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「キーパッド」モード

(訳注: この章の機能は X-Window システムを前提としているが、 MS-Windows でもほぼ同じ動作が可能である。Calc Manual 日本語訳について 参照 。)

M-# k (calc-keypad) コマンドは、 Calc を起動して電卓のようなキーパッドの絵を表示します。 X-Window システムを使っているなら、 キーパッドの「キー」をマウスの左ボタンでクリックして、 Calc 電卓を操作できます。 起動元のウィンドウは選択されたままなので、 キーパッド・モードでマウスで電卓を操作しながら、 同時並行でファイルをタイプ入力できます。

あらかじめ M-# b を使うと、 M-# k は代りに full-calc-keypad コマンドを起動して、 キーパッド, スタック, トレイルを Emacs スクリーンいっぱいに表示します。 普通は、Calc をスタンドアロンで使うときに、このモードを使います (単独オペレーション 参照 )。

X-Window システム以外でこのモードを使うには、 `*Calc Keypad*' ウィンドウに入ってカーソルを目的の「キー」に置き、 SPCRET を押して使用します。 普通の Calc より便利だと思うならどうぞ。

Calc コマンドはキーパッド・モードでもおおよそ同じです。 いくつかのキーパッド・キーは普通のキー・ストロークと若干違いますが、 差異はすべて以下に説明します。

キーパッド・モードのコマンド群は多すぎて、 キーパッド上に一度に表示しきれません。 マウスの右ボタン [calc-keypad-menu] をクリックすると、 次のメニューに切り替ります。 キーパッド下部の 5行分は常に同じで、 上部の 3行分のコマンド・メニューが切替ります。 前のメニューに戻るには、 マウスの中央ボタン [calc-keypad-menu-back] をクリックするか、 メニューを送って一巡すると戻ります。 キーパッド・ウィンドウの中では、TAB キーを押して メニューを切替えることができます。

EXEC ボタンをクリックすれば、 通常の Calc キー・シーケンスを入力できます。 この操作は、 Calc バッファに入り、コマンド入力して、元のバッファに戻るのと同じです。


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