は 行 | 322語 行 | ハ マ ヤ ラ ワ ア行 |
稗官 野史史 | はいかん やし | 民間のこまごまとした物語や逸話などを集め記録した書物 |
売剣 買牛 | ばいけん ばいぎゅう | 武器を捨てて、農業に従事する |
倍日 并行 | ばいじつ へいこう | 昼夜を通して進み、二日間の行程を1日で行くこと |
背信 棄義 | はいしん きぎ | 信用と道義を守らない |
廃寝 忘食 | はいしん ぼうしょく | 他のことを考えず、ひとつのことに一心に取り組む |
杯水 車薪 | はいすい しゃしん | 努力や援助が少なく、何も役立たない |
排斥 擠陥 | はいせき せいかん | 人を押しのけ陥れる |
杯中 蛇影 | はいちゅう だえい | 疑って掛かれば、何でもないことにも、おびえ苦しむ |
背徳 没倫 | はいとく ぼつりん | 道徳に背き、人としての道に外れる |
杯盤 酒肴 | はいばん しゅこう | 宴会の料理や酒 |
杯盤 狼藉 | はいばん ろうぜき | 杯や皿が取り乱れていて、酒席の混乱している状態 |
廃仏 毀釈 | はいぶつ きしゃく | 仏教排斥のための運動 |
敗柳 残花 | はいりゅう ざんか | 美人が盛りを過ぎて、容貌が衰えた |
馬鹿 果報 | ばか かほう | 愚かな者は人から憎まれたりしないので、一生を全うできる。思いかけず転がり込んだ大きな幸運 |
破戒 無慙 | はかい むざん | 出家した人が、戒律を破っても恥ずかしいと思わないこと。約束を破って、恥じることのないこと |
破顔 一笑 | はがん いっしょう | 顔色をやわらげて笑うこと。 ほほえむ |
馬牛 襟裾 | ばぎゅう きんきょ | 学識が無く、礼儀知らずの人をののしる |
破鏡 重円 | はきょう ちょうえん | 生き別れになっていた夫婦が、めでたく再会してもとどおりの夫婦になる |
破鏡 不照 | はきょう ふしょう | 一度別れた夫婦は、元に戻らない |
伯夷 叔斉 | はくい しゅくせい | 清廉潔白な人。また、道に外れたことを嫌って、一人超然としている人 |
博引 傍証 | はくいん ぼうしょう | 事を論ずるのに、広く例をあげ証拠を示すこと |
白雲 孤飛 | はくうん こひ | 旅の途中で、親を思い起こす |
博学 審問 | はくがく しんもん | 広く学び、詳しく問いただす |
博学 多才 | はくがく たさい | 学識や才能が豊か |
博学 篤志 | はくがく とくし | 広く学んで、熱心に志す |
白眼 青眼 | はくがん せいがん | 嫌いなものを見る目と、好きなものを見る目 |
莫逆 之友 | ばくぎゃく のとも | 心がぴったりとあって、親しく中の良い友人 |
白玉 楼中 | はくぎょく ろうちゅう | 文人の死のこと。 ※「白玉楼」は白玉造りの天上の楼閣のことで文人が死後行くところといわれる。 |
白黒 分明 | はくこく ぶんめい | 白黒がはっきりしている。是非・善悪の区別がはっきりしている |
白砂 青松 | はくさ せいしょう | 美しい浜辺の景色 |
博施 済衆 | はくし さいしゅう | 広く人民に恩恵を与え、民衆を苦しみから救済するのは。為政者の心得 |
薄志 弱行 | はくし じゃっこう | 意志が弱く、気力も乏しく、実行力に欠けること |
白日 昇天 | はくじつ しょうてん | 急に富貴になる、急に出世する |
拍手 喝采 | はくしゅ かっさい | 手をたたき、大きな声で褒めたたえる |
白首 窮経 | はくしゅ きゅうけい | 年を取るまで学問に励む。白髪頭になるまで経書を研究する意から |
白首 之縁 | はくしゅ のえん | 白髪頭なるまでの夫婦の契り。夫婦の契りが深い |
白首 北面 | はくしゅ ほくめん | 白髪頭となっても、尚、師について教えを請う。生涯学習のこと |
麦穂 両岐 | ばくすい りょうき | 豊作のしるし。また、善政が敷かれていること |
伯仲 叔季 | はくちゅう しゅくき | 兄弟の順。長を伯、次を仲、その次を叔、末を季 |
幕天 席地 | ばくてん せきち | つまらぬことにこせこせしない、心持の大きいこと |
薄物 細故 | はくぶつ さいこ | ささいな、取るに足りない物事。無価値な物、役に立たない物 |
博聞 強記 | はくぶん きょうき | 物事を広く聞き知り、よく記憶していること |
博文 約礼 | はくぶん やくれい | 広く書物を学んで知識を広め、礼にてらしてその学んだことを実行すること |
博文 約礼 | はくぶん れいき | 広く学び、その知識を礼によって集約する。見識を高め、礼を基準にして締めくくりをつけ、実践する |
白壁 微暇 | はくへき びか | 立派な人物・完全なことに、ほんのわずかな欠点があること |
薄暮 冥冥 | はくぼ めいめい | 夕暮れのうす暗いさま |
白面 書生 | はくめん しょせい | 年が若く経験が浅いこと |
伯兪 泣杖 | はくゆ きゅうじょう | 漢の伯兪が母にむち打たれ、母の力が衰えたのを知って泣いたという故事 |
伯楽 一顧 | はくらく いっこ | 素質を見抜いてくれる人に出会って、認めてもらう |
博覧 強記 | はくらん きょうき | 広く物事を見て知り、物覚えのよい事 |
薄利 多売 | はくり たばい | 利益が少なくても、多く販売することで、全体の利益を得る |
破邪 顕正 | はじゃ けんしょう | 不正や誤った考えを打ち破り、正しい考えや正義を明らかにする |
馬耳 東風 | ばじ とうふう | 他人の言葉などを聞き流して、気にかけないたとえ |
馬歯 徒増 | ばし とぞう | することもなく、いたずらに年を取る。自分が年取った謙称 |
八面 玲瓏 | はちめん れいろう | 心に何のわだかまりもない様 |
八面 六臂 | はちめん ろっぴ | 一人で何人分もの働きをすること |
抜苦 与楽 | ばっく よらく | 衆生の苦しみを抜き去り、楽を与える |
八紘 一宇 | はっこう いちう | 天下を一軒の家のように統一する(八紘は東・西・南・北と、東北・北西・西南・南東で天下の意) |
白黒 分明 | はっこく ぶんめい | 善悪などの区別がはっきりしている |
抜山 蓋世 | ばつざん がいせい | 勇壮な気性の形容 |
発人 深省 | はつじん しんせい | 人を発憤させ啓発して、物事を深く考えるようにさせる |
発憤 興起 | はっぷん こうき | 心を奮い立たせて立ち上がる |
発憤 忘食 | はっぷん ぼうしょく | 心を奮い起こして、食事をとるのも忘れるほどに励む |
八方 美人 | はっぽう びじん | 誰に対しても、如才なく振る舞う |
抜本 塞源 | ばっぽん そくげん | 物事の根本となる原因を取り去り、再び弊害が起こらないようにする |
抜来 報往 | ばつらい ほうおう | たびたび行き来する |
撥乱 反正 | はつらん はんせい | 世の乱れを治めて、正しく秩序のある社会にする |
破天 荒解 | はてん こうかい | 誰も出来なかったことを、初めて成し遂げること |
花八 層倍 | はなはつ そうばい | 花を売ると非常に利益があり、元の値の八倍くらいもうかる |
破釜 沈船 | はふ ちんせん | 決死の覚悟で出陣する |
爬羅 剔抉 | はら てっけつ | 人の秘密や欠点を暴き出す。 隠れた人材を探し出す |
波瀾 万丈 | はらん ばんじょう | 物事の進行に変化・起伏が激しいこと |
罵詈 雑言 | ばり ぞうごん | 悪口を浴びせたり、ののしること |
馬良 白眉 | ばりょう はくび | 兄弟の中の優れた者、衆人の中で最も優れている者 |
春海 秋山 | はるうみ あきやま | 春は海が晴れれば好天になり、秋は山が晴れれば好天になる |
氾愛 兼利 | はんあい けんり | 人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合う |
