ムツ


          

キンメダイ同様、深海に生息する魚。

体長60cm 大型の物は1mを超えるものも生息するが、南紀のポイントでは30cm〜50cm程度の物がよく掛る。

ムツとクロムツの区別は体色が違うようですが、一般的にはあまり区別されないようで、クロムツ・アカムツ程度の区別で、クロムツとムツの区別はしない。

市場ではキンメダイ同様、高級魚。

700g前後で3,500/匹で販売されている。  何気に釣って食べていますが非常に高価な魚です。

キンメダイのように華やかさが無いのでマイナーな魚のイメージですが、とても美味しく、贅沢な魚です。

キンメダイとポイントは同じなのですが、不思議とクロムツが入っているとキンメダイが釣れない。
キンメダイがいるとクロムツがいない。

自然の不思議です。

仕掛けを海底に下ろし、1m程度底を切る。
深海釣りはこまめな底取りが必至。  仕掛けが非常にヘビーな為、根掛りすると大変な状況になる。

ハリスが太く、ひとたび根の掛けてしまうと外すか・切るかしかない。 水深が深く、船が固定していないのでどんどん流れる中外さないといけない。

生息域が岩礁帯を好む為、根掛り注意の釣りでもある。

しばらくすると、ガツッ、ガクン・ガクン、はっきりしたあたりが出る。

巻き上げてくると、しばらくの間、非常にいい引きを釣り人に与えてくれる。
巻き上げ中は、高速巻き上げすると口切れするので中速で巻き上げる。
低速だと、ばれてしまう。
歯が鋭く、魚が暴れてハリス切れを起こすので、丁度いい程度の速度で巻き上げる。

口から浮き袋が出てしまえは、魚はおとなしくなり暴れなくなる。

深海釣りの代表的な対象魚です。