規則、ルールについて
組織、団体、学校などで目的の分からない規則、ルール
意味は分かるが明文化してまで守らせる必要性があるか分からない規則、ルール
これまでに見聞き、経験したことはありましたでしょうか。
私は経験があります。
規則、ルールを設けるのは目的(理念と言い換えても良い)がありその目的遂行の為
組織としてどのように行動するか、OK、NGを明確にする為です。
ですが時に組織の上部が訳の分からない理不尽な規則、ルールを強いる場合があります。
(なぜそうする必要が有るか分からない、簡単なものは簡単なまま扱えば良いのに
そこに一手間を加え複雑化する方がおられました。)
私は設計の仕事をしておりますので設計会社を例に考えてみますと
(会社の存在理由と関係ありますがここでは省略して簡単に考えます。)
設計人員が複数おり誰が担当になったとしても極端に設計思想の違いが無いよう
会社として一つの筋の通った基準を設けて
設計(生産物)をある一定の品質以上に保つことが目的といえます。
そのために規則、ルールを設けます。
ですがその規則、ルールに従がっても会社の目的(理念)を達成、近づくことが出来ないのは明白なのに
明文化してその会社の規則、ルールになってしまいますと
目的(理念)を達成することが規則、ルールを守る理由であるのにもかかわらず
守ることで得られる結果が無い若しくは不明であるとなってしまうと
その会社の目的(理念)は希薄になり
その規則、ルールを守ること、または守っているか確認することが主目的になっていきます。
(守ってもなんの結果も得られないのに守ることが目的にすり替わっていきます)
このようなことが会社で少しであれば我慢も出来、仕事をすることが出来ますが
度重なると会社自身に疑念を抱いてしまいます。
ある一定の基準にそった規則、ルールは必要ですが
箸の上げ下げまで細かく指示する必要は無いのです。