攀轅 臥轍 | はんえん がてつ | 車のわだちに寝転び。民衆が立派な為政者の留任を希望して引き止める |
反間 苦肉 | はんかん くにく | 自分の身を犠牲にして敵をあざむき、敵の内部分裂をはかろうとする策略 |
煩言 砕辞 | はんげん さいじ | わずらわしくて細かい言葉 |
万古 千秋 | ばんこ せんしゅう | はるか過去から未来まで永遠に |
万古 長青 | ばんこ ちょうせい | 永久に変わらない |
万古 不易 | ばんこ ふえき | 大昔から今まで、変わらないこと。永遠に変わらないこと |
盤根 錯節 | ばんこん さくせつ | 入り組んでいて解決困難な事柄 |
万歳 千秋 | ばんざい せんしゅう | 千年も万年も、いつまでも健康であるようにという意 |
万死 一生 | ばんし いっしょう | 非常に危険な状態からやっと逃げ出す |
万事 如意 | ばんじ にょい | 全て思い通りになる |
半死 半生 | はんし はんしょう | 死ぬか生きるかの境目。今にも死にそうな状態 |
万寿 無疆 | ばんじゅ むきょう | 長寿を祝う言葉 |
半鐘 泥棒 | はんしょう どろぼう | 背の高い者をあざけっていう言葉。(高い火の見櫓に吊るしてある半鐘を盗む者という意から) |
伴食 宰相 | ばんしょく さいしょう | 無能な大臣 |
万世 一系 | ばんせい いっけい | 永久に一つの系統が続く。 ※皇室・皇統についていう |
半生 半熟 | はんせい はんじゅく | 未熟 |
半醒 半睡 | はんせい はんすい | 意識がはっきりしない様子 |
万世 不刊 | ばんせい ふかん | 永遠に残ること |
万能 一心 | ばんのう いっしん | 何事にも真心が欠けては、何の役立たない。 万能よりも真心をつくすことが大切 |
万馬 奔騰 | ばんば ほんとう | 勢いが盛ん |
万夫 不当 | ばんぷ ふとう | 多くの男また、多くの武士が向かってもかなわぬほど強い |
帆腹 飽満 | はんぷく ほうまん | 舟の帆ほが風をいっぱいに含んで膨らんで、軽快に進む様子 |
繁文 縟礼 | はんぶん じょくれい | 規則・礼式がこまごまとして煩わしい |
犯分 乱理 | はんぶん らんり | 礼儀を軽視しおかし乱す |
反哺 之孝 | はんぽ のこう | 子が成長してから、親孝行する |
反面 教師 | はんめん きょうし | そうなってはいけないという悪い見本 |
攀竜 附鳳 | はんりょう ふほう | 優れた人に従う |
万里 一空 | ばんり いっくう | どんな目標も、目的はひとつ |
万里 同風 | ばんり どうふう | 天下が統一されて泰平であるたとえ |
阪路 詰曲 | はんろ きっきょく | 坂道が曲がりくねっている |
攀竜 附鳳 | はりょう ふほう | 優れた人に従う |
微雨 新晴 | びう しんせい | 早々の晴々とした景観。冬去り春来る、降るとなく見ゆる微かな雨もやみ、天地に晴朗の気が満ち満ちている |
悲歌 慷慨 | ひか こうがい | 深く悲しんで歌い、憤り嘆く |
飛花 落葉 | ひか らくよう | この世の無常のたとえ |
被褐 懐玉 | ひかつ かいぎょく | すぐれた才能を表に現さず、包み隠している |
悲喜 交交 | ひき こもごも | 喜び、悲しみが入り交じって起こること |
被害 妄想 | ひがい もうそう | 自分に対して被害が加えられると思い、恐怖にかられる |
被堅 執鋭 | ひけん しつえい | 堅固なよろいを身にまとい、鋭利な武器を持つ |
比肩 隋踵 | ひけん ずいしょう | 次々に続いて絶えない |
飛耳 張目 | ひじ ちょうもく | 観察に鋭敏なこと |
美辞 麗句 | びじ れいく | 美しく飾った言葉 |
風樹 之嘆 | ふじゅう のたん | 親考行をしたくても親はすでに亡くなって、孝行の出来ない嘆き |
皮相 浅薄 | ひそう せんぱく | 知識や学問がきわめて浅いこと |
尾大 不掉 | びだい ふるわず | 下の者の力が大きすぎると、上に立つ者が自分の思い通りに出来ない |
筆耕 硯田 | ひっこう けんでん | 文筆で暮らしを立てる |
筆削 褒貶 | ひっさく ほうへん | 書くべき所は書き、削るべき所は削り、褒めるべき所は褒める、貶す所は貶す |
匹夫 匹婦 | ひっぷ ひっぷ | 教養がなく、道理をわきまえない者たち。 ※ 封建的な身分制度下で使われた言葉 |
筆墨 硯紙 | ひつぼく けんし | 書道の用具 |
一目 千本 | ひとめ せんぼん | 一度見渡しただけで1000本も見ることができほど密度が高い |
飛兎 竜文 | ひと りゅうぶん | 才能のあるすぐれた子供 |
肥肉 厚酒 | ひにく こうしゅ | ぜいたくな食べ物と酒 |
髀肉 之嘆 | ひにく のたん | 実力・手腕を発揮する機会に恵まれないのを嘆き、むなしく日々を過ごすことの嘆き |
被髪 纓冠 | ひはつ えいかん | 非常に急いでいる |
悲憤 慷慨 | ひふん こうがい | 悲しみ憤ること |
眉目 秀麗 | びもく しゅうれい | 美しく端正な容姿のこと |
百依 百順 | ひゃくい ひゃくじゅん | 何でも人の言いなりになる |
百載 無窮 | ひゃくさい むきゅう | 永久きわまりなく無限 |
百尺 竿頭 | ひゃくしゃく かんとう | 十分言い尽くした上に、更に一歩進めて説明 |
百世 不磨 | ひゃくせい ふま | 永久に消えずに残る |
百折 千磨 | ひゃくせつ せんま | さまざまな苦労を重ねる |
百折 不撓 | ひゃくせつ ふとう | 何度失敗しても、挑戦し続けること |
百戦 練磨 | ひゃくせん れんま | 多くの経験を積んで、事情に通じていること |
百八 煩悩 | ひゃくはち ぼんのう | 人間が持っている108の迷い(眼・耳・鼻・舌・身・意の六根(6)それぞれに、苦・楽・不苦楽(3)があり、また、それぞれに貧・不貧(2)がある。過去・現在・未来(3)それらを数え6×3×2×3=108とする |
百聞 一見 | ひゃくぶん いっけん | 百回聞くよりも、一度でも見た方が確かである |
百花 斉放 | ひゃっか せいほう | さまざまな学問や芸術が、盛んに行われる |
百家 争鳴 | ひゃっか そうめい | 学者などが、さまざまな意見を発表し活発に論じ合う |
百花 繚乱 | ひゃっか りょうらん | 色々な花が、いっぱいに美しく咲き乱れる |
百挙 百捷 | ひゃっき ひゃくしょう | することが全部うまくゆくこと |
百鬼 夜行 | ひゃっき やこう | さまざまな妖怪が夜中歩き回ること。転じて、多くの悪者が傍受無人に振舞う |
百古 不磨 | ひゃっこ ふま | 後世まで滅びずに残る |
百発 百中 | ひゃっぱつ ひゃくちゅう | すべてが命中する |
氷壷 秋月 | ひょうこ しゅうげつ | 心が極めて明るく清らかなことのたとえ。 |
氷魂 雪魄 | ひょうこん せっぱく | 氷や雪のように潔白な心 |
氷清 玉潔 | ひょうせい ぎょくけつ | 氷のように清く、白玉のように清らかなこと |
飛鷹 走狗 | ひよう そうく | たかを飛ばし、犬を走らせで狩りをする |
飛揚 跋扈 | ひよう ばっこ | 規制や拘束などを無視して横暴に振る舞う |
表裏 一体 | ひょうり いったい | 裏表の別なく、一体であること |
比翼 連理 | ひよく れんり | 男女がお互いに固く契りあうこと。深い愛情で結ばれた夫婦。 |
飛竜 乗雲 | ひりゅう じょううん | 英雄が時に乗って勢いを得る |
疲労 困憊 | ひろう こんぱい | 疲れ果てること |
牝鶏 牡鳴 | ひんけい ぼめい | めんどりが時を告げる。婦人が権を専らにする。転じて、かかあ天下のたとえ |
品行 方正 | ひんこう ほうせい | 行いがきちんとしていて正しい |
