 小さいことに構わず、堂々と思うがままに振る舞う
高岸 深谷 こうがん しんこく 世の中の変転すること
合歓 綢繆 ごうかん ちゅうびゅう 男女が親しく愛し合う
傲岸 不遜 ごうがん ふそん 思い上がった態度
厚顔 無恥 こうがん むち 厚かましくて、恥知らずで、ずうずうしい
剛毅 果断 ごうき かだん 意志強固で、気力にあふれ、思い切って物事を行う
綱紀 粛正 こうき しゅくせい 組織で規律を正す
剛毅 木訥 ごうき ぼくとつ 正直で意思が固く、飾り気がない
巧言 令色 こうげん れいしょく 言葉上手に愛想良くして、こびへつらうこと
光彩 陸離 こうさい りくり 光が美しく、まばゆいほどきらめく
江山 不老 こうざん ふろう 川や山は、年数がたっても変ることがない。 人の長寿不老を祝う言葉
高山 流水 こうざん りゅうすい 妙なる音楽のたとえ
拱手 傍観 こうしゅ ぼうかん 何もせずに、ただ見ているだけ
公序 良俗 こうじょ りょうぞく 社会・公共の秩序と、善良な風俗
黄塵 万丈 こうじん ばんじょう 黄色い土煙や砂ぼこりが高く舞い上がる
黄泉 之客 こうせん のきゃく 死んだ人
広壮 豪宕 こうそう ごうとう 意気盛んで些細なことなど構わず、思うままに振る舞う
広大 無辺 こうだい むへん 広々として大きく、果てしない
強談 威迫 ごうだん いはく 要求に従わせようと強引に談判して脅す
巧遅 拙速 こうち せっそく 上手で遅いより、下手であっても早い方が良いということ
孝悌 忠信 こうてい ちゅうしん 親に孝行し目上の人に従い真心があり偽りがない
狡兎 三窟 こうと さんくつ 身を守るのが巧み。 難を免れるに巧みなたとえ
黄道 吉日 こうどう きちにち 大安吉日
荒唐 無稽 こうとう むけい 言動に根拠がなく、取り留めのないこと
紅灯 緑酒 こうとう りょくしゅ ネオンの街で楽しく上等の酒を飲む
光風 霽月 こうふう せいげつ 心が清らかで、わだかまりのない様
紅粉 清娥 こうふん せいが 紅・白粉と青い眉。  美人の形容
公平 無私 こうへい むし 公平で私心のないこと
豪放 磊落 ごうほう らいらく おおらかで、小さいことにこだわらない
紅毛 碧眼 こうもう へきがん 西洋人
口蜜 腹剣 こうみつ ふっけん 口ではいかにも親切そうなことを言い、内心は陰険なこと
洽覧 深識 こうらん しんしき 見聞が大変広く博識である
甲論 乙駁 こうろん おつぱく ある人が意見を述べると、他が反対するという状態で、議論がまとまらない
高論 卓説 こうろん たくせつ すぐれた理論、論説、意見
豪釐 千里 ごうり せんり 初めの少しの差異が最後には大きな違いになる
孤影 悄然 こえい しょうぜん ひとり寂しい姿
呉越 同舟 ごえつ どうしゅう 仲の悪いもの同士が一所にいること
古往 今来 こおう こんらい 昔から現在まで
呉下 阿蒙 ごか あもう いつまでたっても、全く進歩のないつまらない人。無学な人。
狐疑 逡巡 こぎ しゅんじゅん あることにのぞみ、疑ってためらうこと
呉牛 喘月 ごぎゅう ぜんげつ 過度におびえ恐れる
極悪 非道 ごくあく ひどう この上なく悪く道理にはずれている
国士 無双 こくし むそう 一国中に匹敵する者が無いほど優れている人物。 極めて優れた人物を言う
極楽 往生 ごくらく おうじょう 死後に極楽浄土に生まれ変わること。やすらかな死
国利 民福 こくり みんぷく 国家の利益と人民の幸福
五穀 豊穣 ごこく ほうじょう 穀物が豊かに実る
古今 東西 ここん とうざい いつでも、どこでも
古今 無双 ここん むそう 昔から今まで、他に並ぶものがない
虎視 耽耽 こし たんたん 物事を成し遂げる機会を、じっとうかがっている
故事 来歴 こじ らいれき 昔から伝えられてきている事物についての、いわれや伝来の事情
後生 大事 ごしょう だいじ 非常に大切に保持する
後生 菩提 ごしょう ぼだい 来世に極楽に生まれ変わる。来世に悟りをひらく
孤城 落日 こじょう らくじつ 頼りなく心細い様
古色 蒼然 こしょく そうぜん 年月を経て、いかにも古めかしく見える
五臓 六腑 ごぞう ろっぷ 体の中、心の中の意
五体 投地 ごだい とうち 両肘両膝と頭を地面につけて行う拝礼
誇大 妄想 こだい もうそう 自分の能力を大げさに空想して、他人より優れていると思いこむ
涸沢 之蛇 こたく のへび うまく相手を利用して、ともに利益を得る
胡蝶 之夢 こちょう のゆめ 人生のはかなさ
刻苦 勉励 こっく べんれい 非常に骨折ること
梧桐 一葉 ごどう いちよう 桐の葉が一葉落ちることによって、秋になったことを知ることが出来る
胡馬 北風 こば ほくふう 故郷への思いが忘れられない
五風 十雨 ごふう じゅうう 5日毎に風が吹き、10日毎に雨が降る。 (農作業に都合の良い気候)※十風五雨(じっぷうごう)
鼓舞 激励 こぶ げきれい 大声をあげて気を引き立たせるように励ます  ※叱咤激励(しった げきれい)
鼓腹 撃壌 こふく げきじょう 平和で安楽な生活を喜び楽しむようす
枯木 竜吟 こぼく りょうぎん 枯木に花が咲く。老衰した人が再び生気を取り戻すたとえ
孤立 無援 こりつ むえん 孤独で、何も助けが得られない
五里 霧中 ごり むちゅう 現況が分からず、判断に迷って、方針が立たない
五倫 五常 ごりん ごじょう 人として常に踏み守るべき道徳。※五倫とは人間関係を規律する五つの徳目。父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信。五常とは仁・義・礼・智
虎狼 之心 ころう のしん 残忍で貪欲な心
欣求 浄土 ごんぐ じょうど 死後に極楽浄土に往来できるように、心から願う
言語 道断 ごんご どうだん 言葉に表せないあまりにひどいこと。とんでもないこと。もってのほか。
金剛 不壊 こんごう ふえ 非常に堅固で決して壊れない事
懇切 丁寧 こんせつ ていねい 親切で、細かいところまで気を配る
渾然 一体 こんぜん いったい 別々のものが、溶け合って差別のない様
困知 勉行 こんち べんこう 苦しんで学問をすることによって知り、努力して実行すること
昏定 晨省 こんてい しんしょう 子は親に、夜は寝具を整え安眠できるようにし、朝は機嫌を伺うようにする。親に対する孝道
今輪 奈落 こんりん ならく どこまでも。とことん
さ 行 330語
塞翁 失馬 さいおう しつば 科福や吉凶が定まらず、幸福や不幸も変わり易い
