2004年、まだまだ止めない、あれもこれも。
<< Mindware >>
Jan
・「悪魔のパス、天使のゴール」村上龍
あかん、1ページも読まれへんかった。
F1もそう、テニスもそう、キューバ音楽もそう、そしてこのセリエAもそう。
ただのファンのくせして、全てを知っているのはオレだけ、のように書くのはやめなはれ。
そういう堂々とした胡散臭さもあんたの魅力のひとつではあるけれども、もういい加減ええ年なんやからさ。
年の問題じゃない、とか言われそうだが、分別をつけるべき年ってあるでよ、やっぱ。
・「ポートレイト・イン・ジャズ」和田誠・村上春樹
一転してこちらは若い頃から分別を「わきまえ過ぎ」の感もある春樹氏の珠玉のエッセイ。
変わるのが悪いわけじゃないんだけど、ずっと一貫してジャズ、アメリカン・ロックを支持し続けている春樹氏の方が、どー見ても信頼できる。
でも、ジャズの魅力ってオレにはわからないけど。
Feb
・2004/02/02 The pretenders @なんばHatch
当日の日記へGO!
8曲しか見れませんでした(涙)。
マジで「Loose in L.A.」のDVD買っとかないと、そのうち廃盤になっちまうよ。
・「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」村上春樹・柴田元幸
正直なところ 最初の「翻訳夜話」 は、いまとなっては、ちょっとかたかった(固かった/難かった)かなあと思わないでもないのですが、今回はサリンジャーにテーマを絞ったのが功を奏して、読みやすかった。
それにしてもこれだけ語られ続けるサリンジャーってすごいよなあ。
・「Visitors 20th Anniversary Edition」佐野元春
ボクが佐野元春を聴き始めたのは1983年、初めてのNO.1ヒット「No Damage」が出た頃だ。
1stアルバム〜3rdアルバムをそれこそカセットテープが擦り減るほどに聴きまくり(もちろんナイアガラ・トライアングル Vol.2 も)、ニューヨークから届けられるNHKサウンド・ストリートをかじりついて聴いていた(殆ど知らない曲ばっかりで理解できなかったけど)。
そして、待つこと1年、新しく届けられた、初めてリアルタイムで聴くアルバムが「Visitors」だった。
しかし、そこには、過去3作で磨き上げられたロックンロール、ビッグバンドサウンド、みずみずしいヴォーカルはなく(ええと、今となってみれば、十分にみずみずしい)、あったのはへんちくりんなラップ(?)だった。
ボクには馴染めなかった、理解できなかった。
元春は変わってしまったと思った。
ものすごく落胆した。
数年後、1989年〜1990年頃、パブ・ロックの重鎮たちを従え、またまた変貌した元春の新しいサウンド(もちろん「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」)を今度は「すげえ・・・」と受け入れながら、同時に「Visitors」を繰り返し聴き、追体験した。
ボクは東京のハズレで、阿波弁をすっかり忘れ「いいじゃん」とか言いながら、ここはボクの場所なのか?と不思議な感覚を抱いていた。
否定も肯定もあり、居心地のよさも悪さもあり。
コミュニケーションはブレイクダウンしていくことが多かったように思う。
ブルーな恋に落ちていったように思う。
日曜日の朝はブルーだったように思う。
さて、理解できなかった「Visitors」発表から20年、いちばん理解できていたような気がした東京暮らしから約15年、今回のこの盤が出た。
いまは故郷でも東京でもない場所に、新しい家庭を構えて暮らしながら、居心地はとてもいい。
この盤をカーステレオでひとりで聴いていても、渇いた郷愁だけが感じられる。
特別な感情は沸いてはこない。
かつてはあんなに揺さぶられたレコードであるにもかかわらず。
しかし、ここで高らかに宣言するまでもなく、ボクはこのレコードのことを決して忘れない。
パッケージングが複雑になったせいで、これからは更に聴く機会も減るだろうけれども、いつでも "Tonight" の「地下鉄の中のレインボウ」のヴォーカルの重ね具合を思い出せるだろう。
ボクはこのレコードが出会えたこと、タイミングはズレたかもしれないけど、シンクロすることができたことを一生忘れないよ。
Mar
・「UF(Ultimate films)」坂本龍一
布施ビブレに入ってたCD屋さんが店をたたむとのことで、ワゴンセールに出てたこのCDを購入。
10年くらい前にも教授の映画音楽を集めたベスト盤を買って愛聴していたのだが、こちらはそれといくつかは重なりながらも、こちらは "戦メリ" がスタジオ・テイクだったり、シェルタリング・スカイ以降もたんまり入っていて、ベリー・グッド。
大作 "リトル・ブッダ" も素晴らしい。
・「Each time 20th Anniversary Edition」大滝詠一