貧者 一灯 | ひんじゃ いっとう | まごころが尊いこと |
布衣 之交 | ふい のこう | 地位や貧富などに関係なく交際する(布衣之友) |
富貴 栄華 | ふうき えいが | 身分が高く、富み栄える |
富貴 在天 | ふうき ざいてん | 裕福になったり、身分が高くなったりするのは、天命によるもので、人の力では出来ない |
風紀 紊乱 | ふうき びんらん | 男女間の交際の節度が乱れる |
富貴 浮雲 | ふうき ふうん | 富と地位は、浮き雲のようなもの |
富貴 福沢 | ふうき ふくたく | 富んで地位が高く幸せ |
富貴 利達 | ふうき りたつ | 富んで身分が高くなる。立身出世する |
風光 明媚 | ふうこう めいび | 自然の景色が清らかで美しい |
風餐 露宿 | ふうさん ろしゅく | 旅の苦労、野宿の苦しみ |
風櫛 雨沐 | ふうしつ うもく | 野外にあって、幾多の艱難辛苦を重ねるたとえ |
風樹 之嘆 | ふうじゅ のたん | 親孝行しようと思った時には、親が他界して親孝行できない嘆き |
風声 鶴唳 | ふうせい かくれい | 風の音や、鶴の鳴き声にも敵が来たと恐れるほど、一寸したことにもおじけずく |
風清 弊絶 | ふうせい へいぜつ | 風習が良くなり、悪事や弊害がなくなる |
風霜 高潔 | ふうそう こうけつ | 秋の清らかに澄んだ景色 |
風俗 壊乱 | ふうぞく かいらん | 社会のよい風俗や習慣を破壊し混乱させる |
風流 韻事 | ふうりゅう いんじ | 自然に親しみ、詩歌をつくって優雅に遊ぶ |
風林 火山 | ふうりん かざん | 疾(と)きこと風の如し、除(しず)かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し |
浮雲 朝露 | ふうん ちょうろ | 頼りなくはかないもの。また、時が切迫している |
不可 思議 | ふか しぎ | 常識では理解できない |
不可 抗力 | ふか こうりょく | 人力ではどうにもならない |
不易 流行 | ふえき りゅうこう | 時代に従っているつもりでも、本質は変わらない |
不羈 自由 | ふき じゆう | 束縛されず自分の思うままに行動する |
不羈 奔放 | ふき ほんぽう | 他から束縛されず、自分の思い通りに行動する |
不朽 不滅 | ふきゅう ふめつ | いつまでも滅びず長く残る |
不協 和音 | ふきょう わおん | 不調和な関係 |
不倶 戴天 | ふぐ たいてん | 同じ天の下には一緒には生きていけない。 |
複雑 怪奇 | ふくざつ かいき | 物事の様子や事態がこみいっていて、あやしく不思議 |
複雑 多岐 | ふくざつ たき | 物事の関係が、多くの方面にわたっていて、込み入っている |
不屈 不絆 | ふくつ ふはん | 困難にもくじけず、何の束縛も受けない |
福徳 円満 | ふくとく えんまん | 物質的や精神的にも恵まれている |
伏竜 鳳雛 | ふくりょう ほうすう | 将来雄飛して大人物、俊傑とうたわれるべき人物 |
不言 実行 | ふげん じっこう | 文句や理屈を言わず、自分の信ずることや、やるべきことを黙って実行する |
不言 不語 | ふげん ふご | 口に出して何も言わない |
不耕 不織 | ふこう ふしょく | 生産的な仕事をしない |
富国 強兵 | ふこく きょうへい | 国の財力を豊かにし、兵力を増強する |
巫山 雲雨 | ふざん うんう | 男女の情愛が深いこと。また、男女の情交のたとえ |
父子 相伝 | ふし そうでん | 父親から子どもに伝えられる財産や奥義 |
無事 息災 | ぶじ そくさい | 病気などの心配もなく平穏に暮らす |
不失 正鵠 | ふしつ せいこく | 物事の要点や急所を正確にとらえる |
不惜 身命 | ふしゃく しんみょう | 身命を惜しまずに、努力すること |
風樹 之嘆 | ふじゅう のたん | 親孝行したいと思っても、両親はすでになく孝養が出来ない |
不将 不迎 | ふしょう ふげい | 過去を悔やんだり将来のことなどを、悩まない |
不承 不承 | ふしょう ぶしょう | しぶしぶ |
夫唱 婦随 | ふしょう ふずい | 妻が夫に従うことによって、夫妻が和合すること。 |
付贅 懸疣 | ふぜい けんゆう | 余計な厄介もの |
浮声 切響 | ふせい せっきょう | 軽ろやかな音声と重々しい鋭く厳しい響き |
浮石 沈木 | ふせき ちんぼく | 大衆の無責任な言論が大きな威力を持つ |
不即 不離 | ふそく ふり | 二つのものが、付きも離れもしない関係を保つこと |
不断 節季 | ふだん せっき | 地道な生活や商売をしていれば将来は困らない |
二股 膏薬 | ふたまた ごうやく | どちらになっても良いように、あちらに従ったり、こちらに従ったり、態度が一定しない |
不知 案内 | ふち あんない | ことの様子を知らないこと |
物換 星移 | ぶっかん せいい | 世の中が移り変わること |
物情 騒然 | ぶつじょう そうぜん | 世の中が騒々しくなり、気持ちが落ち着かない |
釜底 抽薪 | ふてい ちゅうしん | 問題を解決するには、根本的な方法をとらなくてはならない |
普天 卒土 | ふてん そつと | 天のおおう限り、地のつづく限り |
不撓 不屈 | ふとう ふくつ | 強い信念を持って、どんな困難に直面しても。くじけない |
不得 要領 | ふとく ようりょう | あいまいで、要領を得ないこと |
腐敗 堕落 | ふはい だらく | 品行が悪くなり身をもち崩す |
舞文 曲筆 | ぶぶん きょくひつ | 言葉を飾って、事実を曲げて書くこと |
舞文 弄法 | ぶぶん ろうほう | 法の条文を都合のいいように解釈して、乱用する |
普遍 妥当 | ふへん だとう | 時・場所どのような事にも共通して当てはまる |
不偏 不党 | ふへん ふとう | どの党、主義にも組みせず、公正中立の立場をとる |
不昧 不落 | ふまい ふらく | 意志が強固で、物欲に惑わされず堕落しない |
不眠 不休 | ふみん ふきゅう | 睡眠や休憩せず、懸命に物事に取り組む |
不立 文字 | ふりゅう もんじ | 悟りは心から心へ伝えるべきもので、文字や言語によっては伝えられるものではない |
武陵 桃源 | ぶりょう とうげん | 理想郷、別天地をいう |
不労 所得 | ふろう しょとく | 働かないで得た収入 |
不老 長寿 | ふろう ちょうじゅ | いつまでも年を取らず、長生きする |
不老 不死 | ふろう ふし | 年老いても若々しく、いつまでも長生きすること |
付和 雷同 | ふわ らいどう | 自分に定まった考えが無く、やたらに他人の意見に同調する |
焚琴 煮鶴 | ふんきん しゃかく | 殺風景。また、風流心がない |
刎頚 之交 | ふんけい のまじわり | 生死を共有するほどの親密な関係 |
粉骨 砕身 | ふんこつ さいしん | 力の限り努力する |
文質 彬彬 | ぶんしつ ひんぴん | 外見の美と内面の実質とが、ほどよく調和している |
文従 字順 | ぶんじゅう じじゅん | 文章表現が分かりやすく、文字遣いに無理がなく自然。 |
粉粧 玉琢 | ふんしょう ぎょくたく | 美人の形容 |
文章 絶唱 | ぶんしょう ぜっしょう | 非常にすぐれた詩歌や文章 |
焚書 坑儒 | ふんしょ こうじゅ | 政治的権力によって、学者を迫害し、学問を弾圧する暴政 |
文人 墨客 | ぶんじん ぼっかく | 詩文など、風流の道に携わる人 |
文恬 武嬉 | ぶんてん ぶき | 文官・武官も心安らかに楽しむ。天下太平なこと。 |
文武 両道 | ぶんぶ りょうどう | 学問と武術の両方が優れている |
聞風 喪胆 | ぶんぷう そうたん | 評判やうわさを聞いて、驚きひどく恐れる |