斎戒 沐浴 さいかい もくよく 飲食や行動を慎み心身を清める。 (神仏に祈るとき、また、神聖な仕事に従うとき
才学 博通 さいがく はくつう 学問に広く通じている。 博学多識
才気 煥発 さいき かんぱつ 頭脳の鋭い活発な働き
猜忌 邪曲 さいき じゃきょく 人をねたみよこしまな考え
才芸 器量 さいげい きりょう 人の才知や心の広さ
歳月 不待 さいげつ ふたい 日々怠けることなく努力せよという
最後 通牒 さいご つうちょう 交渉相手に一方的に突きつける要求
在在 所所 ざいざい しょしょ あちらこちら。 至るところ。
才子 佳人 さいし かじん 才知のすぐれた男と、美しい女。理想的な男女のこと
妻子 眷属 さいし けんぞく 妻子および自分の身内の者全て
再思 三考 さいし さんこう 何回も考え直す
才子 多病 さいし たびょう 才能のある人は、健康に恵まれないことが多く、病気がちである
載舟 覆舟 さいしゅう ふくしゅう 人は味方にも敵にもなる
才色 兼備 さいしょく けんび 才知と美しい顔立ち
洒掃 応対 さいそう おうたい 掃除や来客の接待は若者が学ぶべき作法
採長 補短 さいちょう ほたん 長所を採り入れ、短所を補う
坐臥 行歩 ざが こうほ 立ち居振る舞い
作文 三上 さくぶん さんじょう 文章書く時、考えるのに最適の3つの場所。馬に乗っている時、横になっている時、便所の中
鑿壁 偸光 さくへき とうこう 壁に穴を開けて隣家の灯火の光をぬすんで読書する。苦学のたとえ
左顧 右眄 さこ うべん あたりの情勢を伺うばかりで決断しないこと
座作 進退 ざさ しんたい 日常の立ち振る舞い (行住座臥)(ぎょうじゅうざが)
座敷 兵法 ざしき ひょうほう 実際の役にたたない机上の空論
座右 之銘 ざゆう のめい 常に心に留め己を戒める格言
三界 無安 さんがい むあん この世は苦労が多く、少しの間も心が安まることがない
三界 流転 さんがい るてん 命ある全てのものは、前世・現世・来世にわたって生死を繰り返していく
三寒 四温 さんかん しおん 寒い日が3日続くと、あとの4日は暖かい日が続く
三跪 九叩 さんき きゅうこう 何度も最敬礼をする
三顧 之礼 さんこ のれい 物事を頼むのに、何度も訪ねて礼を尽くす
三綱 五常 さんこう ごじょう 人論の大道をいう。 三綱 (君臣・父子・夫婦の道)  /  五常 (仁・義・礼・知(智)・信)
三三 五五 さんさん ごご 人がばらばらにいること
三思 九思 さんし きゅうし 何度も綿密に考える
山紫 水明 さんし すいめい 山は陽光に映えて紫に、水は清らかに透き通っている。風景の清浄で美しいさま
三矢 之戒 さんし のいましめ 兄弟や仲間の絆が大切
三者 鼎立 さんしゃ ていりつ 三つの勢力が対立
三十 六計 さんじゅう ろっけい 困った時には、逃げるのが最上
斬新 奇抜 ざんしん きばつ 発想や趣向がきわだって新しい
三世 因果 さんぜい いんが 過去・現在・未来の三世を通じて因果の理法により善悪の応報がある
三草 二木 さんそう にもく あらゆる草木が大小にかかわらず、平等に雨の恵みを受けて育つ
三段 論法 さんだん ろんぽう 大前提・小前提の二つの前提から結論を導き出す推理法
讒諂 面諛 ざんてん めんゆ ありもしない悪口を言って、人を陥れたり面前でこびへつらったりする
三人 文殊 さんにん もんじゅ 凡人であっても多くの人の知恵を集めれば、妙案が浮かぶ
三拝 九拝 さんぱい きゅうはい 繰り返し頭を下げてお辞儀をする
賛否 両論 さんぴ りょうろん 賛成・反対が対立し、まとまらない
三百 代言 さんびゃく だいげん 詭弁を弄する
三平 二満 さんぺい じまん 十分ではないが、心が穏やかで満足していること。転じておかめ・おたふくのような福相や滑稽な顔
残編 断簡 ざんぺん だんかん 切れぎれになって残った書物や文書
三位 一体 さんみ いったい 元々一つのものが3つの相で現れる。  3つのものが調和して作用する。
三面 六臂 さんめん ろっぴ 一人で数人分の働きがあること  「・・・・の大活躍」
思案 投首 しあん なげくび いくら考えても妙案が浮かばず、首を傾けているさま。
尸位 素餐 しい そさん 能力や功績もないのに高い位置につき、官位にふさわしい職責を果たさず、多額の給料をもらっている
時雨 之化 じう のか ちょうど良い時節に降る雨が植物をうるおし育てる。 又、師の恩をいう.
慈烏 反哺 じう はんぽ 子が親の恩に報いて孝養を尽くす。親孝行のたとえ
自我 作古 じが さつこ 「我より(いにしえ)()す」 自分が前人未到の分野に挑み、源流となって、後進の道を開け
自画 自賛 じが じさん 自分で自分をほめたたえる。 自慢する
止暇 断眠 しか だんみん 楽しみや遊びも控え、睡眠さえも惜しんで努力する
自家 撞着 じか どうちゃく 同じ人の言行が前と後ろで矛盾していること
徙家 忘妻 しか ぼうさい 健忘症。物忘れがが激しい
四海 兄弟 しかい けいてい 四海=東海・西海・南海・北海(天下の意)世の中の人すべて兄弟のように仲良くしなければならない
自学 自習 じがく じしゅう 自分自身の力で学習する
四角 四面 しかく しめん 非常に折り目正しく、真面目
自画 自賛 じが じさん 自分に関することを、自分自身でほめる
自家 薬籠 じか やくろう いつでも思いどおりに利用できるもの。  また、身につけた技術や知恵のたとえ
四月 馬鹿 しがつ ばか 4月1日の午前中は、嘘をついても咎められない風習
只管 打座 しかん だざ ひたすらに座禅を行う
士気 高揚 しき こうよう 人々の精神や気分が高まる
時期 尚早 じき しょうそう 物事を行うに、まだ早すぎる
時機 到来 じき とうらい チャンスがやって来る
四苦 八苦 しく はっく 大変な苦しみ・苦労すること。(仏教で「四苦=生・老・病・死」/八苦=愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞう えく)求不得苦(ふぐ とくく)・五陰盛苦(ごおん じょうく)合わせて八苦という
舳艫 千里 じくろ せんり 多くの舟が長く連なり進む
刺股 懸梁 しこ けんりょう 錐を股にさしたり、縄で首をしめたりして、眠気を覚ます。懸命に学問にはげむ。又、苦学する
自己 矛盾 じこ むじゅん 自分自身で、つじつまが合わなくなる
試行 錯誤 しこう さくご 失敗を重ねながら、徐々に目的に向かっていく