悪くないですが、やっぱり「A long vacation」に比べると、つらい出来ですね。
曲順をいじったのも、"レイクサイド・ストーリー" の終盤がフェード・アウトのまま終わってしまうのも、意図を理解しかねるです。
それで、新しいアルバムは・・・。
20年間でシングル1枚とは・・・さすがに・・・。
・「Rebecca complete box」Rebecca
ボクのCD初体験は多分レベッカだったと思うんですよね。
高校生の頃、友人や従兄にLPからカセットテープにコピーしてもらって、ウオークマンで聴くっていうのが、ボクの聴き方で、アナログ盤+ヘッドフォンってノイズが気になるものだったのだけど、CDからテープにコピってもらったレベッカを聴いたときは、レベッカがどうこうよりも、音がきれいで、そりゃもう感激したものでした。
かなり思い切って、ボックスセットを買ってみましたが、やっぱり1st〜「Poison」までかな、ええなあ、と思うのは。
DVDも何枚か付いてるけどまだ見てません。
Apr
・「シフクノオト」Mr.Children
素直に2004年に一番聴いたレコードです。
ライブも2回行きました。
桜井和寿が患った小脳梗塞ってどのくらいヤバい病気か、全然わかってないんですけど、長島さん(ミスター)が脳梗塞で倒れはって「ミスターがヨーグルトを食べた」なんてゆーのがニュースになるくらいなので、それはどえりゃーことじゃないのかと想像したりするのですが、これまでどおり元気でよかったです。
年上の元春やチャボやU2やストーンズも追っかけていきますが、ボクと同年代の彼らが "タガタメ" を作って、そして、作っただけじゃなくて、その曲に十二分な説得力があったことに感銘を受けましたし、オイラもオイラの出来る分野で、それなりのことをやらなきゃ!と思わされたわけです。
そういう風に思わせるレコードをこれからも作り続けてくれることを期待します。
万が一、いつかもし、サッカーで対戦できることがあれば、削ってやりたくなります。
"天頂バス" は今年のNO.1トラックかも。
・「卒業式まで死にません 女子高生 南条あやの日記」南条あや
リストカッターでオーバードーザーで献血マニアでネットアイドルで、高校卒業前に本当に自殺してしまった少女のエッセイ。
ボクも精神系ちょっと入ってますけど、正直、リスカとかゆーあたりはどうしても理解できません。
・「きょうのできごと」柴崎友香
この頃、帯の文句にひかれて、いわゆる「青春小説」の文庫本をいくつか読んでみたのだが・・・酷いよ、はっきり言わせていただいて。
これも何が言いたいのか、何も言いたくないのか、よくわかりませんが、うーみゅ、よくわかりません。
夜の名神高速の描写だけが、少しリアリティがあって、まあ悪くなかったですけど。
・「オルゴール」中園直樹
この頃、帯の文句にひかれて、いわゆる「青春小説」の文庫本をいくつか読んでみたのだが・・・酷いよ、はっきり言わせていただいて。
こちらに至っては、どんな内容だったかも、覚えていません。
一応読了したとは思うのですが。
・「アイデン&ティティ 24歳/27歳」みうらじゅん
イカ天の頃をベースにした青春ロック漫画。
ロック好きを自認するボクとしては、こういうのも肯定してあげたいところなのであるが、いささか青臭すぎる。
ロック好き=繊細じゃなくてもいいじゃないか、もっとタフに行こうぜ、ってオレなんかに思わせてどうすんだよ、と思っちゃうです。
この続きはもっとツライ出来らしいけど(うーん、どっかのブログかなんかでそういう感想を読んだんですけど、どこだったか思い出せない)、文庫で出たら一応チェックしちゃうんだろうなあ。
・「Live on planet earth」The Neville Brothers
今年は新作も出たっていうのに・・・状況が地味過ぎる・・・。
これは90年代前半のライブ盤で、ファンキーながらも神々しいサウンドで、誰にも真似のできないネヴィルズ・ワールドが展開されています。
来日キボンヌ。
このライブ盤には京都磔磔でのテイクも含まれているとのウワサ(?)もあるが、21世紀も磔磔やなんばHatchあたりでネヴィルズを見たいよう。
May
・「カイマナヒラの家」池澤夏樹
ハワイに移住して、サーフィンして(って出来ないけど)、余生を過ごしてぇ〜〜〜っす。
池澤夏樹先生同様、沖縄でもいいんだけど。
・「CASSHERN」
映像はすごいけど、内容はよくわかんなかった。
「CASSHERN」をネタに掲示板が盛り上がったのは意外で面白かった。
・「すばらしい新世界」池澤夏樹
いいんですけど、どうも登場人物の語り口調が堅くて・・・
いいんですけど、もっともっといいものが書けるはず。
こういう分野じゃない気がします。
・「精神科へ行こう!心のカゼは軽〜く治そう」大原広軌、絵・藤臣柊子
こういうのが文庫本で平積みで並ぶこと自体が、いい状況になってきてるんだなあ、と思いますけど、いかんせん、内容は特にみるものがない。
既に行ってる人がビビッと来る本はないものかな?