文房 四宝 | ぶんぼう しほう | 書道用具の総称。 筆・墨・硯・紙。 |
分崩 離析 | ぶんぽう りせき | 組織などがくずれて、散り散りばらばらになる |
文明 開化 | ぶんめい かいか | 人知が開け世の中が進歩する |
奮励 努力 | ふんれい どりょく | 気力を奮い起こして努め励む |
弊衣 破帽 | へいい はぼう | 身なりにかまわない様子 (旧制高校生の) |
敝衣 蓬髪 | へいい ほうはつ | 破れた衣服、汚い頭髪の汚い格好でなりふりに構わず |
米塩 博弁 | べいえん はくべん | 議論が詳細かつ多方面にわたって交わされる、 また、些末(さまつ)なことをくだくだと話す |
平穏 無事 | へいおん ぶじ | 事故など異変などが起こらず穏やか |
並駕 斉駆 | へいが せいく | 実力・能力・地位などに差がない |
平滑 流暢 | へいかつ りゅうちょう | 言葉がすらすら出て、よどみがない |
平気 虚心 | へいき きょしん | 平静にして、心にわだかまりをもたない |
閉戸 先生 | へいこ せんせい | 家に閉じこもり、他人との交際をやめて、学問にふける人 |
米穀 菜蔬 | べいこく さいそ | 穀類と野菜。農作物 |
平沙 万里 | へいさ ばんり | 果てしなく広がり続く砂漠 |
平身 低頭 | へいしん ていとう | 体を低くして、頭を下げ恐縮する |
弊帚 千金 | へいそう せんきん | 自分の短所が分からない。また、自分の物だけが良いと思う |
平談 俗語 | へいだん ぞくご | 日常の会話で使われている普通の言葉 |
平伏 叩頭 | へいふく こうとう | 相手に必要以上にうやうやしい態度をとる |
平平 凡凡 | へいへい ぼんぼん | 何の変わりもなく、ごく当たり前のようす |
碧血 丹心 | へきけつ たんしん | このうえない真心・忠誠心 |
片言 隻語 | へんげん せきご | ほんのちょっとした短い言葉 |
鞭声 粛粛 | べんせい しゅくしゅく | 相手に気づかれないように、静かに馬に鞭打つ。 ※ 頼山陽(らいさんよう)の詩句 |
変態 百出 | へんたい ひゃくしゅつ | 次々に姿や形を変えていく |
偏袒 扼腕 | へんたん やくわん | 激しく怒り悔しがりして、感情を激しく高ぶらせる |
辺幅 修飾 | へんぷく しゅうしょく | うわべを飾ること。また、体裁を整えること |
偏旁 冠脚 | へんぼう かんきゃく | 漢字の主だった部首のこと |
変法 自強 | へんぽう じきょう | 法律や制度を変えて、自国を強くする |
片利 共生 | へんり きょうせい | 一方は利益を受けるが、他方は利益も害も受けない |
暴飲 暴食 | ぼういん ぼうしょく | 大酒を飲んだり、食べたりする |
報怨 以徳 | ほうえん いとく | 人から加えられたひどい仕打ちに、恩恵をもって対する |
芽屋 采橡 | ぼうおく さいてん | 非常に質素な住宅のたとえ |
忘恩 負義 | ぼうおん ふぎ | 恩義を忘れて義理に背く |
砲煙 弾雨 | ほうえん だんう | 激戦の様子 |
法界 悋気 | ほうかい りんき | 自分に関係のないことに嫉妬する |
放歌 高吟 | ほうか こうぎん | あたりをはばからず、大声で歌うこと |
抱関 撃柝 | ほうかん げきたく | 低い地位で、わずかな俸禄を受ける職務 |
判官 贔屓 | ほうがん びいき | 弱い者に同情し、味方すること |
暴虐 非道 | ぼうぎゃく ひどう | 乱暴でむごたらしく、道にはずれた行為をする |
飽経 風霜 | ほうけい ふうそう | 世の中の苦労を経験して、世渡り上手で、したたか |
放言 高論 | ほうげん こうろん | 言いたい放題に論じる |
暴言 多罪 | ぼうげん たざい | 乱暴な言葉を並べて傷つけ、多くの罪を犯してしまう。 ※ 手紙の文末に記す失礼をわびる語 |
暴虎 馮河 | ぼうこ ひょうが | 血気にはやって、無謀な危険をおかすこと |
封豕 長蛇 | ほうし ちょうだ | 貪欲で残酷な人や国 |
傍若 無人 | ぼうじゃく ぶじん | あたりかまわず、勝手気ままに振る舞う |
放縦 不羈 | ほうしょう ふき | 何物にも束縛されず勝手気ままに振る舞う |
飽食 暖衣 | ほうしょく だんい | 不足なく、十分な生活 |
飽食 終日 | ほうしょく しゅうじつ | 一日中、腹一杯食べて、何もせずに日を過ごす |
抱薪 救火 | ほうしん きゅうか | 害を除こうとしたことが、その害を大きくしてしまう。 逆効果 |
方正 謹厳 | ほうせい きんげん | 真面目・行いが正しく、慎み深い |
包蔵 禍心 | ほうぞう かしん | 悪事のたくらみを密かにもつ |
方低 円蓋 | ほうてい えんがい | 互いに合わないこと、一致しない (四角い底の器に丸いふたということから) |
鵬程 万里 | ほうてい ばんり | 遠い、はるかな道のり |
蓬頭 垢面 | ほうとう こうめん | 不潔で身だしなみが悪い |
放蕩 不羈 | ほうとう ふき | 何物にも束縛されず勝手気ままに振る舞う |
放蕩 無頼 | ほうとう ぶらい | 酒や女に溺れ、無法なことをする |
尨眉 皓髪 | ぼうび こうはつ | 半白の眉白い髪。老人をいう。 |
茫然 自失 | ぼうぜん じしつ | あっけにとられて、自分自身を忘れてしまうこと |
抱腹 絶倒 | ほうふく ぜっとう | 腹を抱えて大笑いすること |
望文 生義 | ぼうぶん せいぎ | 字面を見ただけで、前後の文章の見当をつけて、文章や語句の意味を勝手に解釈する |
望聞 問切 | ぼうぶん もんせつ | 医者の重要な四つの診察法。 ※ 「望」目で察する。「聞」耳でよく聴く。「問」言葉で患者に問いただす。「切」指でさすって診みる。 |
放辟 邪侈 | ほうへき じゃし | わがまま放題に悪い行為をする |
報本 反始 | ほうほん はんし | 祖先の恩に報いること |
泡沫 夢幻 | ほうまつ むげん | 人生は、はかない |
亡羊 之嘆 | ぼうよう のたん | 取るべき方法が多くて迷う |
亡羊 補牢 | ぼうよう ほろう | 失敗した後、すぐ改めれば過ちを大きくしないですむ |
暮雲 春樹 | ぼうん しゅんじゅ | 遠くに離れている友を思う情 |
墨子 兼愛 | ぼくし けんあい | 墨子が儒家の差別愛に対して唱えた博愛主義の考え方。兼愛・非戦・節倹を主張。「兼愛」は博愛。 |
北窓 三友 | ほくそう さんゆう | 琴・詩・酒 |
輔車 相依 | ほしゃ そうい | 利害関係が深い |
暮色 蒼然 | ぼしょく そうぜん | 夕暮れどきの、徐々にあたりが薄暗くなっていく様子 |
墨痕 淋漓 | ぼっこん りんり | 筆で書いた墨の跡が鮮やかなようす |
没分 暁漢 | ぼつぶん ぎょうかん | わからずや |
発菩 提心 | ほつぼ だいしん | 略語は「 発心」「菩提すなわち悟りを求める心を発す」との意。ものことをしようと思い立つ |
匍匐 前進 | ほふく ぜんしん | 匍匐=はらばいになること |
翻雲 覆雨 | ほんうん ふくう | 強い信頼感と友情とによって結ばれた親密な交際をいう |
本家 本元 | ほんけ ほんもと | 元祖を伝承する人や家 |
凡聖 一如 | ぼんしょう いちにょ | 凡夫も聖者も、その本性においては平等であること |
翻然 大悟 | ほんぜん たいご | 急に今まで思いつかなかった重大なことに気が付く |
奔放 自在 | ほんぽう じざい | 何物にも束縛されず勝手気ままに振る舞う |
奔放 不羈 | ほんぽう ふき | 才能が優れていて、常規では律せられないこと |
本末 転倒 | ほんまつ てんとう | 物事の大事なことと、つまらないことを取り違える |
ま 行 | 106語 | ハ マ ヤ ラ ワ |
真一 文字 | まいち もんじ | わき目も振らず全力を尽くす。 一直線 |