至公 至平 しこう しへい しごく公平なこと
至孝 貞淑 しこう ていしゅく たいそう孝行で女性の操が固く、しとやか
士魂 商才 しこん しょうさい 武士の精神と、商人の才覚とを備えている
指差  喚呼 しさ かんこ 指差し声を出して確認すること
自在 不羈
じざい ふき 自分の思う通りに行動し、束縛されない
時時 刻刻 じじ こくこく 一刻一刻、時が過ぎていく
事事 物物 じじ ぶつぶつ あらゆる物事。一つ一つすべての事柄
獅子 奮迅 しし ふんじん 猛烈な勢いで、奮闘する
子子 孫孫 しし そんそん ずっと子孫の続く限り
事実 無根 じじつ むこん 根も葉もないこと
四書 五経 ししょ ごきょう 四書: 儒教の経典(大学・中庸・論語・孟子)
五経: (易経・詩経・春秋・礼記)
自縄 自縛 じじょう じばく 自分の言ったことで自分を束縛して、自由に振舞えず、苦しめることになる
事上 練磨 じじょう れんま 実際に仕事をしながら修養すること
咫尺 万里 しせき ばんり わずかな画面に万里を描くこと。いながらにして、はるか遠方に行ったように感じる
自然 淘汰 しぜん とうた 優良なものは生き残るが、劣悪なものは滅びていく
志操 堅固 しそう けんご 意思が非常に強くて、主義や考えなどを容易に変えない
時代 錯誤 じだい さくご 考え方が現代に逆行している
事大 主義 じだい しゅぎ 自主性を欠き、勢力の巨大な者に従って、自分の存立を保とうとする考え方
舌先 三寸 したさき さんずん うわべの言葉だけで、心や中身が伴っていない
七縦 七禽 しちしょう しちきん 敵を7度逃がしてやり、7度捕らえる。 縦は許す釈放するの意。度量の寛大なたとえ
七転 八起 しちてん はっき 何度失敗しても、また立ち上って努力する
七転 八倒 しちてん ばっとう 何度も起き上がっては、また倒れる
七難 九厄 しちなん くやく 7と9の付く年(17歳や39歳など)は災難に見舞われやすいという俗語
七難 八苦 しちなん はっく 苦難や災難
七里 結果 しちり けっか ある人を忌み嫌って寄せ付けない。遠ざける
四通 八達 しつう はったつ 道路・鉄道が網の目のように四方八方に通じていること
日月 自明 じつげつ じめい 日や月が輝いて明らかなこと
実事 求是 じつじ きょうぜ 事実の実証に基づいて、物事の真理を追求する
質実 剛健 しつじつ ごうけん まじめで、強くしっかりしている
実践 躬行 じっせん きゅうこう 掲げている目標や理念を、自分自身で実際に行為で表す
疾風 迅雷 しっぷう じんらい 行動がすばやいたとえ
疾風 怒涛 しっぷう どとう 激しく事態の変化する時代の形容
櫛風 沐雨 しっぷう もくう 野外にあって、幾多の艱難辛苦を重ねるたとえ
耳提 面命 じてい めんめい 人の耳を引きよせて言い聞かせ、丁寧に教えさとす
紫電 一閃 しでん いっせん 時間が短いこと
四分 五裂 しぶん ごれつ いくつにも分裂して秩序や統一を失う
慈母 敗子 じぼ はいし 教育は時には厳しさが必要である
自暴 自棄 じぼう じき 自分から自分の身をそこない、自らを棄てること。。捨て鉢。やけくそ。
揣摩 憶測 しま おくそく たいした根拠もないのに、いいかげんな当て推量をする
四面 楚歌 しめん そか 敵の中に孤立して援軍のないこと
自問 自答 じもん じとう 自分で問、自分で答える。自分で疑問をおこし、それを自分で解決する
社燕 秋鴻 しゃえん しゅうこう 逢ったかと思うと、またすぐ別れる
雀角 鼠牙 じゃくかく そが 雀に角があるか、鼠に牙があるかといって争う。  人と争訟するたとえ
杓子 果報 しゃくし かほう 運よく、ご馳走にありつくこと
杓子 定規 しゃくし じょうぎ 形式やきまりにとらわれて融通がきかない
寂光 浄土 じゃっこう じょうど 煩悩から開放され、生滅変化がなく、真理の光があまねく行きわたった、仏の住む清らかな世界
洒洒 楽楽 しゃしゃ らくらく 人柄や言動があっさりしていて、物事にこだわらない
邪正 一如 じゃしょう いちにょ 邪と正とは正反対のようだが、もとは一つの心から出たもので、本来は一つのものであるということ
主一 無敵 しゅいつ むてき 精神を一つに集中して外物に心を移さないこと
縦横 無礙 じゅうおう むげ 四方八方、どの方面にも、差し支えるものがない
縦横 無尽 じゅうおう むじん 四方八方、どの方面へも、自由自在で思う存分にできる
自由 豁達 じゆう かったつ 思いのままに、のびのびしている
十駕 之術 じゅうが のじゅつ 平凡な人間でも一生懸命努力すれば成功する
衆議 一決 しゅうぎ いっけつ 多くの人々の議論によって、意見がひとつにまとまって決まる
熟思 黙想 じゅくし もくそう 黙って、心を平静にしてじっくりと考える
熟読 玩味 じゅくどく がんみ 文章をよく読み、じっくり考えて味わう
修己 治人 しゅうこ ちじん 自分自身を修養することと、他の人々を安らかに治めていくこと
重厚 長大 じゅうこう ちょうだい 物や人の性格が、どっしりとして大きい
秋高 馬肥 しゅうこう ばひ 爽やかな秋
終始 一貫 しゅうし いっかん 始めから終わりまでひと筋に態度や行動、主義主張などを変えずにつらぬきとおす
周章 狼狽 しゅうしょう ろうばい うろたえ騒ぐ
衆人 環視 しゅうじん かんし 大勢の人がとりまき、注意してみまもる
修身 斉家 しゅうしん せいか 行いを正し円満な家庭を築いて仕事に打ち込む
十全 十美 じゅうぜん じゅうび 完全で全く欠点のない
秋霜 烈日 しゅうそう れつじつ 権威・刑罰が非常に厳しいたとえ
縦塗 横抹 じゅうと おうまつ 気ままに、また、乱雑に書きなぐる
十人 十色 じゅうにん といろ 人の好みや考え方など、めいめいに違いがある
十年 一日 じゅうねん いちじつ 長い間、同じ状態である。また、同じやり方で進歩がない。※同じやり方を辛抱強く守る
秋風 索莫 しゅうふう さくばく (秋風がもの寂しく吹くの意から) さびれたり、衰えたりした感じをいう
自由 奔放 じゆう ほんぽう 何の気兼ねもせずに、思うままに行動する
従藍 而青 じゅらん にしょう 師を超えて弟子が成長する(藍よりしてしかも青し)青は藍から出て、しかも藍より青し
主客 転倒 しゅかく てんとう 物事の立場などが逆になる
熟読 玩味 じゅくどく がんみ 繰り返し読んで、その内容を深く味わう
熟慮 断行 じゅくりょ だんこう 充分考えた上で、思い切って実行する
