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X-Window のカット&ペースト

X-Window システムで Emacs を使っているなら、 Calc から少量のデータをの出し入れするのにに便利な方法があります。 X の機能である、マウスを使ったカット & ペースト機能を使うのです。

3ボタンマウスのデフォルトバインディングでは、 左ボタンのクリック位置にカーソルを移動し、 右ボタンのクリック位置とカーソルの間のテキストを選択し、 中央ボタンのクリック位置に選択内容をヤンクします。 なので、 Calc と編集バッファの両ウィンドウが Emacs 画面に表示されていれば、 左クリック/右クリックを使ってあるウィンドウから数, ベクトル, 式などを選択し、 それを別のウィンドウで中央クリックしてペーストできます。 Calc ウィンドウ内にペーストされた場合、Calc はそれを代数的入力として解釈します。 Calc ウィンドウ内でのクリック位置によらず、 ペースとされた値は常にスタック top に push されます。

X-システムでよくシェルウィンドウとして使われる xterm プログラムも、 マウスボタンを同じように解釈します。 それによって、 マウスを使って Calc と他の Unix プログラムの間でデータをやり取りできます。 xterm のナイスな機能は、 左ボタンのダブルクリックで 1語を選択し、 トリプルクリックで 1行全体を選択することです それで、ひとつの数を Calc 内に移すには、 シェルのその数の上でダブルクリックし、 次に Calc ウィンドウで中央ボタンをクリックすれば良いのです。


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