麻姑 掻痒 | まこ そうよう | 物事が、かゆいところに手の届くように、自分の思い通りになること |
磨揉 遷革 | まじゅう せんかく | 教え諭し、人を良い方向に導く |
磨穿 鉄硯 | ません てっけん | 強い意志をもち続け、物事を達成するまで変えない。また、学問にたゆまず励む |
摩頂 放踵 | まちょう ほうしょう | 他人のために努力する |
磨斧 作針 | まふ さくしん | 難しいことでも辛抱強く努力すれば成功する |
磨励 自彊 | まれい じきょう | おおいに修行して努めはげむ |
漫言 放語 | まんげん ほうご | 口からでまかせに、勝手なことをいい散らす |
満場 一致 | まんじょう いっち | その場の意見や思考が一つにまとまる |
満身 創痍 | まんしん そうい | 体じゅう傷だらけ |
万能 一心 | まんのう いっしん | どんなことをするにも、一心不乱で取り組まなければ成功しない |
満目 荒涼 | まんもく こうりょう | 見渡す限り荒れ果ててさびしい |
満目 蕭条 | まんもく しょうじょう | 見渡す限り物寂しいようす |
密雲 不雨 | みつうん ふう | 兆候はあるが事が起こらない |
三日 天下 | みっか てんか | 極めて短い期間しか実権を持てなかった |
三日 坊主 | みっか ぼうず | 非常に物事に、飽きやすく長続きしない |
蜜月 旅行 | みつげつ りょこう | 新婚旅行 |
名詮 自性 | みょうせん じしょう | 名は体を現す |
名聞 利養 | みょうもん りよう | 名声を得たい欲望と、財産を蓄えたい欲望 |
未来 永劫 | みらい えいごう | 将来にわたっていつまでも |
無為 自然 | むい しぜん | 人の手を加えずあるがままにまかせる |
無為 徒食 | むい としょく | 仕事もせず、ぶらぶらと遊び暮す |
無位 無冠 | むい むかん | 地位も官職も持たない人 |
無為 無策 | むい むさく | 何対策もなく、手をこまねいて、見ているだけ |
無為 無能 | むい むのう | 行うこともやり遂げる力もない |
無影 無踪 | むえい むそう | 跡形もない |
無学 文盲 | むがく もんもう | 学問がなく文字が読めない |
無学 無識 | むがく むしき | 学問が無く、知識もない |
無我 夢中 | むが むちゅう | 物事に身も心も奪われ、他のことに構わず没頭してしまう |
無芸 大食 | むげい たいしょく | 大食するほかに何の取り柄もないこと |
無間 地獄 | むけん じごく | 大罪を犯した者が極限の苦しみを受ける地獄 |
夢幻 泡影 | むげん ほうよう | 人生のはかないこと |
無慙 無愧 | むざん むき | 悪い行いをしても、恥じることなく平気でいる |
無私 無偏 | むし むへん | 私心がなく、公平で偏りがないこと |
矛盾 撞着 | むじゅん どうちゃく | 二つの事柄のつじつまが合わないこと |
無色 透明 | むしょく とうめい | 色彩がなく、透き通っている |
無常 迅速 | むじょう じんそく | 人の世の移り変わりが速いこと。 死の早く来ること |
無声 無臭 | むせい むしゅう | 声も聞こえず、臭いもない |
無駄 方便 | むだ ほうべん | 不要と思えるものでも、時によって役立つこともある |
無知 蒙昧 | むち もうまい | 知識が低く、道理に暗いこと |
無茶 苦茶 | むちゃ くちゃ | 筋道が通らない |
無手 勝流 | むて かつりゅう | 戦わずに、策略で相手に勝つ。 自分勝手にやる。 自己流。 |
無二 無三 | むに むさん | わき目もふらず、ひたすらな様子 |
無念 夢想 | むねん むそう | あらゆる雑念をなくし、何も考えないこと |
無病 息災 | むびょう そくさい | 病気にかからず、健康であること |
無味 乾燥 | むみ かんそう | 味もそっけもないこと |
無用 之用 | むよう のよう | 不用と判断していたものが、大変役立っている |
無欲 恬淡 | むよく てんたん | あっさりとして、名誉・利益などに執着しない |
無理 往生 | むり おうじょう | 強引に服従させたり、押し付けてやらせる ※(無理圧状)とも書く |
無理 算段 | むり さんだん | 困難なことをして、物事や金銭の融通をつける |
無理 難題 | むり なんだい | 解決が出来ないような、不可能な問題 |
無理 非道 | むり ひどう | 道理や人の道にはずれている。道理に合わない |
無理 無体 | むり むたい | 相手を無視して物事を強引に行う |
明鏡 止水 | めいきょう しすい | 澄みきって、落ち着いた心 |
銘肌 鏤骨 | めいき りこつ | 心にきざみつけて忘れない |
明君 賢相 | めいくん けんそう | 優れた政治的指導者 |
迷悟 一如 | めいご いちにょ | 迷いや悟りに囚らわれない |
名実 一体 | めいじつ いったい | 名目と実体が一致している |
迷者 不問 | めいしゃ ふもん | 道に迷う人は、人に相談せずに、自分勝手に行動してしまう |
明珠 暗投 | めいしゅ あんとう | 貴重な物であっても、贈り方が正しくなければ、かえって恨みを招く |
名所 古刹 | めいしょ こさつ | 旧跡や由緒ある古い寺 |
名声 赫赫 | めいせい かくかく | 世間での、評判が大変良く盛んである |
明窓 浄机 | めいそう じょうき | 明るく清らかな書斎 |
名存 実亡 | めいそん じっぽう | 名前だけが残って、実質がなくなる |
明哲 保身 | めいてつ ほしん | 知恵が優れ道理によく通じて身を全うする。聡明で身の安泰をはかることをそしる場合にもいう |
明眸 皓歯 | めいぼう こうし | 美人であること |
明目 張胆 | めいもく ちょうたん | 恐れることなく、思い切って事に当たる |
明明 白白 | めいめい はくはく | 非常に明白で、疑わしきことがない |
名誉 毀損 | めいよ きそん | 他人の評価をおとしめたり、体面をつぶしたりする |
明朗 闊達 | めいりょう かったつ | 明るくほがらかで、細事にこだわらない |
明良 際会 | めいりょう さいかい | 賢明な君と忠良な臣とが同じ時代に出会う |
名論 卓説 | めいろん たくせつ | 優れた論 |
滅私 奉公 | めっし ぼうこう | 私心を捨てて、自分を犠牲にしてでも公につくすこと |
面向 不背 | めんこう ふはい | 前後どちらから見ても、整っていて美しく立派。 |
面従 後言 | めんじゅう こうげん | 面と向かっては、こびへつらって服従するが、いない所では悪口を言って非難する |
面従 腹背 | めんじゅう ふくはい | 表面では服従するように見せかけ、内心では反対する |
面折 廷争 | めんせつ ていそう | 君主の面前で臆することなく、大胆に諫める |
面張 牛皮 | めんちょう ぎゅうひ | 面の皮の厚い。非常に厚かましい |
面壁 九年 | めんぺき くねん | 長年わき目もふらずに勉学、努力する |
面目 一新 | めんもく いっしん | 外見などをすっかり改めて変えること、また、世間の評判が良いほうに改まってすっかり変わる事 |
面目 躍如 | めんもく やくじょ | いかにもその人に似つかわしく、立派であるようす |
面誉 背毀 | めんよ はいき | その人の面前では、褒めちぎるが、後ろに回ると悪口を言って非難する |
綿裏 包針 | めんり ほうしん | 表面は柔和で穏やかに見えるが、内心はひそかに悪意をもっている |
盲亀 浮木 | もうき ふぼく | めったにない幸運に巡り会うこと |
妄言 綺語 | もうげん きご | でたらめのことを言って、嘘をつく・・言葉 |