・「All this time ...」Sting
2001/09/11 に行われたライブ。
言うまでもなく「あの日」です。
"Fragile" から始まります。
U2じゃないけど、いつまでこの歌を歌い続けないと、聴き続けないといけないんでしょうかね。
記録としては貴重ですし、演奏も選曲も文句ありませんが、プライベート・パーティの録音になるはずだったものなので、ちょっとどういう風に聴けばいいのか、よくわからず、困ります。
・「Unbreakable」Scorpions
これはイイ。
よかった。
ハード・ロッキンなスコーピオンズが帰ってきた!
っつっても「Love at first sting」(84)以降のソフト目な感じではありますけど。
来日公演も素晴らしくよかったらしいので、行けばよかったっす。
・「世界の中心で愛を叫ぶ」(映画)
どっちゃことないんだけど、ドラマよりは主人公男子女子がよい。
森山なんとかくんと長澤なんとかさん。
・「働くことがイヤな人のための本」中島義道
すみませんが、全然面白くなくて、殆ど読んでません。
タイトルはボク向けなんだけど。
・「in motion 増幅」佐野元春 with Akira Inoue Foundation
もちろん悪くはないんですが、2001年の「in motion 植民地の夜は更けて」と収録曲がけっこうかぶっているのが、ちょっと・・・。
内容とは関係ありませんが、このアルバムはソニーから出るはずだったのが、直前にCCCDで2枚組にする(信号を埋め込み、1枚に音を収録できる時間が短くなるために、2枚に分けざるを得ない)というソニーからの発表があって、結局CDでGO4レーベル(元春のプライベート・レーベル)から出ましたよね。
これで元春もソニーとは袂を分かつ決心をしたんじゃないですかね。
そういう意味では重要なアルバム。
Jun
・「天下御免の向こう見ず」太田光
太田は文才もある。
最近のTVBROSのコラムはイラク戦争や政治の話ばっかりでちょっとうんざりだが。
Jul
・「Back to the street」佐野元春
ポイント消化のためだったか、何かの新譜の送料を無料にするためだったか、忘れてしまったが、なにせ「ついで」をいいことに、アナログ盤しか持っていない佐野元春の旧譜のCDをHMVで発注。
スプリングスティーン等からの「借り物」もあるが、曲、そして何よりヴォーカルのみずみずしさは、このファースト・アルバムがダントツ一番である。
マスターピース。
・「Heartbeat」佐野元春
ポイント消化のためだったか、何かの新譜の送料を無料にするためだったか、忘れてしまったが、なにせ「ついで」をいいことに、アナログ盤しか持っていない佐野元春の旧譜のCDをHMVで発注。
ここでもニック・ロウ等からの「借り物」はあるが、何かで読んだように(何だったかは忘れてしまった)、本人も「"Cruel to be kind" を下敷きにした」と語っているとおり、消化して、アウトプットしている。
その "ガラスのジェネレーション" の最後の一説「つまらない大人にはなりたくない」は後々、どうしたって大人にならざるを得ない年齢をむかえて、足枷になっていき「Time out!」アルバムでのアンサー・ソング "ぼくは大人になった" や、人生の機微の表現に取り組んだ「The sun」においてさえ、その呪縛から逃れられていないと思うのだが、ボクはそれはそれで構わないのではないかと思う。
なんと言っても、この時点ではピュアな真実の叫びだったのだから、否定やなんかは必要なくて、今に至ってもあのフレーズが輝いていればそれでいいのだ。
その他 "悲しきRadio" は現在のライブでも最も盛り上がる曲となっている。
弾き出されるピアノのイントロが信じられないくらい素晴らしい。
そして、ボクは、いまも続いていく日々にぴったりのビートを探して、ラジオのチューニングを続けているわけなのです。
・2004/07/17 Mr.Children@大阪城ホール
はじめての Mr.Children のライブ。
すみません、チケットはヤフオクで買いました。
立ち見だけど、結構いい場所に陣取れた。
当日の日記へGO。
・「69」