取捨 選択 しゅしゃ せんたく 良いものや必要なものをとり、悪いものや不必要なものを捨ててものを選ぶ
守株 待兎 しゅしゅ たいと 昔からの習慣ばかり守って、今の変化に対応しない
朱脣 皓歯 しゅしん こうし 真っ赤な唇と白い歯。 美人の形容。  「明眸皓歯(めいぼう こうし)」
首鼠 両端 しゅそ りょうたん 迷っていて決心がつかないこと
酒池 肉林 しゅち にくりん 酒は池ほど、肉は林のようにたくさんあること。豪遊を極めるたとえ
出家 成道 しゅっけ じょうどう 出家して悟りを開く
出家 入道 しゅっけ にゅうどう 出家して仏門に入ること
十死 一生 じゅっし いっしょう ほとんど死にそうになって、やっと助かる。  「九死 一生」
酒嚢 飯袋 しゅのう はんたい 才能や能力がなく、ただやたらに飲食ばかりしている者
従藍 而青 じゅらん にしょう 「藍よりして而も青し」と読む。後輩が先輩以上に成長する。
純一 無雑 じゅんいつ むざつ 偽りや混じりけがなく純粋である
春夏 秋冬 しゅんか しゅうとう 一年中
蓴羹 鱸膾 じゅんこう ろかい 故郷の味。また、故郷に帰りたいと思うこと
春日 遅遅 しゅんじつ ちち 春の陽が、うららかでのどかなさま
春宵 一刻 しゅんしょう いっこく 春の夜は千金の値打ちがある
春風 駘蕩 しゅんぷう たいとう 春の景色の、のどかな様子
淳風 美俗 じゅんぷう びぞく 人情の厚い美しい風俗や習慣
順風 満帆 じゅんぷう まんぱん 全てのことがうまく運んでいる
上意 下達 じょうい かたつ 上の者の考え・命令を、下の者に徹底させる
情意 投合 じょうい とうごう 互いの気持ちがぴったりと合う
上援 下推 じょうえん かすい 上の者から引き立てられ、下の者から推挙される
城狐 社鼠 じょうこ しゃそ 身の安全な権力者のもとにおいて悪事をする者。また、君主のそばの悪人
上行 下効 じょうこう かこう 上の者が行うと、下の者がそれを見習う
盛者 必衰 じょうしゃ ひっすい 世の中は無常であり、勢い盛んな者も、いつかは必ず衰え滅びる
生者 必滅 しょうじゃ ひつめつ 生あるものは、必ず死ぬ
常住 不断 じょうじゅう ふだん 常に切れ目なく続いていること。絶え間のないこと
情緒 纒綿 じょうしょ てんめん 情緒が深くて離れがたい
畳牀 架屋 じょうしょう かおく 人のまねをして、新味のないことをするたとえ。無駄なことを重ねるたとえ
生生 流転 しょうじょう るてん 万物は生まれては死に、死んでは生まれて、生死をくり返し変化し続ける
焦心 苦慮 しょうしん くりょ 心が焦りいらだち心配する
精進 潔斎 しょうじん けっさい 飲食を慎み、身体を清め、汚れを避けること
小心 翼翼 しょうしん よくよく 小さなことまで気を配り、行いを慎む。 
饒舌 多弁 じょうぜつ たべん よくじゃべるさま
嘯風 弄月 しょうふう ろうげつ 自然の美しさ情緒を鑑賞する
小便 三百 しょうべん さんびゃく 「小便」とは売買契約の取消しの意)商売の契約に違反した場合、違反金に300文支払うとの定め
少欲 知足 しょうよく ちそく 現状に満足し、不満や欲を多く望まない
生老 病死 しょうろう びょうし 人間として免れることのできない4つの苦しみ。生まれること、老いること、病気をすること死ぬこと
諸行 無常 しょぎょう むじょう 万物は常に変転して少しも止まっていない。人生の無常であ
食前 方丈 しょくぜん ほうじょう 豪勢な食事のたとえ
枝葉 末節 しよう まっせつ 中心から外れた細かい事柄
初志 貫徹 しょし かんてつ 最初の願望や志を、最後まで貫く
諸説 紛紛 しょせつ ふんぷん 意見などが、入り乱れてまとまらない
嘯風 弄月 しょふう ろうげつ 自然の美しさや情緒を鑑賞する
白河 夜船 しらかわ よふね 眠り込んでいて、その間のことを全く知らない
事理 明白 じり めいはく 物事の道理や筋道が、きわめてはっきりしている
支離 滅裂 しり めつれつ 全体としてのまとまりがなく、筋道も立たない。めちゃくちゃ
神韻 縹渺 しんいん ひょうびょう たとえようもないほど趣が深くて優れている
自領 出去 じりょう しゅっこ 「良く始末して出ていけ」※トイレ悪臭の原因になる。と禅臭の言葉
深淵 薄氷 しんえん はくひょう 深い淵の断崖に恐れ、薄い氷で水中に陥るのを恐れるように、おののき恐れてその身を慎む
尋花 問柳 じんか もんりゅう 花を探したり、柳を問い求めたりして春の景色を楽しむ。転じて、花柳界に遊ぶことのたとえ
人口 膾炙 じんこう かいしゃ だれの口にものぼり、広く世間に知られて、もてはやされる
深山 幽谷 しんざん ゆうこく 人里はなれた奥深い静かな山や谷。山奥の良い景色。人が踏みは入ったことのない奥深い自然
進取 果敢 しんしゅ かかん 自ら進んで取組、決断力が優れている
信賞 必罰 しんしょう ひつばつ 賞すべき功績のある者は必ず賞し、罪を犯した者は必ず罰す
尋常 一様 じんじょう いちよう 他と比べて、とくに異なるところがない
尋章 摘句 じんしょう てきく つまらない些細なことにこだわり、広く全体を見通した、物の見方ができない
針小 棒大 しんしょう ぼうだい 針ほど小さいことを、棒ほど大げさに言う
神色 自若 しんしょく じじゃく 非常な事態に直面しても、冷静で顔色も変えない
唇歯 輔車 しんし ほしゃ 互いに助け合って成り立つ間柄のたとえ
人心 一新 じんしん いっしん 人々の心を全く新しくする
人心 収攬 じんしん しゅうらん 人々の信頼をかちえる
晨星 落落 しんせい らくらく 明け方の星が一つ一つ消えて少なくなっていく。また、年とともに同年の友人が少なくなっていく
尽善 尽美 じんぜん じんぴ 欠けるものがなく、完璧である。美しさと立派さをきわめている
迅速 果断 じんそく かだん すばやく決断し、実行する
身体 髪膚 しんたい はっぷ からだ全体
尽忠 報国 じんちゅう ほうこく 忠節を尽くし、国から受けた恩に報いる
震天 動地 しんてん どうち 勢いや音が激しく、人を驚かす大きいこと。世間の人々を大いにびっくりさせる
審念 熟慮 しんねん じゅくりょ 物事を入念に考える
人物 月旦 じんぶつ げったん 人物を批評する。 品定め
深謀 遠慮 しんぼう えんりょ 深くはかり事をめぐらし、遠い将来を考えておくこと。
人面 獣心 じんめん じゅうしん 恩・恥を知らない人
森羅 万象 しんら ばんしょう 天地間に存在する全てのもの。あらゆる事物・現象
迅雷 風烈 じんらい ふうれつ 事態が急激に変わる。行動が素早い