妄言 多謝 | もうげん たしゃ | 口から出まかせの言葉を深くお詫びする。手紙で自分の意見や考えを述べた後に添える言葉。 |
猛虎 伏草 | もうこ ふくそう | 英雄は隠れいるが、一時のことであって必ず世に出る |
毛骨 悚然 | もうこつ しょうぜん | 非常に恐れおののく |
妄誕 無稽 | もうたん むけい | 根拠のない、うそ偽り。 |
孟仲 叔季 | もうちゅう しゅくき | 兄弟の順序をいう。長子・次子・三子・四子のこと。 類義語(伯仲叔季) |
妄評 多罪 | もうひょう たざい | 見当違いの批評を詫びる |
孟母 三遷 | もうぼ さんせん | 子供は周囲の影響を受けやすいので、子供の教育には環境が大切 |
孟母 断機 | もうぼ だんき | 孟子の母が織りかけの機を断ち切って見せたこと。学問や修養は中途で止めれば全てが無駄になるという教え |
網目 不疎 | もうもく ふそ | 法令が厳密であり、誤りや抜けたところがない |
目指 気使 | もくし きし | 口に出さず、目つきや顔つきだけで目下の者を追い使う。威勢が盛んで傲慢なようす |
黙思 口吟 | もくし こうぎん | 考え込み小声で口ずさむ |
目食 耳視 | もくしょく じし | 外観に心を奪われ、他人の評判を気にして衣服を選ぶ。衣食の根本を忘れ贅沢になる |
目挑 心招 | もくちょう しんしょう | 遊女が目で挑み、人を誘惑する様子 |
沐浴 抒溷 | もくよく じょこん | 身体を洗って身を清め、自身についた汚れを取り払う |
文字 寸半 | もじ きなか | わずかな金、物。 |
百舌 勘定 | もず かんじょう | 割り勘の時、人にばかり出させて、自分は出費しない |
物臭 道心 | ものぐさ どうしん | 怠けこころ。 ※ 心から仏道修行に出家するのではなく、単なる怠け心から僧侶になる。 |
門外 不出 | もんがい ふしゅつ | 貴重な書画・骨董などを秘蔵して、外部に持ち出さない |
門戸 開放 | もんこ かいほう | 禁止または制限していた出入りを自由にする |
門巷 填隘 | もんこう てんあん | 人が多く集まり、密集している様子 |
悶絶 躄地 | もんぜつ びゃくし | 悶もだえ苦しんで、転がってはいずり回る、非常な苦しみ |
門前 雀羅 | もんぜん じゃくら | 訪れる人がなく、閑散としている |
門前 成市 | もんぜん せいし | その家を訪れる人が多く、賑わうこと。また、商売繁盛で客が多いこと |
門地 門閥 | もんち もんばつ | 家柄の格付け |
問答 無用 | もんどう むよう | 話し合っても解決しない |
や 行 | .78語 | ハ マ ヤ ラ ワ |
夜雨 対床 | やう たいしょう | 兄弟が互いに思う心情 |
薬石 無効 | やくせき むこう | 治療の甲斐なく死ぬこと |
約法 三章 | やくほう さんしょう | 物事を行うに、事前に決めておく簡単な約束・規則。 ※(高祖劉邦民衆に約束した三つの法律) |
薬籠 中物 | やくろう ちゅうのもの | いつも自分の手中にあって自由に使えるもの。また、そのような人 |
夜深 人静 | やしん じんせい | 夜も更け人々が寝静まり、静寂な時 |
野心 満満 | やしん まんまん | 大きな願望を持ち、意欲があふれる |
夜郎 自大郎 | やろう じだい | 知識や実力もないのに、世間知らずにも自分だけ威張って人に対して尊大にかまえる |
唯我 独尊 | ゆいが どくそん | 天地の間で、私が最も優れている (釈迦の言葉) |
唯一 無二 | ゆいつ むに | ただ一つで他にないこと |
有為 多望 | ゆうい たぼう | 才能があり、将来の可能性に希望が持てる |
游雲 驚竜 | ゆううん きょうりゅう | 書が竜や雲が動くが如く自在にのびのびとし、巧妙 |
勇往 邁進 | ゆうおう まいしん | 自分の目標に向かって、脇目も振らずに、真っすぐ前進する |
有害 無益 | ゆうがい むえき | 害だけあり何の役にも立たない |
勇気 凛凛 | ゆうき りんりん | 勇気が満ち溢れていて、凛々としている |
有脚 書厨 | ゆうきゃく しょちゅう | 博学多識の人 |
有脚 陽春 | ゆうきゃく ようしゅん | 到る所に恩徳を施す。春が万物を発生させるように、仁徳を施すこと |
有形 無形 | ゆうけい むけい | 形のあるものと、形のないもの |
有口 無行 | ゆうけい むこう | 出まかせばかりで実行が伴わない |
有厚 無厚 | ゆうこう むこう | 詭弁(きべん)のこと |
邑犬 群吠 | ゆうけん ぐんべい | 小人が寄り集まり、仲間の力を借りて人の悪口を言う |
有言 実行 | ゆうげん じっこう | 言ったことは実行する |
雄健 蒼勁 | ゆうけん そうけい | 勢いが盛んで力強く。詩文書画の作品が優れ力強い。 |
宥座 之器 | ゆうざ のき | そばに置いて戒めとする道具 |
雄材 大略 | ゆうざい たいりゃく | 傑出して大きな才能と計画 |
有識 之士 | ゆうしき のし | 道理に明るい人 |
有枝 添葉 | ゆうし てんよう | 話に尾ひれをつけておおげさにする |
幽愁 暗恨 | ゆうしゅう あんこん | 深い憂いや恨み |
勇将 弱卒 | ゆうしょう じゃくそつ | 有能なリーダーの元では、部下は感化されて賢人に成長する |
優勝 劣敗 | ゆうしょう れっぱい | 生存競争で、強いものが勝ち残り、弱いものが負けていく |
有終 完美 | ゆうしゅう かんび | 最後を全うして成果が立派で美しい |
優柔 不断 | ゆうじゅう ふだん | ぐずぐずして決断力に欠ける |
有心 故造 | ゆうしん こぞう | 人の足を引張り陥れようと企みを持ち、わざと事を行う |
雄心 勃勃 | ゆうしん ぼつぼつ | 勇気が盛んにわいてくる |
遊刃 余地 | ゆうじん よち | 余裕をもって物事を処理する |
融通 無碍 | ゆうずう むげ | 思考・行動が一つにとらわれず、その場に応じて自由でのびのびしていること |
有職 故実 | ゆうそく こじつ | その道に、明るい人。 物知り |
雄大 豪壮 | ゆうだい ごうそう | 規模が大きい。盛んで立派 |
右文 左武 | ゆうぶん さぶ | 文武の両道を兼ね備える |
幽明 異境 | ゆうめい いきょう | 死別する |
有名 無実 | ゆうめい むじつ | 名ばかりで実質がそれに伴わない |
勇猛 果敢 | ゆうもう かかん | 勇ましく強く、決断力に富んでいること |
勇猛 精進 | ゆうもう しょうじん | 勇敢にして精力的に物事を行う |
優游 涵泳 | ゆうゆう かんえい | ゆったりとした心で学問や芸術を深く味わう |
悠悠 閑閑 | ゆうゆう かんかん | ゆったりとして、のんびり落ち着いているようす |
悠悠 自適 | ゆうゆう じてき | 心を煩わすことなく、自分の思うままに暮らす |
優游 恬淡 | ゆうゆう てんたん | ゆったりあっさりして、物事に拘らない |
優游 無事 | ゆうゆう ぶじ | 暇がありのんびりしている |
優游 不迫 | ゆうゆう ふはく | ゆったりとしてこせこせしない |
邑里 蕭条 | ゆうり しょうじょう | 村里がさびれて寂しい |
油断 大敵 | ゆだん たいてき | 気をゆるして、注意を怠ると、失敗につながる |
弓矢 八幡 | ゆみや はちまん | 偽りのないことを誓う言葉 |
余韻 嫋嫋 | よいん じょうじょう | 鐘をついたとき、あとに残る響きが長く残っているさま。快い音が長く残る |
用意 周到 | ようい しゅうとう | 心遣いが行き届いて、手落ちがない |
蠅営 狗苟 | ようえい こうこう | 利益をむさぼり求めて走りまわる |
要害 堅固 | ようがい けんご | 敵からの攻撃に対して、守るのに都合の良いこと |
妖怪 変化 | ようかい へんげ | 科学で解明できない不思議な化け物や現象 |