観る前の日記 観た後の日記 を参照してください。
・「シドニー!@コアラ純情篇」「シドニー!Aワラビー熱血篇」村上春樹
ますますオヤジくさくなっていく村上春樹のエッセイ。
テーマがシドニー・オリンピックっていうのも、えらいまた、大衆迎合的な。
でもまあ、ときどき、笑いながら読んでたような。
でもまあ、2回は読まないと思われるような。
・「The sun」佐野元春 & The hobo king band
いろいろあったけど、元春が元気でよかった。
それだけで十分。
以下は、駄文での補足です。
どの曲も主人公は中年に差し掛かって困難な状況を抱えていて、趣深いけど、中でも "レイナ" が気になりました。
すごくイージーな発想だけど、女性の名前の曲で、"Oh レイナ" って呼び掛けるところが、デビュー曲 "アンジェリーナ" の、その後の姿なのかな、なんて、ね。
凹まないで突っ張ってやっていくのだけが正解じゃない、凹みながら、とどまりながら、それでも「そこにあり続ける」っていうのは、何も間違ってなんかいない。
オレたちは、これまでに経験したことのない、困難と痛みと対峙して生きているんだ。
凹んだりしたって、卑屈になる必要は何もない。
Aug
・「SOSが鳴ってる」麗蘭
13年ぶりのセカンド・アルバムということで、非常に期待が大きかったのだが、正直言って、もうひとつだった。
但し。アルバムを聴いた時点では。
13年前のファースト・アルバムでは、チャボにとっても、蘭丸にとっても、未知の領域に踏み込み、そしてそれは彼らにとっても、僕らオーディエンスにとっても、大成功を収めた。
具体的には、ドラムレスでパーカッションを中心に据えたことであり、また同じくリズムに打ち込みを多用したことであり、それとそれまで内にこもる(閉じる)ことを魅力としていたチャボの楽曲の「開き具合」が蘭丸という触媒を得て、絶妙なバランスで開かれたことであった。
しかし、このセカンドアルバムは、ドラムを導入した新境地のない普通のロック・サウンドであり(ファーストから13年経っているのだから繰り返さなかったのは賢明だったのかもしれないが)、曲はこのところのチャボのソロ・アルバムの延長線上のもので、イラク戦争の影響もあってか、チャボにしてはかつてなく「更に開かれた」もので「攻撃的な」ものになっている。
要するに、なんだか「らしくない」し、「麗蘭」名義のクオリティとは思えなかったのだ。
しかし、年末にライブを体験して、そのイメージは大きく変わる。
今の麗蘭とは「これ」なのだ。
ライブとセットでないと完結しないのは、やっぱり少々不満が残る(だって、ライブをタイムリーに見られる人は、あまりにも限られている)が、まあいいや。
わがままですまんが、僕はライブを見れた、そして結果、この盤はやっぱりスペシャルなものになった。
ありがとう、チャボ、蘭丸。
また次の出会いを心待ちにしているよ。
・2004/08/07 忌野清志郎@なんばHatch
そして、こちらも甲乙つけがたい、説明不要の最高のライブ・アクト。
清志郎がライブハウスで見れるなんて幸せ過ぎます。
当日の日記へGO!
本当に2005年も来阪を心待ちにしています。
・2004/08/20 Mr.Children@アスティ徳島
2004年2回目の Mr.Children のライブ。
当日の日記へGO!
Sep
・「Do!! The Mustang」The High-Lows
いいサウンドしてるんだけど、今回はどうも曲がイマイチなような・・・。
実際、通しては2〜3回しか聞けてません。
次、がんばってや。
・「ユグドラシル」Bump of chicken
やっぱり、若いバンドの中では飛び抜けて才能があるよなあ、と思う。
他の若いバンドは全然聴いてないから、信憑性に欠ける意見なわけだけど。
一聴したところでは、先行シングルになった曲ばかりが目立ってて、ありゃりゃ?と思ったが、聴き込むと他の曲もよく出来てる。
前作「Jupiter」のときにも書いたような気がするが、現時点は現時点で十分に満足ではあるが、今後の成長に更に期待という感じ。
是非ともバンドとして、続けて欲しいと思う。
・「アフターダーク」村上春樹
読了当日の日記へGO!