深慮 遠謀 しんりょ えんぼう 深くめぐらした考え
心労 辛苦 しんろう しんく ほねおり
随感 随筆 ずいかん ずいひつ 思うまま感じるままに書き付ける文
酔眼 朦朧 すいがん もうろう 酒に酔って、はっきり物が見えない
随喜 渇仰 ずいき かつごう 深く物事に打ち込み熱中する。  心から仏道に帰依きえし、深く仏を信仰する
炊金 饌玉 すいきん せんぎょく すばらしいご馳走。贅沢な食事
酔生 夢死 すいせい むし 何の価値あることもせず、ただ生きていただけの一生を終えること。 くだらない一生。
水天 一色 すいてん いっしょく 水も空も青く、両者の境界がはっきりしない (水天一碧)
随波 逐流 ずいは ちくりゅう 自分の主張・考えもなく、ただ世の大勢に従う
随類 応同 ずいるい おうどう 相手の能力や性質に応じて指導する
頭寒 足熱 ずかん そくねつ 頭を冷やし、足を暖める。 良く眠れ健康に良いということ
寸進 尺退 すんしん しゃくたい 得ることが少なく、失うものが多い
寸善 尺魔 すんぜん しゃくま 世の中には良いことは少なく、その十倍は悪いことがある
寸草 春暉 すんそう しゅんき 子供がどんな孝心を持っても、親の恩には、はるか及ばない
寸鉄 殺人 すんてつ さつじん 短くても鋭い言葉で、相手の急所をつく
寸土 寸金 すんど すんきん 土地の値段が非常に高いこと
晴雲 秋月 せいうん しゅうげつ 一点の汚れもなく、清廉潔白な様子
臍下 丹田 せいか たんでん 丹田=へその下の辺。ここに力を入れると、元気や勇気が出てくる
生気 溌剌 せいき はつらつ 気力が溢れ、生き生きとしている  (元気溌剌)
晴好 雨奇 せいこう うき 山水の景色は、晴れても美しいが、雨でも風情があって美しい
晴耕 雨読 せいこう うどく 特定の職につかず、のんびりと思いのままに楽しみながら日々を送る
生殺 与奪 せいさつ よだつ 相手を生かすも殺すも、与えるも奪うも、思いのままである。また、思いのままにする
青山 一髪 せいざん いっぱつ 海の彼方に青い山々が細い一筋の髪の毛のように横たわって見える。渺茫(びょうぼう)たる風景を表わす
噬指 棄薪 ぜいし きしん 母と子の気持ちが通じ合う
生死 骨肉 せいし こつにく 落ちぶれた者を救い上げること。また、自分を再生させてくれた人の恩の深いことをいう
斉紫 敗素 せいし はいそ 賢者が事を行えばわざわいを福に転じ、失敗を成功へと導ける
西施 捧心 せいし ほうしん 是非美悪を考えず、むやみに人まねをするたとえ
生生 発展 せいせい はってん 生き生きと盛んに活動を続け、絶えず向上していく
清濁 併呑 せいだく へいどん 善でも悪でも隔てなく受け入れる
斉東 野人 せいとう やじん 愚かで信用できない者。道理のわからない田舎者のたとえ
生知 安行 せいち あんこう 生まれながらにして道をわきまえ、迷うことなく心を安じて道を実践する。聖人の境地
青天 白日 せいてん はくじつ 青い空と輝く太陽。明々白々で、包み隠すことが何もないこと
青天 霹靂 せいてん へきれき 突然に起こる大事件。まったく予期しなかった出来ごと
精力 絶倫 せいりょく ぜつりん 心身の活動が人並み外れて優れている
精励 恪勤 せいれい かっきん まじめに職務に励むこと
積悪 余殃 せきあく よおう 善行を積むもの者には子孫までよい報いがあり、悪を行の者は子孫まで凶事の報いがある
赤手 空拳 せきしゅ くうけん 手に武器も何も持たず相手に立ち向かう。また、他人の援助を受けずに独力で事に当る
赤心 奉国 せきしん ほうこく 真心を持って国のために尽くす。※赤はありのまま、むきだしの意。 嘘偽りがない意。
積善 余慶 せきぜん よけい その人の善・悪の行いが子孫まで影響する 積悪余殃(せきあく よおう)
尺短 寸長 せきたん すんちょう 賢者も愚者に劣る事があり、愚者も賢者に勝ることがある。物は用い方によって優劣がある
是生 滅法 ぜしょう めっぽう 生命のあるものは、いつかは必ず滅びて死に至る
是是 非非 ぜぜ ひひ 公平な立場で正しく判断を下すこと
絶巧 棄利 ぜっこう きり 巧みに作られた機械や道具など便利なものを捨てて、自然の生活に戻る
切磋 琢磨 せっさ たくま 学問や道徳の向上に励む。 仲間同士が互いに練磨し互いが向上をはかる
生殺 与奪 せっさつ よだつ どのように扱おうと思うまま
切歯 扼腕 せっし やくわん 歯を食いしばり、腕を握りしめて、悔しがり怒ること
絶世 独立 ぜっせい どくりつ 美人やすぐれた人についての形容
雪中 松柏 せっちゅう しょうはく 節操が固い。   ※松や柏は雪の中でもその色を変えないことから
世道 人身 せどう じんしん 守るべき道徳と、それを守る人の心
是非 曲直 ぜひ きょくちょく 物事の善悪・正不正
善因 善果 ぜんいん ぜんか よい行いには、必ずよい報いがある
浅学 菲才 せんがく ひさい 学問知識を十分身につけていない。 自分のことを、へりくだって言う「・・・・の身」
千客 万来 せんきゃく ばんらい 客が次から次へとやって来る
千軍 万馬 せんぐん ばんば 多くの苦難をなめ、経験を積んだ老練の人
千言 万語 せんげん ばんご 多くの言葉。  「・・・・を費やす」
千古 不易 せんこ ふえき 永久に変わらないこと
仙姿 玉質 せんし ぎょくしつ 仙人を思わせる気品のある姿。玉のような美しくすぐれた体つき。気品の高い美人の形容
千紫 万紅 せんし ばんこう 色とりどりの花が咲き乱れる情景。 また、さまざまな色彩
千思 万考 せんし ばんこう あれこれと、いろいろ思いめぐらす
千姿 万態 せんし ばんたい 色々な姿、形
浅酌 低唱 せんしゃく ていしょう 静にほどよく酒を味わいながら、低い声で歌などを口ずさみ楽しむ
千秋 万歳 せんしゅう ばんざい 千年も万年も、いつまでも健康であるようにという意。  長寿を祝う言葉
全身 全霊 ぜんしん ぜんれい 身も心も全部。その人の体力と精神力のすべて
千辛 万苦 せんしん ばんく 苦労の連続。非常に多くの苦難
全生 全帰 ぜんせい ぜんき 父母から完全な体を受けているのだから、体を損傷することなく完全なまま死んで父母に返す
先知 先覚 せんち せんかく 学問や見識などの非常に優れている人物
全知 全能 ぜんち ぜんのう 知らないことは一つもなく、できないことは何もない
前程 万里 ぜんてい ばんり その人物の前途に大きな可能性が広がっていること