陽関 三畳 | ようかん さんじょう | 別れを繰り返し惜しむ |
羊裘 垂釣 | ようきゅう すいちょう | 羊の毛皮を身につけ、釣り糸をたれる、隠者をいう |
庸言 庸行 | ようげん ようこう | ふだんの言葉や行い |
用行 舎蔵 | ようこう しゃぞう | 世に処して出処進退に節度のあること |
容姿 端麗 | ようし たんれい | 顔立ち、体形が整い美しい |
妖姿 媚態 | ようし びたい | なまめかしく美しい姿。又、人を惑わすようなしぐさをする様子 |
鷹視 狼歩 | ようし ろほう | 鋭い目つきと、欲深く獲物を求めるような歩き方。猛々しく欲深で残忍な人物 |
羊質 虎皮 | ようしつ こひ | みかけだおし |
陽春 白雪 | ようしゅん はくせつ | 優れた言行を理解できる人は少ない |
養生 喪死 | ようせい そうし | 生者を十分に養い、死者を手厚く弔う |
羊頭 狗肉 | ようとう くにく | 見かけだけ立派で、内容が伴わない。 ※:羊頭馬脯(ようとう ばほ) |
蝿頭 細書 | ようとう さいしょ | 蝿の頭ほどの非常に小さい字 |
羊質 虎皮 | ようしつ こひ | 外見は立派だが、実質が伴っていない |
容貌 魁偉 | ようぼう かいい | 顔や体が人並みはずれて大きく、立派な様子 |
庸中 pp | ようちゅう こうこう | 普通の人々の中にあって、少し勝っている人 |
庸夫 愚婦 | ようふ ふぐ | 並みの男や愚かな女 |
瑶林 瓊樹 | ようりん けいじゅ | 美しい木や林の意味から、人品が気高く、衆にすぐれている様子 |
用和 為貴 | ようわ いき | 人が和合することの重要性 |
翼覆 嘔煦 | よくふ おうく | 人をなでさすってかわいがる |
沃野 千里 | よくや せんり | 肥えた平地が広く広がり続けている |
抑揚 頓挫 | よくよう とんざ | 話や演説などの勢いが突然弱くなる |
夜声 八丁 | よごえ はっちょう | 聞こえやすいこと |
余裕 綽綽 | よゆう しゃくしゃく | ゆとりが十分あって、落ち着いている |
ら 行 | 126語 | ハ マ ヤ ラ ワ |
頼芸 求食 | らいげい きゅうしょく | 役職などに未練があってなかなかやめようとしない。 芸が身を助ける。 |
雷陳 膠漆 | らいちん こうしつ | 友情がきわめて厚いたとえ |
雷騰 雲奔 | らいとう うんぽん | 現れたかと思うと、すぐに去ってしまう |
磊磊 落落 | らいらい らくらく | 心が大きく、些細なことにこだわらない |
落英 繽紛 | らくえい ひんぷん | 花びらがはらはらと乱れ散る |
落月 屋梁 | らくげつ おくりょう | 入りかかった月が屋根を照らす。故人を思う心が切ない |
落穽 下石 | らくせい かせき | 人の弱味につけ入って、さらに害を与える |
落地 成根 | らくち せいこん | 植物の種が地に落ち、そして根を張る。花が咲き、葉が繁り、落葉となって根に帰る |
落筆 点蝿 | らくひつ てんよう | 画家の技術、腕前の凄さ |
洛陽 紙価 | らくよう しか | 著書の評判がよくて、大いに売れること |
落落 之誉 | らくらく のほまれ | 心の大きな度量のある人物という名声 |
落花 翩翩 | らっか へんぺん | 散ってゆく花びらがひらひらと舞う情景 |
落花 流水 | らっか りゅうすい | 人の身の落ちぶれることをいう。 片思いの意もある |
落花 狼藉 | らっか ろうぜき | 取り散らかした様子 |
乱離 骨灰 | らり こっぱい | ばらばらに離れ散り。めちゃめちゃになる。 |
覧古 考新 | らんこ こうしん | 古き事柄を顧みて、新しい問題を考察する |
蘭摧 玉折 | らんさい ぎょくせつ | 賢人や美人が、魅力を十分に発揮しないまま、世を去ってゆく |
乱雑 無章 | らんざつ むしょう | 物事がばらばらのまま整理されていない |
鸞翔 鳳集 | らんしょう ほうしゅう | 優秀な人が集まり来る |
乱臣 賊子 | らんしん ぞくし | 国を乱す臣下と、親不孝の子供 |
蘭亭 殉葬 | らんてい じゅんそう | 書画や骨董などを深く愛好する |
乱筆 乱文 | らんぴつ らんぶん | 自分の文章について、へりくだっていう言葉 |
乱離 拡散 | らんり かくさん | 世が乱れて人々が離散する。また、めちゃめちゃになった有様 |
梨園 弟子 | りえん ていし | 俳優、役者。 |
李下 瓜田 | りか かでん | 人から疑惑をかけられやすい紛らわしい行為はすべきでない |
利害 得失 | りがい とくしつ | 利益を得ることと、損をすること |
力戦 奮闘 | りきせん ふんとう | 力を尽くし、勇気を奮って戦うこと |
六韜 三略 | りくとう さんりゃく | 古代中国の兵法書『六韜』『三略』。奥義・極意のたとえ。 虎の巻 |
戮力 壱心 | りくりょく いっしん | 心を一つにして力を合わせる |
戮力 協心 | りくりょく きょうしん | 一致団結すること |
離群 索居 | りぐん さっきょ | 仲間と離れて一人で孤独にいる。山里でのわび住まい |
俚言 俗語 | りげん ぞくご | 卑俗なことば |
離合 集散 | りごう しゅうさん | 離れたり、集まったりすること |
立身 栄達 | りっしん えいだつ | 社会的な地位や、高い身分を得る |
立錐 之地 | りっすい のち | わずかな空地。立錐の余地。 |
利敵 行為 | りてき こうい | 敵側が有利になるような、裏切り行為 |
理非 曲直 | りひ きょくちょく | 道理にかなったことと、外れた間違ったこと |
柳暗 花明 | りゅうあん かめい | 春の景色の美しいさま |
流汗 淋漓 | りゅうかん りんり | 流れる汗がしたたり落ちるさま |
流金 焦土 | りゅうきん しょうど | 大日照りが続き金石が溶け流れ、土や山が焼けつくすほど暑い。 |
流寓 漂泊 | りゅうぐう ひょうはく | 以前の面影もなく落ちぶれて、あちこちへとさすらう。 |
流言 蜚語 | りゅうげん ひご | 根も葉もないうわさ |
竜虎 相搏 | りゅうこ あいうつ | 優劣のつけがたい強豪同士が戦うこと |
柳巷 花街 | りゅうこ かがい | 花柳界・色街のこと |
竜驤 虎視 | りゅうじょう こし | 権勢をふるって、天下ににらみをきかす |
竜壌 虎摶 | りゅうじょう こはく | 二人の英雄が激しく争うさま |
流觴 曲水 | りゅうしょう きょくすい | 流水に酒杯を浮かべ詩を作って楽しむ風雅のうたげ |
竜章 鳳姿 | りゅうしょう ほうし | 威厳に満ちた立派な容姿 |
龍翔 鳳舞 | りゅうしょう ほうぶ | 龍が大空を飛び、鳳凰がら舞う。目出度い様 |
流水 高山 | りゅうすい こうざん | 音楽の音色を聞き分けること。転じて、心の底まで知り合った友 |
流水 無情 | りゅうすい むじょう | 人の身の落ちぶれること |
流星 光底 | りゅうせい こうてい | 流星のように一瞬の間きらめく光 |
竜跳 虎臥 | りゅうちょう こが | 筆勢が束縛も受けず、縦横自在で、様々な字体を駆使している |
竜騰 虎闘 | りゅうとう ことう | 雌雄を決するような激戦を繰り広げる |
竜頭 蛇尾 | りゅうとう だび | 始めは勢いがいいが、終わりは振るわない |
竜蟠 虎踞 | りゅうばん こきょ | 卓越した能力をもった者が地域にとどまり、その能力を存分に発揮する |
柳眉 倒豎 | りゅうび とうじゅ | 女性が眉を逆立て怒る |
流芳 後世 | りゅうほう こうせい | よい評判・名声を後世にまで残す |
竜門 点額 | りゅうもん てんがく | 出世競争の敗北者をいう |
竜門 之遊 | りゅうもん のゆう | すぐれた人の遊び |
粒粒 辛苦 | りゅうりゅう しんく | こつこつと丹念な努力を積み重ねる |