・「頭文字D Third stage」
拓海がランエボと決着を付け、日光いろは坂でもひとつバトルをして、高校を卒業し、高橋涼介の「プロジェクトD」に参加することを決める。
ま、だいたいそんなところ。
・「華氏911」マイケル・ムーア
つまんない。
ブッシュが再選したのは、この映画が話題の割に全くつまんなかったから、というのも一因では?
って、そんなわけないけど、そのくらいつまんない。
・「その名にちなんで」ジュンパ・ラヒリ
読了当日の日記へGO。
正直なところ、このクオリティこそがプロってもんで、これを読んじゃうと、日本の若手作家の本なんか読む気がしない。
(2〜3、文庫で読んだから、そうそう乱暴な意見でもあるまい)
しかし、難を言うならば、これを読み終えてから、何も読める本がなくて困ってるんですけど・・・。
・「Dirty work」The rolling stones
1986年作。
ごく個人的なことを言わせていただくと89年の「Steel wheels」に次いで、ボクのなかでは2番目に思い入れのある作品。
1986年、ボクは大学に入り、徳島を出て、東京で暮らし始めた。
それまではメタルばっかり聴いてたんだけど、大学に入って出来た友人たちの影響もあって、BURRN!の他に、ロッキン・オンとか宝島とかを読み、ストーンズのような「普通のロック」にも手を出し始めていた。
そこで、この「Dirty work」。
初めて聴いたときの感想は・・・全然曲の見分けが(聞分けが)つかん、なんじゃこりゃ、だった。
でも、アナログ盤のジャケットの内側がどピンクだったことや、歌詞カードについていたグロい漫画、渋谷陽一のライナーノーツなど、音以外のところが、どえりゃーかっこいい、と思ったんですよね。
それで聴き込んでいくうちに、ミックのど迫力のヴォーカル、「かっこよさ」のみを追求しているかのような各楽器のパート、最終曲 "Sleep tonight" 〜故イアン・スチュワートの短いピアノソロの美しさ、といったものに打ちのめされていったわけです。
それでなんで今年になってCD?って話になると、まあ、ずっと欲しかったわけなんですが、いよいよ "Dirty work" と "Sleep tonight" をいつでも聴けるようにしたかったってことですかね。
さて、それでですね、2005年には新作を聴かせていただきたいのですが、いかがなものでしょうか?>ミック&キース。
Oct
・「ナビィの恋」
いい映画。
ナビィおばあが昔の恋人についていってしまうのは少々衝撃的だが。
・「若い読者のための短編小説案内」村上春樹
村上春樹って全然日本の作家なんか読まないもんだと思い込んでたけど、結構読み込んでるんですね。
取り上げられているテキストも、文庫で簡単に手に入るんなら、読んでみたいものもありますが、ちょっと敷居が高いかなあ。
・「山本昌邦備忘録」山本昌邦
トルシエって・・・目茶苦茶やな。
代表監督ってこんなもんなんや。
それはそれとして、一番勉強になったのは「トラップは自分へのパス」、これですな。
・「ソングブック」ニック・ホーンビィ
ジャクソン・ブラウンの章はまあまあだったけど、他はあんまり面白くない。
・「The delivery man」Elvis Costello & The Imposters
イイネッ!
去年の「North」は酷過ぎだったけど(もうBOOKOFFに売った)、これはイイ。
これ(ロックン・ロール)ばっかやってりゃいいのよ>コステロオヤジ。
カントリー・フレイバーながらも、十分荒っぽくて、もちろん、オヤジの歌もぶっとび。
ずっとスティーブ・ナイーブとピート・トーマスとやってりゃいいのよ。
頼むぜ、オヤジ、まったく。
・「Walkin' in the shadow of life」The Neville Brothers
10年くらい前までは、新作が出ればロッキン・オンなんかでも「今回もまた傑作!」みたいな扱いだったが、なんでニュースすらオフィシャル・サイト(もちろん in English)をチェックしなければ入って来ないような状況になってしまったのか?