前途 遼遠 ぜんと りょうえん 目的達成までの道のりや時間が、まだ長く残って困難
漸入 佳境 ぜんにゅう かきょう 話や状況などがだんだん興味深い部分にさしかかってくる
全豹 一斑 ぜんぴょう いっぱん 見識がきわめて狭いこと。 もののごく一部を見て、全体を推測したり批評したりする
前覆 後戒 ぜんぷく こうかい 前人の失敗を見て、後人の戒めとすべきこと。前車が横転するのを見たら、後車は注意せよ
穿壁 引光 せんぺき いんこう 貧困にもめげず、学問に専心する。 灯火の油が得られず、壁穴から隣家の灯火で読書
千遍 一律 せんべん いちりつ どれも同じ調子で、面白みが無いこと
千変 万化 せんぺん ばんか ものごとがさまざまに変化する
千万 無量 せんまん むりょう 計り知れないほど多いこと
先憂 後楽 せんゆう こうらく 民に先んじて心配し、民に遅れて楽しむ。  (政治の心得)
千慮 一失 せんりょ いっしつ どんなにすぐれた者でも、まれには失敗もある
千慮 一得 せんりょ いっとく 愚かな者が考えたことの中にも、1つぐらいは良いものがある
善隣 友好 ぜんりん ゆうこう 隣国と友好関係を結ぶ
粗衣 粗食 そい そしょく 粗末な衣服と粗末な食事
滄海 遺 そうかい いしゅ 世間に埋もれている才能のある人物
滄海 桑田 そうかい そうでん 世の中の移り変わりの激しいこと
創業 守成 そうぎょう しゅせい 事業を始めること、そして守り続けること
桑弧 蓬矢 そうこ ほうし 男子が志を立てて雄飛すること
相互 扶助 そうご ふじょ 互いに助け合う
造次 顛沛 ぞうじ てんぱい 僅かな時間
甑塵 釜魚 そうじん ふぎょ 炊(かし)がないため、こしきの中に塵が溜まり、釜の中にぼうふらがわく。貧しいたとえ。
漱石 沈流 そうせき ちんりゅう 石で口をすすぎ、流れを枕とする。こじつけて言い逃れをする。負け惜しみの強いたとえ
桑田 碧海 そうでん へきかい 桑畑が瞬時に碧の海に変わる。大自然でさえも姿を変える。人の世はなおさら移りやすい
造反 無道 ぞうはん むどう 謀反を起こして、道理にはずれる
造反 有理 ぞうはん ゆうり 反逆・謀反にも必ず道理がある
聡明 剛毅 そうめい ごうき 道理に通じ、心が強く何事にも屈しない
草莽 崛起 そうもう くっき 草むらのように、どこにでもいる庶民が、決然と立ち上がる
巣林 一枝 そうりん いっし 小さな住居に満足して住む。また、それぞれの分に安んじて満足する
草廬 三顧 そうろ さんこ 粗末な住居を天子が三度も訪問して面会を求める。礼を尽くして臣下に迎えること
楚越 同舟 そえつ どうしゅう 敵どうし、仲の悪い者どうしが同じ場所にいる
息災 延命 そくさい えんめい 無事に長生きをする
粟散 辺地 ぞくさん へんち 粟粒を散らしたような辺境の小国。日本人が、日本を中国やインドと対照させ表現する
続短 断長 ぞくたん だんちょう 過不足のないように物事を調整する
則天 去私 そくてん きょし 天を手本として私心を去る
則心 成仏 そくしん じょうぶつ 悟りを開けば、現世の肉体のままで仏になりうる
即心 是仏 そくしん ぜぶつ 人間本来の心がそのまま仏であり、真実であるということ
速戦 即決 そくせん そっけつ 一気に実行して、物事の決着をつける
属毛 離裏 ぞくもう りり 親と子の関係の深いこと
楚材 晋用 そざい しんよう ある所の有用な人材を、ほかでうまく重用し活用する
粗酒 粗餐 そしゅ そさん 飲食を勧めるときに、謙遜していう言葉
粗製 濫造 そせい らんぞう 粗雑な品をたくさん作る
粗相 早手 そそう はやて すばやく仕事はするが、仕上がりが粗末で手抜かりが多い
即決 即断 そっけつ そくだん 機会を逃さず、その場で決める
率先 躬行 そっせん きゅうこう 自分自ら行うこと
率先 垂範 そっせん すいはん 人々に先立って行動し、模範を示す
損者 三友 そんしゃ さんゆう 交際して損になる三種の友達。体裁だけで不正直な人。へつらい誠意のない人。口先ばかりうまい人
樽俎 折衝 そんそ せっしょう 宴席において、相手と交渉する際の駆け引き
た 行 156語
大廈 高楼 たいか こうろう 豪華な建物や高層ビル
大喝 一声 だいかつ いっせい 大きな声でひと声、しかりつける
大官 貴顕 たいかん きけん 世間に良く知られ身分や地位が高い人。
大器 小用 たいき しょうよう 人材を生かせない
大器 晩成 たいき ばんせい 大人物は早くからは頭角を現さないが、ついにはその偉大さを現すことをいう
大逆 無道 たいぎゃく むどう 人の道に背く、道理に外れた行為
対牛 弾琴 たいぎゅう だんきん 牛に向かって琴を引く。愚人に対して道を説いても益のないこと。「馬の耳に念仏」
大慶 至極 たいけい しごく 大変めでたいこと
大言 壮語 たいげん そうご 実力以上に大きな事を言う
泰山 鴻毛 たいざん こうも 同じ生命でも、棄てるのに軽重がある。棄ててはならぬ場合と、棄てねばならない場合がある
泰山 北斗 たいざん ほくと 人々から深く尊敬される人物
大山 鳴動 たいざん めいどう 大きい山がうなりを発して揺れ動く
大死 一番 だいし いちばん 死んだつもりで物事にあたる
大慈 大悲 だいじ だいひ 大きくて際まりのない慈悲
大樹 美草 だいじゅ びそう 立派な人物がすでにいるために、昇進の道が閉ざされている場所では、有能な人材は育たない
大所 高所 たいしょ こうしょ 小さいことにこだわらない、大きな視野
泰然 自若 たいぜん じじゃく 大事に当たっても、落ち着いて少しも動じない様子
大胆 不敵 だいたん ふてき 度胸がすわっていて、まったく恐れない
大同 小異 だいどう しょうい 大体は同じで、細かい点だけが異なる
大同 団結 だいどう だんけつ 団体・政党が共通の目的に向かい意見の違いを越えて一つにまとまる
大兵 肥満 だいひょう ひまん 大きなからだで太っている
多岐 亡羊 たき ぼうよう 方針が色々あって、どうしていいか迷うこと
濯纓 濯足 たくえい たくそく 人の禍福安危はすべて自らが招くもの
多士 済済 たし せいせい すぐれた立派な人物が多いさま
多事 多端 たじ たたん 仕事が多くて多忙
多事 多難 たじ たなん 事件が多く、困難が多い
打成 一片 だじょう いっぺん 一切のことを忘れてある事柄に徹底する。  ※ 禅宗で、座禅に没頭すること
多情 多感 たじょう たかん 感情が豊かで情趣を深く感じる
多情 多恨 たじょう たこん 感情が豊かなために恨んだり悩んだれすることが多い