柳緑 花紅 | りゅうりょく かこう | 春の景色の美しさ |
流連 荒亡 | りゅうれん こうぼう | 家庭も仕事も忘れて、酒や女にふけること |
利用 厚生 | りよう こうせい | 国民が必要とするものを入手しやすくしたりして、生活を豊かにする |
竜吟 虎嘯 | りょうぎん こしょう | 同じ思考をもった者は、相手の言動が通じ合い、互いに相応じ合う |
竜駒 鳳雛 | りょうく ほうすう | 賢く優れた、将来の大成が予見される子供を褒める |
良妻 賢母 | りょうさい けんぼ | 夫にとってはよい妻、子にとっては賢い母である |
量才 録用 | りょうさい ろくよう | 能力を十分に生かす地位に登用する |
梁上 君子 | りょうじょう くんし | 泥棒 |
量体 裁衣 | りょうたい さいい | 状況に応じて、物事を現実に適した形で処理する策を講じる |
良知 良能 | りょうち りょうのう | 人間が生まれながらにして、持っている知力と才能 |
遼東 之豕 | りょうとうの いのこ | 世間を知らず、自分だけが優秀だと思い込んで、得意になっている |
良二 千石 | りょうに せんせき | 最も良き地方長官をいう |
良風 美俗 | りょうふう びぞく | よい風俗習慣 |
綾羅 錦繍 | りょうら きんしゅう | 美しく豪華な衣服 |
緑林 白波 | りょくりん はくは | 泥棒・盗賊。また、その潜伏場所 |
理路 整然 | りろ せいぜん | 物事の筋道が、整っている |
霖雨 蒼生 | りんう そうせい | 民衆の苦しみを救う慈悲深い人 |
輪奐 一新 | りんかん いっしん | 建築物などの規模が大きく、立派で美しい |
臨機 応変 | りんき おうへん | その場にい臨み、情勢・環境の変化に対応して適切な処置をとる |
鱗次 櫛比 | りんじ しっぴ | うろこや櫛の歯のように、順番に整然と並ぶ |
麟子 鳳雛 | りんし ほうすう | 将来性のある子供 |
臨深 履薄 | りんしん りはく | おののき恐れてその身を慎む。深く身を慎むこと。 |
輪廻 転生 | りんね てんしょう | 人が生まれては死に、死んではまた、生まれ変わる |
累世 同居 | るいせい どうきょ | 数代にもわたる家族が、一つの家に一緒に住む |
類比 推理 | るいひ すいり | 相互関係や共通点を推測する |
累卵 之危 | るいらん のき | 非常に不安定で危険な状態 |
縷縷 綿綿 | るる めんめん | 話が長く、くどくどと続くようす |
冷汗 三斗 | れいかん さんと | 非常に恥ずかしい、恐ろしい思いをして、ひどく汗をかく |
冷酷 無情 | れいこく むじょう | 冷酷で情知らず、思いやりのかけらもない |
連帯 責任 | れんたい せきにん | 二人以上のものが、共同で負う責任 |
冷暖 自知 | れいだん じち | 他人から言われなくても、自分のことは自分で分かる |
冷嘲 熱罵 | れいちょう ねっば | あざけり盛んになじり非難する |
廉恥 功名 | れんち こうみょう | 正直で恥を知る者は、手柄をたて名を上げる事ができる |
零丁 狐苦 | れいてい こく | 落ちぶれて助ける者もなく、孤独で苦労すること |
聯袂 辞職 | れんべい じしょく | 集団で一斉に職を辞して抗議する |
連理 之枝 | れんり のえだ | 深い愛情で結ばれた男女 |
螻蟻 潰堤 | ろうぎ かいてい | 大事件や事故も小さな原因から発生する |
老驥 伏櫪 | ろうき ふくれき | 英傑は年老いてもなお大志を持ち続けている |
螻蟻 之穴 | ろうぎ のあな | わずかな欠陥や油断が大きな失敗や損失をまねく |
老驥 伏櫪 | ろうき ふくれき | 人が年老いても、なお若者と変わらぬ大志を抱く |
狼子 野心 | ろうし やしん | 性質が凶暴で教化しがたい者。また、凶暴な人間が野心をいだく |
老少 不定 | ろうしょう ふじょう | 人の命は定まりもなく、老人が先に死ぬとは限らない。 いつ死ぬか判らない |
老成 円熟 | ろうせい えんじゅく | 豊富な経験のもと、人格・知識・技能・教養などが熟達している |
老成 持重 | ろうせい じちょう | 経験を積んで物事に長じ、しかも慎重 |
老当 益壮 | ろうとう えきそう | 老いても、意気盛んに苦難にも立ち向かうべきである |
籠鳥 檻猿 | ろうちょう かんえん | 自由を束縛されて、思い通りに生きられない |
老若 男女 | ろうにゃく だんじょ | 老人や若者と男性や女性の全ての人 |
老婆 心切 | ろうば しんせつ | 慈愛の心が深く厚い。 又、必要以上に世話を焼く |
老馬 之智 | ろうば の ち | 経験を積んで物事によく通じた者の知恵 |
露往 霜来 | ろおう そうらい | 時の過ぎるのが早いたとえ |
炉火 純青 | ろか じゅんせい | 学問や技芸が最高の域に達する |
魯魚 亥豕 | ろぎょ がいし | 文字の間違い(魯魚の誤り)(魯魚章草の誤り)魯と魚・章と草、類の字体は似て間違いやすい |
鹿死 誰手 | ろくし すいしゅ | 勝敗の決まらない状態 |
六時 礼拝 | ろくじ らいはい | 昼夜を分かたず、専心して念仏や読経に勤めること |
六菖 十菊 | ろくしょう じっきく | 手遅れ。 五月五日は菖蒲、九月九日は菊の節句ーそれに遅れているため |
六道 輪廻 | ろくどう りんね | 善悪の応報によって、六道の間を生まれ変わり死に変わりしながら、迷いの生を続ける。 六道とは「地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天」をいう。 |
鹿苹 之歓 | ろくへい のよろこび | 賢人を集めてのなごやかな酒盛り。太平の歓び |
露宿 風餐 | ろしゅく ふうさん | 野宿する、旅の困難。 |
盧生 之夢 | ろせい の ゆめ | 人の世の栄枯盛衰は、はかない |
六根 清浄 | ろっこん しょうじょう | 六根によって生じる欲望や迷いを断ち切って心身を清らかに保つこと。 六根は、眼・耳・鼻・舌・身・意。根は感覚・念慮の根本。 |
驢鳴 犬吠 | ろめい けんばい | 聞くに値しない話や、読む価値のない文章 |
論功 行賞 | ろんこう こうしょう | 功績の有無・大小を論じて、それに相応しい賞を与える |
論旨 明快 | ろんし めいかい | 文章や議論の主旨が、筋道が通っていて分かりやすい |
わ 行 | 12語 | ハ マ ヤ ラ ワ |
矮子 看戯 | わいし かんぎ | 己の見識を持たず、やたらと他人の意見に同調する |
和顔 愛語 | わがん あいご | 親しみやすく暖かい態度や表情 |
和気 藹藹 | わき あいあい | 和やかで睦まじい気分が、満ち溢れている |
和羹 塩梅 | わこう えんばい | 主君を補佐して、国を適切に治める有能な宰相・大臣 |
和光 同塵 | わこう どうじん | 自分の才能を隠して、世俗の人々と交わり住むこと |
和魂 漢才 | わこん かんさい | 心に大和魂を持ち、教養として漢学を修める |
和魂 洋才 | わこん ようさい | 日本固有の精神と西洋の学問の両方を身につける |
和醸 良酒 | わじょう りょうしゅ | 蔵人達の「和」が良い酒を醸し出す。人と人とのつながりも同じ |
和衷 協同 | わちゅう きょうどう | 心を同じくして共に力を合わせ、仕事や作業に当たる |
和風 慶雲 | わふう けいうん | 温厚で徳の備わった人格者 |
和風 細雨 | わふう さいう | 穏やかに吹く風、静かにそぼ降る雨。過ちや欠点を改めるには柔和な態度でのぞむ。 |
和洋 折衷 | わよう せっちゅう | 日本風と西洋風の様式などを、取り合われる |
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