確かにここ何作かは地味な内容だったけど。
さて、今回。
今回も若干地味ながら、ちょっと持ち直している。
すげえ、と思わせるのは、アイヴァンをはじめ、子供たち(多分)も大勢参加していて、遂に「The Neville Brothers」ならぬ「The Neville Families」になっちゃってるところ。
(もちろんこれは内容とは関係ないところだけど、クレジットで盛り上がっちゃいます、それもまた楽しい)
"Kingdome come" にはボノが絡み、オーラスはレゲエの聖典「The harder they come」からのカヴァー "Rivers of babylon" をブラザー達が歌い上げ、締め括る。
いやー、いいアルバムです。
来日してライブやってください。
お願い、誰か呼んで。
・「沿志奏逢」Bank Band
Mr.Children 桜井とMy little lover(ってゆーよりプロデューサ?)小林武史による、J−POPのカヴァー。
裏には環境関連事業への投資とかあるみたいだけど、すんません、単純に Mr.Children 番外編として楽しませていただきました。
その後のライブで演ったという、真島昌利の "空席" も聴きたい。
第二弾を期待します。
完全限定30万枚ってことで、既に入手困難なのでは?と思いますので、欲しい人は連絡下さい、パーソナル・コピーして差し上げますよ。
・「ソルファ」Asian kung-fu generation
"リライト" めっちゃかっこいいし、ドットコム和尚も褒めているので、買ってみました。
"振動覚" "リライト" "ループ&ループ" あたりはいいんだけど、全体には・・・ちょっと厳しい。
なんかイージー過ぎる感じ。
悪くないんだけどね、もちろん。
でもボクの求めるクオリティではないです。
・「World wide live 2004」The Michael Schenker Group
光ってるのが古い曲ばかりなのは仕方あるまい(って、そもそもマコーリー以降の曲は新作からの2曲だけだが)。
それはそれとして、やっぱりマイケルはイイ!
ギターの音色がキラキラしています。
クリス・ローガンのヴォーカルにも慣れてきた(って、ベースのレブにボコボコに殴られて、辞めちゃったけど・・・)。
しかし、マイケルも50歳かあ・・・。
ときめく新作を届けてもらうのは、もはや不可能なのでしょうか?
とりあえず、来日してくんないかなあ。
Nov
・「How to dismantle an atomic bomb」U2
U2ってすげえよなあ。
殆どハズレなし、過剰にかけられ続ける期待を裏切ること、ないもんね。
今回も素晴らしい出来だ。
ちょっとタイトルはどうかと思うけど。
迷っているなら2004〜2005年のうちに聴いておくべし、やむをえない人は後追いになってもかまわないので聴いておくべし。
彼らも来日してくれやんかなあ・・・。
Dec
・2004/12/18 麗蘭@心斎橋BIGCAT
すんばらしい!
当日の日記へGO!
・「Shaved fish」John Lennon
"Happy Xmas" 等の入った、ケチのつけようのない、ベスト・アルバム。
ラジオやTVから不意に聴こえてくる "Happy Xmas" ももちろんいいのですが、これで、これから好きなときに聴けるでございますよ。
"Whatever gets you thru the night" "Instant Karma" 等もサイコー。
・「Mr.Children tour 2004 シフクノオト」Mr.Children
"Youthful days" で歌詞間違いをそのまま収録しているのが、好感一通。
沖縄のがイイ。
あの曲は絶対沖縄でしかやってくれへんのやろか?
過去のツアーも多くがDVD化されているので、さかのぼって見てみたい。
ひつこくてすまんが "天頂バス" サイコー。
・2004/12/30 佐野元春 & The hobo king band @大阪フェスティバルホール
当日の日記へGO!
とにかく元春が元気でよかった。
よかったよ。
・PC:
Toshiba Libretto L5/080TNLN
Toshiba Libretto50
IBM Thinkpad220
・Honda Civic VTi (92年型)
・メール/パソコン通信系
Becky! Internet Mail 2
・インターネット系
Internet Exproler 6.0
IBM Homepage Builder 7
・エディター/ファイラー系
秀丸
<< ネットウエア >>
ネットワーク環境について。
なお、何度も何度も何度も言うようですが、ノヴェルさんとは一切関係ありません。
・Handy phone
NTT Docomo N210i → NTT Docomo SH900i
・Internet Service Provider/回線、他
@Nifty
NTT西日本 Bフレッツ
NTT Docomo Mopera
NTT-ME MN8300