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大坂市街図屏風 |
近世初期の傑作で慶長(1596〜)・寛永(1624〜)のイメージといわれる六曲一隻の屏風絵。 大坂城と大坂の町の賑わいを描いていて、その中に「八けんやはたこ町」(八軒屋旅籠町)の町名貼札の近くに、女性がそばかうどんを体重をかけて細くて長い麺棒で延している図が見て取れる。極めて早い時代のしかも女性が麺を延している図はめずらしい。更に、女性の手前に黒く見えるのを拡大すると包丁で、この時代に麺類を切る包丁が登場していることも特筆される。舟底形の形状から畳んだ生地に手を添えて布を裁つように手前に引いて麺線に切っていたのであろうか。 |
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