多情 仏心 たじょう ぶっしん 感じやすくて気が移りやすいが、情が深い
打草 驚蛇 だそう きょうだ 懲らしめることによって、他のものに警告する。無用のことをして相手に警戒心を起こさせる
断悪 修繕 だんあく しゅぜん 悪を断ち切って善を修行する
暖衣 飽食 だんい ほうしょく 何の不足もなく、満ち足りた暮らし
弾丸 雨注 だんがん うちゅう 弾丸が雨の降り注ぐような、激しさで飛んでくる
弾丸 黒子 だんがん こくし 狭い土地のたとえ
断簡 零墨 だんかん れいぼく 古人が書き残した、きれぎれになった文書
談言 微中 だんげん びちゅう 面と向かってはっきりとは言わず、それとなく遠回しに人の急所や弱点などをつく話しぶり
男耕 女織 だんこう じょしょく 男女おのおのに賦与された自然の職分をいう 
箪食 瓢飲 たんし ひょういん 清貧に安じて学問に励むたとえ
断章 取義 だんしょう しゅぎ 書物や詩を引用するとき、一部だけを取り出して自分の都合のいいように解釈する
胆大 心小 たんだい しんしょう 思慮は細かく行きわたって手落ちがなく、志は遠大に持って目前のものにとらわれないように
断髪 文身 だんぱつ ぶんしん 野蛮な風習
単文 孤証 たんぶん こしょう 非常に薄弱な証拠
断編 残簡 だんぺん ざんかん 一部が欠けて不完全な書き物
談論 風発 だんろん ふうはつ 弁論が勢いよく口をついて出ること
遅疑 逡巡 ちぎ しゅんじゅん 疑い迷ってためらい、しりごみする
池魚 籠鳥 ちぎょ ろうちょう 囲われ者。 サラリーマン
竹頭 木屑 ちくとう ぼくせつ 竹の切れ端や木の削り屑でも何かの役に立つ
知合 合一 ちごう ごういつ 知識と実践とは合致しなければならないこと
魑魅 魍魎 ちみ もうりょう 種々な化け物・私利私欲で行動する悪人
綢繆 未雨 ちゅうびゅう みう 事前に周到な準備をして、災いを未然に防ぐたとえ
朝雲 暮雨 ちょううん ぼう 男女の情事をいう
朝改 暮変 ちょうかい ぼへん 一定の方針が無く、絶えず変わって定まらないこと
長頸 烏喙 ちょうけい うかい 忍耐強く難関を共にすることは出来るが、残忍貧欲で猜疑心が強く、安楽を共に出来ない性質
朝三 暮四 ちょうさん ぼし 目の前の違いにこだわって、結果が同じことに気付かない
張三 李四 ちょうさん りし 平凡な人 (身分も低く有名でもない、そこらにいくらでもいる人)
彫心 鏤骨 ちょうしん るこつ 非常に苦心して作り上げること
喋喋 喃喃 ちょうちょう なんなん しきりにしゃべる様
丁丁 発止 ちょうちょう はっし 物を続けて打つ音
長汀 曲浦 ちょうてい きょくほ 海岸線が長い浜辺
凋氷 画脂 ちょうよう かくし 氷や朽ちた木材に彫刻する。 苦労しても効果がなく、無益なこと
朝蠅 暮蚊 ちょうよう ぼぶん ひつこくて、何の役にも立たない小人物がはびこっているさま
跳梁 跋扈 ちょうりょう ばっこ 好ましくない者が、わがもの顔にのさばる
朝令 暮改 ちょうれい ぼかい 朝に命令を発したと思えば、夕方にはそれを改める。むやみに命令や法律を変更すること
直往 邁進 ちょくおう まいしん ためらわずに、真っすぐに進んでいく
直截 簡明 ちょくせつ かんめい ためらうことなく、ズバリ表現すること
猪突 猛進 ちょとつ もうしん 目標に向かって、向こう見ずに、真っすぐ突っ走る
治乱 興亡 ちらん こうぼう 治まり栄えていくことと、乱れ滅びること
枕戈 待旦 ちんか たいたん 戦いの備えを常に怠らないこと
沈魚 落雁 ちんぎょ らくがん 美人の形容
沈思 黙考 ちんし もっこう 思いに沈み、黙って考え込む
珍味 佳肴 ちんみ かこう めったに食べられないような御馳走
追善 供養 ついぜん くよう 年忌などに法事を営み、故人の善行を供養する
痛快 無比 つうかい むひ 胸がすっとして愉快
痛暁 暢達 つうぎょう ちょうたつ 物事に詳しく文章や言葉がのびのびしている
痛定 思痛 つうてい しつう 失敗を後になって、反省してみる
津津 浦浦 つつ うらうら 全国いたる所
九十 九折 つづら  おり 幾重にも曲がりくねった山道
停雲 落月 ていうん らくげつ 親友を思う
低徊 趣味 ていかい しゅみ 世俗を離れて自然や芸術を楽しむ趣味
泥船 渡河 でいせん とか 世渡りの危険なこと
定番 回帰 ていばん かいき 昔からある物の価値が見直され、愛用される
適者 生存 てきしゃ せいぞん ある環境に適した者が栄え、他は脱落する
擲身 報国 てきしん ほうこく 我が身をなげうって、国の恩に報いる
鉄石 心腸 てっせき しんちょう 鉄や石のように堅固で、何者にも動かされない心。 意志の強いこと。
鉄腸 豪胆 てっちょう ごうたん 鉄の如く、強く固い信念
轍鮒 之急 てっぷ のきゅう 危険が迫っていること
手前 味噌 てまえ みそ 自分で自分のしたことを褒める
手練 手管 てれん てくだ 人を巧みにだまして自分の思い通りにする手段
天長 地久 てんちょう ちきゅう 極めて長続きすることのたとえ
天下 無双 てんか むそう 天下に並ぶ者がない。優れた人物をいう
天涯 海角 てんがい かいかく はるかに遠いへんぴな所
天涯 比燐 てんがい ひりん 非常に遠方にいても、まるですぐ隣にいるように親しく思われる
天空 海闊 てんくう かいかつ 細事にこだわらず、度量が大きいこと
電光 影裏 でんこう えいり 人生は束の間であるが、人生を悟った者は永久に滅びることがなく、存在する
電光 石火 でんこう せっか 動作がすばやい
電光 朝露 でんこう ちょうろ 人に命のはかないこと
天災 地変 てんさい ちへん 地震・風水害・噴火など自然現象によって起こる災害や異変
天資 英邁 てんし えいまい 生まれつき、才知が非常に優れている
天壌 無窮 てんじょう むきゅう 永遠に続く
恬淡 寡欲 てんたん かよく 物事にあっさりしていて、欲が少ない
天長 地久 てんちょう ちきゅう 物事が末永く続く
点滴 穿石 てんてき せんせき 小さな力でも長く続ければ大きな仕事ができる
輾転 反側 てんてん はんそく 悩みがあって、一晩中眠れずに、何度も寝がえりをうつ
天之 美録 てんの びろく 酒の素晴らしさをほめたたえる言葉
天馬 行空 てんば こうくう 考え方や着想が自由奔放
田夫 野人 でんぷ やじん 教養のない言動の荒々しい人
天変 地異 てんぺん ちい 自然界に起こる異変。 台風・雷雨・地震・大雨
天網 恢恢 てんもう かいかい 天は正しく人を見ているもので、悪事を働いた者には必ず天罰が下される
天祐 神助 てんゆう しんじょ 思いがけない偶然によって助けられる
当意 即妙 とうい そくみょう すぐその場に合った機転を働かすこと
冬温 夏清 とうおん かせい 子の親に対する孝道の一つ。親に冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるようにしてあげる
灯火 可親 とうか かしん 秋の夜中は読書に最適
陶犬 瓦鶏 とうけん がけい 形や外見だけがすぐれ、役に立たないもの
同工 異曲 どうこう いきょく 見た目は異なるが、内容は似たり寄ったりである
桃紅 柳緑 とうこう りゅうりょく 春の景色の美しいようす
桃三 李四 とうさん りし 桃は芽生えてから3年目に実を結び、スモモは四年目にして実を結ぶ。
冬日 之温 とうじつ のおん 冬の太陽のぬくもり
動執 生疑 どうしゅう しょうぎ それまで執着していた信念が動揺し、疑いが生じる
同床 異夢 どうしょう いむ 仲間同士でも考え方や目標が違う
銅牆 鉄壁 どうしょう てっぺき どのような方法でも壊すことができないもの
道心 堅固 どうしん けんご 道義心を固く守る
同声 異俗 どうせい いぞく 生まれながらの性質・素質は同じだが、環境や教育によって、人物に差が生じる。教育の重要性の言葉
道聴 塗説 どうちょう とせつ 聞いた事をすぐ話し、心にとどめない。  いい加減な世間の受売り話。
銅頭 鉄額 どうとう てつがく きわめて勇猛であるさま。  ※ 刀や槍を通さない厚い甲冑や、それに身を包む兵士
党同 伐異 とうどう ばつい 理非にかかわらず、同じ仲間に味方して、他の者を攻撃する
同病 相隣 どうびょう そうりん 同じ病や苦しみを持つ者や同じ境遇で苦しむ者同士が、同情しあう。  
同文 同軌 どうぶん どうき 天下を統一すること
洞房 花燭 どうぼう かしょく 婦人の部屋に灯火が輝いている。転じて、新婚の夜をいう
東奔 西走 とうほん せいそう 目的達成のために、忙しく駆け回る
桃李 成蹊 とうり せいけい 立派な人物のもとには、その徳を慕って人々が集まる
土階 三等 どかい さんとう 宮殿の入口に土を固めただけの階段が三段しかない。  質素な生活をたたえたもの
時世 時節 ときよ じせつ その時その時の巡りあわせや風潮
独弦 哀歌 どくげん あいか ひとり悲痛な調子で弁舌する
読書 三到 どくしょ さんとう 読書の3つの大切なことは、声を出す(口到)目をそらさない(眼到)心を集中(心到)である
読書 三余 どくしょ さんよ 読書に都合の良い、 冬・夜・雨降りの三つの余暇を言う
読書 尚友 どくしょ しょうゆう 書物を読んで、昔の賢人を友とする
読書 百遍 どくしょ ひゃっぺん 難しい書物でも繰り返し何回も読めば意味が分かって来る
読書 百遍 どくしょ ひゃっぺん 難解な文章でも繰り返し読めば、意味が自然と分かってくる
読書 亡羊 どくしょ ぼうよう 他のことに気を取られて、本来の任務を怠るたとえ
独断 専行 どくだん せんこう 自分だけの判断で勝手に行動する
独立 自尊 どくりつ じそん 自分自身に誇りを持つ
独立 独行 どくりつ どっこう 他人に頼ることなく自分の信念で実行する
独立 不羈 どくりつ ふき 他から束縛や制約を受けず自ら考えで行動する
徒手 空拳 としゅ くうけん 手に何も持っていない
訥言 敏行 とつげん びんこう 無駄なことを言わず、行動が素早い
斗南 一人 となん いちにん 北斗星の南にいるただ一人の人。  天下第一の賢人。
怒髪 衝天 どはつ しょうてん 怒り狂った、すさまじい形相
土崩 瓦解 どほう がかい 根底から崩れて手がつけられない
土木 壮麗 どぼく そうれい 庭園や建物が大きくて美しい
左見 右見 とみ こうみ あちらこちらを見る
呑舟 之魚 どんしゅう のうお 常人をはるかに超えた才能をもつ大人物。  ※ 善人・悪人ともに用いる
な 行 25語
内剛 外柔 ないごう がいじゅう 内心は強くて、外面は物腰の柔らかいこと
内柔  外剛 ないじゅう がいこう 強そうに振舞っているが、実は気が弱い
憂 外患 ないゆう がいかん 内部と外部のごたごた
南無 三宝 なむ さんぽう 驚いた時や失敗した時に発する言葉。南無は梵語namasの音訳帰依すること。三宝は仏・法・僧
南山 之寿 なんざん のじゅ 人の長寿を祈り、祝う。事業が末永く続く
南船  北馬 なんせん ほくば 各地へ絶えず旅行すること
肉山 脯林 にくざん ほりん 非常にぜいたくなご馳走。また、宴会のたとえ
日常 茶飯 にちじょう さはん ごくありふれた事
日暮 道遠 にちぼ どうえん 多忙のたとえ。  年老いたのにしなければならないことが残っている
日進 月歩 にっしん げっぽ 絶え間なく進歩・発展
二桃 三士 にとう さんし 奇抜な戦略で豪傑を自滅させるたとえ
入境 問禁 にゅうきょう もんきん 他国に入国すれば、その国の禁止事項を犯さないようにすることが大切
柔和 温順 にゅうわ おんじゅん 優しく穏やかな
如意 自在 にょい じざい 自分の思いのままになる
如実 知見 にょじつ ちけん 現実をありのままに見抜く
如是 我門 にょぜ がもん 我々はこのように聞いた
盗人 上戸 ぬすびと じょうご 甘党・辛党どちらもたしなむ両党使い。また、いくら飲酒しても顔に出ない人
熱烈 峻厳 ねつれつ しゅんげん 情熱を傾け妥協を許さない厳しさ
拈華 微笑 ねんげ みしょう 言葉を使わず心から心に伝える。  (以心 伝心)
年功 序列 ねんこう じょれつ 年齢や勤続年数によっての地位や待遇
燃犀 之明 ねんさい のめい 見識がある。物事を明確に見抜く
年年  歳歳 ねんねん さいさい 毎年・毎年
年百 年中 ねんびゃく ねんじゅう 年から年じゅう
能工   巧匠 のうこう こうしょう 技能に優れた腕の良い職人
能事 畢矣 のうじ おわれり 成すべきことを、全て行う
嚢中 之錐 のうちゅう のきり 優れた人物は自然と頭角を現す



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スピーチは、感激した体験、興味いっぱいなこと、信念を持っていることなど、
自信と熱意を感じる話材を選んで話します。その言葉の中に四文字熟語を挿入
すると内容が引き締まります

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